黒沢健一(ソロ)のディスクレビュー。
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1st Single / 1998.6.3 / PCDA-01067
待望のソロ第1弾シングル。
2nd Single / 1998.8.19 / PCCA-01220
衝撃のソロ第2弾シングル。カップリングに収められた愛情たっぷりのカバー曲群も興味深い。
1st Album / 1998.9.18 / PCCA-01228
不世出のメロディメイカー黒沢健一の1stソロアルバム。アルバム全編を覆うブリティッシュ・トラッドな佇まいがピンと張りつめた冷たい空気を想像させ、リスナーの襟を正させるかのような緊張感を生む。黒沢健一ならではのポップ性と、シンガーソングライターとしてのナイーブな側面が絶妙に交差した世紀の名盤。
1st Analog / 1998.11.18 / PCJA-00039
バージョン違い、ミックス違い収録の限定アナログ盤。往年の国内盤レコードデザインを模した帯が、なんとも味わい深い。ジャケット写真もCDとは微妙に異なり、顔がやや右向き。これは宣材ポスターの写真を実物大でカットしたものと思われる。山崎洋一郎氏の寄稿や黒沢健一本人による全曲コメント等、ライナーノーツも非常に充実しており、たとえ再生機器がなくとも、ファンなら「モノ」として手元に置いておきたい逸品である。
■SIDE-A
3rd Single / 1999.6.2 / PCDA-01168
入魂のソロ第3弾シングル。アルバム未収録。トラック01と02は、日本テレビ系ドラマ「ロマンス」挿入曲。
2nd Album / 2001.3.14 / PCCA-01513
ゲーテは言った。「虹だって15分も続いたら人はもう見向かない」と。予定調和の拒否。黒沢健一の眼差しはすでに「first」とは違うベクトルに向いていた。前作で感じられたスマートかつ高貴な美しさは影を潜め、全体的にざらついた音像でまとめられたソロ2作目。ともするとそのラフな音の作りに、チープな感触を残す聴き手も多いかもしれない。しかし、その背後に流れるメロディは洗練されていると同時に深みを増している。ミュージシャン黒沢健一としての気概が強く脈打っているのだ。聴く者を、息苦しくもジワリと圧倒する名盤である。
4th Single / 2001.11.21 / PCCA-01597
激情のソロ第4弾シングル。トラック01はOVAアニメ「HUNTER×HUNTER」オープニング、トラック02はエンディングテーマ。初回盤のCD帯はシール仕様。
3rd Album / 2002.4.17 / PCCA-01683
黒沢健一とは“破壊”と“建設”の共存という、ある種のパラドックスを抱えたミュージシャンなのである。しかし彼の天才たる所以は、それらの対立する要素が映じ合うことで相互の必要性がより明確になっている点だ。彼の生み出す音楽が決して陳腐化しない理由はそこにある。前作「B」の閉塞感をぶち破り、さらなる深化を遂げた渾身のソロ最高傑作。