:: びっくり日記

新春タイムセール

2010.01.06

地元のブックオフの前を通りかかると、緊急タイムセールの貼り紙が。
なんと文庫本全品250円均一とのこと!残り時間は15分ほど。急げー。

まずはちくま文庫や講談社文芸文庫など、価格帯が高めのものからチェック。
しかしもうだいぶ刈り取られてしまったのでしょう、棚にはスペースが目立ちます。
その中から運良くすくい上げたのが、ちくま文庫版「水滸伝」5・6・7・8巻、計4冊です。

水滸伝 全8巻 (ちくま文庫)

このシリーズは新刊時に毎月購入していたんですが、何かの拍子に第5巻を買い忘れて、
いったん途切れてしまうとそれっきり後回しになってしまい、そのうち買おう買おうと思いつつ、
Amazonのショッピングカートにずーっと入れっ放しのままになっていたのでした。
1,155円という定価もネックになり、購入を再開する踏ん切りがつかなかったのです。
今回、定価1冊分の値段で4冊も購入できた上、無事に全8巻が揃いました。うれしい。

カフカ短篇集 (岩波文庫)

カフカは白水社版の全集を所有しているんですが、この短篇集は未入手だったので購入。もちろん250円。
カフカがあまりにも好きなので、出版社違いやフォーマット違い、新訳版/旧訳版それぞれ揃えてしまいます。

意味がなければスイングはない/村上春樹 (文春文庫)

これも250円。単行本を買うほどでもないよなーと思っていたら、一昨年だか昨年くらいに文庫化されて、
しかし自分のハルキ熱が完全に下火になっているときだったので結局買わないままだった音楽エッセイ。
(ここ数年は、ほとんど小島信夫と高橋源一郎とカフカしか読んでいないような気がする偏食っぷりなので)

そういえば「1Q84」もまだ読んでません。初版を買えなかった時点で戦意喪失してしまい、今日に至ります。
恐れ多くも、ねじまき鳥ひろニクルなんてハンドルネームを名乗っているのにいいんでしょうかこんなんで(笑)


■ TIME SHOCK !/POLYSICS


> ひろニクルさん、明けましておめでとうございます!mayugonです。
> 家族が増えたお正月はいかがでしたか?
>
> カルカルライブレポ、ありがとうございました。待ってました~!早速楽しく拝見しました♪
> 素敵な時間が過ごせたようですねー、うらやましいです。
> 「そのテンポの曲は練習してないし!」・・・ツボです(笑)
>
> ちなみにグローブ座での横跳び移動、私もしかと拝見致しました。
> 一瞬目を疑いましたが、あらあら健一君てば楽しすぎたのね・・・と、
> 子を見守る親のような気持ちになってしまった私(笑)
>
> それでは今年もよろしくお願い致します!


mayugonさん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
お正月は伊豆でゆっくりしていたのですが、なんと家族全員に風邪をうつしてしまいました・・・。
妻ニクルは授乳中のため、ドラッグストアで買ってきた葛根湯を服用してとりあえず様子見ですが、
ベビニクルは最近悩まされ続けている鼻づまりに加えて、咳・くしゃみの症状があるので小児科へ。
いまは処方された薬を飲んでいます。自分のせいでつらい思いをさせて申し訳ない気持ちです・・・。
色々と記述不足の部分もあると思いますが、カルカルレポ読んでいただきありがとうございます。
レポを書き終えた後にひとつ思い出したのですが、先生がさだまさしのモノマネをしました(笑)
「Free Bird」演奏前だったと記憶しています。遠山さんと先生とゲストの千景さんが並んだ構図が、
まるでフォークグループのようだ、という遠山さんの発言をきっかけに、黒さだ健一になりました。
「誰かに読んでもらうこと」を想定したライブレポで最も大切なことは、文章力でも正確性でもなく、
公演当日からなるべく間隔を置かずにまとめあげるスピード感と鮮度なのだと今回痛感しました。
間隔が短ければ短いほど、レポはレポとして回転します。もうタイミングは逸してしまったようです。
僕は一種の「アーカイブ」としてライブレポを捉えている部分もあるので、全く無意味とは思いませんが。
そして、mayugonさんへのレスになぜダラダラひとりごとをつぶやいているのかよくわからないのです。

> ひろニクルさん、こんばんは。
> あけましておめでとうございます。りるです。今年もよろしくお願いします。
>
> 東京カルカルのレポートじっくり読ませていただきました。
> 文章読んだだけで健一さんと遠山さんの漫才(笑)が想像できて思わず笑ってしまいました。
>
> 冒頭の「ウィッス、ウィッス」のあいさつは、もしかして1曲目の「ドリフターズ」にひっかけて
> 「8時だョ!全員集合」のチョーさんの「オイーッス」をやったのかな?
> そんな高度なシャレ、誰も理解できませんよ。そこまで意図してなかったかもしれませんけど。
>
> あの世代の方(少し下の私も含めて)全員集合好きですよね。子供のころ毎週観てました。
> 「ひょうきん族」よりも「全員集合」派でしたから。 あ、ひろニクルさん、全員集合知ってる世代ですか?


りるさん、あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。
レポじっくり読んでいただけてうれしいです。疲れませんでした?ありがとうございます。
りるさんの深読みは僕の感覚では絶対に思いつかないものなので、いつも感心してしまいます。
びっくりBBSでのGrow+AIR発言も、今回のRuby Baby→ドリフターズ→全員集合→ウィッス、も。
様々な角度から「考える」ことや「想像遍歴する」ことは大切です。「感じる」だけでは明日に届きません。
ちなみに僕は「ひょうきん族」も「全員集合」も、リアルタイムで観ていた記憶がほとんどないんです。
健一先生は言うまでもなく生粋の音楽オタクですが、同時にかなりのテレビフリークですもんね。
ライブのMCではちょいちょいテレビネタを挟んでくるので油断できません(笑)



メッセージはお気軽にどうぞ。

趣味::読書


[読了] 残光(新潮文庫)

2009.11.09


新潮社 2009年11月

九十歳作家の遺作、そして最高傑作!
「アメリカン・スクール」「抱擁家族」の著者の文学的到達点がここに。

最高傑作かどうかはもちろん読む人それぞれが決めることであるが、死ぬまでペースを落とすことなく旺盛な作家活動を続け、いわゆる「余生」など皆無だった作家ゆえ、遺作となったこの小説が文字通り小島文学の「到達点」であるという見方は間違いではないだろう。

今回の「残光」文庫化は快挙といっていいと思うし、講談社文芸文庫よりも気軽に手にとることができる新潮文庫のラインナップに加わったことは、小島信夫の一読者として素直に嬉しく思うのだが、ささやかな不安がないといえばウソになる。起承転結整理整頓品行方正な現代小説に読み慣れた読書は、冒頭の2~3ページを読んだだけで、レトリックの破綻&メタメタな暴走っぷりに「なんだこりゃ?」とそれ以上ページを繰ることをやめてしまうかもしれない。たとえば30ページのこの箇所。
・・・小島信夫はそんなこといっていたんでしょう」
と山本夫人はいったと思う。
と小島信夫は法政大学の大学院研究棟の七階でいった。

あるいは218ページのこの箇所。
・・・なるほど、となっとくがいく。というようなことが、私の記憶では『菅野満子の手紙』で、今まで活字になったところでいわれている、と筆者(わたし)が書いておいでです。

該当箇所を書き写しながら再読している僕も正直いってわけがわからない。ゴツゴツして読みにくく、頭にすんなり入ってこないこれらのレトリックは小島信夫ファンにとっては当たり前のお約束であるが、初めて小島信夫に触れる読者にとっては「残光」はハードルが高いようにも思う。誤解しないでほしいのだが、僕は小島信夫を読む人の特権性についてあれこれ言っているのではない。小説というものは誰に対しても常に開かれたものであり、どんな読者をも拒むことはないということは承知の上で、あえて彼の作品を楽しむためには、読み方の「コツ」とある程度の「慣れ」が必要である断言するのだ。

池袋駅構内は、JR線・地下鉄各線・西武線・東武線それぞれの利用者の動線が全く定まっておらず、制御不能の無秩序状態である。誰もが異口同音に歩きにくいと言う。しかしそれはつまるところ「コツ」と「慣れ」の問題なのだ、と池袋駅利用歴14年の僕は思う。あるときは強行に人々の流れに逆らい、またあるときは流されるまま流されてみる・・・。小島信夫の文学は決して「右側通行にご協力下さい」というタイプのものではないのである。

足下がおぼつかなくなり自宅近くで転倒して頭が血だらけになった作者が、助けに来た娘さんに抱きかかえられながら唐突に“小島信夫文学賞の審査員に「大庭さん」や「保坂さん」を推挙する”と話す場面が第一章にある。頭部を強打したことが原因のうわごとなのかと思いきや、小島信夫は“娘には私が何をいっているのか全く分からないということは知っていながら”発言しているのだ。ある種の深刻さの中に突如として挿入される滑稽さ。その構図は、風呂で倒れて意識不明になった平山草太郎が倒れながらも絵筆を中空に走らせていたという「美濃」の一場面を想起させる。

第二章は、保坂和志氏とのトークイベントをきっかけとした過去作品の「読み直し」作業が中心となる。その中でも大きくページは割かれていなかったが、短篇「天南星」についての作者の発言が印象に残った。「この小説は気に入る方にぜんぜん入っていなかった。ところが、読んでいるうちにこれはたいへん魅力的な作品であるような気がして、どうして今そういう気がしてきたのか、考えてもよく分らない」。そこで僕は講談社文芸文庫「小島信夫後期作品集」を久しぶりに本棚から抜き取り、後ろの方に収録されている「天南星」を読み返してみたが、これはズバリ面白い小説であった。ちなみに「小島信夫後期作品集」は“自選”短篇集である。

第三章もしばらくは「読み直し」が続くが、程なく訪れるラストシーンで、「仏像のように何もかも動かな」い愛子さんを前に作者は落涙する。小島作品には主人公が泣く場面はそれほど多くないように思う。決して主人公が無感情というわけではないが、どこか主人公が自分自身を客体化しているような視線が常にあり、作者は安易に涙を流させることをしないのである。だからこそ、「残光」や「うるわしき日々」で見られる涙はあまりにも哀切で、重い。

あとがきでは「ぼくは出版社からまとまった長さの作品を約束させられた。ぼくは今を乗りきるために約束の小説をはじめるよりほかになかった。もはや妻には直接、手をさしのべることはないのだから」と述べる。長い作家生活の末に到達した境地、また小島信夫という難問に対する作者からの回答が、このセンテンスに集約されているのではないだろうか。

蛇足だが、文庫版解説はY・Tこと山崎勉氏が担当された。僕の予想は大ハズレであった。


■ (It's Hard) Letting You Go/BON JOVI


> おおー。60万ヒット、超おめでとうございます!
> 考え方は新旧じゃない、楽しいかどうかです!ラクして楽しくいきましょうー。
> Twitterも始めてくださって嬉しく思ってるsproutでした。


sproutさん、ありがとうございます。
60万ヒットはイチローでも達成できない偉業ではないでしょうか!(ヒット違い)
送りバント、犠牲フライ、あるいは奇跡のポテンヒットを量産するびっくり電話と、
アカウントだけだいぶ前に取ってそのまま放置していたTwitter、どちらもよろしくお願いします!

> 大好物はちくわ、いつきさんの母・あゆざかなです。
> わたしは生まれてからずっとサンスポ読んで育ちました。
> そのうち無料で産経新聞も入れてくれるようになった、超お得意様の実家(笑)
> 生活費削減のため購読はストップしてますが、実家帰ると即ひなちゃん読みます。
> あんな娘に育てたいねぇ(遠い目)
>
> 産経はちゃんと言わなきゃチラシ入れてくれないかもよ~。
> 一時期ほとんど入らなくなったことがあって苦情言ったら、
> 次の日からこれでもかというくらいに新聞ふくらみました。ははは。


いつきさーん!すくすくお元気に育っておられますかーっ!あ、あゆざかなさんこんにちは。
産経新聞がおまけ扱い(笑)。VIP待遇うらやましいです。ウチも無料にならないものか(なりません)
ひなちゃんかわいいですよね。先日、購読者プレゼントでひなちゃんタオルセットが送られてきました。
コミックスも1・2巻は持ってるんですが、気付けばもう5巻くらいまで出ているそうで。買わねばー。
やはり朝日読売のほうがチラシ多いのでしょうか。新聞購読の結構重要なファクターなんですけどね。

> ひろニクルさんこんにちは。はなです。
> 健ちゃんの高松ライブ、近づいてきてドキドキしてきました。
> 会場には行ったことがないので、それもドキドキです。う~(つい弱気)
> がんばって行ってこようと思います。


はなさんこんにちは!いよいよ先生の四国上陸の日が近づいてきましたねー。
サイトで見る限り、会場のSUMUS cafeもスモールで雰囲気良さそうな空間ですね。
とりあえずいまは特製湯のみで温かいお茶でも飲んで心を落ち着かせましょう(笑)
よろしければぜひライブの感想聞かせて下さいね。行ってらっしゃいませ◎



メッセージはお気軽にどうぞ。

趣味::読書


丸善のブックカバーに一目惚れ

2009.09.11

ペンクリニックの待ち時間に書籍フロアを物色。
しかし、お目当ての文芸書コーナーは在庫少なめ・・・。
やはり丸善日本橋店は「文房具を買うところ」なのかもしれません。

文庫化された車谷長吉「飆風」を購入。レジの女性が「カバーはおかけしますか?」と僕に尋ねます。
文庫・新書・四六判それぞれの皮カバーを揃えているのでいつもは「結構です」と即答するのですが、
今回は迷うことなく「お願いします」と答えました。その理由は、秀逸なデザインのブックカバーにあります。



妻ニクルの付き添いで病院に通っていたとき、待合室で本を読んでいた女性が丸善のカバーをつけていました。
「MARUZEN」と力強いゴシック体で書かれたロゴのインパクトがあまりにも強烈で、僕は一目惚れしてしまったのです。
さらに反対面には低い重心でMマークが配され、「日本の知、本の力。丸善」と控えめなコピーが躍ります。かっこいい!
それは僕の記憶にあるかつての丸善の書皮ではありませんでした(※何年か前にデザインを一新したのだそうです)
人前で読むのはちょっと恥ずかしいという本も、このカバーをかけてしまえば自ずと重厚な雰囲気になるはず(笑)
文庫判ではなくて四六判(単行本サイズ)ならもっと迫力あるだろうなー。読書中の気分までガラリと変わりそうです。

在庫も多くて検索も簡単、さらにポイント還元サービスも充実しているインターネット専門書店に対して、
もちろん実店舗には実店舗の良さもあるわけですが、個人的には「ここで買いたい!」と思わせてくれる何かがあるか、
それが最終的な決め手になります。丸善のブックカバーには僕の心を惹きつけてやまない無骨な魅力があるのです。


■ The Weight/The Band


> 久しぶりにお邪魔したらベビニクルちゃんの写真が!ものすごく遅くなりましたがおめでとうございます!!!
> 妻ニクルさんもお疲れ様です!女の子なんですね。かわいいー♪
> ベビニクルちゃんが今後どんな音楽ファンになっていくのか楽しみです。やっぱり黒沢ファンですかね?(笑)
> 遠くからですが、ご家族共に健康であられることをお祈りしております。
>
> 五日[knockin-on.net]


五日さん、メッセージありがとうございます!貴重なL⇔Rファンサイト、いつも訪問させていただいております。
コラムの「隣町から聞こえてきた夏祭りの音」という表現には、僕もおもわず「そうそう!」と膝を叩きました。
あ、現時点でベビニクルの好きなミュージシャンは黒沢健一とSalyuです。本当に泣き止むから重宝するんですよー。
それでは、ニクルファミリーの今後にどうぞまったりとご期待下さい!(笑)

> ベビニクルちゃん誕生おめでとうございます!(早くも満1ヶ月なんですね!)
> 日々聴かせる音楽には事欠かないと思いますが、きっと素敵な感性が育まれること間違いなしですね。
> だいぶ涼しくなってきましたが、体調にはくれぐれも気をつけてお過ごしください。 sulu


suluさん、ありがとうございます!ホントにホントにあっというまの1ヶ月でしたー。
色々とうまく行かないことも多いんですけど、試行錯誤しながら育児を楽しんでいきたいと思います。
僕も妻ニクルも少し風邪気味だったりするこの頃です。へっくしょん。suluさんもどうぞお身体を大切に◎

> 埼玉県のアケサトです。こんにちは。東京、追加公演キター!ですね。
> 角松とのダブルブッキングで世田谷に行けなくなってしまった私にとってはうれしい限りと思いきや、
> 実は追加公演決定直前に、広島に行くことを決めてしまってました(爆)
> 広島行きの飛行機も、宿も、ライブのチケも確保した矢先の出来事。あぁ、うれしいような、間が悪いような。
> でも行きますけれどっ。広島も、追加公演も。


あららら、泣かないでだっくん。まぁ、タイミングというのは得てしてそういうものです(笑)
この際、広島観光ができる!お好み焼きが食べられる!もみじまんじゅうも買っちゃう!と前向きに考えましょう。
広島とグローブ座ではたぶん内容も異なるでしょうから、ぜひどちらも楽しんで下さいね。もちろん角松も。

> 遅くなりましたが、おめでとうございます!!無事に生まれてよかったですね!
> かわいいベビニクルちゃん、今後も楽しみです。
>
> 9/13先生が木下さんとビートルズトークしますが、秀樹さんもします(笑)。ミニライブもありだとか。
> http://www.sumiya.co.jp/archive/02/0274FNeV2H2U2A.asp
> BOX購入者対象とハードルが高いです。先生がフリーでありがたいです。1時間くらい話すのでしょうかね~。
>
> 秋ツアー、もうじきですね。ひろニクルさんは参加されるのでしょうか?
> シアターバージョンとか、クリスマスならではとか。これは是非!アコギ初ライブDVDがあると嬉しいですね!
> ライブ写真集とかあればもっと嬉しいけど、ないなら、またメモカに頼りたいです。メモカあるかな??
>
> では、ニクルファミリーさん体に気をつけて下さいね。


お祝いのお言葉ありがとうございます!おかげさまですくすくと(丸~く)成長しております。
あ、秀樹くんもイベント出演ですか。結局L⇔R3人ともビートルズまつりに担ぎ出されるという事態に(笑)
たしかにBOX購入者が対象とはハードル高いですが、ライブありということで貴重な時間になるかもしれません。
秋ツアーはひとり寂しく(泣)参加する予定です。メモカは恒例ですから可能性は高そうですねー。楽しみです。



メッセージはお気軽にどうぞ。

趣味::読書


賞男

2009.03.27



堀江敏幸「雪沼とその周辺」読了。実は初めて読んだ堀江作品です。
素晴らしいですね。まさに折り目正しき上質の純文学。されど重過ぎずスマートな小説。

雪沼という架空の土地に住んでいる平凡な登場人物たちは自律した内面をもった個人ではなく、
居合わせた他者との関係性のなかで自己を見つめ、休まる場所や懐かしい場所を見つけていきます。
この本を読んでいる間は誰もが雪沼の住人です。とても豊かなで幸福な時間を過ごすことができました。

昨年、岐阜県図書館で小島信夫展が開催されまして、もちろん妻ニクルと一緒に足を運んだんですけど、
小島信夫と同じ岐阜出身の作家ということで、堀江氏の講演会が開催されたのでした(参加しました
講演を聴く前から、ずっと読みたい読みたいとは思っていたんですが、ようやく機会に恵まれたわけです。

小島信夫は堀江氏のことを「彼は"賞男"だね」なんて冗談めかして言っていたくらいなので、
いったいどれだけすごい受賞歴なのかと思って調べてみたら、なるほどたしかにこれはすごい(笑)

▽堀江敏幸の受賞歴
1999年 - 三島由紀夫賞
2001年 - 芥川賞
2003年 - 川端康成文学賞
2004年 - 谷崎潤一郎賞・木山捷平文学賞
2006年 - 読売文学賞

ついでに小島信夫の受賞歴も見てみましょう。堀江氏とかぶるのは芥川賞・谷崎賞・読売賞の3つ。

▽小島信夫の主な受賞歴
1954年 - 芥川賞
1965年 - 谷崎潤一郎賞
1972年 - 芸術選奨文部大臣賞
1981年 - 日本文学大賞
1982年 - 日本芸術院賞
1982年 - 野間文芸賞
1997年 - 読売文学賞

あるいは古井由吉の場合はどうでしょうか。こちらは芥川賞・谷崎賞・川端賞・読売賞の4つがかぶり。

▽古井由吉の主な受賞歴
1970年 - 芥川賞
1980年 - 日本文学大賞
1983年 - 谷崎潤一郎賞
1987年 - 川端康成文学賞
1990年 - 読売文学賞
1997年 - 毎日芸術賞

つまり、芥川→川端→谷崎→読売は純文学作家にとってのエリート街道なのです(極点はノーベル賞)
例えば読売文学賞は、おじいちゃんおばあちゃんになって「大家」と呼ばれる地位を確立した作家の、
その人生の晩節における総決算的な作品に対して授与されるというイメージがあると思うのですが、
おととし「河岸忘日抄」で読売文学賞を受賞した堀江敏幸氏は当時42歳です。とびきり若い。若すぎる。
こんなにハイペースだと、あとはもう国内では野間文芸賞くらいしか残ってないんじゃないですか(笑)

文学賞受賞作といえども、救いようのないほど退屈でくだらない作品というのも無数にあるわけですが、
堀江氏の場合はたぶん「ハズレ」がないんだろうなぁ、と1冊読んだだけの僕は根拠なく確信するのです。


■ Somebody Cares/Tommy James & the Shondells


> 私もタワレコ行っておりました。
> Close To Meだ♪ と思ったら本番では演らないという…インストアはリハも込みで参加せねばダメですね。
> 順番を待つ際、店内カメラに映る握手会の様子を見て「あー健一さん座っているんだ」と思ってしまいました。
> ごめんなさい…だって斜め上から撮るカメラだとそう見えたんです。
> ちっちゃいから(はっきり言っちゃったよこの人は)ではないですよ。
> そして握手の時、健一さんの方がなかなか手を離してくれない、という素敵体験が出来て幸せです。
> もちろん私だけではなく(笑)皆様にそうでしたね。
> 後ろのスタッフのお姉さんがグイグイ横に流そうとしても健一さんが手を握っているという…(笑)
> それがすごく面白い図でした。良い人だなぁ健一先生。


タワレコインストア参加、おつかれさまでしたー。楽しかったですね。
もちろん握手会はミュージシャンとファンとの貴重なコミュニケーションの場ですが、
一方で会場側の進行の問題もあるので、そういったせめぎ合い(笑)が発生するのは世の常ですよね。
ベタなたとえですが、「立ち止まらないで下さーい!」という上野動物園のパンダ状態(ハンキー?)
昨年は壇上での握手でしたが、今回はフロアでしたね。動線もスムーズで良かったんじゃないかと思います。
そういえば昨年もリハでやった曲は本番ではほぼスルーでした。これぞクロサワ流ですね(笑)

> >7年かけて「Focus」レビュー書きました。
>
> さすが!!もう7年分も聴いてしまわれたのですね!!笑
>
> 愛ある 素敵なレビューと考察、ありがとうございます。
> ひろニクルさんにレビューを書いてもらえるって幸せなことだなぁ と
> 自分も 書いていただく身として 改めて。
>
> sizukesa~Silencioの流れは、私も、そんな気がしていました。
> ので、ちょっと嬉しかったです。
>
> そして私は レビュー、かけていないままツアー全日程が終わりそうです。笑


おぉ、そんなに褒めていただけるとは嬉しいです。ありがとうございます。
7年前から僕の心の中には「Focus」が聴こえていたのです。レビュー書くのにも7年(笑)
やはり「sizukesa」に着目されましたか!あの時点ではアルバムの方向性は固まってなかったはずですが、
レビューに書いたとおり、もっと感覚的な、「気分」のようなものは「Focus」に結実していると思います。
それにしてもタワレコ店舗で紹介ポップを見たことがない人には、あの日記の意図がわからないかもですね。
「ぜひ読んでください!」ってなんだよこいつ、みたいな(笑) とりあえず直筆サインがポイントです。

> ひろニクルさん、こんばんは。はなです。Focusレビュー読ませていただきました。
> アルバム全体、各曲について、新鮮な気持ちと、改めて私自身の気持ちを確認するような思いを持ちました。
> レビューの感動をお伝えしたかったのですが、うまく言葉にできません。
> ツアーは、恵比寿に参加して、後は大阪です。健ちゃんと幸せパワーを分かち合えるのが楽しみです。


はなさん、レビュー読んでいただきありがとうございました!目が疲れませんでしたか?(笑)
好き放題に書かせていただきましたが、それを読んで「Focus」についての感慨を深くしていただけたのなら、
もう、それに勝る喜びはありません。途中で心折れそうになりながらも書き続けた甲斐があるというものです。
あれ?大阪公演は早くも明後日ですか。なんか3月はあっというまに過ぎ去ってしまったような気がしますね。
ツアー初日の恵比寿から、バンドはさらにパワーアップしているというウワサですよ。楽しんできて下さい!



メッセージはお気軽にどうぞ。

趣味::読書


A New Novel by Haruki Murakami

2009.02.06



村上春樹の特設サイトがオープンしたそうです。

たとえ本格オープンまでの仮設だとしても、この突貫っぷりは見事です。
たしかにFlashベタ貼りサイトなんて世の中にいくらでもありますけどね。
ま、体裁なんて二の次です。大切なのは内容ですよね内容。
というわけで、特設サイトから以下のことがわかります。

1) 村上春樹の最新長編小説が出るらしい
2) 村上春樹の最新長編小説が初夏に出るらしい
3) 村上春樹の最新長編小説が初夏に新潮社から出るらしい

なんで箇条書きにしたのか全く意味がわかりませんが、現時点では詳細不明。
読まなきゃいけない本がトーテムポールのように積み上がっている我が家ですが、
そうは言ってもさすがに村上春樹の「小説」は買わないわけにはいかないのです。


■ 作家の顛末/GRAPEVINE


> こんにちは。山口のしろくまです。
> 数日の間にいろんなニュースがUPされてて、うれしすぎます~♪♪
>
> そしてベビニクルちゃんという天使が8月(黒沢月)にひろニクルさんのところにやってくるとのこと。
> おめでとうございます☆☆☆ 友人も8月下旬に出産しました(2年前)
> 猛暑の中のマタニティライフも出産も本当に大変だったけど、すごくいい経験をした。産んでよかった。
> という彼女の言葉は、とても深く心に残っています。
> ライブに行くことで、妻ニクルさんの良い気分転換になるといいですね。
> くれぐれも体調と相談されてくださいね。
>
> ひろニクルさんのサポートっぷりが頼もしくて、微笑ましいご夫婦だなーと、
> こちらまでシアワセ気分にさせていただきました☆ ありがとうございます!


山口のしろくまさん、こんにちは。お祝いのお言葉ありがとうございます。
サポートっぷりと言いましても、おつかいと食器洗いくらいのもので、それほど貢献してません(笑)
8月生まれの方、多いですねー。統計的にはどうなんでしょう。1/12の確率ではないんでしょうか?
やはり8月といえば黒沢ファンにとって特別な月(黒沢月?笑)ですが、予定日はモロに月末なので、
ベビニクルが「September Rain」を口ずさみながら生まれてくる可能性もおおいにあるわけです(笑)
さて、先生の周辺も慌しくなってきました。プロモーション活動もこれからでしょうか。楽しみですね。

> 埼玉県のアケサトです。こんにちは。
> しかしまぁ。3/31追加公演。4/1パンダブラザーズメジャーデビュー。ですか?
> このスケジュール…いったい何をたくらんでいるのだー!と考えてしまうと、
> 抑えきれないくらい胸騒ぎがするけど(byスガシカオ)
> いやマジで、何かもっと大きな隠し事があるんじゃないかと思わずにはいられませんが、
> 他の人はどう考えてるのか…。私の考え過ぎ?


あれこれ想像してしまうお気持ち、よくわかります(笑)
でも、今回発表された追加公演はあくまで「Focusツアー」の延長戦なので、
純然たるソロツアーの枠組みから逸脱するサプライズはないんじゃないかなぁ、と思います。
先生本人もソロはソロ、パンダはパンダとしっかり区別しているはずですし。
というわけで、4月からまたデコレ村に引っ越しちゃう先生をみんなでお見送りしましょう!

> 気付くの遅すぎ!そのうちじゃなくて今すぐ買いなさい(笑) ソカバンは熱いよ。
> やっとREADER'S POP POLL 2008の投票を終えました。よろしくです。


今週末にはelectra_electro.@モナレコ、来週早々にはSalyu@武道館があるので、
それらが終わったらソカバンモードに切り替えてみようかな。先生の新作すぐ出ちゃうけど(笑)
おー、2008年BESTの投票ありがとう!もうそろそろ受付終了させようかと思っていたところでしたよ。
さっそくびっくりコンテンツを更新させていただきました(→READER'S POP POLL 2008
いやはや、2008年はライブ盤が熱かったですな。つーか、忙しいのにホント色々聴いてるよね。
僕も2007年のベストアルバムに「ワルツを踊れ」を選んだほどのくるり好きでありながら、
殿堂入りとも言われる誉れ高き2枚組ライブ盤をまだ聴いてないという徹底したダメっぷり・・・。
ソカバンと一緒にくるりのライブ盤も買おうかなぁ。でもやっぱり先生の新作すぐ出ちゃうけど(笑)



メッセージはお気軽にどうぞ。

趣味::読書


move