:: びっくり日記

curve509初ワンマン@渋谷タワレコ

2003.09.04

curve509、覚醒!!

curve509の初ワンマンライブ@渋谷タワレコに行ってきました。
やっぱりいいねー、ワンマンは。爽快、爽快!
イベントと違いcurve509が好きな人だけ集まってるわけで、他アーティストのファンに気を使う必要なし。

「NEW VOICES」発売時にはTAKE-Cと最前列で暴れまくったけど、今回彼は後方支援。
しかし、インストアライブが終わってから渋谷公会堂の別ライブにハシゴしたらしい。なんてパワフル・・・。

僕は今回も最前列で目一杯楽しませていただきました!(整理券を確保していただいた皆様に土下座509回)
実は渋谷に向かうあたりから下腹部に痛みを訴えておりまして(笑)、
ライブ楽しめるかなぁと一瞬心配になったけど、始まってしまえば何のことはない。

健一先生、やっぱりすげーよ。天才。神だよ、神。間近で感じるその呼吸。息づかい。汗。

オープニングの新曲“Time Goes Around”から、先生のアクションは明らかにロックスター然としていて。
頭ブンブン振るは、ギターかきむしるは、キメのポーズは出るは、
せ、先生、ちょっとどうかしたんですか!? っていうくらいカッコイイ。つーか、何回ジャンプしました?

歌い慣れてるはずの“WIND OF CHANGE”で思いっきり歌詞を間違えて目を泳がせる先生もチャーミング。
“DA・DA・DA”のイントロでは、両手を大きく広げてオーディエンスのカウントを待つ。
そして2コーラス目では、♪Just a little that you own♪の部分を観客に歌わせた!
これらはワンマンだからこそのリアクションだよね。
会場との距離感を本能的に判断して、盛り上がるための“ツボ”を瞬時に繰り出せる天才なのだ。

“STORM IN A TEA CUP”では、常軌を逸した史上最大の盛り上がりっぷりに、
なんと間奏パートで井澤さんがステージ下に転落!! DA・DA・大丈夫ですかー!
ひっくり返ったままでもギターを弾き続けるプロ根性の何と美しいことよ!

そして“TOO LONELY TO SEE”は、渋谷チェルシーでは披露されなかった【なんばHatchバージョン】。
後半のブレイク。これですよこれ。その劇的さに僕はやっぱり震えましたね。

“(OH)PRETTY WOMAN”では、途中でTHE KNACKの“MY SHARONA”を挿入するお得意の柔軟さ。

オーディエンスの心を決して離さないボーカリストとしての求心力。
オーディエンスの心を弛緩させてやまない毎度おなじみの脱力系MC。
あぁ、この落差こそがもう止まらないループのようなクロケンマジック!

きーちゃんのベースも相変わらずウネウネしてて最高でございます。
彼のベースの真骨頂は、言葉にも勝る表現力で楽曲が持つ体温までも音にすることだと思う。

本当に本当に素晴らしいライブでした。
熱気に満ちた会場の磁場と戦慄を包み込みながら、
バンドがすさまじいスピードで成長しつつある一つの兆候を見ました。

ていうか、全然ライブレポになってませんね(笑)
SET LISTは以下の通りです。

01. Time Goes Around
02. ソウル(仮)
03. WIND OF CHANGE
04. DA・DA・DA
05. STORM IN A TEA CUP
06. TOO LONELY TO SEE
07. (OH)PRETTY WOMAN
08. ルーズベルト
-encore-
09. I'm Down

+ + + + +

現時点ではまだタワレコ渋谷店だけなんだけど、
curve509のCDが常時店頭に陳列されることになって、
とりあえず色々な人の目につくチャンスは得たわけです。
そこで「curve509?なんじゃそりゃ?」という一種の“覆面性”が良い方向に作用すれば、
ひょっとしてなかなか面白い展開になるんじゃないかなと思います。

「L⇔R?あぁ・・・あのなんとかドアね」

そんな先入観を持っている人でも、渋谷タワレコのインディーズチャートコーナーに、
ずらーっと不気味に(笑)並んでいるあのジャケを見て、もしかしたら立ち止まってくれるかもしれない。
ジャケ買いはしないと思うけど、とりあえず試聴してくれるかもしれない。

L⇔Rに対する先入観なんてなしにあの音を聴いたら、
「なかなかかっこいいじゃん。安いから5枚買おう」
そう思ってくれるかもしれないでしょ?

【黒沢健一+木下裕晴】という記号に反応するファン以外にも、
貪欲に“良い音”を探し求めている耳の肥えたリスナーはたくさんいると思う。
そういう意味では、curve509というインディーズバンドの“覆面性”は
壮絶なまでの徒労感と同時に、新たな可能性を含んだ意義のあるトライアルではないかと。

以上、curve509ファンのひとりごとでした。


> 大丈夫?ひろりん。昔ロンバケというドラマがありましたが、
> あのドラマ自体はどうでも良かったんだけど台詞としては好きな台詞に、
> 「ずっと走らなくたっていいんだよ」とかいうのがあった。
> 千葉から毎日東京に走るのはきっと辛いと思います。いろいろいじめられたりもするし(うちらに)。
> たまには休むのも必要必要。


ありがとう。でも、千葉は関係ないぞ(笑)
いじめられるのも別に・・・ほら、Mだから。
でも、ありがとう。うれしいです。ありがとう。

> ん~・・・人生には色々あるよね。
> あまり無理をする事は無いさ♪ どんまい!


そうですね、人生いろいろです。
島倉千代子はこの曲で'88年レコード大賞最優秀歌唱賞を受賞。
いまだにその理由がわかりません。

> 2:10---只今、テレビにてポリシックス@サマソニやっとります。
> あ、もう終わった。30秒くらい???


おいおい、短いなぁ(笑)
憧れのDEVOと共演したサマソニですね。僕は寝てました・・・。
例えばこれを健一先生に置き換えて考えてみると、
今年のフジ・ロックでニック・ロウの前座にcurve509が出演するみたいなものですね。
いや、ポールの前座でも可。もちろんブライアンの前座でも可。
ポリシックスのハヤシくんも、先人たちに対するリスペクトの度合いは尋常ではないよね。
以前、クラフトワークのトリビュート盤にポリが選ばれなかったとき、本気で泣いたらしい。
もしミスチルトリビュートが発売されるならば、土下座してでも“シーソーゲーム”で参加することでしょう(笑)



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黒沢健一::curve509