:: びっくり日記

it's gone in the air.

2009.10.13



Amazonに注文していたエリック・ドルフィーのCDが届きました。
晩年の傑作と言われる2枚、「Last Date」「Out To Lunch」です。
どちらも新潮文庫の「夏の100冊」のような、フリージャズのド定番作品です。
熱心なジャズファンの先輩に「いまさらドルフィーなんてちょっと恥ずかしいような気がします・・・」と言うと、

> ソニー・ロリンズの「Saxophone Colossus」や、ビル・エヴァンスの「Waltz For Debby」だって、
> 毎年再発されて、毎年新規で購入する人がいる。定番だから恥ずかしいなんてことは絶対にない。


と。そのとおりですね。「いまさら」なんて感情は素晴らしい音楽との出会いを邪魔するだけなのです。

ライブ盤「Last Date」は一回性の醍醐味とスリリングさを心ゆくまで味わえるけど、
スタジオ盤「Out To Lunch」のほうが僕は好きですね。まるで純文学のような音楽だと思いました。
軌道から外れた音はどこか遠くをさまよい、再び軌道に復したときには予想しなかったものをまとってくる。
出発点から目的地まで敷設されたルートが、直線ではなく、もうグニャグニャとした曲線なんですよね。
タイトルトラック「Out To Lunch」や、エンディングの「Straight Up And Down」などは、その典型でしょう。

お世辞にも繊細で上品だなんて言えないバスクラリネットの音。ときどきオナラに聞こえるときもあって。
後ろの演奏とも合っているのか合っていないのかわからないし、なんとなく調子っぱずれのようでもあり。
一聴すると支離滅裂のようで、実はフリージャズという言葉の陰で緻密に計算されたサウンドのようでもあり。

ジャズといえばコルトレーンくらいしか聴かない僕がエリック・ドルフィーに興味を持ったのは、
「Last Date」の演奏をすべて終えたドルフィーがつぶやく、あの有名な言葉がきっかけでした。
ドルフィーの「遺言」となってしまったこの歴史的名言は、ジャズという音楽の本質を、
ひいては世の中すべての音楽の真理を見事なまでに言い表しているのではないでしょうか。

When you hear music, after it's over, it's gone in the air.
You can never capture it again. 
 
(音楽というものは、一度聴き終わると空中に消え去り、二度と捕まえることはできない)


■ Hat And Beard/Eric Dolphy


> 7周年、おめでとうございます!ハリーです。発泡酒で乾杯しちゃいます(^^)!
>
> 思えば…あれは○年前?たまたま健'zの不明カバー曲のタイトルを調べるべく検索をかけたら、
> ヒットしたのがこちらのサイトだったのです。2003年くらいでしょうか?
> 健'zのアルバムレビューを読んで、ニクルさん(当時:ひろりんさん)の歯切れの良い文体と、
> 豊富な音楽知識に、いたく感激したのでした♪
>
> 以来、ずっと愛読していたこのサイトで、
> まさか自分のブログをリンクして頂ける日が来るとは、当時の私は夢にも思っていませんでした。
> (ブログも、そもそもは友達から誘われて始めたものですから。自発的ではないのです)
>
> これからも8周年、9周年…いや!20周年も30周年も!
> 続けていく道中で色々と紆余曲折もあるかと思いますが、そこはぐぐぐいっーーと!
> 応援していますよー☆


発泡酒と言わず、豪勢にシャッポロ生ビールでどうぞ!今後ともよろしくお願いします。
そうですか、健'zの頃からの長いお付き合いになるわけですね。いつもありがとうございます。
健'zでは色々な未知の洋楽を勉強させていただきました。もう5年前ですか。懐かしいですね。
先生が活動を続ける限り、びっくり電話も頑張って続けていければと思っておりますが、
20年後にはファンサイトという存在自体がすでに役目を終えているのかもしれません。
↓続き↓

> あ!そうだ。XTCについて書くのを忘れていました。
> XTCは何枚か持っているのですが…やっぱりこれがなかなか^^;)
> 曲で大好きなのは「Mayor of Simpleton」「The Ballad of Peter Pumpkinhead」。
> アンディ・パートリッジの声は大好きなんですけどねー。
> 嗚呼。折角、Dukes Of Stratosphear(XTCの変名バンド)まで持ってるのに~。
> ベスト盤「THE GREATEST」聴いたら、スコーンと抜けるかもしれませんね♪


これがなかなか、ですね(笑)
僕は、その「わかりにくさ」こそ「奥深さ」へと導く要素であると割り切って聴いています。
おそらくXTCのどのアルバムよりも、Dukes of Stratosphearのほうが明快だと思います。
影響を受けた音楽への偏愛を楽曲の随所に反映させていく手法がL⇔Rっぽいですしね。

> びっくり電話7周年おめでとうございます(パチパチパチ)
> こんにちは。スメルジャコフです。今後とも、末永くよろしくお願いします。
>
> 黒沢さんのライブ、行って参りました。今回は福岡に行けず、広島へ。
> ピアノ、ギター、歌声。シンプルなだけに、よりダイレクトに歌の良さが響いてきました。すばらしかった!!
> セットリストを見ないで我慢していた分、より驚きと感動が…。
> 個人的に思い入れの強いE○UI○○○のピアノが聞えた時点で、ぼろぼろと涙がでてきました。
> 涙はいいのですが、鼻水が…。ずずっとすすりあげると周りの皆さんに迷惑がかかるし、と非常に困りました。
> 感動の涙は、泣こうとしなくても勝手にこみあげてくるものなので後処理が大変です。
> ステージ側から見れば(かなり前に座ってました)ちょっと気味悪かったかもです。
> でも、音楽って楽しいと思える一夜でした。


おかげさまで7周年です。TOPページのカウンタも60万目前です。いつもありがとうございます。
佐賀→広島だと、もうちょっとした遠征ですよね?素敵な夜になったようで良かったです。お疲れ様でした!
握手して涙、E○UI○○○で涙。とっても涙もろいスメルジャコフさんですが、今回も旦那様はドン引き?(笑)
鼻水は大変ですよねー。あ、泣いてるお客さんってステージから結構見えると聞いたことがあります。ふふっ。

> 埼玉県のアケサトです。こんにちは。広島公演から帰還しました。
> いやーあ、面倒くさがらず、思い切って行ってみて良かったです。
> 言葉にできないほどの素晴らしいライブ。あまりの感激で呆然。夢でも見てるかのようでした。
> ライブ・旅という非日常から日常に戻された現在、なんだか虚脱気味。
> 追加公演のグローブ座までがあまりに待ち遠しくて仕方ないこの頃です。


世田谷が角松ライブとかぶったアケサトさんは広島参加組でしたね。いやいや、遠征お疲れ様でしたー。
今回のツアーの演目(とあえて言ってみる)を前にしては、夢かまことか、となるのも当然かと思われます。
あまり余韻に浸りすぎると本当に社会復帰できなくなっちゃうので(笑)、グローブ座当日まで日常を歩きましょう。



メッセージはお気軽にどうぞ。

音楽::その他/洋楽


tohko と cozy

2009.10.12



ずっと聴きたかったtohkoの1stアルバムをようやく入手。

ご存じ小室哲哉と日向大介の初めての共同プロデュースという、
新人のデビューアルバムとしては異例ともいえる豪華布陣で制作されました。
tohkoという非常に優れたボーカリストの魅力を存分に引き出しつつも、
両コンポーザーがさりげない綱引きをするというのっぴきならない状況ですね。

しかし、その結果生まれたのは清涼感あふれる見事なポップアルバムでした。
特に「BAD LUCK ON LOVE」「LOOPな気持ち」「ふわふわふるる」の初期シングル三部作は、
練りに練られたメロディー展開と、透明感のある歌声、真っ直ぐに伸びるボーカルが印象的。
口先だけのちりめんビブラート、不自然なダイナミクスばかり強調するボーカルが目立つ昨今、
こういった素直なボーカルは実に新鮮ですね。あらためて心が清らかになるようです。ふあー。

tohkoはいまも精力的に音楽活動中(→オフシャルサイト

ところで、この作品でも八面六臂の活躍を見せながら、やはり存在感が薄いのが久保こーじです。
あくまでも裏方とはいえ、数々の小室作品におけるその仕事ぶりは注目に値すべき貢献度であり、
「Oh!デカ」世代の僕にとっては、伝説のARAKAWA RAP BROTHERSも忘れられないわけでして、
ソロアルバム「COZY」も発売日に買って聴き込んだくらいだし、好きなんだけどなぁ、久保こーじ。


■ 彼女のノックはきこえない/久保浩二


> こんばんは。しょこです。
> パブリックシアターでお会いしたら、直接、ベビニクルちゃんお誕生おめでとうございます!
> と言おうと思っていたのですが、お会いできなかったのでこちらのメッセージで。
> そして、びっくり電話7周年もおめでとうございます。
>
> それにしても、先日のライブは凄かったですね。最初の3曲っっ!!!
> どうもしてないのだろうし、弦カルをあわせた演奏ということで選曲してみただけかもしれないし、
> それさえもまったく違って、かなり余計なお世話かもしれないけれど、私も、健一くんいったいどうしたの?
> と思ってしまいました(笑)。全篇を通しての予想のできない選曲。そしてやっぱり名曲揃いだ~。


しょこさん、こんばんは。今回はお会いできず残念でしたー。
ベビ0周年&びっくり7周年のお祝いメッセージ、ありがとうございます。嬉しいです。
そうそう、色々と深読みしたくなっちゃうんですが、本人はいたって平然としてるんじゃないかと。
もちろん先生だって「ファンが聴きたい曲」についてある程度は自覚的だとは思いますが、
それ以上に「いまやりたい曲」「いまの気分」が優先している感もあります。真相は闇の中?(笑)
先生は名曲の貯金がたくさんあるので、ツアーごとにセットリストを総入れ替えしても大丈夫ですね。

> こんにちは、です。まっきーです。
> 7周年おめでとうございます!うちの娘と同い年なんだぁ…!
> 先生への想いは色褪せることなく、ずっとずっと続いていくんですね♪
> 一度ファンになると脱け出すのは無理だって思います…
>
> 世田谷のライブ、もう今さら私が何も言う必要なんてないくらい、ひろニクルさんが代弁してくれました。
> ○ッ○○は胸に突き刺さるものがありました。昨年の武道館の解禁から聴いたどれよりも素晴らしかったです。
> どうしても聴きたいって切望していた眠っている名曲たちのオンパレードで、本当に夢か幻か…って。
> 生きててよかった!(笑) もう悔いは無い!(いや、でもまだまだ聴きたいの沢山あるな…)
> とにかく一生忘れられないライブでした!


まっきーさん、こんにちは。メッセージありがとうございます!
お子さんもう7歳なんですか。まっきーさんは7歳児のママにはとても見えませーん。お若いです。
世田谷ライブの最大のハイライトは、思い返してもやはりひとり弾き語りのあの曲だったと思います。
武道館での解禁に立ち会えたときも感動しましたが、今回のバージョンは反則ですね。憎いまでの歌心。
もう悔いはない、というのはさすがにまだ早いでしょう(笑)。あんな曲やこんな曲、いっぱいありますからね。

> 7周年おめでとうございます。sproutです。
> サイトを続けてくださる事にも頭が下がりますが、
> 今回改めてバックナンバーを楽しませていただき、
> 話題の豊富さに更にシャッポを脱ぎました(好きなダサ表現)
> 後から読むときには丁寧なリンクも大変ありがたく、
> ベストテンメモの少年隊には甘酸っぱい気持ちで大笑いしました。やっぱり面白いです!!!
> これからも多彩なニクルワールドを炸裂させてください。


sprout先生、ありがとうございます!8年目のびっくり電話もよろしくお願いします。
すみません、思わず「シャッポ」の意味を国語辞典で調べてしまった僕をお許し下さい・・・。
とりあえず、7周年を祝ってみなさんとシャッポロ生ビールで乾杯したいと思います!(極寒)
少年隊の曲タイトルが聞き取れないひろニクル少年の苦悶、伝わりましたでしょうか?

> ねじまき鳥ひろニクル様
>
> 「常笑日記」のchesでございます。コメントありがとうございました。
> そして、こんなに今さらで本当に申し訳ないのですが・・・ベビニクルちゃん誕生、おめでとうございます!!
> 私、何度も同じライブ会場にいるはずなのにニクルご夫婦のお顔を存じ上げないので、
> どちらに似ているのかは分からないのですが、「ブルーを撃ち抜いて」の熱唱は楽しく拝見させていただきました。
> これは、将来有望だな、と(笑)
>
> ライブレポも読ませていただいております。いつも豊富な知識で、細かくて、深くて、勉強になります。
> 読んでいると情景がよみがえってきて、もう一度ライブを体験したような気分になれるんです。
> 今回、遠征はされないそうですが、グローブ座は参加されますか?今からレポを楽しみにしています。


chesさん、お祝いメッセージありがとうございます!ベビニクルは良い歌い手になれますでしょうか(笑)
僕のレポは半分が実況、半分が独り言でできておりますので、ライブレポとしては微妙なバランスかも?
ほんの少しでも楽しんでいただいているのなら執筆した甲斐があるというものです。ありがとうございます。
chesさんのレポは、心の動きを説明する表現にハッとさせられるものが多く、いつも感心しております。
グローブ座の追加公演、参加できるかな?どうかな?



メッセージはお気軽にどうぞ。

音楽::その他/邦楽


妊婦なカヒミ

2009.10.09



現在発売中の雑誌「ニナーズ」11月号に、カヒミさんのマタニティ写真が載っています。
ますます美しく、とても41歳には見えません。出産予定は12月。水中出産するそうです。


■ Something Sweet, Something Tender/Eric Dolphy


> ひろニクルさん、こんばんは。世田谷パブリックシアターのライブ、凄かったですね!!!
> 2007.12.29のライブを凌ぐほどの健一さんの魂を込めたボーカル!この2つのライブは殿堂入りです!
> 映像とストリングスと健一さんの歌が合わさると、幻想的で美しさが増し、
> 健一さんの曲が瑞々しく新たなものになり、格調高く感じました。もう一度、最初から見たいです!
> 最後、立って拍手する方達がいて、私もあまりの素晴しさに立ちたかったのですが、勇気がなくて。。。
> ストリングスが入ると新しい曲のように聴こえ、新鮮でした。もっと色々ストリングスで聴いてみたいものです。
>
> HPでスタッフさんの意味深な発言がありましたが、大日方さんがカメラを回していました!!
> DVD化してくれるのでしょうか!私はこの殿堂入りのライブが映像として残されるのが、とても嬉しいです!
> 受注生産でもいいので、買わせてください!スタッフさんにお願いしたら実現するかも!
> 大阪とグローブ座も撮ってくれるかな?今度は近くで見たいものです(笑)


こんばんは。世田谷ライブ参加おつかれさまでした。メッセージありがとうございます。
「年末歌い納め」は伝説の一夜でしたが、たしかに今回もそれに匹敵する素晴らしい内容でしたね。
会場の隅々まで均質の光が行き渡っていくような先生のボーカルと、内声部まで聴こえるストリングスが、
なぜこれほどまでに親和性が高いのか考えると、楽曲の構造や作曲論まで話が広がっちゃいそうです。
新曲・未発表曲をもう一度ちゃんと聴きたいし、もしDVD化(またはCD化)されるのなら嬉しいですね。
もうこの際、ミスチルのようにツアーごとにDVD出しちゃえばいいんじゃないでしょうか(笑)

> こんばんわ!雪うさぎです。早々に世田谷レポ又々恐れ入ります。
> 待望の札幌入りも来週に迫った中、“札幌くう”というライブハウスはそれほど広くはないらしく、
> 本当に至近距離で堪能させていただけそうなんです。いやーまいった困ったな・・・(嬉し恥ずかし)
> 今から訳わからなく興奮しております。
>
> そんな中、世田谷弦カルレポ、場面を想像してはまたまた興奮!“想○○○○”からなんて 望んでました。
> 弦カルなら、Mad Man~とかBe With YouとかYOUNGER THAN~などもいいなーと妄想が尽きません。
> 12/5はNORTHTOWN CHIRISTMASなども期待してます。
> それにしても、初めの3曲は1stアルバムからって、初心に立ち返ってということなのかな?
> 12/5のグローブ座もしっかり押さえたので良かったです。
> まずは札幌!ひろニクルさんのようなレポは到底できませんが、楽曲だけでもメモったり?
> いやいやそんな余裕すらないか。とにかく落ち着かない今日この頃です。


ドキドキが伝わるメッセージをありがとうございます(※一部曲名を伏せ字にさせていただきました)
雪うさぎさんは先生のライブ初参加でしたっけ?レポのことなど気にせず存分に楽しんで下さい(笑)
グローブ座チケットも確保済なんですね。弦カルライブは遠征される価値は十分にあります。保証します。
それにしても弦カル形式と通常形式、どちらも参加される方がうらやましいです。一粒で二度おいし~い。
とりあえず、目前に迫った札幌ライブに集中ですね。地下鉄東西線西18丁目駅1番出口より徒歩2分です!

> こんばんは。LIVEの余韻からいまだ抜け出せないnanamiです。
> いつものことながら素晴らしいライブでしたね♪ひろニクルさんのレポを読んで、またゾクゾクッとしてきましたよ。
> 初期L⇔Rまつりには驚きと感激とで身体が硬直してしまいました。
> でも涙腺は機能していたようで、「E○○○○○○」を聴いた瞬間破壊しました。 
> 私もつたない記憶をたどり、曲目を書き出してみましたが「T○○○ ○○○○」が抜けていた模様。
> セットリストを見て「E○○○○○○」の次の曲だったようでちょっと納得。そうとう余韻に浸ってたのかもしれません。
>
> 健一さんは色々と形を変えたステージを見せてくれるので、毎回楽しみです。
> 12月の追加公演にも行かなくては・・・という気にさせられました!


nanamiさん、こんばんは。いつも「ココロノート」愛読しております。モンブラン超おいしそう!(そっちかい)
ライブレポも読ませていただきました。「E○○○○○○」以降の呆然自失とした様が非常にリアルです。
まだ余韻が残っていて大変かと思いますが、無事スタレビモードに切り替えできることを祈っております。
僕も12月のチケットは確保済なんですが、あまりにも世田谷が感動的なライブだったせいでしょうか、
逆に感動が薄まってしまうんじゃないかと少し心配で、グローブ座に行くのを迷っているくらいです(笑)
もっとも、先生のライブに限ってそんなことは杞憂でしょう。2回目も絶対に感動しちゃうんですけどね。

> ニクルさん、こんばんは。アリヲです。ライブ当日はご挨拶できず失礼いたしました。
> でも、終演後新幹線で当日帰宅できるので、早めの開演がけっこーありがたい遠征組です。
>
> sproutさんに会われたんですねー。いいなーいいなー。
> きっと「言葉」同様に聡明かつチャーミングな方であったと勝手に推察いたします。では!


アリヲさん、こんばんは!いつもありがとうございます。
残念ながら当日はお会いすることはできませんでしたが、夢の超特急(言い方が古い)で帰宅されたんですね。
ライブ本編も短めでしたし、たしかに遠征される皆さんには優しいタイムスケジュールだったと思います。
最初の頃は「アリヲさんいつも遠くからお疲れ様です・・・」とねぎらいの言葉のひとつもかけたくなりましたが、
今ではもうどの会場でお見かけしても、それがごく普通の光景だと感じようになりました(笑)
言葉は顔。sproutさんはとても素敵な方でした。いつかアリヲさんもご対面できたらいいですね。



メッセージはお気軽にどうぞ。

音楽::POLYSTAR出身の方々


ひねくれポップの殿堂XTCについてダラダラ語る

2009.10.01

そういえば少し前の日記に「最近はXTC漬け」と書いたような気がするのですが、
これを「エクスタシー漬け」と読むと、このご時世、あらぬ誤解を受けそうですね(笑)
ま、こちらのXTCは中毒性が高いので、6日間逃亡したくらいじゃ身体から抜けませんが。

僕にとって永遠の「3大ひねくれポップ」とは10cc、SPARKS、XTCですが、最近はXTCをよく聴いています。
ブーム再燃の発端となったのは先月のこと。出生届を区役所に提出した帰りにディスクユニオンに立ち寄り、
あまりにもあんまりな値段で投げ売りされていた彼らのアルバム「Homespun」を買ったことがきっかけです。
「Apple Venus」の丸ごとデモ・トラック集である「Homespun」は、ある意味"副産物的"なアルバムですが、
じっくり聴くと、「Apple Venus」に収録されたバージョンよりも良いんじゃないかと思える曲もあって興味深いですね。

正直に言って僕はそれほど熱心なXTCリスナーではありませんでした。
全タイトルが紙ジャケで再発されたときも、「Black Sea」「English Settlement」の2枚しか買いませんでした。
福岡出張のときに、天神地下街の中古CDショップ(ボーダーラインだったかな?)で買った4枚組のCD-BOX、
「Transistor Blast:The Best Of The BBC Sessions」に収録されている曲しか、初期音源は知りません。

そんな残念なリスナーの僕なりに彼らの音楽の魅力を考えると、メロディーの美しさやひねくれ具合はもちろん、
従来の感覚が破壊されるような才気あふれる「リフ」がすごいんじゃないかと。アンディもコリンも一流のリフメーカー。
"Living through Another Cuba"や"Jason and the Argonauts"や"Making Plans for Nigel"などなど、
何度も繰り返して聴きたくなる名曲には、必ず素晴らしいリフが出現するんですよね。

しかし、XTCは他人におすすめしたいときに非常に悩ましいバンドでもあります。
一般的に名盤とされるのは中期の代表作「Black Sea」「English Settlement」あたりだと思うんですが、
かなりクセの強い作品なので、人によってはしっとりとした「Apple Venus」のほうが聴きやすいるかもしれないし、
またある人によっては、初期のパンキッシュでニューウェイブで前のめりな曲調を好む人もいるかもしれないし、
まぁ、どのオリジナル・アルバムにも代表曲・重要曲は収録されているものの、いまいち決め手に欠けるというか・・・。
「English Settlement」や「Oranges & Lemons」は、もっとコンパクトならおすすめしやすい作品なんですが。

じゃあ、困ったときのベスト盤ではどうかと思うんだけど、これまたあまりピンとくるものがない(笑)
もう廃盤になっちゃったけど、東芝EMIから発売された「THE GREATEST」っていう日本限定のベスト盤は、
シングルB面でしか聴けなかった貴重なライブ・バージョンが多数収録されていて、これは好企画盤でしたね。
特に、UK7インチシングル「Sgt. Rock」のB面に収録されていたメドレー形式のライブ音源は白眉です。
"Living through Another Cuba"から"Generals and Majors"へとつながっていく瞬間のカタルシス!
「こりゃジューダス・プリーストの"The Hellion"→"Electric Eyes"と並ぶ名演だ!」と興奮したものです。

ふと、健一先生のライブにアンディ・パートリッジがゲスト参加したら・・・と妄想。日英ひねくれポップ代表として共演。
あ、そうだそうだ。世田谷公演では弦カルが入るんで、「Apple Venus」の楽曲も完全再現できますよアンディ先生!
もしアンディがステージに立つなら世界的な大ニュースですが、チケット代がいまの5倍くらいに跳ね上がりそう(笑)


■ Science Friction/XTC


> Mr.Childrenの「Q」を今日聞きました。
> 口笛、Hallelujah、安らげる場所(終わりの3曲)がいいなあとしみじみしました。
> ひろニクルさんはBeatlesな気分ですか?
>
> はなでした。


はなさん、こんにちは。はい、Beatlesな気分でした。と言いつつリマスター盤買ってないんですけどね。
僕は旧盤の音もそんなに悪くはないと思っているので、あと10年はこのままでいいかなーなんて(笑)
おぉ、「ひろニクルのPOPの焦点」にも選出されたミスチルの「Q」から、実に渋い3曲を選ばれましたね!
彼らのアルバムはすべて購入しておりますが、「Q」はいまだに聴き返すことの多い大好きな作品です。
またいつの日か、こんなデリケートで刺激的なアルバムを作ってほしいと願いつつ、もうすぐ10年・・・。

> お久しぶりです!横浜のnanamiです。
> 大変遅くなってしまいましたが、ベビニクルちゃんのお誕生おめでとうございます!!
> お祝いの機を逸してしまい、今回お宮参りのお写真を見て「今だ!」と。とても可愛らしい!
> これからも成長日記が見られるのかしら。健一さんと1日違いのバースデーも不思議で素敵な縁ですね♪
>
> 夏のイベントやトークショーには参加できなかったのですが、
> 10月のライブには参加します!DVDも発売されるし、これから楽しみが続いていきます!
>
> 丸善風ブックカバー、これ販売してほしい!!買っちゃいます☆


nanamiさん、ありがとうございます!お宮参りは近所の神社で簡単に済ませました。一安心です。
びっくり日記の左サイドバーにいつのまにか「ベビニクル」というカテゴリが追加されてしまった以上、
黒沢健一をこっそり応援すると同時に、ちゃっかり愛娘の成長も見守っていく日記になりました・・・。
素晴らしいライブDVDも発売されましたし、早くも今週末には世田谷パブリックシアター。楽しみですね。
丸善風ブックカバー、材料は紙なので原価も安く済みそう。まぁ、テキトーに自作もできそうですが(笑)

> ひろニクルさん、こんばんは!mayugonです。
>
> 素晴らしい新シリーズですねー。2枚目の「今日も~」のベビニクルちゃん、大好きです(笑)
> 絶唱でのマイクの離し具合は、すでに風格が・・・。リクエストはアリなのでしょうか(笑)
> 2曲目、楽しみにしていますね!


mayugonさん、こんばんは。僕は1枚目のイントロもけっこう好きですね(笑)
そして、秘技「マイク離し」に気付いていただき嬉しいです。これは本格的歌手への萌芽?
いまどきあんなにマイク離すのは、和田アキ子か尾崎紀世彦か葛城ユキしかいません(古すぎ)
胎教時代からKK先生の音楽に親しんできたベビニクル。その魂の歌声に今後ともご期待下さい!

> かわいぃ~。熱唱してる~♪
> ちょうど良い位置に手がありましたね、しかも握って(笑)


本人はすっかりミュージシャン気分なんだろうと思います(笑)
そうそう、赤ちゃんってギュっと手を握っていることが多いんですよねー。ドラえもんのようです。
第2弾(あるのでしょうか?)にもぜひご期待下さい!ありがとうございます。



メッセージはお気軽にどうぞ。

音楽::その他/洋楽


Jaggedland / Marshall Crenshaw

2009.05.14



天才ポップス職人、マーシャル・クレンショウのNEW ALBUMが出るーっ!

来月リリースされる新作のタイトルは「Jaggedland」。さっそくAmazonで予約しましたよ。
2003年の「What's In The Bag?」以来、なんと6年ぶりのオリジナル・アルバムです。
レコード会社が販促用の公式ムービーをYouTubeで公開しているのでご紹介します。



どうですかこのメロディー。グッと来ちゃいますね。「Live and Learn」という曲です。
少しずつですが、その他の収録曲もこちらのサイトで全曲試聴できます。

健一先生に続いてマーシャル・クレンショウの新作も出るなんて、すごいな2009年!(笑)


■ Somebody Crying/Marshall Crenshaw


> ぎょえぇぇぇ?! そんな大々的にお知らせまでしていただいてッ!! ますます恐れ多いッ。
> ひっそり、こっそり追加していただいて良かったのに・・・。お恥ずかしいです。
> あぁ、みなさん、ごめんなさい(笑)
> 全然、なんの知識もないぼやき日記です。お暇でどーしょーもなかったらどうぞ(笑)
> ジェリー&ザ・ペイスメイカーズ、気になる!!また買ってしまいそうです♪


ちゃんちゃこりんさん、相互リンク了承ありがとうございました。全然恐れ多くなんてないですって(笑)
どうぞこれまでと変わらず楽しい記事をお願いしますね。ジェリー&ザ・ペイスメイカーズは良いですよー。
ベストやコンピでも構わないので、「Ferry Cross The Mersey」だけはぜひ押さえてもらいたい名曲です。



メッセージはお気軽にどうぞ。

音楽::Marshall Crenshaw


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