:: びっくり日記

君と夏と僕のブルージーン

2002.10.16

イベントで歌うなっ!もったいない(笑)

新宿ロフトプラスワンのCRTイベンツに行ってきました!
CRTとはですね、音楽評論家の萩原健太さんの司会進行のもと毎月テーマを決め、
ゆかりのゲストを呼んで貴重な音源や映像をみんなで楽しもうよというトークイベントです。

今月のテーマは来日を目前に控えたポール・マッカートニー!
そして7月のビーチ・ボーイズ特集に続き、やっぱり登場、大物ゲスト。

黒沢健一!!

どうも。2週間ぶりですね。
ビートルズやビーチ・ボーイズの回にはふらっとゲストで来ることが多いですけど。

今日の先生は色の薄いサングラスをかけてます。
ちょっと知的でインテリっぽい雰囲気を醸し出してますね~。ぐふ。
例によって例のごとく、まずは海賊版ビデオをみんなで鑑賞。
健太さんがテープを早送りしながら思わず呟く。
「俺達なにしてんだろなー。こんなとこで隠し撮りのビデオ観てさー」
それに答えて健一先生は「なんかひとんちに来てるみたいですよねぇ」と。

絶対この二人普段こういうことして遊んでると思います。

途中休憩を挟んで、後半はいよいよ健太&健一のアコースティックライブから。
このコンビ、つい2日前よみうりテレビのポール特番でも歌ったばかり。
ファンの間ではひっそりと「健健コンビ」とか「大きい人と小さい人」とか、
様々な名称で呼ばれ続けていたんだけど、どうやら正式にユニット名が決まったらしい。
いえーい。パチパチ。


・・・健'z。


ボーカル&ギターの男性2人組だから・・・とのこと。素敵じゃないか(笑)
今日の健'zは、健一メイン4曲+健一ハモリ1曲。あっぱれ!!完璧!!
しかし、クライマックスはこの後やってきました。

健'zはカバー曲専門だという話になったときに、健太さんが一言。
「いや、楽屋では健一とオリジナルとか、L⇔Rやったりしてるんだよ」
“L⇔R”という単語が飛び出した瞬間、心臓がビクンと音を立てて停まりそうになった。
あはは、まさか歌っちゃったなんかしないよね??あはは・・・はは・・・

健太さんがジャカジャカとコードを鳴らす。
そして健一先生は“OK”というように小さく頷いて、静かに歌い出したのです。
もう二度と生で聴くことはないと思っていた不朽の名曲“君と夏と僕のブルージーン”だ。

♪話上手なふりは嫌いさ 君を強く抱きしめた・・・

ほんの十数秒。
たった1行のフレーズなのに、なんなんだろうこの溢れ出す感覚は。
ぎゅうっと視野が狭まって、もう他に何も見えなくなる。本物のブルージーンだ。本人歌唱だよ。
CD1曲リピートで何度も何度も聴いたあの曲を、目の前で本人が歌っている。どういうこと??
あぁ、もう絶対にこの声からは離れられないんだな。

歌い終わった後、健一先生は客席を見てちょっと笑った(ように見えた)
そんなに僕たちポカーンとしてた?それとも「してやったり」の笑顔なのか!?

脱力中の客席をよそにイベントは進行します。
オノ・ヨーコのモノマネをする先生の姿を見て、
これがさっきのカリスマなのかと疑心暗鬼になってみたり(笑)
どうしたらポールっぽく歌えるかという話題になったときに

「ピッチをこうビミョーにずらしてですね」

  ♪らららーららーらららーー

「で、後半をビブラート気味に歌うんですよ」

  ♪ららーら~らら~ららら~~~

「皆さんもぜひお試し下さい」

いや、無理だから(笑)

あ、あと質問コーナーで僕の書いたアンケートも読まれました。
「健'zって・・・。無意味に上半身ハダカですよ」

質問じゃなかったなぁ、よく考えたら(笑)

「健一はいいだろうけどさ~、俺はヤダよハダカなんて」と健太さんが言うと、
「イヤですよ~~、俺も!!」と全力で拒絶する健一先生。

イベント最後は健'zの“YESTERDAY”をフルコーラスで!
もう会場内には、うっとりオーラが大充満。

余韻に浸りつつ、結局僕は終電で帰ってきましたとさ。



メッセージはお気軽にどうぞ。

黒沢健一::健'z