:: びっくり日記

CRT「SMiLE」ナイト

2004.10.19

今日は楽しみにしていたCRT。「SMiLE」ナイト!

会場に入ると、すでに壇上で前座トークが始まっていました。
健太さん、健一先生、能地さん、竹内さんの、マイク・ラブ祭り(笑)
DVDで、マイクのゴキゲンなダンスや、いかしたファッションを再確認。
客入りの時間もビーチ・ボーイズ話が聞けるなんて、お得な気分◎

19時15分まで前座トークは続き、みなさんいったん撤収。
19時30分から、いよいよ本番「SMiLE」ナイトのスタートです。

まずは来月のCRTの告知。11月14日「イーグルス」ナイトだそうです。
そして再来月の12月28~29日は、「健'zと忘年会 with Friends」。
2days公演で、もちろんやっちんと高田さんも参加。楽しみですね。

ブライアンのロンドン公演を観るために渡英した健一先生ですが、
前回同様、劇場窓口で当日券をおねだりして入場した模様(笑)
ライブの感想は、

・生きてて良かった。
・音楽が好きで良かった。
・ビートルズの「サージェントペパーズ~」を超えた。 etc・・・
 
健太さんと二人で「勝ったな」「勝ったな」と連呼してたらしいです。
何に勝ったのかはわからないけど、とにかく「勝った」とのこと(笑)
わかるなぁ、その気持ち。

そもそも「SMiLE」とはどういうものなのか、
そのおさらいも兼ねて「AN AMERICAN BAND」のDVDを観賞です。
“Surf's Up”弾き語り、“Do You Like Worms”のPV、そして消防士姿の有名な“Fire”セッション・・・。

僕はいまだにこの映像を直視できません。
ドラッギーなブライアンが痛々しいし、得体の知れない巨大なものを背負い込んでいるような気がして。
映像素材としてはいまだ最高レベルのレア度を誇っている「AN AMERICAN BAND」だけど、
まだ買ってから1度しか観てないんです。あまりにつらすぎる。

続いて、「SMiLE」発表に際して制作されたプレス向け映像を観賞。
ワールドプレミアとなったロンドン公演ツアー初日の映像もあり。なんだか涙が出てきましたよ。

そしていよいよ、健太さん渾身の「オレ流SMiLE」大公開の時間です!
'67年当時の音源を使用して、2004年版「SMiLE」を再構築。
今回発表された「SMiLE」は、あくまでブライアン名義のものであって、
The Beach Boysとしての「SMiLE」は幻のままなのですね。
今まで「Good Vibrations Box」や各種ボナトラ等で発表された音源や無数のブートレグから、
'67年版「SMiLE」の断片をかき集め、“The Beach Boysの声がする”「SMiLE」の再現を試みたわけです。

いやー、最高でした!

ノイズだらけの“Barnyard”を聴いて、あーやっぱりこの曲はクリアな音源残ってないんだ、と思わずニヤリ。

“Surf's Up”は力作でしたね。
「GV-BOX」収録のインスト・パートとブライアンのピアノ・デモ・バージョンを編集、
さらに別音源から“My Girl”コーラスを引っ張ってきて、
ブライアンボーカル欠落部分にはカールバージョンを採用するという恐ろしくマニアックな作り込みよう。
ただひとつ残念だったのは、エンディングがフェードアウトだったこと。
2004年版に準じるならば、ここは自然終止でなければならないはず。
あれ?自然終止する'67年音源ってないんだっけ??
“Mrs.O'leary's Cow”の後半に、“Workshop”SEが挿入されていたのが興味深かったです。

ラストの“Good Vibrations”も素晴らしかったです。もちろんブライアンバージョンも最高なんだけど、
やっぱりこの曲はカールのリード・ボーカルと、マイクによる“I'm pickin' up・・・”パートがあってこそ。
後半の“ham-bi-dam”コーラスも、きちんと「Smily Smile」CD収録のボーナストラックから採用。さすがです。

さて、ここで本日の気になる発言をいくつか。


今まで「SMiLE」をラウンジ的側面から聴いていた人は
考えが覆ったはず。
(竹内さん)
 
 なるほどー。
 インストとして知られていた“Roll Plymouth Rock”や“On A Holiday”に
 今回はボーカルパートと歌詞が追加されちゃいましたもんね。
 アルバム全体の印象にも大きく影響を与えている点なのかも。


俺も自分の作品に点数つけよっかなー。
「NEW VOICES」8点とか(笑)
(健一先生)

 「PET SOUNDSが7点だとすると、SMiLEは10点」という
 ブライアンの発言を受けてのコメント。
 先生自身のお気に入り作品ランキングが気になるところ(笑)
 ひろりん的には「NEW VOICES」も10点。ちなみに「猿の記憶」14点。


当時の時流の中でもし「SMiLE」が発表されていたら、
受け皿はどこにあったのか?
(健太さん)

 たしかに着地点の見つからない特異な作品であったと思います。
 かつてレコードコレクターズ誌上で、
 「PET SOUNDSは時代に呼ばれていないアルバム」
 という至言を残したのは健一先生ですが、
 まさに「SMiLE」にもあてはまる言葉でしょう。
 37年の歳月を越えて発表されたことが、
 何よりこの作品の普遍性を証明しているし、
 事実、いま聴いても全然古臭くないし。
 時流に媚びない良質な音楽は、朽ち果てることはないのですね。


当時、サイケデリックなサーフアルバムとして
「SMiLE」を発売しても面白かったのでは?
(アンケート)

 うーん、面白い。いったいどういう評価をされていたんでしょう。
 ただ、「PET SOUNDS」が発売された時点ですでに、
 世間的なBeach Boysのイメージと音楽性が乖離しちゃってるんで、
 状況は厳しかったことに違いはないのかなぁとも思います。

 
この人、もしかして「SMiLE」持ってるかも! (健太さん)
 
 山下達郎さん宅に行った際、
 玄関に「SMiLE」のジャケが額に入れて飾ってあったそう。
 でも、いくら達郎さんでも本物の「SMiLE」は持ってないと思います(笑)


クロケンサンバは出ないの? (健太さん)

 「マツケンサンバは知っている」という健一先生の発言を受けて。
 あはは。齢36にして、黒沢健一、路線変更か!?(笑) 
 ちなみに、御大・松平健を健'zに加入させる計画も進行中だとか。
 年末の健'zライブでは、生マツケンサンバが観られるはず。ウソ。 


今日は、健'zとしてのライブはなし。主役はあくまでブライアンであり「SMiLE」ですからね。
貴重な「SMiLE」秘話、ブライアン話がたくさん聞けて大満足です。
ワンダーミンツのダリアン・サハナジャが健太さんに話したエピソードもすごく印象的でした。

「SMiLE」ツアー初日。無事に演奏を終え、スタンディング・オベーションの中、楽屋に戻ったブライアン。
イスに座って左右に揺れながら「I did it, I did it・・・」と呟いていたそう。もうなんか泣けてきますよ・・・。

バンドメンバーとスタジオで、完成した「SMiLE」を聴くブライアン。
聴き終わるとおもむろにイスから立ち上がり「I Love it! I Love it!」と。

そして健一先生も目の幅で涙を流したという、「SMiLE」ライナー最後の一文。

To all the fans who have waited all these years for me to finish Smile.
I dedicate this to you...


号泣。本当にありがとう、ブライアン。

CRT恒例となったジャンケン大会の前に、今日が誕生日という女性にスペシャルプレゼントのコーナー。
なんと「健一先生が耳元で Surf's Up の一節を歌う」というもの!ひとりじめ!

でも仮に今日が6月8日だったなら、果たして先生は僕の耳元で歌ってくれたかどうか甚だ疑問(笑)


■ Song For Children/BRIAN WILSON



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