:: びっくり日記

二人の絆

2010.05.22



ねじまき鳥ひろニクル改め刑事ヒロンボが、婚約したばかりの2人に直撃してまいりました。

自分が出演するライブの直前だった新郎の水島さん(写真左)は、
歌う曲がすべて半音#になるくらい舞い上がっているだろうと思っていたら、
溢れる嬉しさを噛み締めながらも冷静沈着に状況を受け入れている様子で、
そのバランス感覚に僕は安心感と頼もしさを感じました。おめでとうございます。

新婦のrainy-muu.さん(写真右)は、元々めんこい女の子なんですが、さらにチャーミングになっておりました。
僕が深読みしていた数々のことが、本人的には何も考えていなかったという衝撃の事実。一枚も二枚も上手です。
公園でウクレレ弾き語りしてくれた「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」をみんなで聴きました。おめでとうございます。

ツアーでは地方公演まで遠征するほど熱心な黒沢健一ファンのmuu.さんですが、
相方である水島さんも、その筋では大変有名な熱狂的ボブ・ディランフリークなのです。
もはや地方遠征とかいうレベルではなく、おととしの夏、アメリカまでディラン観に行っちゃったくらい。
そんな2人が夫婦になるわけで、なんかもう僕は、色々な意味で心配です(笑)

また、muu.さんは僕が愛するelectra_electro.のボーカルですが(※2ndアルバム絶賛発売中。名盤!)
同時に、水島さんとmisolaというアコースティック・カバーユニットを3年前に結成して精力的に活動してきました。
男女ユニットの宿命と言いますか、そこに何らかの特別な感情が流れ込んできてもおかしくなかったわけですが、
誰の目にも明らかだった水島さんの片想いっぷりとは反対に、muu.さんは水島さんに恋愛感情はなかったそう。
なのに、この半月あまりで突然こういうことになるわけですから、本当に世の中何が起きるかわかりませんね(笑)

誰もが(もしかして本人達さえも)この結末を急転直下と言うだろうと思います。
だけど、運命的な伏線は、ちょうど4年間、誰にも回収されないまま、そこに置かれていたのではないでしょうか。
寄り道したり、石ころにつまづいたりしながらも、実はお互い迷うことなく待ち合わせ場所に向かっていたのです。
無事に出逢えて良かった良かった。心から祝福します。末永くお幸せに。おめでとう!


■ KNOCKIN' ON YOUR DOOR/L⇔R



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音楽::electra_electro.


風花

2009.05.08


:: 風花 e.p. / 4th EP / 2009.5.2 ::

1. 風花
2. ラフロイル -day after day-
3. まちびと

electra_electro.(エレクトラ・エレクトロ)待望の新曲がリリースされました。
それぞれの楽曲が「二人」の風景を柔らかく描き出す、素晴らしきコンセプトe.p.です。
さらに、2ndアルバムもいよいよ完成間近と風の便りに聞いております。視界は良好!


■ まちびと/electra_electro.


> 遅くなりましたが、ハンパントークイヴェントレポ、どうもありがとうございました♪
> 自分とこのブログで感想書いてから、こちらに書き込みしようかと思っていたのですが、
> 何故かブログの記事がアップ出来ず(涙)。また後日アップしてみます。
>
> 私もあのイヴェント以来、英国ポップスの大波がどかーんと押し寄せて来て、
> 昔買った「Love Letters from Lennon=McCartney」ていう、レノン=マッカートニーが
> 他のミュージシャンに提供した作品を集めたオムニバス盤を引っぱり出してリピートしてます。
> それを聴いているうちに、Billy J Kramar & The Dakotasの曲が凄く気になって、
> 遂に中古でベスト盤をお買い上げしちゃいました。


相変わらず僕もブリティッシュ・ビートの大波に溺れかけています(笑)
「ラブ・レターズ」はCD文庫シリーズの企画盤ですよね。僕は持ってませんが便利なCDだと思います。
Billy J Kramar & The Dakotas、Peter & Gordon、The Fourmostなどのレノン=マッカートニー曲を
バラバラに収集するのってやっぱり大変ですからね。現在では貴重盤のようです。大切にして下さい!
コアなファンからは駄曲扱いされるけど(笑)、僕は「I'll Be On My Way」のホッとする感じが結構好きです。
↓続き↓

> そして、スプーンフルの「Hums of the Lovin' Spoonful」も中古で捕獲☆
> ニクルさんお勧めの輸入盤も惹かれたのですが、解説を読みたかったので国内盤にしました。
> このアルバム、いいですね!今までベスト盤でしか聴いてなかったのが後悔…。
> 英国ポップスの波と同時進行で、スプーンフルの波もきている今日この頃です。


おぉぉ、スプーンフル大人気(笑)
3rdの国内盤を購入されたんですね!中盤以降はホントに非の打ち所がない大傑作だと思います。
たしかにベスト盤が多すぎますよね。それだけ長くリスナーに愛され続けている証拠とも言えますが。
実は僕も最初に買ったスプーンフルのCDもベスト盤でした。ライノが編纂した26曲入りアンソロジー。
でもベスト盤を聴いてもピンと来なかったんです。オリジナルアルバムで初めて彼らの魅力がわかりました。
↓続き↓

> 話が前後しちゃいますが、ハンパンの2人…いや2匹(笑)、キュートでしたね♪
> CHABOさんがいい感じでアシストして下さって。楽しかったです。
> 撮影会は残念ながら参加出来なかったのですが、お友達から写真を貰いました。
> あの不思議な踊り、生で観たかったなー(^^)


インストアお疲れ様でした。撮影会は残念でしたね。でもあのトーク聞けただけでも価値はありますよね。
大御所なのに飾らないCHABOさんのかっこよさ。そして、気遣いのできるとても優しい方だなぁと感じました。
要所要所でハンパンに質問を振って、ファンが聞きたいであろうエピソードを巧みに引き出したり。いやー。
忘れがちですが、健一先生の司会進行もScience Ministryのインストア時と比べると板についてきました。
撮影会の踊りはドラクエの泥人形もびっくりの「ふしぎなおどり」でしたよ。観客のMPが吸い取られたかも(笑)



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electra_electro. 14thライブ

2009.02.07



SETLIST
1. rafroil -day after day-
2. エコーアコー(仮)
3. バター
4. Re:
5. OK,Lucy
6. テクノクターン

下北沢モナレコードでelectra_electro.(エレクトラ・エレクトロ)の14thライブ。
ランチライブということで、美味しい食事をいただきながらゆったり楽しみました。

昨年11月のモナレコと同様、オープニングは「rafroil -day after day-」。
1stアルバム「Another sing-song.」に収録されている「ラフロイル」という曲のバージョン違いですが、
いまやこちらのアコースティックバージョンこそが本命として定着した感がありますね。

続く「アコーエコー(仮)」も、あの名曲「echo_echo.」のアコースティックバージョンですが、
歌詞やメロディーが原曲とは大幅に異なります。ボスがコーラスしながらシェイカー振りまくり。

MCでは、ランチメニューの表記が「ジェノバ風」だったか「ジェノベーゼ」だったかで一悶着。
日本ではどちらの言葉も同義で使われていますが、モナレコのパスタは「ジェノベーゼ」ですね。
そして、今日の共演者は弾き語りスタイル中心の方だったので、
その中にあってエレエレの音はやや刺激的かもしれません、という話題も。
コーラ、ジンジャーエールまでいかない、ファンタくらいの刺激なんだそうです。OH微炭酸!

「バター」演奏前にベースからブーンと異音が。ノイズトラブルが発生した模様。
「静電気体質が原因」というボスの発言を本気で信じ込むmuu.さん。信じ込むぅさん。
そんな純朴なmuu.さんの声には不思議に甘美な悩ましさが漂い、
yu-ki.さんのギターは「バター」の世界に不確かな残響を残します。

4曲目は「Re:」。アウトロのギターが超かっこよくて痺れました。

夜型人間のボスにとって白昼ライブは負担が大きく、「日差しが身体に毒です」と、ドラキュラのような発言。
と思えば突然「定額給付金、何に使います?」と客席に問いかけてみたり、
先の読めない縦横無尽のトーク運びは相変わらずです。「まぁ美味しいもん食べて下さい」と勝手にまとめ。
どうやら「定額給付金という言葉を言いたかっただけ」とのこと。「わかった理解した」とmuu.さん。

「OK,Lucy」のトラックは、シンバルの音やアレンジがCDと若干異なる印象を受けました。
ライブ後にメンバーに訊いてみると、アレンジは同じだけどミックスの違いじゃないかとのこと。

時間があまりないのか、物販などについて一気呵成に告知してラストの「テクノクターン」へ。
ボスのベースがダイナミックに響いて、今まで以上のグルーヴが感じられたように思います。
細やかなギターのフレージングも素晴らしいです。でもやっぱりこの曲はmuu.さんの声に尽きるなぁ。

お菓子詰め合わせ+刷り立てほやほやの名刺が入場者に配布されました。



:: electra_electro.公式サイト (リニューアル!)


■ テクノクターン/electra_electro.



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electra_electro. 12thライブ

2008.11.26

SETLIST
01. rafroil -day after day-
02. metronome.(新曲) ※カタカナで「メトロノーム」かも
03. Re:
04. クリームソーダ
05. バター
06. echo_echo.(another ver.) ※曲名募集中



下北沢mona recordsにて、electra_electro.(エレクトラ・エレクトロ)の12thライブ。
出演順は4組中4番目、トリです、トリ。ねじまきトリ夫婦は食事を済ませてから21時前に会場へ。

オープニングは今年7月の七夕イベントと同様、「rafroil -day after day-」。
するするっとさりげない歌い出しが素敵です。歌詞違いの秋バージョンとのこと。

2曲目は新曲「metronome.」。カタカナで「メトロノーム」表記かもしれません。
無料サンプラー「Another sing-song...and more.」に一部収録されていましたが、フルコーラスは初出。
muu.さんのキーボードがイントロを奏で、jol.(以下ボス)が新兵器であるKORGのシンセ?で
アンビエントなSEを重ねていきます。エンディングでもKORG弾き倒し。
楽曲全体の印象としては、「id」の頃のクラムボン的雰囲気を感じました。

ここでMC。
今日のライブは実験性を前面に押し出すとのことで、エレクトラ・エレクトロならぬ、エレクトラ・ウラクトロなのだそう。
いいなーウラクトロって。なんでも今日のセットリストでCDと同じバージョンは1曲だけらしいですよ。
アプローチ的にも構成的にも、今年4月の9thライブ@mona recordsと近いかもしれませんね。

muu.:「曲順書いたメモを忘れました」
ボス:「そんなこと一言も聞いてない」

そんなステージ上のやりとりがあって、ウラクトロバージョンの「Re:」へ。
9thライブで披露されたニューバージョンともまた違うアレンジかな。
ボスがコーラス。ギターのyu-ki.さんも随所に丁寧なコーラスを重ねていきます。
間奏のブレイクから復帰するところは、メンバー間の呼吸が命。タイミング難しそう。

Mac Bookに加え、またまた機材が増えたという話題。
本日ボスが操っているシンセは某楽器店で購入したもので、「月曜に届きますと言われて火曜日に届いた」とのこと。
こんな普段着MC、ボスにしかできない(笑)

続いては、対バンすることの多い仲良しバンドflamingoさんのカバー曲「クリームソーダ」です。
electra_electro.の最新CD「watercolers e.p.」にも一発録りバージョンが収録されていますが、
そもそもイベント用に1回限りの演奏予定だったんだけど、普通に演奏してOKですよーと許可が下りたとのこと。
演奏はガッチリ安定しています。ただ、この曲、ボーカルは相当難しいメロディと対峙しなくてはなりません。

そしてライブも終盤。「バター」が久しぶりに演奏されました。
響き合う音と音。その「余白」が本当に美しい名曲です。

ボスは今日の対バンである「チャンベビ」って略称だと思っていたらしい。
「チャンスorベビーとか」と言っていましたが、なぜそこで突然「or」が出てくるのか謎すぎますボス。
元々は「CHARMS BABYS」で、やがて「チャンベビ」が正式名称になったみたいですよ(ひろニクル調べ)

最後は、9thライブでも披露された別バージョンの「echo_echo.」。ボス作詞。
アコースティックなエコーエコーということで、アコーエコー?エコーアコー?など、
良い曲名があれば、公式サイトからどしどし応募して下さいとのこと。

ギターのyu-ki.さんは、今回のセットリストにリード・ボーカル曲がなかったこと、
そしてボスのコーラスが当社比5倍になったことにより、ますます寡黙なギター職人といった風情。
それもまたよろし(笑)

今日の「ウラクトロ」ライブは、自由すぎるゆえに未整理の部分もあったかもしれないけれど、
あるひとつのバンドの価値をリスナーが真に理解するためには常に「発見」が必要なわけで、
そのために既成の枠組みを押し広げようとする試行錯誤は歓迎されるべきだと僕は思います。
もう少し時間が経ってからふと後ろを振り返ったとき、
実は今日のライブがバンドにとってひとつのターニングポイントになっているかもしれませんよ。



electra_electro.より入場者にお菓子詰め合わせのプレゼントがありました。うれしい。
お菓子と一緒に"クジ"が封入されていて、妻ニクルは「参加賞」で僕は「あたり気味」。
気味ってなんですか気味って(笑)


■ metronome./electra_electro.



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electra_electro. 11thライブ

2008.11.03

2008.11.03(Mon) 下北沢MOSAiC
flamingo carnival 「魔法なんて使えなくていいんだ」

SETLIST
01. Oct.
02. echo_echo.
03. ピース スタイル
04. テクノクターン
05. アシュリー(新曲)



7月のイベント以来、久しぶりのelectra_electro.(エレクトラ・エレクトロ)ライブ。
ご一緒させていただいた友人から「他人にエレエレの魅力を一言で伝えるとしたら」と開演前に訊かれ、
僕は何も答えることができなかった。理屈っぽい性格の割に、説明下手で、要領を得ないところがあって、
音楽を語る上で最も面倒くさい人種、それが僕である。エレエレの音楽の素晴らしさを喧伝するのに
誰より彼らの魅力をわかっていない。だからわかろうとする。よくわからない。混沌としている。
結局、考えた先に行き着くのは「一言では伝えられない」という一言である。
彼らだって変わっていく。「音楽」は同じところに止まってはいない。
最後に披露された新曲は、スーパーカー「WHITE surf style 5」を思わせる
センチメンタルな加速感に満ち溢れたギターロックだった。そのスピードは僕をあっというまに追い抜いていく。

「古い記憶が色褪せてゆくとすれば、それは新しい出来事が鮮明でありすぎるからだ」


■ アシュリー/electra_electro.



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