:: びっくり日記

ハンキー・パンキー トーク&撮影会

2009.04.18



ついにこの日がやってきました!ハンキー・パンキーのインストアイベント@タワレコ新宿店です。
デコレ村ライブで暴言を連発して桜塚やっくんに「ガラ悪すぎ」とたしなめられたCHABOさんがゲスト。
まさかとは思っていたけど、黒沢兄弟、いきなりパンダで登場!どことなく2人とも達観した表情です。
ステージ上には脚の長いスツールが用意されていたんだけど、着ぐるみだからとにかく座りにくそう…。
そしてパンダの手は指抜きされていないミトン状態のため、マイクの位置を変えられずにもがく先生…。

CHABOさんも早々とステージに呼び入れられました。さすがに亀の甲羅は背負ってなかった(笑)
ステージ上のパンダ兄弟の姿を見てクルっと180度転回、そのまま帰ろうとするナイスリアクション!
秀樹くんが先輩にセンターを譲ろうと席を立つも(律儀だ)、CHABOさんは「まぁまぁ」と大人の対応、
最終的に座り位置はステージ向かって左から健一ハンキー、秀樹パンキー、CHABOさんとなりました。

イベント中、ストローを刺したペットボトルの水がテーブルの上に置かれていたんだけど、
それを倒さないよう両手で抱えるようにして飲むパンダの所作があまりにもかわいいので、
トーク内容と無関係なタイミングでお客さんのクスクス笑いが起こる場面も。あれは反則(笑)
マイクの位置がやっぱり遠いのか、先生は途中でほとんどスツール使わず立ち上がって前のめり。

各々が自宅から持参したおすすめ洋楽CDを紹介していくという流れでイベントは進行していきます。
紹介されたCDを中心に記憶の糸をたぐり寄せてレポしますので、抜け・勘違いなどあるかもしれません。

Five Live / The Yardbirds

まずは健一先生のおすすめCDから。出ましたヤードバーズのファイブ・ライブ!
在籍していたエリック・クラプトンの話をモロモロと。クラプトンは水戸に来たことがあるらしい。
この「Five Live」のアナログ盤について「一時期すごく高くなかった?」とCHABOさん。
「2万円くらいしてましたね」と先生の回答。その高騰っぷりはおそらくBLUE COLUMBIAラベルですか?
そして、あまりにふざけた値段の高さにCHABOさんは当時「本気で万引きしようと思った」そうです(笑)
ようやくこのレコードを手に入れた先生は「おい、誰がクラプトンかわかるか?」というように、
秀樹くんとクイズを出し合ったりしていたらしいです。そういうわけで友達はいなかったらしい(笑)
アルバムから「Good Morning, Little Schoolgirl」を聴きました。テキトーなコーラスが良い、と先生。

Bluesbreakers with Eric Clapton / John Mayall & the Blues Breakers

続いて秀樹くん。ヤードバーズからクラプトンつながりで、出ましたジョン・メイオール!超名盤!
クラプトン=ティアーズ・イン・ヘブンという世間一般のイメージに違和感を表明する壇上の3人。
秀樹くんにとって、CHABOさんのイメージはこの作品のクラプトンに近いものだったらしい。
ハンキー・パンキーのレコーディングで繰り広げられた、秀樹くん×CHABOさんの熱いギターバトル。
黒沢秀樹=リバプールから来たギタリスト疑惑。「すごい良いもの持ってる」とCHABOさんも大絶賛。
アルバムから「Hideaway」(フレディ・キングのヒット曲)を聴きながら「たしかにチャボさんっぽい」と先生。
その言葉に対して、CHABOさんいわく「エリックは俺を参考にしてる」だって(笑)

Beatles for Sale / The Beatles

ベタだけど、と言ってビートルズの「フォー・セール」を持ち出すCHABOさん。
ジョージが歌っている「Everybody's Trying to Be My Baby」を聴きました。
「ギターはグレッチかな?」というCHABOさんの問いかけに、
「グレッチです」と声を揃えて即答する黒沢兄弟さすがです(笑)

健一先生:邦題がなぜか「みんないい娘」(笑)
CHABOさん:「This Boy」の邦題は「こいつ」。
健一先生:ハンブル・パイに「あいつ」って曲もありますよ。
CHABOさん:「どいつ」って曲はないの?

ちょうど一巡したところでハンパンミニアルバムのジャケ制作秘話。
「In touch with Hanky Panky」はご存知のとおりピーター&ゴードンのパロディなんだけど、
最初はパンダ以外の部分を全部同じに作ったそうで、いま以上にそっくりジャケだったらしい。
それを見たユニバーサルミュージックは「EMIからクレームがくる!回収される!」と騒然(笑)
最終的には、ベンチャーズなどの60'sのレコードには星空を使ったジャケが多いからという理由で、
背景を星空に変更して無事に発売に至ったそうです。回収前に買い占めねば!(回収されません)

Face To Face / The Kinks

というわけで、ここから2巡目に突入。健一先生のおすすめ2枚目はキンクスの「Face To Face」です。
先生が持参したCDは紙ジャケ盤(すでに廃盤)だったんだけど、薄くて持ちにくそうでしたね(笑)
アルバムトータルとして非常に完成度が高いということで、ブリティッシュ入門にもおすすめの1枚とのこと。
紙ジャケと相性の悪いパンダが選んだ曲は「I'll Remember」。異口同音にギターの音がすごい、と。
たしかにキンキンとした金属的な音がかっこいい!まさかブライアン・メイのようにコイン弾きだったりして。
ちなみに今日のイベントで紹介された6枚の中で、僕はこの「Face To Face」だけCD持ってなくて、
こりゃいかん買わなきゃーと思って帰りにディスクユニオンに行ってみたけど、残念ながら見つからず。
ていうか、タワレコにいたんだからその場で新品買って帰れよって話ですね(笑)

Hums of the Lovin' Spoonful / The Lovin' Spoonful

秀樹くんのおすすめ2枚目は、出ましたラヴィン・スプーンフルの「Hums of the Lovin' Spoonful」!
「Coconut Grove」が収録されているこのアルバム、秀樹くんはなぜか複数枚持っているとのこと。
今日持ってきたCDもケース開けてみたら中身がなかったそうで、なるほど増殖していくわけだ(笑)
"CHABOさんに弾いてもらいたい曲"という視点から、兄弟で「Coconut Grove」を選んだそうですが、
さすがのCHABOさんもその渋い選曲センスに「君たちホンモノだ」と感心することしきり。
スタジオでは、黒沢兄弟に「良くないです。もう1回」とダメ出しされそうで緊張したらしいです(笑)
どうでもいいけど、Amazonでこのアルバムのリマスター輸入盤が784円って爆安じゃないですか?
他のオリジナルアルバムも全部同じ値段。僕の持ってるのは音良くないから、まとめて買い直そうかなぁ。

Music From Big Pink / The Band

英国モノのセレクトが多かった中、最後にCHABOさんが選んだのは米国の(カナダの)ザ・バンド!
もちろん60年代におけるビートルズ、ストーンズからのファーストインパクトが大きかったけれど、
その後、ウッドストックなど米国ロックに強く惹かれる時期もあったと熱く語るCHABOさん。
アルバム裏ジャケに写るピンク色の家「ビッグ・ピンク」に行ったときのお話もありました。
ロックファンの聖地であるこのウッドストックの伝説的借家には、やっぱり黒沢兄弟も訪問済。
「私有地で立入禁止なんですよ」と話す先生ですが、CHABOさんのときは家主自ら中に迎え入れてくれたらしい。
名盤の誉れ高き「Music From Big Pink」を初めて聴いたとき、健一先生は正直その良さがわからなかったそう。
地味なサウンド、妙なリズム感のドラム。歌も決して上手くないし歌詞も難解(でもいまではフェイバリット)
でもCHABOさんの場合は、結構すんなりとその作品の素晴らしさを共有できたというのは、実に興味深いところ。
作品に触れた「時代」よりも、当人の「年齢」が作品へのアプローチ感覚の違いとして表れるのかもしれません。

最後に3人からそれぞれコメントがあってトークセッションは終了です。

まずハンキーこと健一先生コメント要旨。洋楽マニアからスタートした音楽人生。
憧れのミュージシャン、ルーツに近づきたいという純粋な気持ちが音楽を続ける原動力にもなっている。
少し古臭いかもしれないけど、60年代70年代の音楽に親しんでみると音楽生活がもっと楽しくなるはず。

次にパンキーこと秀樹くんコメント要旨。
今日紹介したCD、もし持っていないのなら1枚だけでもいいんで買って下さい。
そして聴き込んで自分のものにしてもらえれば、僕たちも着ぐるみを着た甲斐があるというものです。
音楽を愛して下さい。

そしてゲストのCHABOさんコメント要旨。
ミニアルバムのライナーノーツを書かせてもらった。兄弟パンダとは年齢とか関係なく音楽で通じ合える。
みんなもゴキゲンなCDをたくさんタワーで買ってくれぃ、と最後にインストアイベントらしくしっかり販促。

ここでいったんパンダは控室へ。椅子やテーブルを撤収していよいよ撮影会スタートです。
ファン5~6人ずつ、30秒くらいの持ち時間で入れ替わりながら、ステージ上の兄弟パンダを撮影していきます。
兄弟で戦隊ヒーローよろしく決めポーズをとったり、突然、謎のダンスを踊りはじめる先生。ブレるって(笑)
動的な健一先生をFocusできないファンの「う、動かないでー!」という悲痛な叫び声が聞こえた気もします。
でもなぁ、被写体であるパンダの気持ちを忖度すれば、直立不動で撮られるのはかなりしんどいことだろうし、
もはや完全に開き直って、営業スマイル&おどけたポーズで"ピエロ"になりきらなきゃやってられないというか、
一瞬でも「黒沢健一」「黒沢秀樹」に戻ると、気恥ずかしくなっちゃうのかもしれませんね(笑)

枚数制限はなさそうだったので、僕は連写機能を駆使して「下手な鉄砲/数撃ちゃ当たる」作戦を採用することに。
現ケータイを購入してから初めて使う機能でしたが、どうやら1秒おきに5回連続シャッターが自動で切れるようで、
あっというまの持ち時間の中、なんとか合計10枚の画像撮影に成功しました。大きさは640*480のややデカサイズ。
写真を並べて順番に動かすとまるでパラパラマンガのようで楽しいです。最高の癒しアイテムになりました(笑)

お客さん全員の撮影会が終わり、最後にスタッフのみなさんの撮影タイムです。
BGMで流れている「SUPER SONIC BOY」を口パクで熱唱するハンキー・パンキー。エアーパンダ!


■ Hanky Panky/ハンキー・パンキー


> ネットカフェからこんにちは!快活CLUBってなかなかいいかも‥^^
>
> Focusレビュー素晴らしいですね。プロのライターなのかなと思いました。深い愛を感じますね。
> ツアーはなんとかイベントも含めて全制覇することができました。
> 周りの人たちに協力してもらい(迷惑かけまくったとも言う‥)
> まぁいろいろありましたが‥行ける時に行っとこうという気持ちで強行突破したような感じです。
> どのライブも、それぞれの良さがあって楽しかったです。仙台の指定席付きライブも忘れられないなー(笑)


ひえぇぇぇ!ネットカフェであんなにグダグダ長すぎるレビューを読まれたのですか!(笑)
ネットカフェは時間制なのでもったいないですよー。あれはオフライン推奨の長さです。読みにくいし。
でも嬉しいです。ありがとうございます。プロのライターではありませんが、深い愛はあるかもしれません。
そうそう、今回のツアーで「椅子アリ」は仙台公演だけだったんですよね。たしかに開演待ちは楽ですけどね。
でもやっぱりライブが盛り上がってくると椅子は邪魔になってしまうのが世の常。ツアー全制覇お疲れ様でした!

> 早くDVD手にしたいです。思い出をちゃんと形にして残しておきたいですよね。 
> SHM-CDはとりあえず1枚注文しました。音の違いとか元々分かるタイプではないので悩みましたが‥
> 発売されると(しかも初回限定)買わずにいられないもんですよね。次から次へと出費が大変ですけど(汗)
>
> NHKでは、ひろニクルさんのサングラスアクセがラブリーでしたね♪奥様のチョイスですか?


DVD楽しみですねー。収録内容がどうであれ、歌う黒沢健一がパッケージされるのですから贅沢は言えません。
僕は普通に「箱」そのものも気になってるんですよね。きっと下山さんなら会心のものを作ってくれるはず!
SHM-CD届きましたか?とりあえず「黒沢音源はすべて買う」僕ですが、たしかにお財布はフワフワ軽くなるー。
先日のNHK観覧では通路での立ち話にて失礼しました。あのアクセはサングラスじゃなくてメガネです(笑)

> 赤ちゃん順調そうですね^^
> 私の姉(同じく8月出産予定)もだいぶ妊婦らしくなってきましたよ。もうお腹蹴ってるのか聞いてみよう。
> ホントにこの中にいるんだ!って実感して感動して嬉しくなったことを私も思い出しました。
> 妊娠中って大変だけど、貴重な日々で楽しくて幸せですよね♪
>
> 姉は体重増加をすごく気にしてたな~。私も後期にドカンと来ましたからねぇ‥。
> スナック菓子が止められなくて、ちょっと言えないくらい恐ろしい増加っぷりでした(笑)
> 男の子か女の子か楽しみですねー! 
>
> では、今週はハンパンイベントにFocusを当てていきたいと思いまーす!


人が人を生むってすごいことだ、と。いまさらながらベビニクルキックを体験してあらためて実感する次第。
おっしゃるとおり、こうやって過ごす日々もとても貴重で幸せな体験だよなぁ、とひしひし感じております。
たしかに体重管理はついつい杜撰になってしまいがちでしょうから、常に意識しておく必要がありますね。
ぜひお姉さんも元気なお子様を!あ、ケータイカメラは動く兄弟パンダにバッチリFocus合いましたか?(笑)

> いやー
> またまたおみごとな楽曲解説と文章表現においてひろニクルさんの右にも左にも出る人はいないでしょう。
> 本業は音楽評論家ですか?そうじゃなかったらここまで書けませんって!
> 黒沢健一さんも絶対チェックしてること間違いないです。ドキドキしながらね。
> だって作り手としては聴き手にどのように捉えられているか気になるものだと思うから。
> なんだかびっくりをこっそり覗く健ちゃんを妄想してしまいますね。。。。。


この程度のボリュームで執筆に2週間もかかっているのですから、仮にプロならとっくに廃業です(笑)
過分なるお褒めのお言葉ありがとうございます。遅筆ですがハンパンへの思いの丈をすべて書き殴りました。
貧しい作物をサイトに産み出し続けている僕の行為は、同時に「片恋に身を焦がすこと」に他なりません。
先生のブックマークには、おそらく海外のレコード通販サイトしか登録されていないと思いますよー(笑)



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黒沢健一::黒沢健一


「In touch with Hanky Panky」雑感

2009.04.16

In touch with Hanky Panky

作家の後藤明生は、なぜ小説を書くのかと問われ「小説を読んだから小説を書くのです」と答えたという。小説を音楽と読み換えてもいい。

「音楽を聴いたから音楽を作るのです」

古今東西のロックミュージックを浴びるように聴き倒し、血肉の中に継承しているハンキー・パンキーの2人は、偉大なる先達からの換骨奪胎を否定しない。ルーツを隠さない。そして、作品に内在する特性をリスナーに解釈させることによって、その作品を「外の世界」にタッチさせてしまう。つまり、黒沢兄弟が作る音楽を聴くことで、僕たちは無意識に数々のロック&ポップスに触れていることになる。この「In touch with Hanky Panky」も、方向性こそ違うが、ロック・クラシックスへの偏愛とマニアックな遊び心が通奏低音として響いているという点において、初期L⇔Rに通じる部分があるのではないだろうか。

僕自身も含めて、身勝手なファンはときに「あの頃のような曲が聴きたい」とミュージシャンを過去に縛り付けようとしてしまう。ファンは最大の味方でもあり敵でもあると言われる所以だが、ひとたびハンキー・パンキーが紡ぎ出すサウンドに耳を傾ければ、リアルタイムのファンはあの頃の<色んな欠片>を見つけ、当時を知らないファンは<繋ぐ声>を聴くことになる。そして、もしいつか「その日」がやって来るのであれば、このミニアルバムは彼らの金字塔として多くのファンから思い出されることになるだろう。

先行曲となった「The First Star~上を向いて歩こう~」と、新曲、カバー曲それぞれが埋没することのないようアルバム全体を統一感のあるサウンドにまとめあげた、パンキーこと黒沢秀樹の卓越したプロデュース手腕も特筆に値する。ジャケットとタイトルはPeter & Gordonのアルバム「In touch with Peter and Gordon」へのオマージュだ。ライナーノーツには、兄弟パンダの着ぐるみ写真が満載。パンダ版アビーロード(実際は恵比寿)といった趣きの、横断歩道を一列縦隊で渡る2人の姿も収められている。フォトグラファーはあのハービー山口氏。また、本作にもゲスト参加している仲井戸"CHABO"麗市が寄稿したエモーショナルなメッセージも必読である。

01. SUPER SONIC BOY
オリジナル新曲。オールディーズ風味の直球ロック・チューンで、一聴して僕はザ・タイガースの「シーサイド・バウンド」を思い出した。ということは同時にThe Beatlesの「I Saw Her Standing There」風でもあり、「Paperback Writer」風ということでもある。コーラスが全編に寄り添う"ハモれるロック"に仕上がっているが、言うまでもなく2人の声の親和性は抜群だ。主張するメインボーカルの上にデリケートな高音コーラスが並行するというスタイルは、まさにPeter & Gordonそのもの。エンディングは、完全にThe Zombiesの「Sticks And Stones」である。さらに、「A GO GO」「I LOVE TO JAM」など初期L⇔Rを想起させる瞬間があるのはメロディーの性格なのか、それとも「あの」ギターの音色のためか。<最低だらけの感情は/壁に食込んだ弾丸みたいさ>という一節が鮮烈な印象を残す。作詞作曲は黒沢健一。

02. FOR THE STARS
新曲なのに懐かしい。甘酸っぱいメロディーに寄り添う黒沢健一の声は驚くほど瑞々しく、またノスタルジックな輝きに満ちている。Peter & Gordonの「The World Without Love」「I Go To Pieces」、The Dave Clark Five「Because」などを下敷きとしたマージービートの郷愁に貫かれた名曲。「SUPER SONIC BOY」と同じく、作詞作曲は黒沢健一。サビのメロディーに立ち現れる哀調と、しなやかなDメロはいかにも彼らしい盤石の旋律である。「cast」vol.39掲載のインタビューによると、元々は女性シンガーに提供するためにストックされていた楽曲とのこと。黒沢健一ソロ名義でも、こういったタイプの曲をもっと聴いてみたい。

03. Hanky Panky
L⇔Rとして最後の(そして最新の)レコーディング音源となった「Slow Down」(ファンクラブ会報vol.22)は、メンバーの当時のメンタリティが色濃く投影されたもので、ロックンロールの快楽は気鬱な空気に阻まれていた。その音源と向き合うことは、同時に「現実」を受け入れることでもあり、ファンにとってヘヴィな儀式であったことは想像に難くない。しかし、あれから10年の歳月が経ち、ようやく2人の手元に研ぎ澄まされたロックンロールが帰ってきた。この「Hanky Panky」の向こうに垣間見える屈託の無さ、邪気の無さは、変節ではなく本能的回帰である。ロックマニアの激情が奔流となって溢れ出す幸福なハーモニー。そしてアウトロのアドリブパートでは、スタジオ音源でありながら、まるでデコレ村ライブの夜を思い起こさせるほどの熱量が封じ込められている。その強力な熱源になっているのは、ロック衝動のままに高いテンションで歌い倒すボーカルと、ゲスト参加したCHABOの強烈なギタープレイであろう。極度に単純化されたロックンロールだからこそ、その存在感はあまりに圧倒的。1966年に全米1位を記録したTommy James & & The Shondellsによるバージョンが最もよく知られている。

04. Coconut Grove
ジョン・セバスチャン率いるThe Lovin' Spoonfulのカバー。オリジナルは、1966年にリリースされた名盤3rd「Hums of the Lovin' Spoonful」に収録されている。「楽曲のセレクトにも彼等のセンスを感じてしまう、Yeah!」とCHABOをも唸らせる渋い選曲。まるで蜃気楼のような幻想の中で、気怠いボーカルが言いようのない憂いを見事に表現している。ドリーミーな音世界に絶妙な距離感で寄り添うCHABOのスライド、美しい音色を奏でるオートハープの細やかなアレンジも聴きどころ。The Lovin' Spoonfulといえば、黒沢健一は自身のシングル「Rock'n Roll」のカップリングで、「Coconut Grove」と同系統のレイジーな「Didn't Want To Have To Do It」を完コピしている。そして偶然の符合なのか、Roger Nichols & The Small Circle Of Friendsも両曲をカバーしているのである。The Lovin' Spoonfulには多くのヒット曲・有名曲があるにもかかわらず、彼らはあえて「隠れた名曲」と呼ばれるこれらの曲を選択したのだ。黒沢兄弟とロジャニコの個性、自己表現としての音楽のあり方を端的に示しているように思う。

05. The First Star~上を向いて歩こう~
ハンキー・パンキーの出発点。そしてコンセプト、アレンジともに徹底的に掘り下げられ、細部まで作りこまれたマニアック路線の頂点ともいうべき楽曲である。国民的スタンダードナンバーが原典であるがゆえ、カバーという行為そのものに常に空転を招く危険性が潜んでいるのだが、この「The First Star」は、おそらくかつて誰も踏み入れたことのない領域に属するものだ。イントロを聴いた瞬間、<フィル・スペクター風>というアイディアの意味が明らかになる。大衆性の獲得と引き換えに「聖域化」してしまったこの不朽の名曲を、彼らは大胆かつエレガントに根本から掘り崩し、同時代のリスナーに問い直しているのかもしれない。こうしたマニアックなフィルターを通過させることで、かつてL⇔Rが秘かに隠し持っていた「異端の夢」は、いま再び新しい世界のその先に託されたのである。



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黒沢健一::黒沢健一


NHK-FMサタデーホットリクエスト | 2009年4月

2009.04.04

ラジオ観覧行ってきました。

番組は録音していないので、現地で見たまま聞いたままの記憶しかありませんが、
まぁ、全国ネットのNHK-FMなのでリアルタイムで聴いた方も多いでしょうし、
間違い、場違い、人違いなどありましてもどうか大目に見て下さいね。

16時30分すぎ、黒のインナーにグレーのジップパーカーで健一先生がスタジオに登場。
衣装用のシャツも持ってきたけどこのままでいいやー、と私服で登場なのだそうです。

ツアー中のマイブームはありましたか、という会場からの質問には「早起き」と回答。
ライブMCでも話していたホテルロビー集合の話をここでもまた披露されておりました。
バービーボーイズもかつてリハに1時間遅れてくることもザラだったけど、いまはみんな健全だそう。
「そうなっていくんですかねぇ」と先生。そして「時間ぴったりこそロックのあるべき姿」との結論に。

杏子さんからは、ツアー先では美味しいもの食べましたかという定番の質問が。
何度も地方に行くようになると、普通はだんだん「定番もの」を避けるようになるんだけど、
今回はメンバー全員、初心に戻って地方の名産品を積極的に食することにしたらしいです。
たとえば仙台では、ドライブインで牛たん、夜も牛たん、というよう具合。先生も思わず「新人か!」
さらに、ロッカーたるもの「飽きたなーなんて言っちゃダメ」らしい(笑)

ツアー移動中に大活躍したのは仮眠用の首枕。先生は装着した途端に寝たらしい(笑)
普通のじゃつまらないから、雲の上の感触とかいう触れ込みのものをチョイスしたそうです。
あまりの気持ちよさにメンバーにも「どう?どう?」と装着してあげたりして大推薦の先生。
ボーカリストには良いものらしいと話しながらも「すみません、偏差値低い話で」と恐縮することしきり。

「杏子さんは歌った後に(ノドを)冷やすタイプですか?」という先生の質問に、
「何もケアしてない」と回答する杏子さん。それには先生も「え!マジすか?」と驚き顔。
先生は歌った後、ノドが熱くなってしまうので必ず冷やしているそうです。

新作「Focus」ではCDの音質の限界にチャレンジしたという面もあって、
この曲もヘッドフォンなどで聴いてもらうとスタジオの空気感が伝わると思います、
という内容のコメントに続いて「Grow」がオンエアされました。生ライブではないのが残念(笑)

と、まぁ、ここまではオンエアを聴いた方ならわかることなのですが、
せっかくスタジオ観覧に行ったので、曲が流れている間のオフレコについても触れておきます。

「Grow」が流れるやいなや、話題は先ほどのボーカリストのノドケアについて。
杏子さんの場合、ライブ終わったらすぐに「ビール!シャンパン!」という感じらしく、
それには先生もなぜか妙に神妙な面持ちで「偏差値高いですねー」と頷くのでした。
ホームページ用のフォトセッションの後、フォーカス川柳について杏子さんが触れると、
先生も「あれはナイスアイデアでしたね」と自画自賛。ここで「Grow」END。

「Focus」のタイトルの由来については、もうすでに各媒体で何度も語られてきた内容でしたが、
何度もライブで歌っている間にアルバムにとって必要な曲と不要な曲とがハッキリしてくるという文言は、
"フォーカスが合ってくる"という表現について、もう一歩踏み込んだ、具体的な言及だったように思います。
「歌は成長しますよね」と杏子さん。同感同感。バービーの曲もL⇔Rの曲も歌われてこそ成長するのです。

さらに杏子さん、7年間新作を待ち続けていたファンに対して「待たされ過ぎですよねー」と語りかけます。
その発言を受けて先生は、7年の間にも色々とユニットなどで活動していたわけですし...と釈明しつつも、
「他のは突発的にはじめちゃいましたからねー。誰も"待ってない"という(笑)」と自虐笑い。

そして話題は本丸であるフォーカス川柳について。
スタッフから川柳の企画があがってきたとき、先生もいいねぇと同調してみたものの、
クロケンファンはみんな偏差値が高いので川柳なんて応募しないんじゃないかと思っていたのだそう。
それがフタを開けてみれば、先生本人がPCの前で腕組みして唸っちゃうくらいハイレベルだった、と。

今日はいくつか川柳をランダムに選んでスタジオに持ってきたみたいで、
「またしても 一行目から 間違えて」という作品には、「んーなるほど」と納得(納得していいのか?笑)
司会のAKINAちゃんが「黒沢さんも(歌詞)間違うんですか?」と訊けば、「えぇ、ひどいですよ」と。
"新曲か!"というくらいにひどいと言う先生。歌ってる途中から歌詞を変えたくなっちゃうんだそうです。
どうしても伝えたい部分や強調したい部分を、最後にまた繰り返したりしたくなってしまうらしい。
しかし間違っていることに先生本人は気付かず、スタッフさんから指摘されてようやく気付くこともあって、
つまり、自分はこういう歌詞を書いたと"思い込んでいる"ことも多いというのです。
もしかして、ソロ活動再開以降に歌われている「This Song」もそのパターンだったりするんでしょうか?
(「♪もしもすべて手放したら~」の部分が、最近は「♪もしもすべて手に入れたら~」と歌われている)

ここで本日の2曲目「Somewhere I can go」がオンエアされました。以下オフレコ。
実は杏子さんもいきなり2番の歌詞を歌っちゃうことがあるそうです。
そうすると、元々2番担当の元ちとせ(あ、バービーじゃなくて福耳の話だったんですね)は、
やっぱり2番の歌詞を歌うしかないわけで、非常に申し訳ないと思っているとのこと。

川柳コンテスト、1人で毎日すごい数を送ってくる人がいる。さらに表形式にまとめて送ってくるらしい。
いまだ未投稿の僕からすればちょっと信じがたい話なんですが、「俺、全部読んでますよ!」と先生。

ちなみにこの「サタデーホットリクエスト」のディレクターUさんと先生は、
ラギーズ時代に一緒に仕事をしてからの長い付き合いなんだそうです。「Somewhere I can go」END。

その「Uさんらしい企画」と先生も太鼓判を押すのが、キャッチフレーズコーナー。
観覧に来ているお客さん(&リスナーも?)から、ゲストのキャッチフレーズを募集する恒例コーナーです。
いくつか力作が紹介されましたが、最優秀賞に輝いたのは「色白なのに黒沢健一」でした(笑)
先生も「破壊力あるなぁ」「グッときた」「"だからなに?"っていう(笑)」と寸評。爆笑してましたね。
僕なんかはつい先生の性格とか楽曲とかキャリアとか野球とかうまい棒とかの方向に考えがちなんだけど、
ここに来てまさかの「名前いじり」は、逆に鮮烈な印象を残したように思います。おめでとうございます!

そろそろ出演時間も残り少なくなり、メジャーデビューしたばかりのハンキー・パンキーについての話題へ。
着ぐるみは「実写もほしい」という要請に対して、「やってやろうじゃないか!」と気合入れて臨んだそう。
ハンパンについては「マニア向けの平川地一丁目みたいなユニットなんですけど」と実に微妙な発言炸裂!
たしかにどちらも兄弟ユニットだけど、平川地一丁目そのものがどちらかというとマニアックな部類だろうし、
果たして番組的には、そして全国ネット的にはこの面白すぎる説明で大丈夫だったんでしょうか(笑)

そういえば前回この番組に出演したときは、出演2分後にレンガの話をしてたっけ...。黒沢健一恐るべし!


■ Coconut Grove/ハンキー・パンキー


> 埼玉県のアケサトです。こんにちは。
> 3/31ライブお疲れ様でしたー!まとまらないので、感じたことを箇条書きに。
>
> ・ロビー入り口にすぐ、メッセージボード。何を書こうか迷うよこういうの。それでも隅っこにメッセージ残しといた。
> ・クアトロの柱は相変わらず邪魔。よりによってきーちゃんサイドに柱。忌々しく思った人は多いはずだ。
> ・ツアーを回ってきてバンドの結束がより強固になったと感じられる。この日が最後って、なんてもったいない。
> ・「Silencio」でお客さんに静寂を求めた時の健ちゃんの仕草に、ぞくりとするほどの色気を感じてドキドキ。
> ・「Maybe」のチョンボもMCも、どうか余すことなくDVDに残してはくれまいか。
> ・今更ながらこの日初めて「きーちゃんに目で殺され」を実感。なるほど、こんな殺され方なら百万遍死んでも本望だ。
> ・健ちゃんの投げたピックは私の2列ほど前に落下。惜しいっ。
> ・ノッキン、泣いた。なんだかわかんないけど、泣いた。
> ・I Love To Jamでは後ろから押されまくり、目で殺されるとは別の意味で死ぬかと思った。でもそういう死に方もまた本望。
> ・あんなすごいライブ、観せた側も観せられた側も、翌日虚脱してるに違いない。ていうか私は虚脱してる。
> ・ただ虚脱の傍らでパンダモードにもなってるわけだが。何ですかあの裏ジャケの、ガラの悪いパンダは(笑)。
>
> てなわけで長々と失礼しました。ではー。


アケサトさん、渋谷クアトロ参加おつかれさまでした。いやはや素晴らしい時間でしたね。
改装してもフロアに屹立する柱はそのままでしたが、あれはもう「御神木」だと思って僕はあきらめています(笑)
先生はあまりピックを投げる印象がなかったのでちょっとびっくりしました。黙々とピック投げの練習してた成果?
あ、パンダはきっと不良を気取ってるだけで、実際は小心者なのです。みんなで温かく見守りましょう。

> ニクルさん、レポお疲れさまでした!
>
> 怒濤のFocus月間が終わりましたね。いざ終わっちゃうと寂しいです…。
> 当初は東京公演+大阪の予定だったのですが、急遽仕事の予定がポッカリ空いてしまった為、
> それなら仙台・新潟も行ってしまえー!って、結局5公演参加。
> 一人のミュージシャンをこれだけ追っかけたのは多分初めてです。こんな幸せなひとときを過ごせるなんて(感涙)
> 何だか、世の中の全てに感謝したくなります。サンキューを何度も言いたい気分。
>
> 各地のライヴを観て感じたのは、迎えるファンの人達の暖かさ、ですね。
> ずーっと待っていたんだよ!って気持ちが、歓声や声援を聞いていて伝わってきました。
> 曲を聴いて泣いている方も沢山いらっしゃいましたよ。
>
> それにしても黒沢健一バンド!強力な4ピースバンドです!
> リードギターなしであんなパワフルな演奏が出来るなんて!
> そして改めて、黒沢健一の「歌力」に脱帽。やっぱり凄いボーカリストです。
>
> 未だに、渋谷で観た先生&きーちゃんが「I LOVE TO JAM」で披露した
> ワンポイントマイク、目に焼き付いて離れません。かっこよかったなー。
>
> 妻ニクルさん、しっかり楽しめておられたでしょうか?
> ベビニクルちゃんが生まれて喋れるようになったら、「Focus」を指差して「このCDかけてー」ておねだりするかもですね♪
>
> あー、Focusのレビューが未だに書けません…。
> その前に、ハンパンを先に書きそうです。こちらもかっこいいですね!最高です。
>
> ハリー@考える人


ハリーさん、恵比寿仙台新潟大阪渋谷への参加おつかれさまでした。ちゃんと社会復帰できてますか?(笑)
最終公演で先生もおっしゃってましたが、一度たりとも同じ演奏はないし、すべてが一回性の体験ですよね。
まして次のツアーはいつになるかわからないし(笑)、それぞれのライブが本当に貴重な時間だったと思います。
「歌力」っていうのは良い言葉ですね。音程が、とか、声量が、とかそういう細かいことをすべて超越した地点というか。
少しずつそのスタイルを変えながらも、黒沢健一は常に現在進行形であり続けようとするボーカリストだと思います。
「Focus」「In touch with Hanky Panky」のディスクレビュー、どちらも興味深く読ませていただきました。
ハリーさんの幅広い知識と音楽に対する愛情が感じられる内容で、とても良かったです。

> I LOVE TO JAMでワンマイク!? いーなー、そんな場面が見れて羨ましいです。
> DVDに映っていることを祈ろう…。それより、圧縮されて奥様大丈夫でした?
>
> 大阪では入った時は4~5列目、メンバー登場で圧縮されて2列目(笑)
> と、福岡と同じような位置で見ることができました♪
> 今回もほぼきーちゃん凝視だったんですが、I LOVE TO JAMは嬉しすぎてきーちゃんを見ていた記憶なし!
> 健ちゃんを見てたのかなぁ。あんまり覚えてません(^_^;)
> あと、大阪ではDo we doのベースソロがチョッパーじゃなかったんですよ。
> ピックで弾いてたと思うんですが…、渋谷はどうでしたか?
>
> それから、今回終演後におぉさんとご対面することができました♪
> こちらがご縁ですからね、ニクルさんにお礼を申し上げようと思いまして(笑)
> 次回はぜひぜひニクルさんとご対面したい岡山のとみでした。


とみさん、福岡大阪への参加おつかれさまでした。
ワンマイクは名古屋と渋谷だけだったようです。感涙の名場面なのでDVDに収録されたら嬉しいですね。
今回のツアーでは、全国1万人のファンがきーちゃんの魅力に惚れ直したという統計があるとかないとか。
きーちゃん指弾きorピック弾きチェックリスト(!)を作成した友人によると、「Do we do」は指だったようです。
おぉ、おぉさんとご対面されましたか!(※最初は感嘆詞、次は固有名詞)
びっくり電話がお二人の出会いの一助となったのですね。嬉しいです。末永くお幸せに!(違)

> こんばんは、Suluです。耳からウロコはちょっと言い過ぎかも、でした(笑)
> あまりにロスレス効果が素晴らしかったのでついテンションがおかしくなってしまいまして。。
>
> それからクアトロライブとライブレポおつかれさまでした。
> 今回のツアーで参加したのはご夫妻と同じく恵比寿と渋谷の2公演なのですが、
> ツアー初日と最終日でバンドの空気が全然違って(すさまじくパワーアップしてい)て、
> 健一さんの歌も本当に全身全霊という言葉がぴったりで、ただただ圧倒されて帰ってきました。
> (途中で倒れちゃうんじゃないかと心配になったりもしましたが、そんなこともなく)
>
> あと最後にクアトロで不躾にジロジロ眺めてくる不審な人物がいたなとお感じになられてたらたぶん私です。
> もしかしてあの方達が!と有名人を見るように(でも声はかけられず)見てたと思います。大変失礼しました。


Suluさん、恵比寿渋谷への参加おつかれさまでした。
不審な人物からの視線には全く気が付かなかったのでご安心下さい(笑)
でも次回はお声掛けいただけると嬉しいです。ぜひご挨拶させて下さいね。
いやー、ツアーの最初と最後だけを観ると、バンドの変貌っぷりはまさに鳥肌ものでしたね。
きーちゃんもツアー初日と比べたら2.5倍くらい暴れん坊将軍だったと思いますし、
先生のボーカルからも100パーセント果汁のような鮮烈さと濃密さを感じました(濃縮果汁還元)
もちろんそれらは突然変異なんかじゃないので、そのプロセスも見てみたかったような気もしますが、
最終的にあれだけ素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたのだから、贅沢は言えませんよね。
さて、4月はいよいよハンパン強化月間です。ミニアルバムもぜひロスレスで楽しみましょう(笑)



メッセージはお気軽にどうぞ。

黒沢健一::黒沢健一


ハンパンカレンダー

2009.04.03



ハンキー・パンキー買いました。そのうちレビュー書きます。
L⇔Rリイシューはとりあえず1枚だけ買いました。NEWSページで少し紹介してます。



4月18日はパンダ(新宿)→ミスチル(さいたま)と、慌しくハシゴする予定です。
しかし3月の「Focus」発売&ツアー、4月の兄弟パンダ始動と畳み掛けるような展開に、
全くミスチルモードにスイッチできません。そんな状態ですが今日チケット届いてしまいました。
新作も発売日に購入済ですが、「HANABI」ばかり繰り返して聴いていて他の曲はさっぱり・・・。
まぁ、予習しなくてもライブはじまっちゃえばなんとかなるかー(と言いつつまたハンパンを聴く)

あ、そうそう。ライブレポを書き上げてからふと疑問に思ったことがあるんですけど、
きーちゃんの名前表記ってファンのみなさんの間でも統一されてませんよね?
公式見解(ってなんだそれ)としては、どう書くのが正しいのかなぁ、と思いまして。

きーちゃん?きぃちゃん?きいちゃん?


■ SUPER SONIC BOY/ハンキー・パンキー


> 埼玉県のアケサトです。こんにちは。
> 3/28、黒沢健一のライブが大阪で行われている頃、
> 私は角松敏生のトークライブ@タワレコ新宿に行っておりました。
> そこでひとつ情報を。ハンキーパンキーの参考になれば。吉報かも。
> 出演者は椅子でしたが、足が長く座面の高いスツール椅子。立ってる状態より頭の位置が上でした。以上。


貴重な情報をありがとうございます。トークライブでは足がぶらぶらする背の高い椅子を使用するんですか。
しかし、もしご兄弟がパンダの着ぐるみを着用する事態となれば(なるか?)、安定性にやや不安がありそう。
なるべくたくさんの人が満足できるような楽しいイベントになることを願っております。

> 今日の渋谷クラブクアトロ参加しました。やばすぎでしたね…。
> アンコール最後の曲の時、妻ニクルさんの体調が!!と頭をよぎったのですが大丈夫でしたか??


クアトロ参加おつかれさまでした!盛り上がりましたね。間違いなく今年のBEST LIVEです(まだ4月ですが)
僕たちは危険地帯から離れて観ていたので、「I LOVE TO JAM」のときも無事でした。ありがとうございます。
いやー、でもホントにケガ人が出ちゃうんじゃないかと心配しちゃうくらいの「圧縮率」でした、あれは。

> ひろニクルさんこんばんは☆ クアトロライブ無事に行けました!
>
> インストア分ものりまくりで居たら途中酸素不足になりそうでしたが楽しめました!
> サイエンスの時みたいにミラーボール使われなくて少し残念でしたが…。
> 久しぶりのクアトロがコインロッカーや入口やトイレが若干変わっていてびっくりしました。
> ノッキンとアイラブ~聴けてめちゃくちゃ嬉しくて泣きそうでした。
> 又ライブ観たいぞ、兄貴(^O^)/って感じになりました。
>
> あの、今更何ですが、インストアで健一氏がオススメした曲って(ミュージシャン)
> 誰か覚えておりましたら教えて下さいませ、ひろ代官様m(_ _)m


クアトロおつかれさまでした。たしかにサイエンスのときはミラーボール回っていたような気がします(笑)
今回のセッリストなら「TOO LONELY TO SEE」がミラーボール候補?それか「CHEWING GUM」で激しく!
入場後、いかに素早くロッカーに荷物をぶち込んでフロアへ移動するかが渋谷クアトロ攻略の鍵でしたが、
リキッドルームやSHIBUYA AXと同様、入場前にコインロッカーが使用できるようになっていて驚きました。
ところで、ひろ代官様って誰ですか(笑)
えーと、インストアライブ中のMCで、先生なにかおすすめしてましたっけ?
あ、それとも売場に掲示された先生セレクションの「POPの焦点」5枚のことでしょうか?

> >「Focus」のアート・ディレクション、デザインを担当された下山ワタルさんのブログにて、
> >いよいよ「Focus -LIMITED EDITION」の衝撃的な全貌が明らかになりました。
> >
> >・・・価格はなんと!まさかの税込950,000円!
>
> なるほど。やりますね~。健ちゃんも一緒に考えたとしたらなお楽しい!
> 今日ってみんないろいろ企画するんですね。凝ってるなぁ。
> ・・・申し込んでみる!? スタッフはどう対応するのかしら(笑)


全国のファンからrpm shopsに注文が殺到して、もはや冗談が冗談で済まされなくなったりして(笑)
エイプリル・フールネタは書き手のセンスが良くないと興醒めするだけなんだけど、これは面白かったなぁ。
何が良かったって「黒沢健一ならありえるかも」と思わせる、その絶妙のサジ加減と巧みな文章力ですね。
本物の「LIMITED EDITION」の受付締切も近づいてきました。まだ予約されていない方は急ぎましょう!



メッセージはお気軽にどうぞ。

黒沢健一::黒沢健一


LIVE TOUR 2009 "Focus" reprise

2009.03.31

2009.3.31(Tue)
渋谷CLUB QUATTRO

SETLIST
01. NEW WAYS TO SEE THE WORLD
02. Feel it
03. Scene39
04. POP SONG
05. Silencio
06. Maybe
07. 方舟
08. Grow
09. SOUL KITCHEN
10. Rock'n Roll
11. TOO LONELY TO SEE
12. ALL I WANT IS YOU
13. 遠くまで
14. CHEWING GUM
15. プラスティック・ソング
16. LAZY GIRL
17. Do we do
18. LAND OF RICHES
EN
19. TILL YOU SEE ME THROUGH~LIME LIGHT
20. Somewhere I can go
EN2
21. KNOCKIN' ON YOUR DOOR
22. I LOVE TO JAM



Focusツアー、リプリーズ。追加公演。会場入口にはメンバー全員のメッセージ入りポスターが貼られていて、
寄せ書き風にファンも自由にメッセージを書き込めるようになっていました(参照:公式サイト

わずか1ヶ月という短い間にも、バンドは技術面もメンタル面も少しずつ変化していくもので、
事実、各公演に遠征した友人からも、その異常なほどの盛り上がりっぷりは伝え聞いていたし、
今日のライブを観て、本当にそのとおりだと思いました。ツアー初日よりも確実に彼らは進化していました。
恵比寿(最初)と渋谷(最後)のみ参加した僕は、その進化のプロセスを直接確かめることはできなかったけれど、
バンドの成熟をリアルタイムで見守ってきたみなさんにとっては忘れられない1ヶ月になったのではないでしょうか。

客電が落ちてメンバー登場。「NEW WAYS TO SEE THE WORLD」では早くもきーちゃん暴走気味(笑)
勢いそのままに始まった「Feel it」では、ホリくんの前のめりのドラムがグイグイと楽曲を先導していきます。
年齢をタイトルにつけるとあっというまにその曲は"オールディーズ"になってしまうと笑って「Scene39」。
終盤のパートでは、きーちゃんがクラップを要求する場面もありましたね。

ドラムヘッドに描かれたロゴでしたっけ?このメンバーでツアーを回ることでしたっけ?
ちょっと記憶があやふやなんですが、とにかく先生はそれらを夢見ていたお年頃だったそうです。
さらに語気を強めて「バッグ!ポスター!Tシャツ!」と、バナナの叩き売りよろしくグッズの宣伝を始める先生。
きーちゃんは、お客さんから見えるように先生用Focusタオル(緑)を広げて高々と掲げた後、丁寧に畳んでました。
「几帳面にありがとうございます」と言いながら早速そのタオルで顔の汗を拭く先生。なんだこのやりとりは(笑)

それと、ロックンロール偏差値が低いというお話もありましたね。
どうやらツアー先ホテルでロビーに朝9時集合でも、5分前にはきちんと集まって9時3分には出発という感じらしく、
二日酔いで寝坊する人すらいないという"折り目正しさ"が先生にとってはロックンロールっぽくないらしい(笑)
たしかに今回のメンバーはいかにも優等生揃い。ほら、ヤングヤングの場合は○ーベンさんとか岡○さんとか…。

「POP SONG」のAメロでは、きーちゃんがベース弾きながら身体を左右にぶらぶらゆっくり揺らしています。
うーん、どこかで見覚えがあるなぁと思ったら、curce509の「DA・DA・DA」のときと同じ仕草ですよねこれ。
それにしてもこの曲では先生の歌が上手いのなんの。希代のボーカリストに対して上手も下手もないんですが、
ピッチは言うまでもなく、ちょっとした節回しやビブラート、メロディーの泳がせ方とか、もうたまんないです。

「Silencio」は間違いなく今回のツアーのハイライトのひとつだったと思います。
大切な決断が求められる岐路にあっては誰もが必ず静寂と向き合うことになる。
その静寂は誰にも奪うことはできないし、誰も否定することはできない。
慎重に言葉を選びながら、真剣な眼差しでそう語る先生の姿からは「伝えたい」という意志が感じられます。
いま歌っている歌の下にもうひとつ別な歌が流れていて、実はその歌のほうが大事なのかもしれない、と。

「Maybe」のイントロでは、先生ときーちゃんがにらめっこをするように向き合ってカウント。これも名場面。
サビに入るところで先生がギター間違えて演奏ストッピング!コードチェンジが難しいポイントなのでしょうか?
「今回のツアーでいつかは"やる"と思ってた。でも今までは大丈夫だったのに…。ハア、そういうことかぁ…」
と、どういうことかよくわかりませんが(笑)、ため息混じりにひとりごちる黒沢健一先生でした。テイク2は無事完奏!
あとはDVDの編集スタッフさんに良い仕事をしてもらうということで...いや、もう全部収録しちゃえ(笑)

ここでバンドメンバーは一時退場。アルバム未収録曲である「方舟」を先生ひとりの弾き語りで情感たっぷりに。
よく覚えてないんですけど、この曲の途中のブレイク(無音)パートって、恵比寿のときからありましたっけ?
「方舟」と同じく、ライブで披露されていながらアルバム未収録となった名曲「Rock'n Roll Band」と共に、
"物語を弾き語る"領域が彼の今後の大きな表現対象かもしれないなぁ、と個人的に想像しているわけですが。

遠山さん登場。ギターを持たず、ピアノと声だけの「Grow」。感情を込めて丁寧に歌う先生。強弱はっきり。
身振り手振りからも、いつも以上に「伝えたい」という思いを強く感じました。

今回のツアーメンバーの中には、curve509やMOTORWORKSやL⇔Rが混在しているのは周知のとおりですが、
先生が「curve509の人、挙手!」と言うと、中学生のように元気よく垂直に手を挙げるきーちゃんなのです。
たぶんホリくんも挙手していたのでしょうか(僕の位置からはホリくんと遠山さんは全く見えませんでした)
きーちゃんから「あなたもメンバーでしょ」とツッコミを受けて、健一先生も挙手(笑)
「魂の台所という意味のタイトルです」という曲紹介から「SOUL KITCHEN」へ。真っ赤な照明です。

そしてみなさんお待ちかねの「Rock'n Roll」。
メンバー4人の肉体と観念の激しい相克。情趣や感情の入る余地がないほどの緊張感がステージに立ち込めます。
続いて先生は「ふぅーーー」と深いため息をひとつついて、curve509のデビュー曲「TOO LONELY TO SEE」。
curve509では存在しなかったキーボードが作り出す音像は、さらに楽曲をドラマティックに演出します。
この曲の間奏を聴くと、なぜか「LIVE RECORDINGS」に収録されている「Love is real?」を思い出してしまう…。

「ALL I WANT IS YOU」前のMCでは観客にパーカッションをお願いする先生でしたが、
お客さんもメンバー→パーカッションのために会場に来てもらったのか?という不穏な流れから、
「だってパーカッションだけの人っていらなくないですか?」という問題発言につながる(笑)
もちろん世の中の素晴らしきパーカッション専門ミュージシャンの存在意義を問うているわけではなく、
あくまで「黒沢健一バンド」には不要であるというのが発言の真意でしょうけど。そりゃたしかにいらない(笑)

「遠くまで」の「♪大切な瞬間は変わらずにそこにある」の「そこ」でニクル夫妻を指差す先生(気のせいですねハイ)
「CHEWING GUM」では、明らかにきーちゃん首ふりすぎ。もげるかと思った。曲終わって出ました万歳ガッツポーズ!

ん?このあたりでメンバー紹介でしたっけ?飛ばしすぎたのか息切れしてなかなか話し出せない先生。がんばれー。
遠山さん、ホリくんと紹介が終わり、いよいよきーちゃんの番ですが、先生自ら観客のきーちゃんコールを煽りまくり、
しまいにはきーちゃん本人から「もういいって!(笑)」と言われる始末。いやはやきーちゃん人気は相当なものです。

「プラスティック・ソング」は徐々に熱を帯びてくる名曲なのですが、今回も後半の熱量は尋常ではありませんでした。
自己破壊的なスリルさえ感じられる咆哮に次ぐ咆哮。曲ラストのギターを無造作にかきむしる鬼神のようなストローク。
もはや何者かが黒沢健一に憑依して、音楽と直接取引させていたようにしか思えません。

さぁ、ここからはノンストップです。もう止まりません。「LAZY GIRL」!そして「Do we do」!
「Do we do」イントロの難解なコール&レスポンスに、オーディエンスが一瞬ついていけずキョトンとする先生(笑)
恵比寿ではAメロをだいぶ崩して、ほとんどトーキングに近い感じで歌っていたけど、今日は比較的CDに忠実でしたね。
ジェットコースターに乗っているような、あるいは空を飛んでいるような感覚のAメロに僕は「ほぼ、いきかけました」

「LAND OF RICHES」はもう言うことありません。DVDに収録されなかったら暴動が起きると思います(笑)
「Focus -LIMITED EDITION-」の予約受付は4月5日まで!(注:お支払いは注文後1週間以内にお願いします)
曲が終わってお礼を言うときの先生、ちょっとフラついてましたね。まさに全身全霊のパフォーマンスでした。

アンコール。「TILL YOU SEE ME THROUGH」で髪を振り乱しながらギターを弾き倒す先生の佇まいにゾクゾクします。
やがて残響の中からあの印象的なドラムフレーズが立ち昇ってきます。「LIME LIGHT」。低い重心と小さな狂気。
この曲が初めてソロで歌われた2001年のB-Meツアーに参加していない僕でも、そのとき演奏された「LIME LIGHT」と、
今回のツアーの「LIME LIGHT」では、全く別種の感慨が渦巻いていることはなんとなく理解できるのです。

「あなたが願えば必ず行きたいところへタッチできる」という意味のMCに続いて、名曲「Somewhere I can go」。
「サムホエア、アイ、キャン、ゴー」と一語ずつ区切るように歌う姿に、胸がしめつけられる思いがします。
間奏パートでギターストロークをしながらぼんやりと空中を見つめる「黒沢健一」。やがて曲もエンディングを迎え、
最後の一音が鳴ってスポットライトが落ちた暗闇の中で、「黒沢健一」はまだ空中のどこかを眺めていました。

ダブルアンコール。色々な理由があってずっと歌ってなかったけど、またこうしてみんなの前で歌おうと思いました、
というMCから「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」。意識して書いたおそらく初めてのメッセージソングなのだそうです。

ここでステージは終わりません。先生はギターを替え、そのまま次の曲へと突入する模様。
初めて覚えたコードはA(ジャーン!)。そしてA7を覚えたときに(ジャーン!)これはロックだと思って、
16歳のときに初めて作ったロックンロールナンバーです。そう早口でまくしたて、一気呵成に「I LOVE TO JAM」へ!
ぬおおおおお!一斉にステージ前に押し寄せる人の波!観客はモッシュに圧縮され、フロア後方は空洞化現象(笑)
さらに途中で先生がきーちゃんをセンターに呼び寄せ、ワンマイクで歌う黒沢健一と木下裕晴!きたきたきたーっ。
名古屋でもこの光景はあったそうですが、実際に生で見るとしびれます。もう細かいことはどうでもよくなりました。
混沌の中に宿る求心力こそ本物のミュージシャンの証明なのです。

完全燃焼のメンバー全員は横一列に並んで深々とおじぎ。ブラボー!

さらにアンコールを求める拍手に応えて、ビデオカメラマンと共に先生がステージに再々々登場。
オーディエンスを映しまくるカメラ。さらに先生ナメの観客ショットまで!(映画の試写会とかでよくある構図)
最後の最後に先生が謝辞を述べ、何度も何度もお辞儀をして、何度も何度も手を振ってステージを去っていきました。

嗚呼、このバンドのライブがもう当分観られないなんてもったいないというかやるせないというか切ないというか。
だけど、それ以上にツアーが終わってメンバーの散開を寂しがっているのはメンバー本人達なのかもしれませんね。

それにしても黒沢健一のライブを「分解」して考えることにいったいどれだけの意味があるのでしょう。
ボーカル○点、演奏○点、音響○点、セットリスト○点という定量的な批評は全く無意味だということを、
ライブとはそれらすべてが有機的に絡まり合った存在であることを、あらためて実感させられたツアーでした。

健一先生はじめ、メンバー、スタッフの皆様おつかれさまでした。そして、本当にありがとうございました。


■ I LOVE TO JAM/L⇔R


> ひろニクルさんこんばんは。いつも楽しく拝見させていただいています。
> そして遅ればせながら奥様ご懐妊おめでとうございます。
> 私は第五世代のiPodを持っているのですが、ロスレスの存在をこちらではじめて知り、
> 目と耳からウロコがだだもれました。音が全然違う!と感激したので恥ずかしながらメッセージを。
> 黒沢センセイ情報だけでなく豆知識(?)にもお役立ちなびっくり日記に感謝です(sproutさんにもありがとうございました)
> 気づけばクアトロライブもあと少しですね。最近少し寒いのでお体にはお気をつけください。
> Sulu


Suluさん、お祝いのお言葉までいただきありがとうございます。ベビニクルも順調に大きくなっております。
ロスレスの音質、驚きますよね。逆に言えば、普段聴いてるAACやmp3ってどれだけ美味しいところをカットしてるんだ、と。
個人的には、目だけではなく耳からもウロコが落ちまくるSuluさんにもびっくりしているのですが(笑)
自称:Focusを愛でる変態オヤジ(笑)のsproutさんは、いつも僕の知的好奇心を満たして下さる聡明な方です。
クアトロライブ終わってしまいましたよー!いまは脱力感でいっぱいですが、パンダに慰められています。

> こんばんわ。有明です。
> ひろニクルさんの日記を読んで私も賞男と呼ばれる方の本でも手に取ってみようかとおもいました。
> これがオススメだ!というのがあれば是非教えてください(笑)
> そういえば先日、天童荒太さんが執筆した「悼む人」という本を読んだのですが、これがまた奥深くて…
> 理解力がない私は三度読み直したんですけど、すごくいい作品でした。
> 是非、時間があればひろニクルさんに読んで頂きたいものです…そして感想を(笑)
>
> っと、本の話しばかりになりましたが、いよいよ健一さんのツアーも大詰めを迎えましたね!
> ひとつも参加出来なかった私はセットリストをみてニヤけるくらいしか出来なかったんですが、
> 色んな方のレポートを読んで「おお!」とか「こんな曲もか!」とかひとり呟いていました。
> まさかライブでプラスティック・ソングをやるとは!また近々ライブやってくれないかなあ、なんて(笑)
>
> 4月はリイシュー発売、ハンキーパンキーのミニアルバムと楽しみがまだまだいっぱいなのでワクワクが止まらないです。
> そしてひろニクルさんのサイトには毎回お世話になってます。ありがとうご(※以下文字化け)


有明さんこんばんは!もう一歩の惜しいところでの文字化けすみません!原因がわからないんですよね…うーむ。
堀江敏幸作品のおすすめは、今回ご紹介した「雪沼とその周辺」ですね。連作短編集ですが1作目から引き込まれますよ。
僕も「悼む人」ぜひ読んでみます。じっくり腰を落ち着けて向き合いたい作品のようですね。感想はいずれ(笑)
「プラスティック・ソング」は、オリジナルのMOTORWORKSバージョンとはアレンジも曲展開も若干異なりますが、
どちらにしてもあの後半の熱量はハンパン…いや、ハンパじゃないです!いつかライブで聴くことができたらいいですね。

> ひろニクルさん、こんばんは!はじめてこちらにお邪魔します。
> 大阪のチケットを譲っていただいたYです。行ってまいりました♪
>
> 私、小学生並の背の低さを誇っているので、
> スタンディングはいつも見知らぬ人の背中を見つめるだけで、お顔すらまともに拝めないのです(涙)
> 今回はお蔭様で、全身ガン見を堪能できライブ全体の高揚感を余すことなく味わうことができました!
> とにかく、最高すぎて言葉が見つかりませんが、久々の完全燃焼で力尽きました…。
> 翌日、念願だった握手会にも初めて参加することができ、未だ、夢か幻かといった状態に陥ってます。
>
> 今回の大阪で私の「Focus」関連イベントは終了となりましたが、これまでにない最高の体験となりました。
> 改めて、どうもありがとうございました!!東京の最終公演いよいよ目の前ですね、楽しんできてください!
>
> ライブレポ、楽しみにしています♪


Yさん、こんばんは。その節はお世話になりました。ライブのご報告までご丁寧にありがとうございます。
僕と妻ニクルの分まで楽しんでこられたようで、良い方にチケットをお譲りできたことを大変うれしく思っております。
大阪はライブもインストアも相当盛り上がったと聞いています。さすがにいまはもう落ち着いてきた頃でしょうか(笑)
追加公演ライブレポ、殴り書きのような体裁ですが楽しんでもらえたらうれしいです。これからもよろしくお願いします。

> あぁっ、やっと読めたっ!!健ちゃんのライブ@大阪まで、びっくり日記絶ちしてたんです!
> 私の携帯というかPCサイトビューワーではネタバレ回避していただいてた文字が見えてたのです。すみませんo(_ _*)o
> 今、ようやくじっくりレポを読ませていただきました。昨日の空気感が鮮明に蘇ってきましたー!
> 思わずうんうんと、携帯に向かってうなずく私を見る姪のまなざしの冷たいこと。
> 異常に盛り上がりました。ほんま、純粋な「かっこいい」「楽しい」の感情の連続でした。参加して良かったです!
> アンケートの「よく見るWEB SITE」に「びっくり電話」って書いて、FAXで送りましたよ☆
> びっくり電話ばんざい、黒沢健一ばんざーい! 昨日の勢いそのままに、おぉでした。


おぉさん、こんにちは!おぉ阪ライブ参加おつかれさまでした。ライブレポも読ませていただきましたよ◎
びっくり電話には万歳なんてしてもらう値打ちなどございません(笑) でもうれしいです。ありがとうございます。
そうそう、携帯のブラウザによって「続きを読む」が機能しなかったり、白文字が見えちゃったりするようなんです。
なんだかかえって気を使わせてしまったようですみません。ようやくネタバレ解禁となって僕もホッとしました。
びっくりニュース・日記などは遡ってゆっくり楽しんで下さいね。そして姪御さんにもよろしくお伝え下さい(笑)



メッセージはお気軽にどうぞ。

黒沢健一::黒沢健一


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