:: びっくり日記

メロディーは鳴り響く

2007.02.05



未聴だった曽我部さんのアルバム「Strawberry」を買ってきました。
これは、いい。本当に素晴らしいです。
サニーデイ・サービス時代も含めて、僕はこの作品が一番好きかもしれません。

1st、2ndソロで聴かれたメロウな音を期待して聴くと度肝抜かれます。
もちろん従来の系統の楽曲もきっちり収録されてはいるんだけど、音像はとてもラフ。
序盤3曲のザクザクっ!ガリガリっ!パキパキっ!とした疾走ロックが最高にクールです。
かと思えば、後半の「STARS」という曲は唐突にライブテイク。意味わかんない(笑)
このバージョンが“オリジナル”ということになるのでしょうか。なんかすごい。名曲だけど。

彼の歌には不思議な浸透力があるように思います。
優しく歌い上げるバラード。荒っぽくシャウトするロック。
1枚のアルバムがどんなに散漫で雑然とした内容であっても、
そこからはトータルな曽我部恵一としての調和性が響いてくるのです。
特にこの「Strawberry」における拡散⇔収斂の振り幅は尋常ではありません。

というわけで、まだ聴いていないアルバムは「ラブレター」と「ラブシティー」。
そこにはいったいどんなメロディーが鳴り響いているんでしょうか。

あ、それと。

枚数限定で発売された曽我部さんのCD「東京コンサート」ですが、
発売元のROSE RECORDSはすでに在庫なし、その他のネット通販もみんな品切状態です。
Amazonやオークションを覗いてみると、定価以上の値で売買されていてびっくり。
ディスクユニオン店頭にはまだ在庫ありますよ!(新宿・下北沢店は潤沢)
これ、本格的にプレミア化する前にぜひ押さえておくべき逸品ではないかと。
永遠のマスター・ピース「東京」の全曲再演ライブ。2100円です。


■ ストーミー/曽我部恵一



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音楽::曽我部恵一