:: びっくり日記

石田ショーキチの新曲を聴く

2006.07.13

ご無沙汰しておりました、ひろりんです。

びっくりTOPも日記も完全放置で、おそらく皆様のブックマークからもサックリ削除されてしまったかと思います。
で、しばらく何をしていたのかというと、のほほんと読書したり、mixiミュージックをインストールしてみたり、
不具合だらけで使いものにならずアンインストールしてみたり、2泊3日で軽井沢旅行に行ってみたり、
救急車で近くの病院に搬送されてみたり、本・CD・ファミカセの目録を作り始めてみたり、
まぁ、ぼちぼち賑やかに健やかに過ごしておりました。はい。

とりあえず、リハビリも兼ねて少しずつ筆を動かしていければいいなと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いしまーす。

+ + + + +

先日、ペンネーム・書店員Aさんから次のようなメールをいただきました。

> メタラーのひろりんさんに質問です。メタル入門編としてオススメの一枚ってありますか?
> でっかいメガネの新曲を聞いて、メタルをかじってみないといけない気がしてきました。
> お心当たりがありましたらよろしくお願いします。


とても難しい質問です。お返事を考えていたら、2日も経ってしまいました。
かれこれ15年近くメタルに触れてきた僕ですが、どーにも気の利いた回答が思いつかないという情けない有様。
かつてジューダス・プリーストのグレン・ティプトンが「ヘヴィ・メタルは難しい音楽だ」という歴史的名言を残しましたが、
果たして本当にメタルは難解かつ奥深き音楽なのかもしれません。マジで。
Aさんへお返事した内容を自分で読み返してみて、もう少し詳しく書いておきたいなぁと思いました。

そりゃたしかにライブではザ・フーやスモール・フェイセスを演奏してるけど、
MOTORWORKSがモッズ志向のバンドだという意見に少し違和感を覚えるのは僕だけでしょうか?
石田ショーキチという人物のパーソナリティーであるとか、どんな音楽の影響下にあるのかについては
ほとんど知らない僕ですが、彼がアイアン・メイデンとマイケル・シェンカーを好んで聴いているであろうということは、
MOTORWORKSにおける音楽的アプローチを聴いていてもなんとなくわかります。
「The Slide」「FATML」「1-2-3-4 MOTORWAY」といったオリジナル曲のギターソロや、
リフのセンスからは石田ショーキチのメタル趣味を強烈に感じるし、
個人的にMOTORWORKSはモッズというよりもメタル寄りな音楽性じゃないかと認識しています。

ま、とりあえず、石田の新曲を聴いてみよう。
オフィシャルサイトにアクセスしてポッドキャストを再生。まずは「BLACK BIRD」ですか。

♪ ♪ ♪

なんだこれ、名曲じゃん(笑)
グイグイ直進するスピード感と美麗なメロディラインももちろん素晴らしいけど、
サビ頭の「♪DANCE」という一語への“のめり込み”具合がたまらない。
イントロは、メイデンの代表曲「The Trooper」に似てるといえば似てるかも。

余談ですが「The Trooper」のあの印象的なフレーズは、誰も正確にコピーできないんじゃないかという話。
僕はこれ、ヘヴィ・メタル界の七不思議のひとつだと常々思っているんですが、
どんなに巧い人が弾いてもあの引っかかりのある独特のトリルが再現できない。
つまり世界で唯一、デイヴ・マーレイの指でしか弾けないということですよ。
リーダーであるスティーヴ・ハリスのカリスマ性に世間の耳目は集まりがちだけど、
同じくオリジナルメンバーであるデイヴ・マーレイは、もっと高く評価されなければならないギタリストだと思うんだけどな。
その辺歩いてたら単なる人の良さそうな丸顔のおっちゃんだろうけど(笑)

アイアン・メイデンはあらゆるメタルの原点であり、頂点です。

メイデンを聴かずしてメタルを語ることは許されないけど、メイデンしか聴かずにメタルを語るのは全然オーケー(笑)
なぜなら彼らの音楽には、哀愁、勇壮さ、叙情性、高揚感といったメタル音楽を構成するのに欠かせない各要素が、
バランス良く配合されているからです(やずやの誇大広告チック)

さてさて、続いての石田新曲は「IT'S A NEW DAY」。
この曲に関してはギターの音がちょっとTOO MUCHじゃないだろうかという感想が、
各所からボチボチ僕の耳にも聞こえてきていたので、興味津々で試聴。

♪ ♪ ♪

うーむ。この程度なら、全然無問題ではないかと僕は思います。
楽曲のドラマティックな展開やセンチメンタリズムを破綻させるほどではないし、
むしろエレクトロなアレンジよりも、手作りの厚みや重みをじっくりと感じるけどなぁ。
ところで、サビの雰囲気が竹内まりやの「恋の嵐」にちょっとだけ似てるような気が。

♪語 り 継 ぐ  愛を幼き者に~
♪Dance Dance Dance 頬を寄せて~

気のせいでしょうか?(笑)
それにしても間奏のギターソロが泣いてますねー。
さながら、マイケル・イシダ・シェンカーといった感じでしょうか。
後奏も、マイケル・シェンカー直系のチョーキングが炸裂していて泣きまくり。最高。
最後のギュイーンはヴァン・ヘイレンの「Runnin' With The Devil」ですか?

生粋の石田ファンの皆様がどう感じたのかはわからないけど、僕はこの2曲の完成度の高さに、
彼のソング・ライティングの才を強く感じた次第であります。

というか、CD欲しいんだけどライブ会場に行かないとダメなのこれ?

[ 副教材のご紹介 ]

The Best of the Beast / IRON MAIDEN

Masters of Rock / Michael Schenker Group


■ BLACK BIRD/石田ショーキチ


> 僕も小難しいサッカー理論とかはさっぱりわからないけど、
> 中田のキラーパスは相手DFではなく味方をKILLするものだということはなんとなく理解できました。
> 全力で走っても取れない位置にばかり出すので無駄に体力消耗・・・。


中田がスペースに出したボールに追いつけるのは、原人・岡野だけです(笑)

> あたしの心の代表も、名波さんです(泣)
> あうう・・・スカパー中継で解説なんて!どだなだず!うづんねず!(怒)
> がんばれニッポン。


ウヂもスカパーうづんねぇでば。おだづなよ!
がんばれ、ニッポン!(なぜいきなり標準語)

> リンクありがとうございました。これを励みに頑張ります!
> まだ散らかっておりますが、こちらこそよろしくお願いします。
> 「ざっぱ~ん」はシークレットトラックだったんですが、
> 恐ろしいことに二桁の計算を間違えており、2-86位の間違いでした。情けない・・・。


休筆中も毎日楽しく読ませていただいておりましたよー。
谷啓のまばたき並のスピードでうんうん頷きながら拝見しております。
ワンダーミンツの件ですが、もはや97位でも86位でもすごいです(笑)

> ひろりんさ~ん。
> 毎日立ち寄らせてもらってるんですが2週間以上更新が無いのでどうされたのかと心配してます。
> お元気なのでしょうかー!
> 以前ひろりんさんと健一先生の出会いをお尋ねしたところ、丁寧に教えていただきありがとうございました。
> 念願の「スパイダー」健一バージョンもやっと入手でき、うふふ・です。
> この夏健一先生はライブ活動されないんでしょうか。MOTORWORKSかなり期待してたんですけどね、ぐすん。


ご心配をおかけしてすみませんでした。
読書したり、mixiミュージックをインストールしてみたり、
不具合だらけで使いものにならずにアンインストールしてみたり、2泊3日で軽井沢旅行に行ってみたり、
救急車で近くの病院に搬送されてみたり、本・CD・ファミカセの目録を作ったりして過ごしておりました(さっきも言った)
ここの存在が忘れられていなくて少しホッとしました(笑) ありがとうございます。
「スパイダー」の音源入手、おめでとうございます。なかなかいいですよねアレ。
今年の健一先生はゆったりペースで活動されているようですが、
きっと千の夜を飛び越えて走り続けるので大丈夫ですよ。ラララ。
僕は先日、夢の中で先生の新曲を聴かせてもらって、うふふ・です。



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