:: びっくり日記

健'z@新宿インストア

2003.12.11

覚え書き。

その1:往復ハガキ買わなくちゃ!
その2:ZONEのTAKAYOちゃんが脱退!(顔知らない)
その3:ちづさんの12月4日の日記がズルい。面白すぎ。

+ + + + +

健'zインストアライブ@タワレコ新宿店に参加された皆様、おつかれさまでした。
今日は全体的に、メロディを優しく軟着陸させるような先生の唱法が印象的でしたね。ボーカルの輪郭が滑らか。

ミネラルウォーターを一口、先生がまず一言。「どうもこんばんはー。健'zです」
それから、CRTイベントについて説明しながら健'z結成のいきさつ等。
1曲目は“Every Night”。組んだ足のつま先で小さくリズムを刻む先生。

「PET SOUNDS」について語り始める2人。このまま“駄目な僕”に突入かと思いきや、“Heart Of The Country”。
おーい、ポールの曲じゃん!今に始まったことではないけれど、MCと楽曲に脈絡がない(笑)
ボーカル、ギター共にCDよりおとなしめのソフトな演奏。

「たまには誰でも知ってるメジャーな曲を」ということで、ビートルズの“The Long And Winding Road”が初披露されました。
リハーサルが充分できなかったとのことですが、
大仰なアレンジを排した「LET IT BE・・・NAKED」バージョンと、健'z的アプローチが見事に一致。素晴らしいテイクでした。
エンディングでオクターブ上にボーカルフェイクして終了。上手い。

ビーチ・ボーイズでは一番“Surfin' U.S.A.”が好きで、ビートルズなら“Yesterday”が最高だという健太さん。
そこで先生の名言、「時代は定番へ」。“Yesterday”をワンフレーズ熱唱。

「CDに入ってる曲もやらなくちゃ」ということで、“Vanilla Sky”。
“♪~Away”という部分の息の抜き方は史上最高のソフト加減。とても丁寧に歌っている。ピッチも全く狂わない。
「CDよりライブが上手い」というのは矛盾しているようにも思うんだけど、先生はそのパラドックスを眼前で見事に解決してみせる。

ここでラジオ出演等の告知があって「健'zとしての活動は続けたい」という先生の力強いお言葉。
ギターの腕前を褒められて、健太さんはしきりに照れている。

で、ラストは冬に聴くビーチ・ボーイズということで、名曲“Your Summer Dream”が演奏されてライブ終了。

ライブ後は特製バッジを健'zの2人が手渡し。僕は今回プロポーズは控えさせていただきました。
たしか「仕事帰り?」「おつかれー」というようなことを言われた気がします・・・。

その後は、ゆみこさん、ヒロミさん、れふさんとご飯。
皆さんの恋愛話に、恋ができない僕はちょっぴり切ない気分で家路についたのでした。

+ + + + +

健'zインストアライブ12月11日@タワーレコード新宿店
SET LIST
01. Every Night
02. Heart Of The Country
03. The Long And Winding Road(初出)
04. Vanilla Sky
05. Your Summer Dream


> トライセラ・・・ひろりんさんは例の色んな意味で寒い街に来ないの?(笑)
> 小さいハコだし休日だし近いしでかなりの狙い目だと思うけどなぁ。


銀行も破綻してますます冷え込むあの街ですか(笑)
うーん、懐具合が厳しいですわ。ごめんなさい!いまは餃子が食べたい気分じゃないの・・・。

> マフラー→ディラン巻き、パーマ→ディラン巻き
> これで間違いなくロッカーinウィンターです!


えー!あんなボサボサパーマやだよー(笑)
冬のロケンローラーは、ああいう髪じゃなきゃダメ?実は僕の前髪は天然パーマなのですよ。マジで。

> ガンダム・パイロット・アカデミーのHP見てきました。やってみてぇ~!
> しかし、それ以上に気になったのが座席が自動車シートの名門RECAROを使っていたってこと。あれ1つで20万以上。
> 内容だけじゃなくインターフェイスまでコダワリのゲームなんですな。シートだけでも欲しいッス。


うへー!20万以上ですか・・・!自動車のシートって高いんですねー。びっくり!
ゲーム代が2人で1000だから、200回プレイでやっとシート代がペイできる計算ですね。
RECAROのホームページも見てみたんですが、本当にすっぽり身体が収まる感じで座り心地良さそう♪

> うわー聴いちゃった聴いちゃったラジオ。ひろりんさんなんでそんな棒読みなの?
> 普段のテンションで喋れば普通におもしろいのに。
> でもいいねラジオ。専門学校時代に半年くらい授業でやったけど楽しかったなー。
> ちょっとそんなことを思い出しました。ああ青春。


すみません(笑)
なるべく普段通りに喋られるよう、精進致しまっす!つい用意した原稿を読んじゃうのが棒読みの原因。ああ青春。
僕も学生時代には名うてのレディオ・ディレクターとしてごく一部でカリスマ的な人気を誇っていたのです(笑)
ぜひ次回ゲストとしてびっくりスタジオにいらして下さ~い(※公開録音の観覧者も募集中!)

> 今、俺の隣も空室。俺の隣は犯罪にあいやすいみたいだ。
> 前のマンションの隣室では強盗1回、ピッキング泥棒1回入った。その度に隣人が変わった。
> 帰宅時に強盗と遭遇した時のために、玄関の傘立てに木刀と催涙ガスを仕込んでいる。


部屋の中に“武器”を置いてあっても意味ないんですよね。中に強盗がいたら取りにいけないから。
ひろりん宅の玄関にはプーマのスニーカーと、新聞契約したときにもらった粉洗剤がごっそり置かれてます。
いざというときは、洗剤をばらまいて犯人を煙に巻き、スニーカーで鋭い鉄槌を食らわせてやります!



メッセージはお気軽にどうぞ。

黒沢健一::健'z


健'z@吉祥寺インストア

2003.12.07

ありえません。

午前11時には吉祥寺の新星堂で2枚目の「健'z」を購入、
ライブは14時からだし、近くのカフェでまったりとするかな~と思ったそのとき!!
僕はとんでもないことに気付いてしまったのです・・・。


浅香唯のチケット忘れた。


そうでした。今日は健'zのインストアと浅香唯のライブをハシゴでした。
それなのに、浅香唯のチケットを持たず外出してしまったのです。
慌てて家までチケットを取りに戻り、再び吉祥寺へ猛ダッシュ。
なんとかインストア・ライブのスタートには間に合いました(ぜぇぜぇ)

+ + + + +

クリスマスツリーをバックに置いたステージに、健'zのお二人が登場。
「たくさん集まっていただきありがとうございます」
そう言ってミネラルウォーターを口にする健一先生。
「何はともあれ、アルバムの1曲目を」という健太さんの言葉から、
“Vanilla Sky”でインストア・ライブはスタート。
先生の声は、CDよりも深みがあって心にすうっと溶け込んでくる。

続いては、健'z結成のいきさつ等についてMC。

ガタンゴトン!ガタンゴトン!
ここは中央線のガード下だから電車が走る度に振動がすごい。

アルバム未収録、エルビスの名曲“My Baby Left Me”が演奏される。
間奏前に「ギター!」と照れ臭そうに呟く先生がかわいかったー。

「店内のお客さまに迷子のお呼び出しを申し上げます・・・」
なんだなんだ!
そうだ、ここは駅ビルの中。こんなアナウンスも聞こえてくるのだ。

続いて、“Every Night”。
ラストに「エブリィ~ナァイトォ~」という雄叫び(?)入りの新バージョン。

ここでまたMC。
いまだに先生はセ・リーグとパ・リーグの違いがわからないようで、
「メジャーとマイナーってことですかね?」なんて言ってました(笑)

日ハムファン感謝デーの話から健'z東京ドーム公演の野望まで、
何やら話の収拾がつかなくなったところで、ポールの“Calico Skies”。
よく動く健太さんの運指に思わず見とれてしまう。
演奏が終わってお二人はこんな会話を。
「なぁ、健一。俺達一度もこの曲を完璧にできたことがないんだよなー」
「必ずボーカルかギターのどちらかが間違うという(笑)」

今週のインストア・イベントの告知なんかが軽くあって、
なんとその後、黒沢健一+ホッピー神山+岡井大二の新バンド、
Science Ministryの新曲がワンフレーズ披露されました!
英語詞の曲でメロディーがすごく綺麗な曲でしたよ。期待大!

そして気になるMCが。

「健一、お前いまバンドいくつやってんだっけ?」
「えーと・・・4つですね」

ん?4つ?
しばし思考する僕。
curve509と、健'zと、Science Ministryと・・・


L⇔Rか!(*゚∇゚*) <違うだろ


最後に“駄目な僕”が演奏されてライブ終了。
いよいよ、お楽しみのサイン&握手会です。
長蛇の列に並んで、いよいよ僕の番が近づいてきました。
僕の顔を見た健太さんの第一声がこれ。

「あ、来やがったか!(笑)」

あんまりだ(笑)
で、サインしながらの会話はこんな感じ。

「CRTクリスマス・ライブのチケット、無事に手に入れましたよ」
「そうかー!実は取れたかどうかちょっと心配してたんだよ」
「あ、ありがとうございますー(感動)」
「ま、取れなかったら取れなかったで別にいいかとも思ってたけどね」
「ひどい!あ、サインちゃんと書いて下さいよ!」

続いて、僕の顔を見た健一先生の第一声がこれ。

「お!CRTの常連さん!」

いや、それもどうかと思うよ(笑)
で、サインしながらの会話はこんな感じ。

「先生、どうもこんにちはー」
「サインの名前どうする?」
「じゃ、ひろりんで」
「CRTでは健太さんにいつもいじられる役回りのひろりんね(笑)」
「健一さん・・・」
「ん?」
「結婚して下さい」(真顔)
「ぶわっはっはっはっは!」(ひたすら笑うだけで返事なし)
「ウソですウソです」
「23日も来るんでしょ?」
「はい、もちろん行きますよー」

先生、プロポーズの答えいつまでも待ってまーす(笑)

+ + + + +

健'zインストアライブ12月7日@吉祥寺新星堂
SET LIST
01. Vanilla Sky
02. My Baby Left Me
03. Every Night
04. Calico Skies
05. I Just Wasn't Made For These Times

+ + + + +

サイン会終了後は、井の頭線で渋谷へバタバタと移動。
浅香唯のライブです。会場は渋谷BOXX。
会場に入ってまず驚いたのが、みんな背がデカい!デカすぎる!
コンパクトサイズの僕にとっては、ちょっとつらいところ。
考えてみれば男性率の多いライブなんて久しぶりだもんなー。

10分遅れでライブスタート。
もうね、ファンが発する“'80年代の空気”に圧倒されっぱなし。
例えば、名曲中の名曲“セシル”での合いの手のすごいこと。

「♪あなたの」 パンパン! 「♪微笑み」 パンパン!

名バラード“愛しい人と眠りたい”では、もちろんペンライトを頭上で思いっきり左右に振りまくる。
アンコールを要求するときは延々と「あーさーかー!」「ゆい!」「あーさーかー!」「ゆい!」(笑)

あ、ライブ自体は良かったですよ。
「スケバン刑事」時代の名曲“STAR”、“瞳にSTORM”、“虹のDreamer”、
そして“Remember”等、もっともっと聴きたかった曲があったことも事実だけど。

健'zと浅香唯という妙な食い合わせが頭のなかでカオスを形成して、
なんだか不思議な気持ちで家路についたのでした。


> 延髄蹴りでも膝カックンでもなんでもいいのー?
> ふふっ、明日どうしてやるか楽しみに考えよー(笑)
> ってかその前にインストアに間に合う時間に起きられるかが問題だなー(笑)


起きられましたかー?
なんとか延髄蹴りも膝カックンも避けられました。
ふう・・・自分の身は自分で守らないとね(笑)



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黒沢健一::健'z


健'zの周辺が慌しい

2003.11.21

毎月恒例のCRTイベント@新宿ロフトプラスワンへ。

今月は「CRT50回記念・秋のオールディーズ祭り」でした。
4ヶ月連続出席。毎度のことながら、タメになるイベントです。
CD1枚の料金で、CD10枚分の知識が身につきます。本当です。

健太さんが健'z関連の告知もしてくれましたよー。

12月23日の「健'zとクリスマス」チケットは、12月1日10:00~ローソンチケットにて発売。
Lコード31674。料金は1500(クリスマスプレゼント付)。1人2枚まで。

・・・取れるのかな、これ?
だって、ロフトプラスワンってあれっぽっちのキャパしかないんだよ。ちょっと不安。

あ、12月3日に発売されるCDの現物、見ましたよー!
裏ジャケもディスクのレーベルも、かなりマニアックで笑えます。
そのCD発売記念のインストア・ライブ詳細については以下の通り。

12月 7日 新星堂吉祥寺店 14:00~ 購入特典:健'zサイン
12月11日 タワレコ新宿店 19:30~ 購入特典:健'zバッジ
12月14日 HMV池袋メトロポリタン 14:00~ 購入特典:健'zライター

で、本日流れた健'zのCD音源はこんな感じ。

Melt Away(能地祐子さん入場時BGM)
Vanilla Sky(健太さん入場時BGM)
So Bad(初出音源・フルコーラス)

「So Bad」をリクエストしたのは、びっくり日記にいつも遊びに来て下さっているとらじろうさん。
ナイスです!絶妙のリクエストです!音源かける前に、健太さんが最前列にいた僕に確認。

「これ、以前かけたっけ?」
「かけてません!」

裏返った声で即答。
僕の裏返った声は気持ち悪いけど、健一先生の裏声は、もはや神懸り的。
そして、さすがダビング大王。天衣無縫のコーラスワークです。
そこにあるのはギターの音と先生の声だけ。なんて美しい・・・。

涙目でうっとりしてたから気付かなかったんだけど、この曲でギター間違ってるそうです(笑)
健一先生が「うん、会心の出来!」と自らの歌に満足あらせられたので、
やむなくこのテイクを採用したことが判明。

さて、イベント終了後に健太さんとしばし立ち話タイム。

「健太さーん、来月のチケット取れるかどうか心配です」
「いや、でもさぁ、そんなに売れるかぁ?」
「売れますよー」
「いや、健一が人気あることはわかるんだけどさぁ・・・」
「いやいや、健太さんの隠れファンもいますよ、きっと」

隠れファンって・・・。
なぜ普通に「健太さんのファンもいます」と言えなかったんだろう(笑)

健太さんのギター、大好きですよ!



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黒沢健一::健'z


健'zを観るということ@in the city 2003

2003.10.02

冷夏の影響で、今年は不作。ひろりんの実家も農家なので心配です。
稲が立ってモミが出来ても、実が入っていない状態を「不稔(ふねん)」と言うそうです。

世の中にはなんと不稔のカバー曲が溢れ返っていることか。
しかもそれらが、そこそこヒットしてしまうという音楽シーンの現状。
あまりに安易なムーブメントに閉口することしきり。

巷に流れる凡百のカバーに欠如しているのは「勇気」じゃないかな。
カバーだからこそシンプルに試される自身の音楽的感性と実力。
それらをさらけだす「勇気」がないんじゃないかと思います。
「カバーだからテキトーに」という不誠実なアティテュードは、
オリジナルに対しての愛情と敬意の欠落を聴き手に透過されてしまうという恐ろしさがあります。

真正面から楽曲の核と向き合う健'zに、不鮮明な視点は一切なし。
実力はもとより、すべてをさらけだす勇気に溢れているんだ。
ま、そんなことは微塵も感じさせずサラリとプレイしてしまうけど。



今日は渋谷エッグサイトで、健'zの出演イベント。SET LISTは以下の通り。

01. I've Just Seen a Face /The Beatles
02. Diary /Bread
03. Sheila /Tommy loe
04. Vanilla Sky /Paul McCartney
05. My Baby Left Me /Elvis Presley
06. All I have to do is dream /Everly Brothers
07. Every Night /Paul McCartney
08. Surf's Up /The Beach Boys
09. This I Swear /The Skyliners

穏やかなメロディと細部まで神経が配られたサウンドが会場全体をふんわりと包み込んでいく雰囲気とか、
孤高の鋭さを放つ変幻自在の先生のボーカルは、curve509のライブとはまた違った幸福な味わい。

今日はスピーカーの近くで観てたんだけど、先生の声って決して“うるさく”ならないんだよね。
輪郭ははっきりしてるんだけど、まろやかで耳に優しい。
初披露された、Breadでのボーカルは白眉でした。息を抜きながらメロディをそっと“置いていく”感じ?
L⇔Rの“Lime Light”のDメロ「包まれても」の「も」みたいな。

その他もろもろについて、殴り書きしたメモからオートマティカルなスピードで箇条書き。

・今回のイベント、当初はcurve509で参加予定だったらしい。
・ギターの井澤さんが下北沢にてライブということで、健'zに。
・いよいよ健'zのCDが12月頭くらいに発売!! CDショップで買えます。
・現時点で判明してる収録曲は、“Vanilla Sky”と“Every Night”のみ。
・健一先生いわく「CDにトークは入っていません」。当たり前です。
・12月23日に健'zのクリスマスライブ@新宿ロフトプラスワン決定!
・“LAZY GIRL”と“ブルージーン”はJ-POPスタンダード(健太さん認定)
・先生は小林旭のモノマネが上手い。
・ナベツネに会って、卵を投げつけたい衝動にかられる健太さん。
・健太さん「私達の心はブライアンウィルソンのものです」。意味不明。
・“Surf's Up”では、やはり神が降臨していた。
・先生がつっこみを覚えた。以下、参照のこと。

健太:「例えば、原辰徳みたいなさぁ・・・」
健一:「また巨人ですかっ!」

健太:「健'zは実験的なんです。プログレですよ!」
健一:「違うと思いますよ」



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黒沢健一::健'z


健'zとあそぼう!

2003.06.20

ヨドバシカメラで買ったガンダムのフィギュアを4体持って、歌舞伎町を爆走するひろりん!
通行人に迷惑だっつーの。しかしやばいよ、開場に間に合わーん!

そう、今日は新宿ロフトプラスワンでCRTイベントなのです。
せっかく良番整理券を取ってもらったのに(人任せ)、このままでは無駄になってしまう~。
とにかく全力疾走!

なんとか間に合ったものの、心臓がトクトクと変な脈を打って、席についても一向に汗が止まりません。おえー。
そんな状態でも、入場時に配られた健'z缶バッジ(限定!)をバッグの奥底にしまうことは忘れない。
なくしちゃったら大変だからね。


健一先生、真顔で「PET SOUNDSバッジ」とおっしゃってました(笑)


時刻は19:30。まずはCRTの顔である萩原健太さんが登場!
ジャイアンツ札幌3連勝でご機嫌なのか、テンション高めな健太さん。
そして巨人が負けたときは健太さんに電話するのを躊躇するという健一先生が颯爽と登場。ニコニコ顔。
本日のお召し物は、タイトなシルエットの開襟シャツに茶色のパンツ。右手首にはリストバンド。黒と灰のツートンカラー。

まずは先日のCRTセッションズから、鈴木慶一氏とハナレグミで演奏された「塀の上で」のVTRを観賞。
健一先生、ここで本日1本目のタバコに火をつけました。
しかしすぐに消えてしまい、なぜか健太さんからライター借りて再着火。
で、ライブの裏話なんかを色々と。
L⇔R時代、ロフトに出演したことなんてないのに楽屋になぜか「L⇔R」という落書きがあったそうですよ。
他の会場でも「黒沢健一参上!!」って落書きがあったりしたそうで(笑)
今回は、マネージャーさんが小さく「健'z」って書いたそうです。かわいいですね。

鈴木慶一さんの話題から、オリジネーターだけが持ち得る“芯の強さ”という話になり、
ジョージ・ジョーンズの「ブラッドリー・バーン・セッション」から“Say It's Not You”をセレクトする健太さん。
さすがカントリーヲタ!
曲が流れている間、2本目のタバコをくゆらす先生。そこにスタッフがビールに替えて、ウーロン茶を持ってきました。
ペコペコと律儀にお礼、あいかわらずの腰の低さです(笑)
曲を聴き終えた先生は、ジョージのしゃがれたボーカルを「“男のシワ”って感じですよね」と見事に表現!

ここからの時間帯は、混濁したディープな会話に突入。
健太さんによる、矢沢永吉 at 福岡屋台ネタ(もう有名ですね)あり、森進一の“タメ”を作る歌唱法についての講釈あり、
油断してるとヤンキース松井の話題になったり・・・会場は大爆笑!
スイッチが入ってしまった健一先生のテンションも、明らかに変・・・。
「I Feel Good!Yeah!」と永ちゃんのモノマネをしたかと思えば、
“日本海”を想起させるというコブシもたっぷりに、森進一のマネ。
「ちょっと野口五郎っぽかったぞ!」と健太さんにツッコまれると、なぜか嬉しそうに何度も復唱(笑)

そして、野球ネタ。
これが先生にとって何よりの鬼門であることは、ファンなら誰もが知るところではありますが。
いやー、今日も珍妙な発言が飛び出すこと飛び出すこと!

「おい健一、まだ外野ってどこだかわかんねーの?」
「いや、両チームのメンバー以外が外野でしょ?」

彼に言わせれば審判も“外野”だそうです・・・ありえません。
そしておそらく“巨人軍”という呼称に倣ったのでしょう、次の瞬間、彼の口から発せられた単語に耳を疑いました。

広島軍。

せ、先生っ!誰もそんな呼び方してませんっ!!(笑)
さらに、知ってる選手はいるのかと問われた健一先生。
得意満面にジャイアンツ清原の名前を挙げて、一言。

とても強い人ですよね

こ、これは深い!深い発言だよっ!! ・・・たぶん。
清原の人間性まで包括的に分析した上で“強い人”だと!!
いやー、さすが天才は言うことが違います。

さて、今回は健'zのボツ曲を紹介するミニコーナーがありました!
つまり、とりあえず二人で練習してみたけれどもライブレパートリーとして採用されなかった楽曲を披露というわけ。
もちろん完奏なしで、曲の一部しか聴けなかったんだけどこの時間帯は結構レアだったんじゃないかなー。

・I'm not in love(10cc)
・Light My Fire(ドアーズ)
・coconut(ニルソン)
・何だっけ?(ポールの曲なんだけどな・・・)

次に「こんな曲できんのかなー」シリーズ。
コード進行の話や歌唱法のネタを挟みつつ、健'zのレパートリーをさらに広げる可能性を探るのだっ!

・Honky Tonk Women(ローリング・ストーンズ) <森進一バージョンで(笑)
・Angie(ローリング・ストーンズ)
・Keep Me Hangin' On(シュープリームス / バニラ・ファッジ)
・Blowin' in the Wind(ボブ・ディラン / ピーター・ポール&マリー)

途中で、ビーチ・ボーイズの“Good Vibrations”にも言及。
井上陽水の名曲“傘がない”とコード進行が同じであることに気付いた先生は、いたく感激しておりました。
しかし、「健一!お前の曲はコードが難しいんだよ!」と健太さんからダメ出しされる場面も。
あぁ、カリスマとは、かくも悲しきものなのか(笑)
“Good Vibrations”も楽しそうに歌っていましたよ。あんなにきれいなファルセット出せる人はいませんよね。

そして、本日のCRT前半の山場がやってまいりました。
な、な、な、なーんと!健'zレコーディング音源初公開ーーーー!!
いつも通りのスタイルでライブレコーディングしたものに、健一先生お得意の多重コーラスをかぶせたというもの。
健太さんは、健一先生のことを「ダビング大王」と呼んでいました(笑)

まずは、ポールのカバー“Vanilla Sky”を全員でありがたく試聴です。
ここで大王は、本日3本目のタバコ。それにしてもすごい音源だよ、これは!
間奏の職人的“一人多重コーラス”を聴いて鳥肌立ったもん。曲が終わると、やんややんやの大盛況。
「嬉しいなぁ。じゃあもう1曲聴きますか?」ということで、ビーチ・ボーイズの“駄目な僕”まで聴かせてもらいました!!
サビの複雑なコーラスの見事な再現っぷりに思わず涙・・・。ライブではいつも健太さんが歌っている、曲最後のリフレインパート。
ここももちろん、大王による多重コーラス!もはや名人芸。いや、神。
感動的な“駄目な僕”が終わり、ここで本日4本目のスモーキング。
このレコーディング音源は、何らかの形で必ず発売するそうですよ!ぜひ初回特典DVD付きでお願いしますっ!!(懇願)

新CRTセッションズのライブ映像(“Every Night”、“Vanilla Sky”)が
会場内のモニターに流れるという贅沢な休憩時間を挟み、後半突入!

後半は、健'zのライブを中心にお客さんから回収したアンケート用紙に答えながら進行です。

まずは、先日のCRTセッションズで感動的なラストを演出した“Melt Away”から、ライブスタート。
素晴らしい!健一先生の優しい声は、この曲によく溶け込んでいる。
続くポール・マッカートニーの“Calico Skies”では、なんとラスト手前でギターの健太さんが痛恨のミス!
そこからもう一度仕切り直して、無事に完奏したのでした。

ここで、アンケートを紹介。
「健ちゃんなら女性ボーカルの曲もイケると思います」という意見を受けて、
なんと松田聖子の“SWEET MEMORIES”をハミングでワンフレーズだけ歌ってしまったのです!
そして、ギターの練習をしない健一先生に健太さんがキツイ一言。

「健一はねぇ、ギター下手だよ~う」

あぁ、カリスマとは、かくも悲しきものなのか(笑)
「下手」と言われたのが意外にこたえたのかしらん、この後、本人の言動が再びトンチンカンな方向へ・・・。
“このまま朝までずっと歌い続けるかー!よっしゃー!”ってな感じに盛り上がったときだったかな?
健一先生がすかさず放った一言、

「みなさん、始発なくなりますよ!」

ざわつく客席。

「えっ?始発がなくなる?それって“終電”の間違いでは・・・」

すぐに自分の誤りに気付いた先生、

「ごめん!ごめん!ごめん!」

その必死の姿を横目に、呆れ顔の健太さんが、

「世間知らずなんだよ、コイツは(笑)」

動揺を隠せない健一先生。

「終電くらい知ってましゅよっ!!」

続いて、前回のライブで初演奏されたポールの“So Bad”。天を衝くようなファルセットが圧倒的!

僕の質問が読まれたのって、このへんだったっけ?
「健'zのライバル、curve509についてお二人の所感を」みたいな内容だったんだけど、いやー健太さんって鬼だ。

「curve509はねぇ、コイツがL⇔Rを擬似解散させて、秀樹を追い出して作ったバンドなんだよっ!!」

ひ、ひでぇ(笑)
身も蓋もないっつーか・・・。あ、もちろんジョークですからねー!
ファンの皆さん、本気で怒っちゃダメですよ~☆

そして、なぜか僕にあらぬ濡れ衣が・・・!!
「お前は俺の親かよっ!親戚かよっ!」
ふえーん、先生に叱られた~ヽ(´Д`;)ノ ←ちょっと嬉しそうなのはなぜ?

“Oh No Not My Baby”と、“My Baby Left Me”を立て続けにプレイ。

見事に歌い上げ、ほっと一息といった表情を見せる先生。
ためらうことなくオシボリで顔を拭いておられました・・・(笑)

「次は私が歌います」と健太さんが言って始まった曲は、
エヴァリー・ブラザーズの“All I Have To Do Is Dream”。終始2人の美しいハーモニー。

ここで、健太さんのGパンサイズが40であることが判明!
で、でかっ!! そりゃあユニクロさんにも売ってないわ(笑)
僕は、27か28でオーケー。ユニクロでは買わないけど。

再びアンケートから質疑応答コーナー。
この時点ですでに先生は“質問恐怖症”になってましたね(笑)
しきりに髪を手でクシャクシャさせながら、困った顔をしてました。

「健一さんが解説なしで観られるスポーツはあるんですか?」

鋭いその質問に、超真顔で先生は答えました。

射的。

予期せぬ回答にまたもざわつく客席。先生が言葉を続ける。

「いや、知ってますって。オリンピックとか・・・」

そこで健太さんが電光石火の一言!

「お前、それは“射撃”だろ!?」

ぐはっ。健一先生はおそらく射的と射撃を混同してらっしゃいます。
ほら、射的って温泉街とかで見かけるアレですよねぇ(笑)
(参考→http://www.wind.ne.jp/syateki/

先生、ホントにこのままでいいのっ!? 悔しくないのっ!?
僕の意思が彼の心に伝播したのだろうか、名誉挽回、起死回生の一言が!

「サッカーならなんとなくルールわかりますよ」
「え?マジ!? オフサイドって知ってる?」
知らない

そのままスゥッと照明が落ち、ビートルズの“I've Just Seen A Face”。
この二人、お笑いのテンポまで体得しはじめたぞ(笑)

フォーフレッシュメンの“Graduation Day”をチラッと歌い、ポールの“Waterfalls”へ。

「ビートルズの“Help!”をぜひバラードでお願いします」
アンケートに書かれたグッド・アイディアが採用されて、ボサノバテイストな“Help!”を聴くことができました。
すげー得した気分なんですけど。この曲、今後に期待できそうですよ。

「いつも演奏するから、みなさんもう飽きてるかもしれませんね」
そう健太さんが言って始まったのが、ポールの“Every Night”。
いやいや、何をおっしゃいますか。飽きてなんかいませんってば。お気に入りなのだ。

さてここからは、ビーチ・ボーイズを続けて4曲!うほーい。
まずは、初期・健'zを支えた重要なレパートリー“God Only Knows”。
久しぶりだからアレコレ忘れてしまっているご様子で「イントロ、コイツ歌うんだよね?」と客席に確認する健太さん。
「そうです」「歌います」と即答する観客。不思議な光景です・・・(笑)
そして、今回が初出となる哀しきバラード“Caroline No”。
「難しい!とにかく難しい!」と二人が口を揃えて言う“Surf's Up”。
これまた久しぶりのプレイとなる“Your Summer Dream”。

で、ラストはポールの“Warm And Beautiful”でお開き!

新CRTセッションズよりも豪華なセットリストで、もう大満足!
手に持ったガンダムフィギュアの重さも忘れ、軽やかな足取りで家路についたのでした。

+ + + + +

SETLIST
01. Melt Away /Brian Wilson
02. Calico Skies / Paul McCartney
03. So Bad / Paul McCartney
04. Oh No, Not My Baby / Maxine Brown
05. My Baby Left Me / Arthur Crudup
06. All I Have To Do Is Dream / The Everly Brothers
07. I've Just Seen A Face / The Beatles
08. Waterfalls / Paul McCartney
09. Every Night / Paul McCartney
10. Blackbird / The Beatles
11. God Only Knows / The Beach Boys
12. Surf's Up / The Beach Boys
13. Your Summer Dream / The Beach Boys
14. Warm And Beautiful / Wings



メッセージはお気軽にどうぞ。

黒沢健一::健'z


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