びっくり電話

「トランスフォーマー コンボイの謎」は、もっとも接待に向かないファミコンソフトである。

ある日、TAKE-Cが僕の部屋へ遊びに来たときのこと。

「ファミコンかー、懐かしいなぁ」と遠い目をしてひとりごちる彼に、
「これやってみてよ」と僕は一本のソフトを差し出した。

「なになに。トランスフォーマーコンボイの謎？面白い？」
「うん、最高だよ」

電源を投入して、ゲームスタート。


1.5秒後、即死。


「は？どーゆーこと？？」
TAKE-Cは何が起きたのかわからず呆然としている。
“1.5秒後”というのは断じて誇張ではない。ホントに1.5秒なのだ。
「スーパーマリオブラザーズ」で、ゲーム開始直後いきなりクリボーに突撃する猛者なんて目じゃない。

主人公コンボイは、わずか1.5秒で破壊される。

実はスタート直後に正面から敵弾が飛んでくるのだが、その弾が全く見えないのである。
米粒のようなわずか2ドットの敵弾が、何の前触れもなく襲い掛かかってくるのだ。
我が家の14インチテレビでは、ギリギリまで画面に近づかないと弾道は視認できない。
いまだから告白するが、僕はこのゲームに熱中するあまり、ブラウン管にファーストキスを奪われた。

「トランスフォーマー コンボイの謎」をクリアするためには、もはや人間の五感では対応できない。
セブンセンシズを発動するか、ニュータイプに覚醒しない限りは無理だろう。


■ echo_echo.／electra_electro.


> あゆざかなっす。
> おっ！（最近買ったものを見て）
> 宝島、松下幸之助ムックなんて出したのか。買わなきゃ。面白いよね、ここのムックシリーズ。変で。
>
> ところで、ゲームセンターCX本第二弾出たね。DVDも第二弾、出るね。
> 今度、彼氏ん家で第一弾BOX抜き打ち鑑賞会しようと思うのですが、
> もう少し色気出したほうがいいっすかねぇ・・・？コンボイの謎知ってたら惚れ直すのだが。

色気8ビットのあゆざかなさん、こんにちは。
お、CX本の第2弾が出ましたか。情報ありがとうございます。
第1弾は一緒にカバンに入れてたボルヴィックから水が漏れて、
カバーがヨレヨレになってしまったので、今回は気をつけたいと思います。
DVD-BOXはときどきリピートして彼女と爆笑しています。面白いですよね。
彼氏さん、実は「コンボイの謎」の隠れファンかもしれませんよ。
開始1.5秒の敵弾を華麗に避けるテクニックを見せつけられたら、そりゃ惚れ直しますよね。
ちなみに我が家の本棚を確認したら、別冊宝島が11冊ありました。

01. 僕たちの好きなガンダム～Zガンダム全エピソード徹底解析編
02. 僕たちの好きなガンダム～Zガンダム全モビルスーツ徹底解析編
03. 僕たちの好きなガンダム～Zガンダム全キャラクター徹底解析編
04. 僕たちのガンダム・リポート～全ガンダムDVD徹底解析
05. 僕たちの好きな巨大ロボット
06. 黄金アニメ特盛り！111本
07. 僕たちの好きなTVゲーム～80年代懐かしゲーム編
08. ROCK名盤入門！1956～1980
09. 青春復刻！ときめきアイドルポップス150
10. 音楽誌が書かないJポップ批評～桜井和寿（Mr.Children）イノセントワールド大全
11. 音楽誌が書かないJポップ批評～フリッパーズ・ギターと渋谷系の時代

・・・偏りすぎではないかと（笑）