:: びっくり日記

私の中のアニマルズ

2009.05.13



連日ブリティッシュ・ビートの話で、興味のない方ホントにすみません。

さて、普段は全く見向きもしないブックオフのCDコーナーですが、
久しぶりに立ち寄ってみると、なんとアニマルズの紙ジャケ1stを発見!1,500円!

2002年から約2年に渡って、ブリティッシュ・ビート40周年と銘打ち、
東芝EMIが紙ジャケで限定リイシューするという人気シリーズがありました(特設サイト
そのシリーズ第1弾として発売されたのが、アニマルズを含む以下の9枚です。

アニマルズ →「THE ANIMALS」「ANIMAL TRACKS」
ビリー・J.クレイマー・ウィズ・ザ・ダコタス →「LISTEN...」
ジェリー&ザ・ペイスメイカーズ →「HOW DO YOU LIKE IT?」「FERRY CROSS THE MERSEY」
ピーター・アンド・ゴードン →「PETER AND GORDON」「IN TOUCH WITH PETER AND GORDON」
ハーマンズ・ハーミッツ →「HERMAN'S HERMITS」「BOTH SIDES OF HERMAN'S HERMITS」

発売当時、僕はアニマルズのベスト盤を何枚か持ってたんだけど、いまいちピンと来てなくて、
結局、紙ジャケ限定盤の購入をスルーしてしまったのでした。おぉ、なんて愚かなひろニクル!
(第2弾のマンフレッド・マン、第3弾のホリーズは迷うことなく全作品揃えましたよ)

それら紙ジャケ第1弾9作品の中古価格を、Amazonマーケットプレイスでチェックしてみました。
本日時点の最低価格を抽出、単位は円。ちなみに定価は各作品ともちょい高めの2,548円です。

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7,444 HOW DO YOU LIKE IT?
3,246 PETER AND GORDON
3,245 LISTEN...
2,800 THE ANIMALS
2,780 HERMAN'S HERMITS

2,548 ※定価※

2,399 IN TOUCH WITH PETER AND GORDON
1,559 FERRY CROSS THE MERSEY
1,500 BOTH SIDES OF HERMAN'S HERMITS
1,200 ANIMAL TRACKS(なぜか今でも新品が買える)
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ディスクユニオンなどの中古CDショップと比べるとマーケットプレイスは相場が格段に高いし、
もちろん値段と作品の優劣とはあまり関係がないんだけど、参考資料としては興味深いかと。
なんといってもジェリー&ザ・ペイスメイカーズの1stのプレミアっぷりがすごいなぁ。断トツ。

と、いまとなってはどの作品も入手困難なこのブリティッシュ・ビート・コレクションですが、
発売当初はどのお店でも結構売れ残っていたような記憶が…。いつのまにプレミア化したのか。
その中でも、今回ブックオフで見つけた「THE ANIMALS」は、真っ先に店頭から消えたそうです。
そんなレア盤が1,500円で購入できたことは、僕にとって「5月の奇跡」と言っていい出来事でした。

いやーそれにしても、朝日のあたる我がマンションに響き渡るエリック・バードンのボーカルは、
まさに五月病を吹き飛ばすほどのド迫力!ヘタな栄養ドリンク飲むより効きそうです(笑)


■ F-E-E-L/The Animals


> Drum額賀さんのブログ読んでから、NON'SHEEPとは?
> と、怖いもの見たさでのぞいてしまった100人の中の一人です。。。
> 知るほどに魅力ある若きミュージシャンたちで、
> 『座談会』読んで、さらに「NON'SHEEPには黒沢健一なんだー!」と強く思いました。
> 明日、配信開始楽しみです。
>
> …ってNON'SHEEPファンのコメントとなってしまいましたー。
> あくまでも黒沢健一が永遠の心のNo.1な山口のしろくまでした。


しろくまさんは大通りの遺書専門店に足を踏み入れてしまったお一人なのですね(笑)
視野が広く、柔軟かつ多様な健一先生のポップス観が垣間見えるスリリングな座談会でした。
先行配信がスタートした「遺書」、さっそくダウンロードして繰り返し聴いています。素晴らしいです。
意外なほど親しみやすく、これはやっぱり広義の「ポップソング」なのでしょう。今後も楽しみですね。



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音楽::British Beat


マージービートの正統

2009.05.12



ブリティッシュ・ビート台風が猛威を振るう中、我慢できずに買ってしまいましたーっ!
ジェリー&ザ・ペイスメイカーズの「How Do You Like It?/Ferry Cross the Mersey」です。

英盤1st+2ndがカップリングされた、お得な2in1仕様(2on1、2for1という言い方もあり)。
この<60s 2on1>というリイシューシリーズ、ホリーズやピーター&ゴードンもあるんですが、
いずれもボーナストラックは無く、あくまでオリジナルアルバムのフォーマットに忠実な復刻なのです。
2in1はCD入替の手間が省けて便利ですね。ちなみに健一先生のソロアルバムはどれも収録時間が短いので、
「first/B」「NEW VOICES/Focus」という具合に、将来の2in1候補としては最適な部類かと思われます(笑)

CDが届く前に、iTunesに「Gerry & the Pacemakers」が何曲入っていたか確認しようと思ったら、
フォルダを探しても見つからない。おかしい。ブリティッシュのコンピレーションで絶対聴いたはずなのに。
で、よーく確認してみたら、間違って「Gary Lewis & The Playboys」のフォルダに入っていました(笑)
名前がごちゃまぜになっていた模様。でもこの時代は ○○ & the □□□□ というグループ名がやたら多いし、
そもそも、GerryとGaryの字面もよく似ているので勘違いしたんでしょうね。なんともお恥ずかしい限りです。

彼らのベスト盤や編集盤などは数え切れないほどリリースされていて、いまでも入手は容易です。
でも僕は最近、可能な限りオリジナルアルバムの形態で聴きたい、という欲求が高まってきているんですよね。
何年か前、デイヴ・クラーク・ファイヴの米盤オリジナルLPがCD化(怪しげなCDでしたが)されましたが、
そのときベスト盤ではわからない魅力に気付いたんですよね。作品毎にコンセプトやカラーもあったりするし。

というわけで、ベスト盤ではなく英盤オリジナル「How Do You Like It?/Ferry Cross the Mersey」です。
CDを再生して、まずステレオ音源であることにびっくり。ジャケ写に使用されているのはモノラル盤LPだったので。
僕はモノラル至上主義ではありませんが、この時代のステレオ録音ってどこかトリッキーな方法論だったのか、
ボーカルは完全に右チャンネルに振り分けられ、左はインストのみというように、聴いてて少し疲れるのもたしか。
きーちゃんが「Bye Bye Popsicle」のCrusin' Mixを嘆願した気持ちがいまならわかります(笑)

それにしても、ジェリー・マースデンはやっぱり歌がうまい!鼻から抜ける高音と、ときに過剰なまでのビブラート。
若々しさとか瑞々しさとかほとんど感じないんだけど、そこがまたファンにはたまらない!(笑)
同時代のビート・バンドと同じく、1stアルバム「How Do You Like It?」はカバー曲が中心です。
大滝詠一「恋するカレン」の元ネタとしても有名な「Where Have You Been All My Life」、
世界中のサッカーファンの愛唱歌「You'll Never Walk Alone」、キャッチーな「You Can't Fool Me」、
意外にアグレッシヴな一面を見せる「Slow Down」など、聴きどころはたくさんありますね。

そして、2ndアルバム「Ferry Cross the Mersey」は1stから一転、ジェリーの自作曲がほとんどを占めます。
ソングライターとしての才能が爆発、マージービート史に残る名盤という評価も納得です。収録曲すべてが名曲。

ホリーズのように神懸り的なコーラスワークはここでは聴かれないし、
アニマルズやマンフレッド・マンのように黒っぽいフィーリングもありません。
そして、言うまでもなく(失礼)ハーマンズ・ハーミッツのようなアイドル性も皆無です。
でも僕は、他のどんなバンドよりもジェリー&ザ・ペイスメイカーズを聴いているときに、
「あぁ、僕はいま60年代のリバプールにいる!」という感銘(ていうか錯覚?)を覚えるし、
純度の高いマージービートが身体の隅々まで沁み渡っていくような気がするんですよね。
これは逆に、多様な音楽性を誇示していたビートルズでは味わうことのできない感覚だと思います。

まさにマージービートの正統と呼ぶにふさわしいグループではないでしょうか。

+ + + + +

突然ですが、ここで久しぶりに日記リンク追加のお知らせです!
いつもお世話になっている、ちゃんちゃこりんさんの「ちゃんちゃこりん日誌」です。じゃーん。
先生関連の話題はもちろん、その他のエントリも毎日楽しく読んでますよ。今後ともよろしくお願いします。


■ You'll Never Walk Alone/Gerry & The Pacemakers


> 少々遅れた感はありますが…、
>
> HankyPankyカバー曲入り × ひできんぐオススメ + ひろニクルさん詳細情報
> =「Hums of the Lovin’Spoonful」をAmazonにて購入
>
> びっくり電話の宣伝力はすごいですねー!
> 私もGW前に注文しちゃいましたよー(笑)。ただ今、BGMで聴いています。
> このアルバム、全体的にゆる~い感じが良いですね!心地良く、疲れた心をほぐしてくれます。
> “Coconut Grove”は原曲の方が甘い感じですね♪
>
> ひろニクルさんの情報は洋楽初心者にも馴染みやすいので、安心して購入することができました。
> 買って良かったです♪ ありがとうございました!


ありがとうございます。いやーうれしいですねぇ。
でもびっくり電話の宣伝力なんて微々たるもので、すべては黒沢兄弟の神通力がなせるワザです(笑)
「Hums of the Lovin’Spoonful」は、かしこまることなく気軽に聴ける普段着の名盤だと思います。
さらにリマスター効果で各楽器の音の分離も明瞭に、細かいところまで聴き取れるようになりました。
おっしゃるとおり「Coconut Grove」は、ハンパンバージョンより甘めのニュアンスかもしれませんね。
ジョン・セバスチャンの声は、不思議な浮遊感と哀愁を生み出す唯一無二の魔法の声です。



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音楽::British Beat


The Swinging Blue Jeans

2009.04.23

ハンキー・パンキーのインストアイベントに触発されたのか、気分はすっかり英国モード。
ねじまき鳥ひろニクルさんのiPodの中身も、久しぶりに英国60's色に染められつつあります。

「Focus」や「Hanky Panky」はスタジアムの年間シートみたいなもので、常時iPod内に指定席あり。
先生ワークス以外には、マージー・ビート、ブリティッシュ・ビートものを中心に聴きたい気分だったので、
ビートルズ「Please Please Me」、DC5「Weekend In London」、キンクス「Kinks」「Kinda Kinks」、
ホリーズ「Would You Believe」、サーチャーズ、ジェリー&ザ・ペースメイカーズ、スモール・フェイセス、
フレディ&ザ・ドリーマーズ(!)、スウィンギン・ブルー・ジーンズ等をドカドカとiPodに転送しました。



久しぶりに聴いたスウィンギン・ブルー・ジーンズ「Blue Jeans a' Swinging」に興奮!理屈抜きにかっこいい!
「Hippy Hippy Shake」や「You're No Good」(curve509「Soul Kitchen」に似てる)あたりのヒット曲は、
マージービート系のコンピやBOXものにたいてい収録されているんだけど、オリジナルアルバムも聴きたくなって、
この1stアルバム「Blue Jeans A' Swinging」UK再発盤を、もう何年も前にタワレコ渋谷店で買ったんですよ。
アニバーサリー仕様でモノとステレオが同時収録されている上、デジタルリマスターで音も良くて感激しました。
でも、いまAmazonで確認してみたら、もう全世界的に廃盤になっているようですね。なんともったいない...。
やっぱりこの時代のオリジナルアルバムってCD売れないんですね。シングル曲やヒット曲が収録されていないし。
UKオリジナル仕様で復刻!といっても喜ぶのは一部のマニアだけで、普通はベスト盤があれば充分ですからね。

さて、なぜか僕はこのバンドを猪突猛進・もーれつア太郎・あばれはっちゃくタイプだと思い込んでいた節があって、
今回、何年かぶりに改めて聴いてみると「All I Want Is You」等のメロウな曲の素晴らしさに気付かされました。
乱暴で荒くれもののガキ大将が路地裏でこっそり野良猫に餌をあげている場面を目撃してしまったときのような、
いわゆる「スウィンギン君って本当は優しいのね...(ぽっ)」的なニュアンスっていうんですかこれ?(笑)

と言っても、やはり「Long Tall Sally」や「Tutti Frutti」の獣性こそ彼らの最大の魅力だとは思いますけどね。


■ All I Want Is You/The Swinging Blue Jeans


> はじめまして。いつも拝見させて頂いております。まみたす、と言います。
>
> サタリクの時、インストアの時も、“もしやこの方がひろニクルさんでは…?”
> と思ってたのですが…偉い人だと思い込んでてお声かけられず…。
> きちんと言葉にしてらっしゃるのが毎回凄いなぁって思ってて。
> 黒沢さんの音楽の良さを自分のブログでも伝えようとするんですが、
> 毎回“ほんとすげーよ!もーよくわかんないくらいイイからきいて!”としか書けない。バカ丸だし。
> 生活に、本に、音楽に、積み重ねですよね。ベィビィちゃん、楽しみですねぇ。また拝見させて頂きます。


はじめまして、ねじまき鳥パパニクル(気が早い)と申します。メッセージありがとうございます!
実はFocusツアー前後からブログを拝読しておりまして、何を隠そう、僕はまみたすさんブログのファンなのです。
コメントもせずこっそりお邪魔するばかりで失礼しました。老人のお話とか普通に泣きそうになりましたよー。
まみたすさんの「伝えたい」という想いは、ちゃんと伝わってると思います。これからも更新楽しみにしてます。
あ、僕はこれっぽっちも偉い人ではありません(笑)。正真正銘の平凡王です。いつでもお気軽にお声がけ下さい。

> 今回はがんばって東京(2回)、仙台、大阪の4公演行きました。方舟の無音パート、大阪の時はありました。
> ちなみに、Maybeの「♪僕らが~愛したように」をアカペラで歌うのはリキッドルームの時からありましたか?
> あのバンドでサイエンスの曲をやったらカッコ良さそうな気がします(妙な?音は入れずに)
> 「TILL YOU SEE ME」~「LIME LIGHT」は新たな(脱皮した)黒沢健一って感じでしたね。カッコ良かったです。
> ライブDVD発売して欲しいです!


あれー?リキッドルームの「Maybe」どうだったかなぁ。すみません、忘れちゃいました(笑)
先生がギターのアルペジオをミスってアカペラで切り抜けたとか、そういうオチだったりして?(失礼すぎ)
リミエディに同梱されるライブDVDの続報が待ち遠しいですね。あんな場面もこんな場面も収録してほしいです。
↓続き↓

> 今回メモカも発売になって良かったです。大人買いの全部購入なので楽しみです!
> メモカをよく見るとアーティストさんによって違うのですね。公演日入りサインは健一さんだけのようです。
>
> ハンキー・パンキーのライブがあったら良いですね。写真集も出してもらいたいです!
> 長々とすみません。妻ニクルさんの体調は大丈夫ですか?お大事にして下さいね(私も8月生まれなのです)


うひょー、メモカぴあ大人買いですか!素敵です!サイン入りは(印刷とはいえ)嬉しい趣向ですよね。
おかげさまで妻ニクルは元気です。ありがとうございます。夏が大好きなので天気が良いと特に元気です(笑)

> わわわー!!もの凄いレアなイベントだったんですね!!
> パンダ姿で登場とはッ!!そして、その姿でマニアックな音楽トーク!!行きたかったよぉぉぉーッ!!
> ・・・あぁ、おとなしく紹介されたCDを買います・・。
> 連写機能、いままで必要なのか?!と疑問いっぱいでしたけど最高の機能だ!!
> パラパラ漫画風なんて、素晴らしいです☆ プリントアウトして、絵本にしてあげてくださいな♪ 
>
> ちゃんちゃこりんより。


僕のケータイは1枚ずつ普通に写真を撮ると、そのつど「画像を保存しています」というメッセージが表示されます。
つまり一瞬タイムラグが発生してしまうわけです。でも連写機能を使うとなぜか「保存中」メッセージが表示されず、
すぐに次のシャッターチャンスに備えることができるということに気付いたのは、なんとイベント前夜のことでした。
絵本にしてベビニクルに読み聞かせたら、「パンダ=顔だけ人間」と誤った認識が刷り込まれそうでコワイです(笑)

> こんばんわ、有明です。素晴らしいインストアレポありがとうございます。
> ひとり、ニヤけながら読んでいると親に「なにあんた気持ち悪い」と言われてしまいました(笑)
> CD紹介なんですが、The Bandのやつだけ持ってなかったです。
> ヤードバーズは「持ってたっけ?」とか思いつつも漁るとひょっこり姿を現しました。
> ひろニクルさんのレポを読みながら、The Band以外のCD引っ張り出して聴いてましたが…
> 久しぶりに聴くのもいいもんだなー、とおもいます。いや、いつ聴いてもいいんですが(笑)
> しかしパンダ姿のお二人、見たかったー!ちくしょー!って感じです。
> やっぱり住んでる県がだめなのかな…引っ越ししようかな、なんて真剣に考えました(笑)
> 自分の想像で動く二人も面白いですが。まあ、素敵なレポを書いて下さったので大満足です。
> ありがとうございます。さて、私はいまからThe BandのCDでもネット通販するとします(笑)
> しつこい様ですが、長いレポートお疲れさまでした。ありがとうございます。でわ、失礼します!


有明さんこんばんはー。ザ・バンド以外は全部持ってるっていう10代女子はめちゃめちゃ貴重ですよ(笑)
ザ・バンド「Music from Big Pink」には、「Tears of Rage」「The Weight」「This Wheels on Fire」、
そして何といっても「I Shall Be Released」といったメガトン級(死語)の名曲群が収録されているので、
機会があれば聴いてみて下さい。そういえばイベントでは「ザ・バンドはプログレ」なんていう話もありました。
やはり僕の貧弱な筆力では、楽しいイベントの雰囲気はほんの少ししかお伝えすることができないと思います。
というわけで、rpmさんには撮影した動画をぜひ<ハンパン劇場・番外編>として公開してもらいたく(笑)



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デイヴ・クラーク・ファイヴ「The Hits」がCD化

2008.11.20



半年ほど前にiTunes Store限定でリリースされたThe Dave Clark Fiveのベスト盤「The Hits」が、
いつのまにかCD化されてるじゃありませんか!ひろニクラーク・ファイヴの異名をとる僕がなんたる不覚。
もちろん音源はダウンロード購入済だけど、やっぱり「盤」も欲しいから迷わずCD注文しちゃいました。



すぐ届きました。梱包を開けてびっくり。なんとスリーブ・ケース付き。誇らしげに輝く金色文字が眩しいです。
iTunes版と違って「THE DC5 SOLD OVER 100 MILLION RECORDS」というコピーに黒枠が付きました。



盤面はこちら。いまや当たり前となったピクチャー仕様。やっぱりかっこいいです先輩!
ブートまがいの「BEST OF TRUE STEREO」のピクチャー・ディスクが最高だったことを思い出しました。
(※ブートまがいの「BEST OF TRUE STEREO」については2005年2月20日のびっくり日記を参照)



ブックレットに関しては、ページ構成と写真・本文のレイアウトが一部異なるだけで、
iTunesのダウンロード音源に付属するデジタル・ブックレット(PDF)と基本的には同じ内容です。
ただし、デジタル・ブックレットにあった貴重な未公開写真集は、CDではカットされてしまいました。
また、マイク・スミス(vocal)とデニス・ペイトン(sax)に捧げるという一文が最終頁に新規追加されました。

当然、iTunes Storeのダウンロード版では売り切れという事態は発生しませんが、
CDの方はいつまた手に入らなくなるかわかりませんので、欲しい方はお早めにどうぞどうぞ。

:: Amazon
:: iTunes Store


■ I Can't Stand It (UK version)/The Dave Clark Five



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THE HITS / THE DAVE CLARK FIVE

2008.06.30



健一先生のインタビューを読むために購入した「iPod Fan」を読んでいると、
杉真理さんが"iPodのある生活"を体験するといった内容の連載記事がありまして、
最近iTunes Storeでデイブ・クラーク・ファイブ(以下DC5)を買ったと書いてあるのを発見して卒倒。
普段から開いてるのか閉じてるのかよくわからないと言われるひろニクルの目は最大まで見開かれ、
僕と同じくDC5フリークの妻ニクルに、

「ダ、ダ、ダウンロードできるって!ベスト盤!新しいやつ!デイブ・クラーク・ファイブの!」

と、不自然な倒置法をフルに駆使して話しかけると、

「えっ、どういうこと?ダウンロード?なんで?」

と、あきらかに状況が把握できていない様子。
そりゃそうです。あれだけ楽曲の権利をガチガチに管理して再発に慎重なデイブ・クラーク御大が、
まさか新作ベストの配信にGOサインを出すなんて、にわかには信じがたい出来事なのですから。

ともかく、デイブ・クラーク公認のベスト盤「THE HITS」(未CD化)は、iTunes Storeにて配信中。
これで「廃盤」という恐怖の二文字におびえることなく、いつでもDC5の音楽と寄り添うことができます。
CDがプレミア化して価格も高騰している現在、全28曲ものボリュームで1800円は破格でしょう。配信万歳!

選曲も初期のド定番ソングから、イマひとつ評価の低い後期の名曲群まで網羅したヒストリカルな内容です。
「Hurtin' Inside」「Remember, It's Me」などのロッカ・バラードの名曲が漏れているのは残念ですが、
まぁ、アルバムタイトルが「The Hits」だからヒット曲優先になるのも致し方ないところですね。
ボーナストラックも収録されているし、28ページものデジタル・ブックレット(PDF形式)も付属しますよ。
未発表写真満載のブックレットを眺めているだけで僕は泣きそうになってしまいました(笑)

ボーナストラックの「Universal Love」は貴重な未発表曲。
ジョージ・ハリスン的なスライド・ギターと、仄かな哀感が漂うメロディーがたまりません。
ただ、楽曲全体の音世界は"モダン"な佇まいなので、言われなきゃDC5の曲だと気付かないかも・・・。

というわけで、彼らの音楽が聴きたいのになかなかCDが手に入らないとお嘆きの方は迷わず購入して下さい。
とりあえず「Because」と「Glad All Over」だけ・・・なんてセコい買い方は禁止です(笑)
どの曲も2分前後の長さしかないので、単曲購入は逆にもったいないです。アルバム購入推奨。

あ、ちなみに今回のベスト盤、収録されている音源は一部の曲を除いてすべてモノラルです。
DC5のリアルステレオを探し求めるようになるともうその人はマニアという名の病気なので(笑)、
普通に聴いて楽しむ分にはモノラル音源で充分です。

健一先生が今回「iPod Fan」のインタビューで語っていたように、
僕も普段使いのiPodとは別に、特定ミュージシャン専用のiPodがもう1台欲しくなってきました。
自分のiTunesライブラリを確認してみたら、デイブ・クラーク・ファイブだけで231曲登録されているんですが、
曲が短いからファイルサイズはわずか700MBほどで、1GBのiPod shuffleでもまだまだ余裕がある感じ。

DC5しか流れてこないゴキゲンなiPod。通勤前にテンション上げるには最適ですね。


■ PUMPING '92/L⇔R


> ひろニクルさん、こんにちわ!
> 風邪の次は階段踏み外して右足首のじん帯を痛めた(笑)えりこです。
> どこまでドジなんだ、私は…と自分自身に突っ込みたくなりました。
>
> 新宿インストアライブがいよいよ明後日ですね。
> 足の怪我は何のその(笑)普通に歩けますので私も行きます。
> 先生と握手するのは初めてですのでマックスに緊張ですが。。
>
> 私もよろしかったらご挨拶したいのですが
> 右足に包帯巻いてる人は私しかいないと思いますので、見つけやすいかと思います。
> 見かけたら声かけて下さると嬉しいです。


えりこさん、本当にごめんなさい!
ずっと気をつけてはいたんですけど、えりこさんらしき方を見つけることできませんでした。
包帯を巻いたクロケンファンというのはかなり少なかったとは思うのですが・・・すみません。
また次の機会にお目にかかることができるのを楽しみにしております。
じん帯を痛められたとのこと。お大事にして下さい。握手会、無事に登壇できましたか?

> 料理音痴・・・確かに自炊は無理そうだったね。
> なんてったって一人暮らしのアドバイスで要らないものリストの中に冷蔵庫とか入れて来たもんね(笑)
> でも最近は料理の出来る男ってのも当たり前になりつつあるらしいよ。


いやー、「冷蔵庫なぞいらん!」なんて主張していた時期がひろニクルさんにもあったんですね(他人事)
実は以前住んでいたアパートのキッチンが、電気コンロ1つという料理するには劣悪な環境でして・・・。
じゃあ3口コンロだったら料理したのかと言われたら、たぶんしてないと思うんですけど(笑)

> タワレコライブ、お疲れ様でした。
> ライブとはまったく関係ないのですが…当日、ひろニクル様と非常に番号が近く、
> 奥様がお持ちになっていた猫ちゃんのバッグにひとめぼれしました(笑)
> チラ見していたのバレてたらごめんなさい。


インストア参加おつかれさまでしたー。そしてありがとうございます(笑)
妻ニクルも店頭でひとめぼれして購入したバッグなので、メッセージを伝えたところ非常に喜んでおりました。
チラ見バレてません。そもそも目撃された現場が階段だったのかフロアだったのかさえわかってません(笑)

> もうメロメロのチエです。私も早めに行ったのでリハーサルを見ることができました。
> まさか、あんな堂々とリハーサルをしているなんて…!観客も少なく、よく見えました(*´∀`*)
> ライブもかっこよかったですね~☆ タワレコで合唱しちゃっていいのだろうか。気持ち良かったですが(笑)
> 握手会はかなり緊張して、上手くお話出来ませんでした。
> でも健一さんの温かいおててと、気遣いのお言葉にメロメロです☆
> かっこよかったし、可愛かったですね!また機会があったらいいな~♪ 何処へでも会いに行きます!!


チエさん、おつかれさまでした!素晴らしいライブでしたねー。
合唱はストレンジな光景だったと思いますよ。だって普通に営業中の店内ですから(笑)
リハーサルは貴重だったかもしれません。僕も偶然観ることができてラッキーでした。
これまでの周期から類推すると、次の握手会は5年後です!(ネジマキダムスの大予言)



メッセージはお気軽にどうぞ。

音楽::British Beat


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