:: びっくり日記

ブランディン出張イベント DC5特集!

2007.09.23

前回来たのがいつだったかよく覚えていないほど久しぶりに武蔵小山へ。

駅前にあった中古レコードショップ「也(nari)」はすでに閉店していて、
いまはリフォーム会社になっていました。結構お気に入りだったので残念です。

アゲイン アゲイン

さて、本日の目的地はLive Cafe Again
新装開店したペットサウンズレコードの地下にあるカフェです。
なんと、DAVE CLARK FIVE(以下、DC5)を真っ昼間から爆音で聴くという、
我々ニクル夫妻にぴったりな素敵すぎるDJイベントが開催されるというではないですか!
ハリー堀田さんからメールで教えていただきました。本当にありがとうございます。

入店して、まずは初めてお会いするハリー堀田さんとお友達の方にご挨拶と簡単な自己紹介。
着席すると、手書きのリクエストカードとDC5の米国シングル一覧表が店員さんから配られました。
品番、タイトル(A面B面)、チャートポジションがわかりやすくまとめられています。嬉しい。
こういった有意義な資料を提供して下さるあたり、さすがペットサウンズレコードのお膝元(?)です。

店内壁面には10cc、デイヴ・メンスン等がかつて来日した際のチケット半券がたくさん飾られていて、
それらを眺めているだけでもめちゃめちゃ楽しくて時間を忘れてしまいそうです。
料理は、お肉を使わないカレーやオムライスなどのヘルシーメニューが中心。
僕たちはシフォンケーキとチーズケーキをオーダー。なんと各200円。安すぎ(笑)
しかも、イベント入場料の1500円は1ドリンク込みのお値段。とっても良心的です。

今回はブランディン出張イベントということで、ゲストにはCRTでもおなじみの宮治淳一さん、平本肇さん。
そしてここ数日、徹夜続きでフラフラというカフェオーナーの石川さんが司会進行です。
ちなみに石川さんは、あの「バートン・クレーン作品集」を自費制作された偉い人。

3連休ど真ん中の、それも真っ昼間にDC5を爆音で聴きまくるという、
こんなコアなイベントに集まってる皆さんはどこか宗教じみている、と笑う宮治さん。
いやいや、そのニッチなイベント性が逆にDC5ファンのテンションをあげるのです(笑)

うーん、やっぱり7インチ盤は音が太い!CDだとなんかスカスカだもんなぁ。DC5はアナログで聴くのが良い。

僕たちの近くの席に座っていたペットサウンズレコードの森店長が、
お知り合いの方と「L⇔Rの黒沢くんが・・・」と話しているのがふと聞こえてきまして、
ひじょーに話の内容が気になったんですけど、DC5の爆音にかき消されてしまいました(笑)

15分のトイレ休憩を挟んで、第2部はリクエスト大会です。

僕がリクエストしたのは「Remember, It's Me」と、「I Can't Stand It」のUKバージョン。
ちなみにL⇔Rがカバーしたのは、USバージョンの「I Can't Stand It」ですね。
UKバージョンの方が粗暴で性急でやかましい。僕はこっちのほうがDC5らしいと思う。

結局、「I Can't Stand It」は見送られてしまいましたが「Remember, It's Me」を流していただきました。

石川さん:「これはまた渋い曲ですねぇ。レコード探しちゃいましたよ」
宮治さん:「プロの選曲ですよ」

プロどころかまるっきり素人の僕ですが、お褒めいただきありがとうございます(笑)
別にDC5通を気取ってマニアックな選曲をしてやろうと思ったわけではなくて、
単純に一番好きな曲をリクエストさせていただいただけです。至高の名曲ですね。

「Glad All Over」の各国盤聴き比べも楽しかったなぁ。
◇日本盤・・・どうにもこうにも音がモコモコしてる。なんとなく遠くで演奏しているような感じ。
◇米盤・・・音のヌケが素晴らしい。でも高音がやや不自然で耳障りに思える場面も。
◇英盤・・・すごい生々しい音質。音圧もあるし、バランスが良くて聴きやすい。僕は一番好き。

曲出しの度に、タイトルコールせずに「爆音!」と言う宮治さんがチャーミングでした(笑)

楽しい時間はあっというまに過ぎてしまうもので(常套句)、いよいよ終演時間です。
「Any Way You Want It」、「Catch Us If You Can」あたりを除けば、
代表曲はほとんど聴いたかなぁと思っていたら、ペットサウンズレコード森さんからアンコール。
「聴き忘れた曲を・・・」といって、なんと「Any Way You Want It」をリクエストされました(笑)
やはりこの曲を聴かないと締まらないですもんね。さらにWアンコールで「Catch Us If You Can」(笑)
結局、代表曲はほとんど網羅してしまった大充実のイベントになったのでした。心底楽しかった。

次回の出張ブランディンは、11月10日。キャロル・キングとのことです。

お店の出口付近でオーナーの石川さんにバッタリ。
「すごく楽しかったです」と一言だけお礼を言うつもりだったのに、
いつのまにか世界中のDC5マニアが羨むような貴重なお話まで・・・(笑)
僕が黒沢健一ファンサイトの管理人をしていることを話したところ、
「L⇔Rは若い世代にDC5の音楽を広めてくれた」と。いや、嬉しいじゃないですか。
そして石川さんは、ルラルの大ファンでもあるらしいです。
ライブを観るために、彼女たちの故郷である石川県まで行ったというから半端じゃない。

DC5への愛があふれる石川さんの個人サイトへのリンク許可もいただきました。
http://www.jah.ne.jp/~ishikawa/(ホーム)
http://www.jah.ne.jp/~ishikawa/dc55.html(DC5のページ)

DC5ページ下部の「私が選ぶDC5 BEST10」のコーナーは、一応BEST10と銘打ってはいるけれども、
4ジャンルに分けて選んでらっしゃるので合計40曲もあるという(笑)
好きな曲が多すぎて、とても10曲なんかには絞れないという石川さんの気持ちが伝わってきますね。


■ Remember, It's Me/The Dave Clark Five


> 石原の小説は何冊か持ってるから読みたいなら貸すよ。
> ただし、あまり面白くないけど。


たしかに、ときとして色も匂いもない粗略単調な作品もありますね(笑)
でも「わが人生の時の~」シリーズは掛け値なしの傑作だと思いますよ。



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音楽::British Beat