:: びっくり日記

第1回 Cornelius 新曲披露演

2006.09.29



コーネリアスの新曲披露コンベンションに参加してきました。

会場の六本木SuperDeluxeは、タワレコ渋谷店のステージワンを一回り大きくしたような会場。
横幅が結構あります。開演までの時間は、正面・左右の壁に「丸い映像」が映し出されていました。
19時を過ぎ、SEが10分ほど繰り返し流れた後にようやくメンバー登場。

コーネリアスのライブを観るのが初めてだった僕は、すっかり魅了されてしまいました。
「魅了」というと少し優しいですが、それは限りなく「衝撃」に近いものでした。
無機質な音粒。無表情。低い体温。無感情。クールネス。
そんなライブを想像していたんだけど、とんでもない誤解でしたね。

彼は飄々とした佇まいでサラリと時代をキャッチしてきた人だけど、
実は誰より熱っぽく音楽に向かう人なのではないかと、ライブを観ていて思いました。
無機質、無感情どころか、胸が苦しくなるほどエモーショナルな瞬間がたくさんあって。
人間の温もりと、ある種の署名性。つまり彼だけにしか作りえない音楽。

その純度の高さ、に僕の頭は終始グラグラとしてしまったのです。

終演後、普通にフロアに出てきてタバコ吸ってくつろぐ小山田君。
いつのまにかファンに囲まれて即席サイン会になってました。世界のコーネリアス。
貴子ちゃんと小山田ジュニア、カヒミさんや高野寛さんもいらっしゃいました。
やはりカヒミさんの周辺に漂うオーラは乱気流のように凄まじく、
僕のような俗人は、1m以上近づくことができませんでした・・・(じゅーぶん近い)

今日のイベントの模様は「中目黒テレビ」として、11月にスペースシャワーにてオンエアされるそうです。


■ BREEZIN'/cornelius


> キッズステーションはここ4、5年めぞんを繰り返し放送しています。
> 実は昨年夏から今年春ぐらいにかけて全話DVDに焼きました。
> 1話だけ落雷の影響で一部映像が途切れる被害がありました(スカパーは豪雨や落雷だと電波障害が生じる)
> 血を吐くような面倒くささでした。その後、1度も観てません。いつでも貸しますのでどうぞ。


あ、繰り返し放送してるんですね。なるほどー。
ただ、話数が多いのでさすがに放送タームは長いでしょうね。
早々にリタイアした僕は、どうやら血を吐かなくて済むようです(笑)
やはり録画後は1度も観ていないとのことですが、
こういうのって結局「保存すること」が目的になっちゃうんですよね。

> えええっ。NEWS23にトム・ヨーク出演ってマジですかっ!?
> 見たいけど、見たいけど、日頃TVを見ないので見忘れる可能性80%。ビデオのタイマーは壊れてます(笑)


20%の確率でご覧になりましたでしょうか?
ビデオのタイマーは本体の右側面を叩くと直りませんか?(直りません)
今回のインタビューについて個人的に感じたことを。
「ブッシュ嫌い、反米」というポリティカルな面だけを都合のいいように拡大解釈して、
視聴者・世論を誘導したいという番組の意図を感じずにはいられませんでしたが、
それは偏向報道の雄「NEWS23」のお家芸ですから、いまさらどうこう言うつもりはありません。
ただ、僕が一番不快だったのはインタビュアーがVTR明けに言い放った、
「(政治・環境問題について)よく勉強してらっしゃるんですね」という言葉。
それって、例えば黒沢健一先生に向かって、
「ビーチ・ボーイズの音楽をよく勉強されてますね」と言うようなものですよ(笑)
また、「問題意識が先立って曲を書いているように思うのですが」という意見には、
「それはない。言葉がメロディを攻撃してしまったら音楽は死んでしまう」と否定するトム。
うーん、まさかとは思ってたけどこのインタビュアーは本当に曲聴いたことないんですね。
地上波でトム・ヨークを観られただけでもすごいことだったのかもしれませんが、
終始ピントずれまくりで、彼に対する敬意すら感じられない出鱈目なインタビューでした。



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