ごめんなさい。MOTORWORKSのアルバム、まだ買ってません。
秀樹くんのCDは届きましたが、まだ聴いてません。
ブライアン・ウィルソンの精神崩壊により、1967年にレコーディングが中止された幻の名盤「SMiLE」。
1972、1988、1995年と、事あるごとにリリースの噂は絶えなかったのですが、37年の歳月を越え、ついに発売。
・・・いまだに信じられません。ホント生きてて良かった。
僕はUS盤を購入しました。国内盤は10月6日発売です。ちなみに国内盤はボーナストラックあり。・・・最悪ですね。
いわゆる輸入盤対策なんでしょうけど、誰がどう考えたって、この作品にボーナストラックは不要。
ブライアン本人が“Good Vibrations”を最後の曲と決めた以上、それを尊重すべきでしょう。
とは言いつつ健太さんのライナーを読みたいがために、結局、国内盤も買っちゃいそうな自分。あわわ。
それにしても、やっぱり「SMiLE」は大傑作。なにもかもが完璧。
あくまで今回の「SMiLE」は2004年に新録音された“新作”なので、ブライアンの声も当時とはだいぶ違うわけですが、
「ファルセットなんか出なくたっていい。今のブライアンの声が最高」と素直に思えるから不思議なんですよね。
「SMiLE」という作品に映し込まれているのは、
ブライアン・ウィルソンという孤高の天才が放ったポップスの煌きと、ドラッグのむせかえるような残り香です。
親しみやすさと難解さが同居する音響世界がそこにはあります。
果たして「SMiLE」に込められた情念を、“スピリチュアル”なんて陳腐な言葉で表現して良いものでしょうか。
その底辺に流れているのは、運命に振り回され続けた彼の半生の暗部そのものなのですから。
我が家の「SMILE」大集合。宝物です。
■ Child Is Father Of The Man/Brian Wilson