:: びっくり日記

黒沢健一、完パク宣言?

2005.04.17

CRT vol.68 「春のオールディーズをどり」
2005/04/17 新宿ロフトプラスワン
健'z セットリスト

01. Dream Lover / Bobby Darin
02. Oh No, Not My Baby / Maxine Brown
03. All I Have To Do Is Dream / The Everly Brothers
04. Sheila / Tommy loe
05. My Baby Left Me / Arthur Crudup
06. Surfer Girl / The Beach Boys
07. This I Swear / The Skyliners

※01~05 健'z
※06~07 健'z with Friends

予想以上の曲数にびっくり。そして何よりも“Sheila”や“My Baby Left Me”など、
with Friendsになってから演奏されていなかった曲たちを、久しぶりに聴くことができて嬉しかったなぁ。
ラスト2曲では、シークレットゲストとしてwith Friendsも合流。

+ + + + +

新宿ロフトプラスワンでCRT「オールディーズをどり」。
司会の萩原健太さん、寺田編集長の他、今日はゲストが3名でした。
まずは、健太さんと出会って30周年という宮治さん。そして人生の相方(笑)である、ノージさん。
で、健'zの相方である我らが黒沢健一先生でございます。
席次はステージ向かって左側から、健太さん、宮治さん、健一先生、ノージさん、寺田編集長。
全員着席するやいなや、さっそく健太さんが一言。

「デブが多いんでステージ沈みがちです」

1曲目は宮治さんリクエストで、ジミー・クラントンの“Venus In Blue Jeans”。
おぉ!松田聖子の“風立ちぬ”にそっくりだ!(笑)
それにしても健太さんと宮治さん、ホントに楽しそう。曲がかかってる間もなにやらゲラゲラ笑い通しです。
30年来の付き合いで、まだ音楽をネタに笑い合えるっていいなぁ。そんな2人の横でそっと曲を口ずさむ健一先生。

「最近ハマってるものは何?」と出席者に質問していく健太さん。
宮治さんは、シャンティーズの“パイプライン”とのこと。ベンチャーズのあの有名曲のオリジナルですね。
シャンティーズがお気に入りというニッポン放送の亀渕さんを励ます意味も込めて爆音で。
さて、次はいよいよ健一先生の番です。


「うまい棒くんはどうですか?」


わはははは。不意打ちのうまい棒ネタを繰り出す健太さん。
なんでも最近の健一先生の夢は、

1)うまい棒の工場に行って、
2)出来たてのうまい棒をシャワーのように浴びたい。

といった、とてもミュージシャンシップ溢れるもの。
「健一さぁ、そんなに好きならうまい棒になっちゃったら?」
「うまい棒になっちゃったら音楽聴けないじゃないですか!」

そういう問題じゃないと思うんですけど(笑)
みなさん想像して下さい、うまい棒になっちゃった黒沢健一を・・・。
というわけで、先生のリクエストはニール・セダカの“Walk with me”。

続いてDionのDVDで“Love Came to Me”の演奏シーンを鑑賞。
おぉ!浜田省吾の“SNOWBOUND PARTY”にそっくりだ!(笑)
いやー、Dionおじさんは今でも本当に歌がうまいなぁ。

ノージさんのハマりものは、もちろんボビー・ダーリン。
最初に観たのは“Dream Lover”の映像だったかな?
2コーラス目直前に一瞬くちびるを噛むところがポイントだそう(笑)
ノージさんいわく「アイドルはくちびる噛んで一人前」。やっちんに学んだそうです。名言。

ボビー・ダーリンという人は、時代によってその音楽性を変化させていったミュージシャン。
ボブ・ディランに憧れてフォークロックを実践していた頃、自分のファッションについて悩んでいたそうで、
こんなエピソード(仮説)をノージさんが提唱しておられました。

「俺はジーンズが似合わない、似合わない、似合わない」
     ↓
「タキシードなら似合う、そうだタキシードなら似合うんだ」
     ↓
「でも時代はジーンズだよな・・・どうしよう・・・」
     ↓
(結論)
ジーンズでタキシード作っちゃったよオイ。


衝撃的な写真でした、デニム素材のタキシード!
あの面白さは実際に見てみないとわからないです。音の迷いが服装にも出てる、とはノージさんの弁。
たしかに音楽性とファッションって、意外と密接に結び付くかも。
WANDSの上杉昇と、al.ni.coの上杉昇は別人だったもんね。<例えが微妙

壇上のトークは、ノージさんと健一先生との初対面エピソードへ。
このお二人が初めて会ったのは雑誌「パチパチ」の取材だったそうで、
「好きな色はなんですか?」「デビューした心境は?」といった、
ありきたりな質問をされるんだろうと余裕で構えていた先生でしたが、
インタビュアーのノージさんは開口一番こう言い放ったそうです。

「LAZY GIRLはさぁ、バディ・ホリーなの?それともトミー・ロウ?
 とりあえずそこんとこハッキリさせないと先に進まないのよ!」

す、すげー!「パチパチ」の雑誌カラーを全力で無視するマニアックさだ(笑)
健太さんも散々言っていたけど、ノージさんがいなかったら、
まるで準レギュラーのように健一先生がCRTに出演することもなかっただろうし、
当然、健'zという素晴らしいユニットも誕生しなかったわけです。
そう考えるとあのときノージさんの投げかけた質問は、
黒沢健一のデビュー当時から現在まで一貫している実直な姿勢、
音楽に対する愚直なまでの取り組み方を示唆しているようで、なんとも興味深いなぁと感じました。

さて、休憩を挟んでいよいよ後半。久しぶりのオリジナル健'zによるライブからスタートです!

1曲目は、ボビー・ダーリンの“Dream Lover”。うーん、やっぱり健一先生の声はいいなぁ。ほれぼれ。
この曲の持つ軽やかさを損なうことなく、のびやかに歌い上げます。
曲が終わると健太さんから2ndアルバムの告知。「見捨てないで下さーい」だって(笑)
みなさん、きちんとCD買いましょうね。
健一先生は普段、スタジオ作業を終えると「おつかれでしたー」と結構あっさり帰ってしまうそうなのですが、
健'zではスタジオに篭もって残業してしまうとのこと。「スタジオでの健一は寄り目だよ」とは健太さんの証言。
以前のCRTでもチラッと出た話なんだけど、健一先生は集中すると寄り目になるらしいんですよね(笑)
ちなみに、眠たくなると離れ目になるのはやっちん。

「以前1度だけやった曲です」という紹介で始まったのは“Oh No, Not My Baby”(正確には2003年に2回演奏済
今回はかなりスローなアレンジでしたね。以前はもっとマンフレッドマンのバージョンに近かったような?

曲が終わると、やっぱり二人の漫談です(笑)
そうそう、むしろMCとMCの間に演奏しているという感じ。
これこそが最近は味わえなかったオリジナル健'zの空気です。
健太さんも「懐かしいなぁ」と途中何度もおっしゃってましたね。

3曲目はこれまた久しぶりの“All I Have To Do Is Dream”。
健太さんが主旋律で、健一先生がハモリパートを担当。
いやー、先生のハモリがあまりに美しすぎて僕は放心状態ですよ。
決して主旋律を壊すことはないのに、しっかりと存在を主張する声。
メロウな健太さんの声との相性も最高。絶妙だなぁ。

3コードでドタバタと進行する“LAZY GIRL”のAメロ。
こういうバディ・ホリー“Peggy Sue”タイプの曲を作る人は、日本ではあまりいなかった、と健太さん。
L⇔Rの音楽は当時から型破りで斬新だったということですね。

といった流れから、同じくドタバタ3コードソングである、トミー・ロウ全米1位の大ヒット曲“Sheila”がスタート!
僕は思わずガッツポーツ作っちゃいましたよ。この曲、大好き。あらためて聴くと、やっぱり“LAZY GIRL”(笑)
前曲に続いてギターを弾きながら歌いまくる健太さん。かなりいっぱいいっぱいなご様子です。
何とか無事に曲を終えると、息を切らせて一言。

「健一はいつもこうだよ・・・ゼェゼェ」

どうやらリハーサルでも健太さんはノリノリの健一先生に振り回されっぱなしらしく、
「健一・・・俺、家に帰って原稿書かなきゃいけないんだよ」
「えー、もう1曲歌いましょうよー」
といった感じの会話がたびたび展開されているとのことです。

そんな元気いっぱいの健一先生を象徴するかのごとく、
エルヴィス・プレスリーでおなじみの“My Baby Left Me”へ!
うわー、歌いながらだんだん気合が入ってくるのがわかります。
座りながら歌っているというのに、なんでしょうこの扇情力は!
健一先生のシャウトが響き渡るロフトプラスワン!(地下2階)

「いつもよりたくさんシャウトしてらっしゃいましたね」と、半分呆れた様子の健太さん。しかもなぜか敬語(笑)

ここでなんと、シークレットゲストでやっちんと高田さんが登場!
今日遊びに来るということは健一先生も知らなかったそうです。
「健'z with Friendsで~~~す」というダルな(笑)挨拶に続いて、ライブの予定などについてあれこれ。
現時点で詳細は決まっていないとのことですが、「色々やりますんで貯金しといて下さい」だって。うほっ。

2ndアルバムには収録されないものの、コーラスワークが冴える名曲“Surfer Girl”が演奏されました。

2ndアルバムの出来栄えについて健一先生がしみじみとコメント。
「こんなカバーアルバム、ないですね・・・。きっと」
「自画自賛モードですか?」と健太さん。

そして最後の曲は、スカイライナーズの“This I Swear”。文句のつけようがない完璧な名曲です。
“This I Swear”→“Love And Mercy”で本編を締める流れは、ライブの定番となりましたね。
いつも以上に優しくメロディーをなぞる先生。with Friendsのコーラスにも、うっとり。

以上、計7曲。予想以上にたくさん曲が聴けて嬉しかった!久しぶりの曲も多かったし。満足、満足◎
さて、それではトーク後半をダイジェストでお送りします。

捨てようと思っていたビデオに入っていたと、宮治さんが持参したのは、グレン・キャンベルの映像。
“Guess I'm Dumb”を歌う後ろで踊り狂うダンサー。狂気の沙汰です。
それを見て「健'zにもバックダンサーを入れよう」とノージさん。
「名前も考えちゃった」
「何?」
「うまい棒ダンサーズ」

次は健太さん持参の熟女ビデオです(笑)
オールディーズ同窓会のようなノリで当時ヒットチャートを賑わせた面々が無理やり現役感を見せつける、
まぁ簡単にいってしまえばそんな感じの映像ものでして。今回チョイスしたのは、The Chordettesの“Lolipop”。

「コーデッツは4人組だったんですけど1人しかいません!他の3人は死んだと思います

おぉ、冴え渡る健太節!(笑)
で、問題のVTRなんですけど・・・これはちょっと・・・うーん。熟女というかなんというか(笑)
そんなおそろしい映像をしばらく観賞していると、なんと突然映像が映らなくなるトラブルが発生!
機材も耐えられないほどのショッキング映像だったということか・・・。

この事態を見ていたノージさんが「熟女禁止令だ」と呟くと、その言葉がツボに入った健一先生は爆笑モードに。
「健一くんも結構熟女好きなんじゃないのー?」
「そんなことないですよー、ワハハハハ」
「そういえば熟女について健一とつっこんだ話をしたことねーなぁ」
「普通そんな話しませんって、ワハハハハ」

健'z with Friendsの地方公演について、ノージさんは前向きに考えているとのこと。
全県ツアーやりたいくらいだって(笑)

あとはどんなトークがあったかなぁ。
L⇔Rのノッキン発売前の取材で、
「この曲絶対売れるから印税でビーチボーイズのブート買え」とノージさんが先生に言ったという話や、
先生のお気に入りガールポップ、コニー・スティーブンスの話とか。

お客さんからのアンケートにこういった内容のものがありました。
「完コピ(完全コピー)についてどう思われますか?」
するとすかさずノージさんが、
「今日は完パク(完全パクリ)が2人いるから。上と下に」
もちろん2人とは、健一先生とやっちんのことね(笑)
ノージさんや健太さんの発言は愛情の裏返しというか、
2人の才能を認めた上での発言なので完パク扱いされた健一先生もニコニコしております。
「・・・完パク宣言?」と余裕の一言まで飛び出す始末。

健'z2ndアルバムから、“Ruby Baby”が世界初オンエア!プラスワンで先行試聴なんてうれしいなー。
アルバム中もっとも派手な曲とのこと。そう言われればそうかも。
良い意味で“ライブっぽさ”が残っていて、ゴキゲンな音でしたよ!

健一先生、本日の喫煙本数は10本。ほどほどに。

次回のCRTは5月15日。詳細は未定とのことですが、
いよいよブルース・スプリングスティーンナイトとのウワサもあり。
うおー、いまから血がたぎりますなぁ。ボス、最高だもんね。


健'z SETLIST、更新しました。


■ Splish Splash/Bobby Darin


> あ~自負とジフをかけたのか~(^^;
> マイライブアルバム、エレカシなら作れるかも。
> ☆バル・キルマーLOVE☆


ファミコン版「ウィロー」ではバル・キルマーの顔が判別できません(性能の限界)
エレカシのライブ、噂には聞きますが未体験です。すごそう。

> ひろりんさんお久しぶりです。ジフ見た瞬間に笑ってしまいました(^_^)
> でもつっこんじゃいけないと思ったので・・・。


わはは、すみません。
えぇ、僕のくだらない駄ネタについては、鼻で笑ってそのままスルーしていただいて結構ですよ(笑)

> ジフ画像って突っ込むべきでしたか?ってことは名古屋名物ういろう(ウィロー)も突っ込むべき?(笑)
> CRTで何度かひろりんさんを見つけてるのですが、小心者なので声がかけられませ~ん。


いや、あれJPG画像ですから!(笑)
ひょっとして僕、なんか近寄りがたい雰囲気とかありますかねー?
こ、こんなに社交的なのにっ!(ホントかよ)
お気軽に声をかけていただけると嬉しいですー。

> ガンダム好きなんだから「ジフ」じゃなくて「グフ」にすれば良かったのに。

いや、それだと「自負」と関係なくなっちゃいますから!(笑)

> すみません、ジフにツッコミしないで・・・。2年半おめでとうございます!
> そーだー、物心つかない赤ん坊を英語教室に通わせて国際人にするなんて親御さんが多いが、
> 自国のお菓子を知るのが一番だろっ!ちゃんちゃらおかしーぜっ!


あわわわ・・・どうか謝らないで下さいな。
ジフネタなんて鼻で笑ってスルーしていただいて結構ですからね!
「いずれは本人のためになる」という親御さんの気持ちもわかりますが、
英語の習得と国際感覚を身につけることってあんまり関係なさそう。
親子でたべっ子どうぶつ食べてる時間のほうが大切だべ。

> 山形の者です。ジフ、あたしはかーなーり気になってましたよ!
> 「なんでだろう~?」って、青ジャージを着たくなってしまいましたよ(笑)
> なんで赤ジャージじゃないのかって?
> やっぱ山形的には山形出身、トモさんの方のジャージでしょ(笑)
> まあ、それはおいといて。ミスチルさんいよいよ動き出しますねー!
> 映画の主題歌になったっていう曲も、一瞬しか聞けなかったあのCMの曲も、
> ぜんっぶはいってるらしいじゃないっすかー!かーなーり楽しみ☆☆


テツトモの青い方、山形出身だったですか?知りませんでしたー。
オフィシャルページ見たら大学の先輩でした(笑)
Bank Bankの活動もいいけど、やっぱりミスチルが最高ですよね。

> その「ジフ」ちゃいますがな!時間差つっこみかましてみました、みんみんです。
> destiny's childのライブ行ってきたのですが、MCが英語のため殆ど分からず。
> たべっ子どうぶつで勉強しようかな・・・。
> 「家出のドリッピー」は昔友人が購入してましたけど、殆ど手をつけないまま放置プレイでした。
> ALCの教材はなかなか良いと思います。要チェケラッチョ!


いや、MCなんてわからなくても大丈夫!
通訳がいて、そのつど日本語に訳したりしたら興ざめですからね。
(実際に昔ガンズアンドローゼズの来日公演に通訳いた)
アルクって、パックマンみたいなキャラクターのとこですよね。
「スピード・ラーニング」とか、アルクの教材でしたっけ?
いまは本当に英語ビジネス真っ盛りですが、僕はたべっ子どうぶつで勉強します(笑)

> サイト2年半おめでとうございます!
> びっくり電話、こっそり目標とさせてもらってますよ。
> たべっこどうぶつは子供のころ一番好きなお菓子のひとつでした。
> 何かのコンクール?の金賞というゴールドメダルが印象的でしたけどまだ売ってるんですね。
> 名古屋みやげにういろうをリクエストするのは酷ですよ。重いから。きしめんパイなんてどうでしょ(笑)


そっか、ういろうは意外と重いんですよね。ずっしり。
でもきしめんパイなら、うなぎパイのほうがいいなぁ(笑)
たべっ子どうぶつに限らず、ギンビスのお菓子全般(アスパラガス等)には、
なぜかあの金賞マークがついているんですよね。
ギンビス自ら主催しているコンクールなのかも・・・(笑)

> じゃあ、連動企画でやろうか、皆で、マイライヴアルバム企画。
> ひろりん発全員パクリ。大丈夫、パクリはお家芸だから!
> LAZYさんて、誰よ?(笑) しかも自分がいつ始めたかなんてもう忘れたから!
> 人ごみを蹴散らして頑張ってくるけど、ういろは次逢うまで持つかなぁ?(笑)
> じゃあ、モリゾー&キッコロ激似の健'zによろしく~(CRTいけたらそのネタ書きたかったのに~)


万博ネタはアンケートにこっそり書いておきましたので、お二人にはしっかり伝わっていると思います。
ともかく、名古屋楽しかったようで良かった良かった!今回はスケッチャーズの出番はなかったね(笑)
でも、LAZYさん。名駅は構内を疾走してナンボですよ(意味不明)



メッセージはお気軽にどうぞ。

黒沢健一::健'z