:: びっくり日記

electra_electro. 4th Live

2007.10.17

electra_electro.(071017) 「electro」のスペルが間違ってるけど細かいことは気にしない方向で(笑)

SETLIST
1. バター
2. Re:
3. strawberry_jam.
4. Oct.(仮)
5. red
6. OK,Lucy
7. apartment
8. echo_echo.

下北沢mona recordsにて、electra_electro.(エレクトラ・エレクトロ、エレエレ)の4thライブ。
7月の2ndライブもmona recordsだったんだけど、
徳山くんライブと日程が重なってしまったために不参加だったのであります。

ステージ向かって左からギターのyu-ki.さん、ベースのjol.さん(ボス)、ボーカル&キーボードのmuu.さん。
muu.さんが弾いていたキーボード、あれはYAMAHAのS80?
前回のmonaでもキーボードを弾いたとは聞いていたけど、トイピアノ的なものだろうと思っていたので、
本格的な88鍵キーボードの鎮座にちょっとびっくりしてしまいました。

ノイジーに揺らめくギターと、柔らかなピアノ、丁寧にリズムを刻むジャズベが絡み合う「バター」。
そして、最近お気に入りの「Re:」。
腰を痛めてギターを弾くどころではない、と風の噂で聞いたyu-ki.さんも意外と元気そうで一安心。
「Re:」が終わり、本日初めてのMC。MC担当は今回もmuu.さんではなく、リーダーjol.さんです。

「こんばんわ。はじめまして。electra_electro.です。モナレコードからお送りしております」

いったいどこにお送りしているのでしょうか(笑)
いつかエレエレライブもネット配信されたらいいとは思うけど。
MCの大役を任ぜられた前回のライブではうまく喋ることができなかったので、
今回はリベンジのつもりなんだけど頭の中は真っ白です、と。がんばれボス!

ここでmuu.さんはキーボードを離れて、中央のjol.さんとポジションチェンジ。
3人とも立ち上がって、名曲「strawberry_jam.」がスタート。
もちろんCDも良いけど、イントロのピコピコが強調されたライブ用アレンジも素敵すぎです。

再びjol.さんのMC。エレエレは宅録中心なのでライブはそれほど積極的にやっていない、と前置き。
jol.さんとyu-ki.さんは、electra_electro.の前身となるDRIVERHEADというユニットで活動していて
そこにボーカルのmuu.さんが「乱入」して、electra_electro.が誕生したそうです。
エレエレの音楽性はDRIVERHEADからの流れを汲んだり汲まなかったりしているらしい(どっちやねん)
また、DRIVERHEADの「blueberry_jam.」という曲は映画「ファイトクラブ」にインスパイアされたもので、
その発展形であるelectra_electro.の「strawberry_jam.」は、
TVドラマ「私立探偵 濱マイク」(なつかしー)に刺激されてできあがったとのこと。
いずれも、僕のようなエレエレマニアにはとても価値のある貴重な証言でした。

「10月に作ったからOct.です。あ、去年の10月です」というmuu.さんの一言から、「Oct.(仮)」。
未発表曲なのに1stライブからずっと演奏され続けている永遠の(?)仮タイトル曲です。
続いてyu-ki.さんメインボーカルの「red」。じんわり。やっぱり名曲だ。

ここでまたMCコーナー。しかし曲が終わって、誰もしゃべらない「間」ができてしまいました。
「ボス、出番ですよ」というmuu.さんの声に我に返ったjol.さんが慌てて一言。

「こんばんわ、electra_electro.です」。

muu.: 「全然曲紹介してないよー?1曲目とか曲紹介した?」
jol.: 「してないよ」

というわけで1曲目から順におさらいしていくjol.さん(笑)
「バター」という曲はタイトルが先にできた。2曲目は「Re:」で、レスと読みます。
ほら、返信されたメールの件名にRe:ってつくじゃないですか?
みなさん「レ」と読んだり「アールイー」って読んだりしてますけど、そのRe:という・・・

muu.: 「そろそろ長くなってきましたよ(笑)」

何やら、jol.さん×muu.さんの掛け合い漫才的な様相を呈してきました。
jol.さんのMCは着地点がなかなか見えないので、持ち時間が短いときはドキドキするんだろうなぁ。
そうかと思えば、突然「ではそれを踏まえて次の曲です」と強引にまとめてしまう(笑)
あまり踏まえてないと思うんだけど、そこはたいして問題じゃないのかもしれません。

長いMCが終わり、名曲「OK,Lucy」。Aメロからyu-ki.さんがクールなコーラスを重ねていきます。
ん?1番のサビの歌詞がちょっと怪しかった?

「DRIVERHEADで一番最初に作った『apartment』という曲をやります」

オリジナルバージョンではyu-ki.さんがファルセットでサビの高音パートを歌うんだけど、
electra_electro.バージョンでは、途中からmuu.さんにボーカルがスイッチします。
どちらかというとギターロック的なアプローチの曲だけど、躍動感があってすごくいいですね。

muu.: 「あと1曲で終わりですけど、何か言い忘れたことは?ボス?」
jol.: 「特にありません!」
muu.: 「えっ!? アンケート書いて下さいとか、無料サンプラー置いてますよとか・・・」

この後、jol.さんの口から「次のライブからはMC担当がmuu.に戻ります」と衝撃のMC卒業宣言。
「短い間でしたが今までありがとうございます」って、たったの2回だけじゃないですかボス(笑)
ひとつの物語が別の物語を生み出し、常に物語が増殖しつづけるあの<開かれた>MCの世界が
もう今後は聴けなくなるのかと思うと、少し寂しいような、もったいないような気さえします(笑)

「エレエレ結成のきっかけになった、『echo_echo.』という曲を聴いてもらってさよならです」

そんなmuu.さんの言葉に続いて、名曲中の名曲「echo_echo.」。
「OK,Lucy」と同様、ギターのyu-ki.さんがAメロからコーラスを重ねて楽曲を彩ります。

「ありがとうございました。electra_electro.でした」

チーム黒沢くんと石田くんもライブをしたあのmona recordsで、
大好きなelectra_electro.が観られるなんてちょっと贅沢で幸せな気分。
出演者もお客さんもリラックスできる雰囲気でとても居心地がいいし、
エレエレらしい「温もり」や「日常感」を活かせる空間だなぁと思いました。

日常感?

そう、electra_electro.の音楽は一歩後退して呼吸を整えるように「日常」へと寄り添うのに、
それを歌うmuu.さんの声は「非日常のエコー」ってところがこのバンドの奥深さなのです。


■ echo_echo./electra_electro.


> フラッシュ・ディスク・ランチ、愛用してるよー。うん、病み付きになる。
> 小さいレコードみたいでカワイイし収納スペースが少なくていいのがうれしいよね。だから特殊なジャケがにくいよ。
> アジカンの初回限定の紙ケースとか入らないから要らねーって思いつつも、つい初回盤を買ってしまうけど。


できれば初回盤特殊ケースとかやめてほしいと思うようになってきました。
そう思えるということは、もうすでにFDRの術中にハマっているのでしょう(笑)
プラケース→FDRの入れ替え作業って、一度はじめると止まらなくなりますよね。
深夜に少しずつ作業して、ようやく150枚入れ替え完了。まだまだ先は長いです。

> お久しぶりのあゆざかなです。生きてます。
>
> お。ソフトケース使いましたか。
> わたしも5年ほど前に総入れ替えしました。おかげで棚に入りきるようになりましたよー。
> だけどやっぱり、物として愛情がある子たちはプラケースのままです。
> レコードの傷のようなのがCDに無い分、プラケースの割れとか欠けが思い出として残ってるので。
> 高校生の時にカバンに入れといたら教科書の下敷きになって割れたとか。
> 弁当の汁がこぼれてケース突き抜けて染み込んだとか。どちらもL⇔R。。。


あゆざかなさん、お久しぶりです。って毎回お久しぶりって言ってるような気がしますが(笑)
なんとFDR経験5年ですかー。色々とご教授下さい先輩。
教科書の下敷きになろうが弁当の汁まみれになろうが、L⇔Rの音楽は文句ひとつ言いません。
うん。たしかに、それらの痕跡が思い出の断片として機能することってありますからね。
いとこが持ってた爆風スランプのCDを踏みつけてプラケースが大破したことを、ふと思い出しました。



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