:: びっくり日記

40枚目の「PET SOUNDS」

2003.07.28



アマゾンから届きましたよー!ビーチ・ボーイズの「PET SOUNDS」!
僕の「PET SOUNDS」コレクション、記念すべき40枚目です。

CDではなく、DVDオーディオというフォーマット。5.1chサラウンドの高音質リマスタリングが施されております。
CDプレーヤーでは再生できません。DVDプレーヤーや、プレステ2等で聴きます。

おととし発売されたドキュメンタリーDVD「エンドレス・ハーモニー」のボーナストラックとして、
すでに“God Only Knows”は5.1ch音源で収録されていたんですね。

そのクリアに生まれ変わった音を初めて聴いたときには、
「ここまで立体感のある音が作れるとは・・・」と、あまりの衝撃に震えが止まらなかったんですよ。
まぁ、そのときに免疫ができたのか、今回「PET SOUNDS」を聴いても音質面での驚きは少なかったかも。
でもすごく感激したのは、曲の再生中、メンバーの貴重な写真を背景にして画面に歌詞が出るんです!
曲に合わせて歌詞を目で追いかけているうちに、僕はいつのまにか全曲聴き終えてしまいましたよ。

興味深いのは今回ボーナストラックとして収録された、“Wouldn't It Be Nice”や“God Only Knows”のセッション音源。
今までも、幾多のブートレグや「PET SOUNDS SESSIONS」で聴くことのできた音源なんだけど、
ボツテイクまでご丁寧にリマスタリングされている点がやはり見逃せないかと(笑)

他にも、当時のプロモフィルムを数種類観ることができたり、フォトギャラリーが楽しめたり、DVDならではの充実した内容。
ある意味これまで繰り返された再発の流れに「とどめを刺す」ような決定盤になったとも言えるかな。

まぁ、「PET SOUNDS」に限っていえば、もはや音質についての議論は不毛なのかもしれません。
モノラル、ステレオ、擬似ステレオというミックスの違い。レコード、CD、DVDというメディアの違い。
そして高級コンポ、ラジカセ、ウォークマンというオーディオの性能差。

この作品に底流する根源的な美しさは、それらの環境を一切選びませんからね。そのどれもが美しい!

37年前に生み落とされた「PET SOUNDS」。
歴史に残る名盤は数あれど、長い歳月の中でその時代の空気に風化することなく、
ますます純化と深化を続けた盲目的なエネルギーをここまで強く感じさせる作品は他にはないでしょう。

パンク、ダンス、ポストロック・・・。
それら音楽ムーブメントのうねりの中でも、立ち位置がこれっぽっちも揺るがない奇跡的な強靭さ。
裏を返せば、それは「流行」との間の哀しいまでの隔絶感でもあり。

「レコードコレクターズ」1997年12月号における“時代に呼ばれていないアルバム”という健一先生の発言は、
この作品の有り様を端的に表した至言ではないかと思います。


うあー、8月4日にはUK盤も出るから注文しなくちゃ・・・。



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