:: びっくり日記

日記フォームについての一考察

2008.05.15

日記リンク仲間のおぉさんから次のようなメッセージをいただきました。

> ひろニクルさんの日記のいい所の一つとして、
> レスも本文の一部として紹介されている所ではないかと思っているのですが(エラそうにすみません)
> エンピツ時代から続けてらっしゃるこの形式、ブログになってもずっと続けて頂きたいです。
> 私はエンピツ→生扉ブログにしてから、ここが一番後悔した点でございます。
> メンテナンスetc大変でしょうが、これからもぼちぼち書き続けて下さいねー! おぉより


あたたかいお言葉ありがとうございます。
さすがおぉさん、びっくり日記がびっくり日記たる所以をよくわかってらっしゃいます(笑)
おぉさんとのお付き合いは古くて、日記リンクはじめてからもうかれこれ5年くらい経ちますか?
あの頃はお互いにエンピツユーザーだったんですよね。たしか僕がキリ番取ったこともありました(笑)
果たしてエンピツ時代のびっくり日記を知っている方が、現在どれくらいいらっしゃるのかわかりませんが、
まだ猫も杓子もブログといった時代ではなく、レンタル日記界隈もどこかのんびりとしたものでした。

・・・と、感傷に浸っていても仕方がありません。
ちょうど日記フォームについてなんか一言書いておきたいなぁと思っていたところでした。

ご覧のように、びっくり日記では伝統的に日記フォームを採用しています。
各エントリの最後に「メッセージはお気軽にどうぞ」という一言と共に設置されている入力枠のことですね。
そして、いまに至るまでコメント欄を設置したことはありません。しかし他の方のブログを拝見していると、
「コメント欄があったほうが気軽に書き込みしていただけるのではないだろうか」と思うことも多々あります。
リアルタイムにコメントが反映される即時性に優れていて、みんなでワイワイ盛り上がれて羨ましいな、と。
だけど、やっぱり自分には向いてないような気がするんです。

そう思う根拠というか、決定的な要因を探ると、僕がありえないほど遅筆であるという点が挙げられます。
コメントをいただいても、簡単なお返事すらなかなか書けずにレスなしの状態で放置してしまいそう・・・。
さらにここが最も重要なのですが「放置されたコメントをまた別な人が訪問するたび目にしている」という、
そんな当たり前のことがどうしても僕には耐えられそうもないんです。
各々の事情を勘案したとしても、レスなし放置は管理人の怠慢だと思うわけですが、
僕のモノグサな性格と、弛んだ筆力ではそういった事態になることが容易に想像できてしまうのです。
やがてお返事を書くという行為そのものが目的化してしまい、必要以上にプレッシャーを感じてしまいそうで。

まぁ、物事を悪いほう悪いほうへ考え過ぎなんだとは思うけど、心根がネガティブなものでして(笑)

一部ブログに実装されている「承認制」にすれば、たしかにレス待ちのコメントを衆目に晒すこともなくなりますが、
それは反面、コメントシステムの即時性を殺してしまうことになるわけで、コメント欄を開放する意味がなくなります。

日記フォームだとメッセージを一度こちらで預かる形になります。そこには投稿者と僕の2人しか介在しません。
そして誰の目にも触れることなく、自分のペースでゆっくり考えながらお返事を書くことができます。
特に断り書きがあるわけでもないのに、日記内で僕が勝手にメッセージを紹介するという流れになっているし(笑)、
でも、お返事不要の場合はきちんとその旨をみなさん本文中に書いて下さるので非常に助かります。
もちろんこういった昔から親しんだ方法が楽だからということもありますが、メリットはそれだけではありません。

おぉさんがメッセージ内ですでに言及されていますが、
僕は「お返事」そのものを日記の一部として機能させることで、ある種のバランスを保ってきたのです。
例えば日記本文が絶望的にショボい内容でも、お返事コーナーがあれば「日記」として成立させられるわけです(笑)
日記フォームからいただいたメッセージは僕が手動でコピペするハイテクな仕組みなので、お返事に時間を要します。
しかし内容次第では翌日の、さらに翌々日の日記の中でもやり取りが継続されるという「線」の要素を含んでいます。
一方、通常のブログのコメントはあくまで「各エントリ」に対してぶら下がるものであって、言わば「点」なのですね。
どちらが良いか悪いかはわかりませんが、僕にとっては前者の方法がびっくり日記らしいかなぁと思えるのです。

妻ニクルはあるとき、びっくり日記における日記フォームという形態について「ラジオみたいな感じ」と言いました。
たしかにリスナーから送られてきたハガキを翌週に紹介するような、そんな古典的な雰囲気に近いかもしれません。

なんだかつまらないことを長々と書き綴ってしまいましたが、これからも今まで通り何も変わらないということです。
もちろんサイトを覗いていただけるだけで充分嬉しいのですが、皆様からのメッセージはとても励みになっております。

今後ともびっくり日記をよろしくお願いします。


■ Gismo My Way/10cc


> AIRさん横アリライブ以降1年位失踪したじゃん(笑)
> その後のインタビューで1度AIRは死んだって言ってたよ。実際復帰後の作品はどれも・・・(笑)


例の「with LOVE」という書き置きを残して南半球へと旅立った事件ですね(笑)
そうですか、あの伝説の横浜アリーナでAIRはいったんリセットしてしまったわけですね。
なんか新作が出る度に「本当の意味でのデビューアルバム」って聞かされているような気がしますが、
それってもしかして詭弁なんかじゃなくて、本当に毎回アルバム作る度に生死を繰り返しているのかも(笑)



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