:: びっくり日記

LIVE2013~Rock'n Roll without electricity~

2013.12.29

新大久保駅に到着した時点で開演時刻の17時半という絶望的な状況の中、
駅からグローブ座まで猛ダッシュ!そのとき僕はたしかに「風」になりました。
会場まで向かう人影もなく、すでに会場前にも誰ひとりいないわけですが、
開演が5分ほど遅れたおかげで、奇跡的にオープニングに間に合いました!
あぁ、神様仏様クロケン様。僕が来るのを待っていてくれたのですね・・・(違)

ワイン色の細身のスーツに身を包んだ先生がステージに現れた瞬間、
「L⇔Rの黒沢健一が帰ってきた!」と思いました。L⇔R見たことないけど。
オンカラーのシャツとパンツもコーディネートしていて。ステージ衣装はこうでなきゃ。

バンドは夏のツアーと同じメンバーに、紅一点のバイオリン藤縄陽子さんを加えた編成。
健一先生いわく、MTVアンプラグドを意識しているらしい。つまり、「茶色い楽器ばかり」と。
たしかにギターはアコギだし、ベースはウッドベースだし、オルガンはハモンド(?)
ともかく、先生の口から「MTVアンプラグド」というキーワードで説明されたことによって、
今回のライブのコンセプト、楽しみ方が不思議にスーっと理解できたような気がしました。

意気揚々と「Show Must Go On」「Easy Romances」と始まり、早くもメンバー紹介。

・きくっちゃんは学校にギターのネック部分だけ持ち込み、暇さえあれば練習していた。
 まさに二宮金次郎である!(あの背負ってる薪がギターのネックなんだって…笑)
・「超おなじみ」の遠山さん。
・岡井さんの好きなものはデイヴ・クラーク・ファイブとお酒(笑)
・ベースマガジンで山口寛雄特集!(奏法中心の内容で、2万字インタビュー等ではない)
・紅一点の藤縄さん(あだ名=なわっち)

アンプラグドらしく、穏やかでリラックスした演奏が何曲か続きます。
アンプラグドとはいえ、バンドの合奏力は相変わらず精緻であり、充実しています。

さて、本日の個人的ハイライトその1は、名曲「BABY BACK」です。
どこかもの悲しいイントロと、それに歩調を合わせるように歌い出されるボーカル、
絞り出されるファルセットの切なさ、そしてアコーディオンとバイオリンの美麗ソロに涙・・・。
健一先生は「20年くらい前に作った曲なんだけど」と歌い終わりにおっしゃってましたが、
ラギース時代から存在する曲なので、かれこれ少なくとも27~28年前の曲ですね(笑)

そして同じく初期L⇔Rを代表する名曲「Bye Bye Popsicle」へと繋がります。
この日会場にいらっしゃっていた牧村憲一さんは、終演後にツイッターでこうつぶやきました。

「黒沢健一君のライブでBye Bye Popsicleを聴く。しかも岡井大二さんのドラムで。いつ以来なのだろうか」

テンポ速めの「SPEAK EAZY」では、岡井さんがとんでもなく複雑なパターンを叩いていましたね。
終盤にバンドのアンサンブルが少し乱れる場面もありましたが、演奏自体には全く影響なし。さすが。

そして本日の個人的ハイライトその2は、「Mad Man Across The Water」です。素晴らしいの一語。
深いエコーの底から立ち昇る、包み込むようなボーカル。叙情的でありながら、ひんやりとした音世界。
藤縄さんのバイオリンは、ライブ全編通してよく歌い、各楽曲の物語性を見事に際立たせていました。
この曲における、ボーカルに絡む歌伴パートや流麗なソロは、間違いなく今回のライブの白眉でしょう。

「Maybe」の頃には先生の髪型も少し乱れ、モミアゲ部分が前方に広がり、ややプレスリー状態に(笑)
しかしそんなことは意に介さず、ただひたすら歌の世界に没入する先生の姿が神々しいんですよね。

「Rock'n Roll」は、かつて名古屋ELL(2002年)やLIVE V.S.G.P(2010年)で披露された
きくっちゃんと2人だけの激烈バージョンにバイオリンの音色を加え、ワン・アンド・オンリーな趣き。
「MANY THINGS」では、遠山さんのジョン・ロードばりのオルガンソロが印象的でした。

ブライアン・アダムスのカバーは意外でしたね。比較的新しい80年代の曲だし。
健一先生はブライアン・アダムスを「オーストラリア出身」だと思い込んでいたらしく、
「オーストラリア」というキーワードから広がるMCをあれこれ仕込んでいたそうですが、
事務所社長から「カナダ出身」であると指摘され、それらはすべてボツったとのこと(笑)

先日のカルカルでも披露された「Talk Show」はさすがの熱量。思わず立ち上がりたくなったけど、
先生いわく、会場である東京グローブ座はスタンディング禁止なのだそうです。そうだったんだー。
そして、新たなアンセムソングと言っても過言ではない名曲「Rock'n Roll Band」で本編終了。

ところで、今回もライブ中の「携帯端末での撮影」が許可されたことには驚きましたね。
夏のツアーのようなライブハウスならともかく、グローブ座のようなシアターでもOKなのかと。
10年以上前に、お台場で萩原健太さんとビーチ・ボーイズの「Surf's Up」を演奏した際、
カメラマンのシャッター音が気になり、先生が途中で演奏を止めたのを眼前で見ているので、
客席のあちこちでカシャ!ピコン!と鳴りまくる現在の状況は隔世の感に堪えません(笑)

ライブの楽しみ方の選択肢が広がるという意味で、撮影自由という方針には賛成なんですが、
今回、僕はあえて撮影録音せずに、メモと記憶に頼ってこの拙いライブレポを書きました。
よって、記憶違い、聞き間違い、見間違いの部分も多々あるかと思います。ご了承ください。

さて、アンコール1曲目は、先生ときくっちゃんと藤縄さんの3人で「HELLO, IT'S ME」。
「この編成では初めてなので緊張する」とのこと。以前、単独弾き語りで歌ったこともあったけど、
そのときとはまた違った緊張感があるんでしょうね。とても上品な佇まいの「HELLO, IT'S ME」でした。

曲が終わると遠山"ジャパネット"裕さんが、ライブグッズのトートバッグを携えて颯爽と登場です。
在庫数が残りわずかのため、何ならアンコール聴かないで買いに行けと過激な発言(笑)
ちなみに帰りに物販コーナーを覗いたら、やっぱりトートバッグは売り切れてました。残念!

最後はビージーズのカバー。マイケル・ボルトンのバージョンも有名ですね。
でも、歌の前に「Love Somebodyという曲です」と健一先生が紹介したとき、
「織田裕二?マキシ・プリースト?」と思ってしまったのはここだけの秘密(笑)

鳴り止まない拍手。ダブルアンコールに応えて先生がひとりでステージに登場し、
「(ダブルアンコールは)予定になくて・・・。俺ひとりでもいい?」とファンに語りかけます。
先ほどのアンコールをもってライブは終わり、この時間はプライベートタイムとのこと。
お正月は家でゆっくりくつろいで、テレビに飽きたらギターでも弾いて・・・という提案に続いて
サラリと爪弾かれたのは「Goodbye」のイントロ。これが2013年の本当に本当のラストソング。

今日のライブは、まさしく「大人のための」素晴らしいライブだったと思います。
そりゃまぁ、音の骨太感や全体の密度感は夏のバンドセットのほうが上だったし、
ギリギリの緊張感から生まれる才気煥発たるライブというわけではなかったけれど、
暖かみやロマンティックさ、そしてある種の人間味を感じさせる和やかな時間でした。

というわけで、とても穏やかな気持ちで帰路につくことができました。
皆様、今年一年ありがとうございました。来年もびっくり電話をよろしくお願いします。

+ + + + +

2013.12.29(Sun) 東京グローブ座
SETLIST

01. Show Must Go On
02. Easy Romances
03. (YOU DON'T NEED) NOTHIN' TO BE FREE
04. A Summer Song
05. Soul Kitchen
06. So What?
07. Shangri-La
08. BABY BACK
09. Bye Bye Popsicle
10. SPEAK EAZY
11. Mad Man Across The Water
12. Maybe
13. Rock'n Roll
14. I'm In Love
15. MANY THINGS
16. Summer of '69 (Bryan Adams)
17. Wondering
18. Talk Show
19. Rock'n Roll Band
EN
20. HELLO, IT'S ME
21. To Love Somebody (The Bee Gees)
EN2
22. Goodbye


■ Bye Bye Popsicle/黒沢健一


> ひろニクルさんこんばんは。カルカル楽しまれてよかったですね♪
> 行きたい気持ちは山々ですが、12月に2度も東京へ出向くには時間的余裕が…。
> どちらか一つを選ばなければならないのでわたしはやっぱりグローブ座かなあ。
> いつか自由の身になった暁にはカルカルにも…。
>
> スマホに替えられたのですネ。
> わたしもたぶん、たぶん来年ガラケーが壊れる予感がするので…たぶんたぶんスマホに…
> 来年バンド・ツアーがあり、もし!また撮影OKだったら壊れなくても替えます^m^
>
> ずいぶんと冷え込んでまいりました。お身体大切にお過ごしください。
> ちょっと早いかも…ですが、今年もひろ二クルさんのおかげで楽しい健ちゃん情報を得ることができました。
> 心より感謝申し上げます。


こちらこそ大変お世話になりました。来年もよろしくお願いします。
例年、カルカルについてはギリギリの日程発表になりがちですし、
遠征される方にとっては、色々と調整等が難しい面もありますよね。
通常のライブとは趣が異なりますが、機会がありましたらぜひどうぞー。
グローブ座ではガラケーで撮影されている方も結構いらっしゃいました。ご安心を(笑)

> こんばんは。今年はカルカルにもグローブ座にも行けないnanamiです(泣)
> レポ&セットリスト読ませていただきました!ライブが目に浮かぶようなレポ素晴らしいです♪
> 十分堪能させていただきました!「God Only Knows」聴きたかったなぁ。
> この曲を聴くと、いつぞやの暮れのライブを思い出します。秀樹くんがゲストのときだったかな?
> 思い出しただけで鳥肌が・・・(もちろん感動のです!)
>
> それから国安わたるさんの「追いかけて」のグッとくる解説!
> もうその通りでございます!サビ前のあの瞬間にココロを持っていかれます(笑)


nanamiさん、拙いレポですが楽しんでいただけたようで嬉しいです。ありがとうございます。
そういえば「God Only Knows」は久しぶりでしたね。秀樹くんゲストは2007年末でしょうか。
2009年グローブ座のノーマイク・ノースピーカーの「God Only Knows」も凄かったです。

> グローブ座、早速のセットリストありがとうございます。
> これで「あの曲を再度聴きたい!」という欲望を叶えることができます(曲覚え悪いので)
> 今日の健一先生、声がすごく出ててよかったですねー。アレンジもよかった!
> 本当に次のライブが楽しみ!(満足すればするほど、もっと聴きたくなりますね)


グローブ座参加お疲れ様でした。上品で温かいアレンジで、とても良いライブでしたね。
初出カバー曲も個人的には新鮮でした。先生はブライアン・アダムスも好きだったのか、と。
いやー、次のライブはいつになるんでしょうか。また12月まで音沙汰なしとかありえそう・・・。
もはや「グローブ座」「カルカル」は黒沢ファンの間では完全に季語になってますからね(笑)

> びっくり電話の書き込みは久しぶりのりるです。
> グローブ座のセットリスト速攻のup有難うございました。
>
> ニクルさんにはツイッターの方でDMしてましたが、
> かつてL⇔Rのチーフマネージャーを務められた橋本謙吾さんがお亡くなりになられたそうです。
> キンチキの福岡ライブで秀樹さんが話してくれました。橋本さんは長年福岡で闘病されていたとのことで、
> 秀樹さんを橋本さんに会わせるために、ショーキチさんが九州ツアーを提案したそうです。
> お見舞いは間に合わずに福岡ライブの日に橋本さんは旅立たれたとのことでした。
> 秀樹さんソロパートの最後の曲を歌う時感情を抑えていたのですが、
> しだいに目がうるんで来て、声が詰まって少し泣きだしていまいました。
> 秀樹さんは「橋本さんがいたから今の自分がいる」と言ってました。
> この会場にも橋本さん来てるからって。そしてショーキチさんと「Bye Bye Popsicle」歌ってくれました。
> L⇔Rファンにとっても橋本さんは大切な人です。会場のお客さんで橋本さんに拍手を送りました。
>
> そして先日のグローブ座で健一さんも「Bye Bye Popsicle」歌ったそうで。
> この曲をセットリストに入れたのは橋本さんへの思いがあったのかな、って思ったりしました。
> 健一さんと秀樹さんのハーモニーでこの曲が聴けたらどんなに素敵なことでしょう。
> 橋本さんもきっとグローブ座のどこかで聴いてくれていたでしょうね。


メッセージありがとうございました。言葉がありません。胸が痛くなります。
大変慕われたマネージャーさんだったと伺っております。ご冥福をお祈り致します。



メッセージはお気軽にどうぞ。

黒沢健一::黒沢健一


SEAT AND MUSIC 2013

2013.12.07

L⇔R初期を代表する必殺の名曲「Bye Bye Popsicle」から幕を開けた7年目のカルカル。

僕の席はステージ真横のテーブル席だったので、先生の横顔と背中を見る時間が長かったんですが、
「So What?」で、マイクスタンドとの距離感がすごいなぁ、とたいして重要じゃないポイントが気になりました。
間奏ブレイクがあって、次の瞬間、ピタッとマイクの前に口がある。僕なら勢い余って前歯激突ですよあれ。

嶺川さんがスタジオ参加した「I'm In Love」前のMCでは、
L⇔R時代の愉快なエピソードが当事者である黒沢健一さん(45)から語られました。
メンバー4人中、健一先生と嶺川さんは「二大ぼんやり」だったそうです。
その二人がプロモーションで仙台のTBC(東北放送)を訪れることになり、
新幹線のりばで待ち合わせたときに、お互い「なかなか来ない」と相手をぼんやり待っていたら、
実は巨大な柱の表と裏で双方待ち続けていたという、もはやいつの時代のトレンディドラマなんだよ、
という展開から始まり、しかもTBCに着いてみたらなんとストライキ中で生放送は中止という驚きの事態。
仕方なくTBC社内の食べ物スタンド(軽食カウンターのこと?)でぼんやり食事して帰ってきたそうです。
これはL⇔Rファンの間では有名なエピソードなんでしょうか?

「仕事納めの忘年会で記憶なくすほど飲み過ぎた会社員は、自分が何かやらかしたんじゃないか、
という不安とモヤモヤを抱えたまま、お正月を過ごすのだろうか…」という健一先生の疑問は、
「そんな悩むような奴はそもそも深酒しない」という会場のファンの意見で一蹴されました(笑)

「ツアーの打ち上げで記憶なくすほど飲み過ぎた人は、自分が何かやらかしたんじゃないか、
という不安とモヤモヤを抱えたまま次のツアーまでの期間を過ごす」とは遠山さんの実体験。
打ち上げのときにあんまりアレだと次のツアーに呼ばれないらしいっす(笑)

これまでの「赤と黒のブルース」ではなく、「HEAVEN」が「HEAVEN」として初めて披露されました。
CDより熱量高くてガッツのあるボーカルでした。BOX収録のスタジオバージョンも最高すぎますけどね。

前半最後の曲は、2008年のカルカルで初披露された「Grow」。
ヒリヒリとした空気感と、ある種の峻厳さから解放されて、ずいぶんとまろやかな印象になりました。

+ + + + +

休憩はさんで後半です。まずは先生ひとりでステージにあがり、しっとりと「LOVE SONG」。
歌い終わって首にホルダーかけたから、「お、ハーモニカ!Easy Romancesか!」と一瞬思ったけど、
よく見たらハーモニカじゃなくてカズーでした。というわけで、これまた2011年のカルカルで初披露され、
後にアルバム「Alone Together VOLUME ONE」に収録された「Shangri-La」が演奏されました。
間奏のカズーを見事に吹き切ってホッとしたのか、その後ギターでミス連発してました(笑)

ここで遠山さんがステージに呼び込まれたんだけど、楽屋から疾走!光速でステージへ。なぜ…(笑)
前半のMCで登場した「食べ物スタンド」は、実は「フードコート」なのではないかと遠山さんが指摘したときに、
「Food Court(フゥ、コゥ)、Food Court(フゥ、コゥ)」と、ネイティブっぽく呟いた先生が、「なんかかっこいい」と言って、
なんと即興で2曲も歌ってくれました。1曲目が「フードコート(仮)」で、2曲目が「イオンフードコート(仮)」です。
いずれも掛け値なしの名曲で、「フードコート(仮)」は、ポップスの求道者・黒沢健一の集大成であり、
「イオンフードコート(仮)」は、ロックンロールの申し子・黒沢健一のひとつの帰着点であったと思います。

「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」以降はギアが一段上がって、アップテンポなナンバーが続きました。
いや、しかしまぁ、白眉は何と言っても「Talk Show」でしょう。圧倒的な声量と繊細なボーカルコントロール。
ライブでは久しぶりですが、これは本当にしびれましたね。やはり規格外の歌唱力です。

「Rock'n Roll」の後、店長シンスケさんにお願いして、会場のカーテンを開けてもらった先生でしたが、
外を歩いている人に「おーい、おいでよ!」と声をかけたくなるところをグッとこらえ、「Dreams」で本編終了。

アンコールでステージへと戻ってきた先生と遠山さんは、ステージ向かって左側のエリア(厨房側)に突入し、
客席の皆さんとハイタッチ。どうしてもステージから離れてるエリアなので、こういったサプライズは良いですね。

本日唯一のカバー曲、ビーチ・ボーイズの「God Only Knows」が終わると、
その場でさらなるアンコールを求める拍手が鳴り止まず、Wアンコール「Rock'n Roll Band」で締め。

昨年は個人的な理由で参加を見送ったカルカルですが、やっぱり楽しいです。
夏のバンドツアーは、それはそれは最高だったわけで(BOXまで出ちゃうくらいだし)、
だけど、言うまでもなくカルカルには普通のライブでは得難い味わいがあるんですよね。
会場の雰囲気、美味しい料理とドリンク、オーディエンスのノリ、何よりステージ上の2人の饒舌っぷり(笑)

またご縁があれば、来年も参加したいと思うのでした。

+ + + + +

2013.12.07(Sat) 東京カルチャーカルチャー
SETLIST

<第1部>
01. Bye Bye Popsicle
02. So What?
03. (YOU DON'T NEED) NOTHIN' TO BE FREE
04. I'm In Love
05. Silencio
06. HEAVEN
07. Many Things
08. Soul Kitchen
09. A Summer Song
10. Grow
<第2部>
11. LOVE SONG
12. Shangri-La
13. KNOCKIN' ON YOUR DOOR
14. PALE ALE
15. 遠くまで
16. Talk Show
17. Rock'n Roll
18. Dreams
EN
19. God Only Knows
EN2
20. Rock'n Roll Band


■ I Can't Live Without You/Colin Blunstone


> こんばんは。
> 国安わたるさん、お名前をきくのも初めてでした。
> 私の周りで入手できるかどうかわかりませんが、ぜひ聴いてみたいです(*^_^*)♪
>
> 10月そろそろの告知と言われてたとおり、グローブ座ライブが12月29日に決まりましたね。
> ワクワクしながら待っていましたが、日にちを見てがっかり(T_T)/~~~
> 仕事がサービス業なため年末はお休み出来ないんです((+_+))
>
> もしかしたら・・・びっくり電話さんにもお会いできるかも(^o^)
> なんて密かに思っていたんですけど・・・夢破れたり。。。残念です((+_+))
> 来年こそ12月1週目2週目あたりでライブをお願いしたいです(^?^) こっとん


こっとんさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
国安さんは中古ショップでもほとんど見かけませんが、機会があればぜひ聴いてみてください!
先生のグローブ座は年末も年末という感じなので、参加できない方も結構いらっしゃるようですね。
今回カルカルは12月第1週と早めの日程でしたが、こっとんさんは参加されましたか?

> ひろ二クルさんこんばんは☆
> 国安わたるさんですか・・・まったく存じ上げませんでした。
> けれども村下孝蔵さんの声はわたしも大好きなので、何となく聴いてみたくなりました。
> 音楽でめしを食っていく・・・って本当に大変なんですね。
> 星の数ほどのミュージシャンがいて、実際に食べていけるのはほんの一握り・・・


こんばんは。コメントありがとうございます。
国安わたるという名前を知っているのは、それこそほんの一握り(笑)
個人的には、もっともっと評価されてもよいシンガーソングライターだったと思います。
これまでミュージシャンとしてメジャーデビューした幾千万の人たちを分母としたとき、
現在も音楽活動で生計を立てている人の数なんて、本当に砂粒のようなもので・・・。
もちろん活動規模の大小はありますが、音楽を続けてくれていること自体が奇跡ですね。
↓続き↓

> あのね、ひろ二クルさん、わたしも同じなんです。
> 携帯でネットは一切しないのでスマホに替える必要がないんですの。
> ただ、わたしのガラケーは非常に見た目も悪くなってきまして、
> そろそろ買い替える必要性を感じておりますの、で、どうせ買い替えるならスマホ・・・?
> と考えなくもないのですがやはり抵抗がございます^^;


いやー、それがですね、いまさらで大変申し上げにくいんですが(笑)、
ガラケーが色々と調子悪くなってしまいまして、ついにiPhoneにしてしまいました!
ライブ帰りの電車の中でレポの下書きができたりして超便利です(←その程度の用途)
↓続き↓

> 健ちゃん大変でしたね、あの歌詞の間違え方はわたしちょっと怖ろしかったです。
> でも大事になる前に立て直せたのはやはり・・・プロですね、変な言い方ですけれどォ。
> 録画を観ても、あの箇所だけ観られないんです、目をそらしちゃうんです。
> あのときの恐怖がよみがえってきて。本当にスリル満点だったわ。
>
> 唯一、毎日チェックさせていただいているのがひろ二クルさんのびっくり電話です。
> これからも更新を楽しみにしています。年末のライヴも楽しみですね☆


ライブでの歌詞間違いや歌詞飛びについては僕たちはもう慣れっこですし、
演奏中断して「ごめん!もう一回!」ということもこれまで何度もありました(一例:タワレコインストア
ただ、今回は全国ネット生放送でしたし、あの「ゴニョゴニョ」はたしかに心臓に悪かったです(笑)
ソーシャルネット時代にすっかり取り残されている「びっくり電話」ですが、
更新を楽しみにしていただいている方がいることは、とても励みになります。ありがとうございます。

> ひろニクルさん、お久しぶりです!風邪などひいておられませんか?
>
>国安わたるさん、知ってます!
> …正確には、味っ子のオープニング&エンディング曲を…ですが。私は特にエンディングが好きで、
>「♪壁の落書きには…」と憂いを帯びた切ないメロディがテレビから流れてくると、つい聴きいっていました。
> 国安わたるさんという方の曲だったのですね。数十年を経て、知ることができ、感謝です。


実はインフルエンザ予防接種の後から体調不良なのです。ワクチンは関係ないかもしれませんが。
味っ子のOP/EDご存知ですか!嬉しいです。しかもエンディングがお好きというのはなかなか渋い。
↓続き↓

> そんなお礼も含めた、ひろニクルさんへのメッセージが遅くなっている内に、
> 健ちゃんの話題が続々と飛び込んできて、間もなくBOXも届く頃に…!そして、カルカルも!!
> 年末は仕事で休めない私にとって、グローブ座は苦渋の断念となりましたが、
> だからこそ、カルカルの公演発表を知ったときは感涙ものでした!
> チケットもおかげ様で手に入り、あとは「待ったこの日」が来るのを待つばかり。。
> 実は初めてのカルカル参加です。どんな選曲になるのか、、胸が高鳴ります…! 昌靖


BOX最高でしたね。ライブCDも「HEAVEN」もDVDも写真集もダイアリーも堪能しております。
グローブ座は参加できないんですか・・・。拙いレポートでよろしければこちらにアップする予定です。
少しでもライブの雰囲気がお伝えできればいいなぁ、と。年明けくらいにまた覗いてみてくださいね。
初カルカル、いかがでしたか?先生もリラックスして楽しんでいたようで、かなり饒舌でしたね(笑)

> ご無沙汰してます。といっても、お忘れかと思いますが・・・(汗)
> 以前「ココロノート」というブログをやっていました、nanamiと申します。
> ひろニクルさんからコメントいただいたこともあるんですよ!
> 今はこっそりと(!?)別のブログに移行してます。
> 久しぶりにお邪魔したのですが、びっくり日記復活されてたのですね!
> 「ベビニクルちゃん」も「プチニクルちゃん」に成長されれて驚きです!


nanamiさん、ご無沙汰です。もちろん忘れてませんよー。
だっていまでもブックマークに「ココロノート」入ってますから(笑)
震災以降は更新されてないですよね?今度は新しいブログにもお邪魔したいと思います。
ツイッターが中心になってしまっていて、しばらく「びっくり日記」は放置状態だったんですが、
ライブレポや雑記等、気が向いたときにまたボチボチ更新していきます。よろしくお願いします。
プチは早いものでもう4歳(幼稚園年少)です。最近はさらに食欲UPで困り果てております・・・。
↓続き↓

> さてさて本題ですが、国安わたるさんの記事にびっくり!
> 健ちゃん情報を見に来たのに、国安さんに食いついちゃいました。
> 知ってます!知ってます!「追いかけて」という曲はリアルタイムで聴いていて大好きでした♪
> 思い出したら泣きそうになってしまった・・・。あの声大好きです。ファルセット、素敵ですよね☆
> 私もベスト盤探してみようかな。


nanamiさんも国安わたるをご存知でしたか!そして出ました、名曲中の名曲「追いかけて」!
もうイントロからグッときますよね。Aメロは浜省の「悲しみは雪のように」そのまんまなんですが(笑)、
Bメロからサビにかけての切なさ炸裂の曲展開と絶品ファルセットがこの曲を特別な一曲にしています。
これまで中古CDショップ等を探しても国安さんのCDを見かけたことはありませんので、
前述のMEG-CDサービスを利用するのが一番簡便かと思います。機会があればぜひぜひ。



メッセージはお気軽にどうぞ。

黒沢健一::黒沢健一


LIVE TOUR 2013 "Banding Together"

2013.07.17

赤坂ブリッツ最高でした!

バンド、バンド、とにかくバンド!黒沢健一はバンドの人だとあらためて確信しました。
個人的には、グローブ座やカルカルやアコースティックやカラオケの比ではないほどに良かったです。

Focusツアーもバンドセットだったけど、専任のギター担当はなく健一先生が兼任したので、
ボーカルまたはギターのどちらかがお留守になってしまう場面も少なからずあったんだけど、
今回のバンド(=とーべんさん抜きのヤングヤングJr,)のアンサンブルは最強。最強すぎた。

もちろんアコースティックや弦カルもいいけど、バンドが一番いい!(くどい)
リアルタイムのファンではなかった僕にとって、「MAYBE BABY」「Motion Picture」のような伝説級の名曲を、
ほぼオリジナルに忠実なバンドアレンジで聴くことができたのは、奇跡のような時間でした。
ちなみに「MAYBE BABY」も「Motion Picture」もラギース時代からある曲。もう25年以上前っすか…。
僕がL⇔Rという深い森に迷い込んだのは、「Lefty in the right」というアルバムを聴いたことがきっかけで、
なかでも「Motion Picture」「7Voice」「Love is real?」の3曲が決定的でした。リリースから約10年後のこと。
「7Voice」「Love is real?」は近年ライブで披露されたけど、まさか「Motion Picture」まで聴けるなんて・・・。
先生やファンの皆様と一緒に間奏前の「フー!」もできて感激しました。

あとバンドセットのいいところは、先生の声も「前へ前へ」と押し出されること。
多少荒削りでも「ガツン!」と前に強く声を出すほうが先生らしい。
声が太くなって高音が出にくくなっていることについて色々言う人もいるけど、
はっきり言ってライブで生歌を聴いたらそんなのどうでもよくなる。くだらんとさえ思う。

アコースティックではキーを下げて歌っていた曲も、今日はオリジナルキーだったぜ。
亡くなった田端義夫も「キーを下げると歌が沈む」と言って90歳すぎてもオリジナルキーで歌い続けた。
ほとんどヨレヨレで「歌えてなかった」けど、そこには確かに感動する歌が存在していたんですよね。

あんなに全身全霊で「This song」とか歌われてマジ泣きそうになったおっさんが僕ですこんばんは。
きくっちゃんのスライドも最高。でも先生「セカンドシングルです」って間違って紹介してたような気も・・・。
それよりとにかく曲の感動がデカくて。細かい部分がどうこうではなく、感動が「面」で迫ってきた印象。
それなのに、あぁ、それなのに、その後の「ジャパネットゆたか」で一気に余韻が冷める(笑)

それはそうと、「Rock'n Roll」の大二さんのドラムが恐かったです、僕。
何なんでしょう、あの急き立てられるような感じ。背筋が凍りそうになるような感じ。
他にもたとえば「Return To Love」のイントロはハル・ブレインが乗り移ってたし、
「So What?」「NICE TO MEET YOU」では涼しい顔して完全に千手観音だったし、
一方でバラード曲における多彩で抑制された小技にも惚れ惚れしてしまいました。
前任者と比べるのは酷なのでやめておきますが、ドラムだけでこんなに曲の表情が変わるのか、と。
ときに怒り狂い、ときにすすり泣き、完全に楽曲を掌握。あらためてとんでもないドラマーです。
あらためて黒沢健一の音楽には「岡井大二のドラム」が一番有効に作用するように思います。
長年後ろから先生のおしりを見続けているから、何も言わなくても阿吽の呼吸ですべて伝わるだろうし。

L⇔Rの初期曲を岡井さんと、っていうのは本人にとってもファンにとっても特別な思いがあるのかな。
あんなリズム隊がサポートしてくれるなら、そりゃ先生も安心して歌とMC(?)に専念できるというもんです。

リズム隊といえば、不勉強にて存じ上げなかったベース山口さん。僕好みのパワフルなプレーヤーでした。
なんとなくとーべんさんタイプのような気がするから、今回のバンドとの親和性も高かったように思います。
ギターのきくっちゃんはいまさら言うことないです。繊細かつ的確なソロプレイ。そして軽妙なトーク芸(笑)

あ、ちなみに僕がライブの間、熱い視線を送っていたメンバーそれぞれの時間割合としては、
健一先生40、岡井さん30、山口さん20、ジャパネット5、きくっちゃん5(遠くてあまり見えなかった)でした。

+ + + + +

セットリストはこちら


■ Motion Picture/黒沢健一


> 何回読んでも笑ってしまいます(*^_^*)
>
> HEYのくだり…。
>
> ひろニクルさんの文章最高!!


ありがとうございます。だんだんノってきて素が出ちゃったんでしょうね(笑)
あの瞬間、全国のファンの「おいっ!」という総ツッコミが聞こえた気がします。

> こんにちは。
> 初めてコメントさせていただきます。いつもこっそりと見させていただいています。
>
> 私は友達の影響で健ちゃんのファンになったのです。
> なのでL⇔R時代はリアルでないのです・・・が、ツボにはまってしまいました。
> 昨日も動いてる健ちゃんを観れて声を聴けて嬉しかったです。
> 7月12日福岡ライブチケットもゲットできたので楽しみです。
>
> これからも素敵な情報を読ませていただきます。
>
> こっとん


こっとんさん、はじめまして。大丈夫です、僕もL⇔Rはリアルタイムではありません。
よくよく考えればリアルタイムではないファンが増えるということは、すごいことなんですよね。
鮮度の落ちないエバーグリーンな楽曲、健一先生の現役感、どちらも重要なんだろうと思います。
ライブいかがでしたかー?今回のツアーは福岡公演がベストという意見もあるようですね。

> ひゃっひゃっひゃっ・・・.。
> ひろ二クルさん、わたしが言いたかったことを感じたことを全部書いてくださいました。
> 「Hey!」にはわたしもハッ、としました。それでいいのか、と。
> その後すぐ、画面右上に「ライヴのような超本気の熱唱」と出ましたね。
> いずれにしろ本気で勝負した彼はかっこよかったです♪
> 明日の大阪ライヴ楽しみでーす。 マキより


マキさん、いつもありがとうございます。大阪&名古屋ライブ参加お疲れ様でした。
そうそう、「Hey!」の時点で、もうカラオケとしての勝負は完全に捨ててるな、と(笑)
ライブで聴いたノッキンのほうがずーっとずーっとかっこよかったですけどねぇ!
ちなみに僕もガラケーです。↓1枚だけ写真撮りました。


> はじめてメールします。昌靖(まさやす)と言います。
> びっくり電話さんのサイト、いつも感心して見させて頂いています。
> あらためて素晴らしいサイトを本当に本当にありがとうございます!
> ちなみに自分が96年に行ったライブのセットリストを見て、思わず涙ぐみました。。。
> 明日は、大学時代にともにL⇔Rを聴き過ごした福井県在住の友人と二人で、ライブに行ってきます。


昌靖さん、はじめまして。過分なるお褒めの言葉をいただきありがとうございます。
1996年の「Let me Roll it!」ツアーに参加されたんですね。いいなー。うらやましいです。
でも、ツアースケジュールを見るといまでは考えられない過密っぷりでびっくりしちゃいますね(笑)
今回のツアー、昌靖さんもお友達も、きっと1996年と同じかそれ以上にも楽しまれたことと思います。

> きゃー!ニクルさん!久々の更新、嬉しいです!
> まるで長い事会っていなかった友達と再会したような気分ですよー。
> Welcome Back!びっくり日記 \(^o^)/


だいぶ期間が空いてしまいました。相変わらずツイッターではブツブツつぶやいていますが、
今回は「仕分け」出演ということで、久しぶりに少し長めに書きたいこと書こうと思った次第です。
今後も更新頻度はボチボチだとは思いますが、どうぞよろしくお願いします。
↓続き↓

> 「関ジャニの仕分け∞」は元々好きでよく観ていましたが(特に太鼓の達人コーナLOVE)、
> まさかその番組にカラオケ対決で健一先生が出演するとは(感涙)
> 結果的には惜敗でしたが、勝敗は最初から度外視していたので(←すみません)
> もう単純に「テレビで歌う黒沢健一」を観る事が出来て楽しかったです♪
> それにしても横山さんの言葉は嬉しかったですよね。感激しました◎
>
> ハリー


バラエティー番組とはいえ、あくまで「勝ち負け」をつけるというシビアな内容ですから、
誰かが傷つく可能性はあるわけです。その中で、横山さんのさりげない優しさが印象的でした。
先生本人も楽しんでいたみたいだし、ライブMCでも早速「88点」をネタにしてましたよね(笑)



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黒沢健一::黒沢健一


黒沢健一、カラオケ対決に敗れる

2013.07.06

<仕分け∞最強軍団・Rake 90.243-88.690 黒沢健一>◇6日◇テレビ朝日

本日テレビ朝日系列で放送された人気番組「関ジャニの仕分け∞」にて、
ミュージシャン・黒沢健一(44)が仕分け∞最強軍団とのカラオケ対決に敗れた。

孤高の天才ミュージシャンとも言われる黒沢健一が、L⇔R時代のミリオンヒット曲
「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」で世紀の対決に望んだが、あと一歩、力及ばなかった。

対戦相手の仕分け∞最強軍団・Rakeは2010年にメジャーデビューした実力派ミュージシャン。
昨年も同番組への出演経験があり、その確かな歌唱力と魅惑の歌声で見事「本家」との対決を制した。

両者とも息詰まる歌唱戦となり、頭サビ以降はやや神経質な展開に。
テンポが早く、さらに階段状に連なる音程グラフを誇るこの曲はカラオケ全国平均78点という難曲だが、
仕分け∞最強軍団・Rakeは、「ソウルが届くように」と自らの持ち味を生かしつつ、確実に歌い上げた。
テクニカル要素の強い加点は平凡な「25」であったが、総合点は「90.243」と高得点を叩き出した。

このピンチに本家・黒沢健一は、「音程グラフを見ずに気持ちよく歌う」と捨て身の作戦。
序盤はやや力みが見られたが、中盤以降は得意とする「しゃくり」で効率よく加点を重ねた。
しかし、ライブ感を意識するあまりサビ前に「Hey!」と余計な減点フレーズを発し、万事休す。
加点は「37」と高い数字だったが、総合点では「88.690」と物足りない得点に終わった。

対決後、「上下の奥歯のスペースを広げる感じで声を出してみましょう」と、
デビュー20年超のプロミュージシャンに対して空気を読まずアドバイスするカラオケマシン。
対照的に、「いまの(歌)がホンマは100点なはずじゃないですか」という関ジャニ横山の言葉には、
希代のミュージシャンに対しての深いリスペクトが感じられ、黒沢ファンは胸を熱くしたことだろう。
だが、敗れた本人は「どうしてなんでしょうね」と言葉少なにスタジオを後にした。

+ + + + +

黒沢健一は現在、ニューアルバム「Banding Together in Dreams」を携えた全国ツアーの真っ最中。
残る公演は大阪・名古屋・広島・福岡・東京の5ヶ所となったが、演奏はすべて生バンドなので安心してほしい。



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貴ちゃんナイト vol.3

2012.02.11

黒沢健一2012年歌いはじめ、「貴ちゃんナイト vol.3」に行ってきました。

まずはオープニングで、オーガナイザーの中村貴子さんが登場。
しかし、まぁ、ホントにイメージ変わらず。ずっとかわいらしい方ですね。
この「貴ちゃんナイト」は元々貴子さんの番組のファン有志が始めたイベントだから、
「自分のことを貴ちゃんと呼ぶなんてイタイやつだなぁ」とは思わないでほしいと(笑)

本日の出演順は、THE ANDS→黒沢健一→GHEEEでした。先生の持ち時間は30分くらい?

THE ANDSのボーカル&ギター磯谷直史さんは健一先生と顔が似てるという理由で、
小学生の頃のあだ名は「L⇔R」だったらしいんですが、ステージ上のお姿を見ていると、
たしかに輪郭や頬のホクロなど似てるといえば似てるんだけど、磯谷さんは若干ミッチーっぽい。
終演後の先生との2ショット写真が公開されているので、どれだけ似てるか実際にご確認ください。

さて、THE ANDSが終わり、短い転換時間(なにせタカミネのギター1本だけ)の後、ハット姿の先生登場。
最小構成、まさに引き算の美しさである弾き語りライブは、おなじみ「リトル・ソング」からスタートです。

歌い終わるやいなや、「いやー今日はみなさんと“顔”が近いっすね!」と。
顔?(笑)…て思ったけどたしかに渋谷屋根裏はステージが低いので、Face to Faceな感じかも。
「何百年も前にデビューしてから、中村貴子さんの番組にそれこそ何百年にも渡って呼んでいただいて」と、
なぜか“何百年ボケ”を重ねてきた先生。まだキャリア20年なんだからそこはボケなくても大丈夫!(笑)

デビュー早々に貴子さんからもらったアドバイスが、「ギターの弦を張替えるときは気をつけろ」というもので、
なんでも貴子さん自身が張替え作業時に弦が切れて目に刺さってしまったことがあるらしい。ひええぇ…。
そのアドバイスに忠実に従った結果、先生はなるべくギターを顔から離して弦を替えるクセがついた、と。

そんなMCに続いて歌われた「MANY THINGS(仮)」は初めて聴く新曲。なんというキャッチーさ!
何回かギター間違ったような気がしますが、曲は止まらなかったし、とりあえず気のせいということにしましょう。
先生のハットがステージ床に落ちて、スタッフに光速で回収されてたのはこの曲のときでしたっけ?

3曲目「So What?」は、昨年のTOKYO-FMスタジオライブが初出で、
年末のカルカル公演でも歌われたそうです(※不参加だったので伝聞調)
僕はこの曲が好きすぎて、何度も繰り返しラジオの録音を聴き返しているのですが、
たぶん1曲の中で空気や風景が2回・3回と切り替わっていく曲が好きなんでしょうね僕は。

「赤と黒のブルース」は2010年のイバラキックスとグローブ座で歌われた憂いに満ちた曲。
初めて聴いたときは、たしかに良い曲だけどメロディが少しベタな気がして、らしくないと思っていたけど、
あらためて聴いてみると、憂いを含んで寂しげな響きのある先生の声が、詞や旋律と調和して最高です。

ここまで3曲連続で未音源化楽曲が演奏され、僕の心には「まさか…」という思いが去来したのですが、
さすがにこの時点では「まさか」が現実になるとは思いませんでした。そう、怒涛の黒沢健一新曲まつり!
イベントだからヒット曲で盛り上げていくぜー!というセオリーとは真逆の、むしろ挑発的ともいえるセットリスト。
いまの黒沢健一に必要なのは(と同時に僕が求めているのは)こういった果敢さだったのかもしれません。

これまた新曲の「陽炎」は、特にAメロの音符の連なり方などは厳然たるクロサワ印でありながら、
サビに入ると、村下孝蔵あたりが歌いそうな、どこか懐かしい歌謡曲テイストも立ち上がってくるメロディ。
太く温かい歌声に変容してきている近年の先生のボーカルとの親和性は抜群だと感じました。

「Rock'n Roll Band」は、2008年から「方舟」と共に歌い続けられている名曲中の名曲(ただし未発売・笑)
「ラジオが好きな、ロックバンドが好きな、ここに集まっているみなさんに捧げます」というような前置きもありつつ。

そして最後の曲は美しき小品「LOVE SONG」。以上セットリスト7曲中6曲が未リリース曲。先生攻めすぎ(笑)
ツイッターでフォロワーの方が「まるでニューアルバムを一足先に聴いたような」とおっしゃっていましたが、
まさに新作のレコ発ライブなのかと錯覚する勢いでした。新曲をライブで先出しする方法論、僕は好きですね。
すでにスタジオに入って色々作業しているそうですし、新しい音源が届けられる日はそう遠くないかもしれません。
期待せずに(?)期待しましょう!

さて、3組目の出演者GHEEEのアンコールが終わり、貴子さんが再びステージに登場します。
「職権濫用だよね」と言いながら、今夜限りのスペシャルバンド結成を呼びかけてくれたのだそう。
GHEEE近藤さんと健一先生のダブルボーカル、フカヌーの超絶ギター、その他凄腕メンバーで演奏されたのは、
な・な・なんと!L⇔Rの「NICE TO MEET YOU」!バンドサウンドでこの楽曲が聴けるなんて最高じゃないですか。
フロアもすごい盛り上がりだったし、ステージ袖の貴子さんが本当に楽しそうで。こちらも嬉しくなっちゃうくらい。
バンドの中で存分にダイナミズムを表現し、またオーディエンスとコール&レスポンスをする先生を観ていると、
ソロアコースティックも素晴らしいけど、バンドの楽しさにもまた目覚めてくれないかしらとチラリ思ってみたり(笑)

以上、簡単なレポですがお読みいただきありがとうございました。
次回3月のGACHIライブは欠席です。参加される方は存分に楽しんできてくださいねー。

+ + + + +

2012.2.11(Sat) @渋谷屋根裏
SETLIST
01. リトル・ソング
02. MANY THINGS (仮)
03. So What?
04. 赤と黒のブルース
05. 陽炎
06. Rock'n Roll Band
07. LOVE SONG
+
08. NICE TO MEET YOU (Special Band Session)



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黒沢健一::黒沢健一


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