:: びっくり日記

イヌの日 / 阿佐ヶ谷スパイダース

2006.11.26

下北沢にて、阿佐ヶ谷スパイダース公演「イヌの日」を観劇。良い舞台でした。

2000年に上演された作品の再演です。阿佐スパとしては初めての再演モノでしょうか。
初演は駅前劇場だったそうですが、今回の会場は本多劇場。セットも大掛かりでした。
僕は初演を観ていないので予備知識ゼロの状態で臨みましたが、
昨年の「悪魔の唄」のように心臓を5本の指で握り潰されるようなインパクトはありませんでした。

でも「悪魔の唄」では“そこまでやりますか・・・”と感じる暑苦しい部分があったんだけど、
今回の「イヌの日」では、向こう側まで突き抜けそうで突き抜けないフィーリングというか、
どこか静謐とした抑制されたビート感のようなものが全編に漂っていました。
で、それが決して消化不良にならないというのが役者陣の力であり、長塚脚本の筆力かな、と。
すみません、個人的な感想です。

八嶋さんの芝居は初めて観たんだけど、良くも悪くも想像通りでした(笑)
ストーリーに沿って繊細に変動する登場人物間のパワーバランスを、
時折、その too much な存在感が崩しかねない場面もあったように思います。
そしていかにも演劇然とした台詞回しと佇まいは、はっきりと好みが分かれそうです。僕は結構好き。

パンフレットが素晴らしく充実しています。あの内容で1000円は破格です。買って下さい。
ポスターに「これはもはやパンフレットではない。書籍だ!」というキャッチコピーがありましたが、まさに言葉に偽りなし。

パンフレットといえば、阿佐ヶ谷スパイダースとは全然関係ないんですが、
L⇔R史上最高傑作パンフとの呼び声も高い「List of Reference」のキャッチコピーを、ふと思いつきました。

「これはもはやパンフレットではない。資料だ!」

そして、L⇔R史上最高迷作パンフとの呼び声も高い「Doubt」ツアーパンフのコピーも思いつきました。

「これはもはやパンフレットではない。マンガだ!」

「Let me Roll it!」のパンフはどんなのだったか忘れてしまいました(笑)


■ Me And My Friends/Tony Kosinec


> 初めまして、ひろりんさん。はっきりと分からないけれど、ひろりんさんが元気ないとはわかります。
> 私は密かだけど、ある意味、熱狂的な黒沢健一fanです!初めてひろりんさんのHPを見つけた時、とても嬉しかったです。
> 健一さんをとても大好きというのが分かる文に加え、CRTの報告(最近は行ってないのですか?)や健一さんのライブ報告。
> 自分が行けなくても、ひろりんさんの熱狂的な報告で行ったような気分になりましたよ。
> 健一さん情報にも、私はとても助かっていました。
> そして、健一さんの事だけではなく色んな物に興味があって、すごいなぁと思っていました。
> それに、何より文がとても面白くていつも大笑いしていました。
> たまに更新がしてないと、ひろりんさんどうしたのかな?と思う事もあります。
> きっと同じ黒沢健一fanという仲間意識がどこかにあるのでしょうかね(笑)
> 人それぞれ応援の仕方があり、このHPだってすごく健一さんfanにとって意義がある事だと私は思うのです。
> ファンサイトとブログの違いが私には分からないのですが(無知ですみません)、私はひろりんさんのHP大好きですよ。
> 自分でも何が言いたいのか分からなくなったけれど、ひろりんさん、元気を出して下さい!
> きっと、メール書かなくてもこっそり見ている人がいると思います。今、健一さんは曲作りをがんばっていると思います。
> 9~10月はギターの練習してたと思うから・・・(勝手な想像)


はじめまして。過分なるお褒めの言葉をいただきありがとうございます。汗顔の至りです。
現実世界の僕は、多少風邪気味ですがとても元気です(笑)
長い期間、モチベーションを保つというのは難しいものですね。
一定のテンションをキープしたまま長年サイトを管理されている方は、本当に尊敬します。
僕もいわゆる「構ってちゃん」的な感情は抑え、できるだけ平常心でいたいとは思うんですけど、
ときどき漠然とした空しさや不安に襲われて、ぷしゅーっと無気力になってしまうことがあります。
もちろんwww上にサイトを公開している以上、訪問者がショーウィンドウの前で立ち止まろうが、
ディスプレイに目もくれず急ぎ足に通り過ぎようが、それは100パーセント各々の自由であり、
管理人が何らかの強制を強いるべきではありません。ローカル・ルールなんてナンセンスです。
それは充分に理解しているつもりですが、ファンサイトにおけるコミュニケーションの理想形って、
いったいなんなんだろうと考えてしまうことがあるんですよ。・・・アホですね(笑)
このサイトを「健一さんfanにとって意義がある事」と言って下さったのが一番嬉しかったです。
今後ともよろしくお付き合い下さい。ありがとうございます。



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