僕が生まれて初めて生で見た有名人は、
うちの田舎に地方巡業でやって来た千代の富士でした。
物心ついたときから僕はおじいちゃん子だったので、
一緒に時代劇や相撲を観たりしながら幼少期を過ごしたわけです。
千代の富士と北の湖の横綱2強時代から、若貴の台頭までかな?
あの頃は本当に相撲って熱かったなぁ。夢中で観てたもん。
必殺がぶり寄りの琴風。電光石火の諸差し、逆鉾。偉大なる万年大関、北天佑。
千代の富士の弟弟子、保志。白いウルフ、益荒雄。土俵上が塩で真っ白になった水戸泉。
上位力士が苦手としている力士っていうのも明確で面白かった。
横綱・北の湖は朝潮に5連敗を喫しているし、その朝潮は逆鉾に対して苦手意識があった。
横綱・大乃国は、板井の速攻が苦手でしたね。
他にも有名なところでは、高田みづえのダンナ・若島津。
なぜか彼は出羽の花の上手出し投げにとことん弱かった。
ちなみに僕が好きだった力士を、聞かれてもいないのに3人挙げる。
1. 大徹
必殺技は、190cmを超える長身を活かした吊り出しと、190mmはあろうかという長いモミアゲ。
2. 太寿山
土俵上では地味だが、焼肉75人前を平らげるという相撲と無関係のどうでもいい伝説を残した。
3. 板井
現役最終場所での15戦全敗という散りっぷりと、引退後の発言など、アウトロー加減がクール。
若貴が活躍する頃にはあまり相撲に興味がなくなってしまいました。
■ ほたる川/朝潮太郎