:: びっくり日記

アップルストア銀座インストアライブ

2007.12.23

黒沢健一@Apple Store Ginza
セットリスト

01. DAY BY DAY
02. Scene39
03. Feel it
04. POP SONG
05. Rock'n Roll
06. Hello, It's Me
07. Stage Fright
08. 遠くまで
09. リトル・ソング

+ + + + +

12時30分くらいに自宅を出て、アップルストア銀座に到着したのは13時すぎでした。

僕も妻ニクルも足元はL⇔Rソックスで完全防寒!LとRの刺繍に自然と気分も高まります。
銀座の街中に突如出現した行列に、街行く人たちの視線もどこか冷ややか。
過ぎ行く人たちの会話に耳を傾けるとそのほとんどは「限定iPod発売?」「iPhoneじゃね?」。
そしてときどき「宝くじかしら?」というのが関の山でして、
案の定、僕も「何かあるんですか?」と通りすがりのおっちゃんに訊かれたんだけど、
明らかに黒沢健一のクの字も知らないだろうと思われる風体だし、説明するのも面倒なので、
「ライブイベントがあるみたいですよ」という超曖昧な言葉でかわしてしまいました(笑)
アップルストアの女性スタッフは興味本位のやじうまに訊かれても逃げることなくはっきりと、
「エルアールの黒沢健一さんという方のライブがあるんです」と案内していて感心してしまった。

16時30分に列が動き出して入場開始。

ステージ上にはフェンダーのアンプと、遠山さん用YAMAHA・S90、そして先生用にエレアコ2本。
まずは「September Rain」「A Little Book For Christmas」のVideo Podcast映像2本を、
大スクリーンにて観賞タイム。いやー、大きい画面と大きい音量で楽しむとこれまた良いですね。

先生ご一行は普通にホール後方から登場して、立ち見のお客さんの横をすり抜けてステージへ。
1曲目はなんとL⇔Rの名曲「DAY BY DAY」。突然の不意打ちに固まってしまいました。
力強く伸びる歌声も、ぎゅっと目をつむり肩をすくめて歌う姿勢も、何も変わっちゃいません。

「iTunes Storeで配信はじめました」というMCがあって、
「ここに来ていただいている方はみんな聴いていただ...#%&▼♪...あれ?あれ?」と噛みまくる神。
そこですかさず遠山さんが正しい日本語で先生をフォロー(笑)
さすが、GOLDEN★ROADSTERS。お互いの適材適所をよくわかってらっしゃいます。
実は1曲目の「DAY BY DAY」は“失敗する”予定だったそうで(嫌な予定だなぁ)、
演奏を間違えて入場シーンからやり直す計画になっていたとのこと。そこまで戻るんかい!

2曲目は「Scene39」。遠山さんのホンキートンクピアノが気持ちよくて、自然に身体を揺らしてくれます。
配信音源とは違うアレンジだったんだけど、遜色は感じられません。先生のボーカルも絶好調。

曲が終わり、おもむろにギターのチューニングを始める先生。
ポンポーン、ポンポーンとハーモニクスを鳴らして無事に調音完了すると、
誰に伝えるでもなく、ひとり満足げに「うん♪」と呟く先生。かわいいぞ(笑)
そして、次曲の紹介。

「では聴いて下さい。POP SONGです・・・・・・違う!間違った!」

相変わらずセットリストを覚えるのが苦手なクロサワくん。
そして、あらためて正真正銘の3曲目「Feel it」が演奏されました。
配信されたものはアップテンポだけど、最初に作ったデモの段階ではスローアレンジだったそうで、
ということは、昨日の新潟ラジオ出演時に生演奏された「Feel it」と同バージョンのようですね。

さっき口に出してしまった曲です、と言って「POP SONG」。
歌い終わると、マイクを通さず一言「ありがとう」。なんだか泣けた。

「ここまではセットリスト決めていたけど・・・話し合いますね」
と言って、遠山さんの側に歩み寄りゴニョゴニョと曲目相談(笑)
そして聴き慣れたイントロのピアノフレーズが。5曲目は「Rock'n Roll」!
2002年の名古屋ELL公演や、2005年のタワレコイベントでは、
きくっちゃん+先生の激烈なアコースティックバージョンで披露された曲だけど、
遠山さんのピアノ中心の弾き語りアレンジもなかなか新鮮でかっこよかったですね。
ボーカルはこの曲あたりでもう完全に上り詰めていて(笑)、マイクレスでも問題ないほどの声量。
ライブ後に自分のメモを読み返してみたら、「パワーアップ!」と一言だけ殴り書きしてあった(笑)

曲が終わり、再び遠山相談所のドアを叩く健一先生。
「じゃあヒット曲・・・」なんて言うもんだから、すわノッキンか!と思ったんだけど、
さすがにそんなことはなくて、スマッシュヒットした「Hello, It's Me」。力強いギターカッティング。

「アコースティックライブなのに・・・」と呟きながらジャケットを脱ぎ始め、カットソー姿になる先生。
そりゃアコースティックでもこれだけ熱唱してたら上着なんて着てられないでしょう。全身で歌っている。
この無料イベントを29日のワンマンライブの「肩慣らし」と言ってしまうにはあまりに熱量が多いし、
それはまた、目の前でプレイしている先生に対して礼を失することになってしまう・・・。
そんなことを漠然と考えていた僕の心境が伝わったのか伝わらなかったのか、
「気楽に聴いて下さい。みなさんの緊張で彼(健一先生)が苦しみますから」と遠山さん。名言だ(笑)

続いて「セカンドアルバムに入っていた曲です」と言って、名曲「遠くまで」。うおー!

・・・あ、あら??

なんと足並み揃わず、イントロで演奏ストップ!遠山さんと顔を見合わせる先生。
遠山:「Aのやつだと思った」
黒沢:「あ、そうだっ」
思わず、しまったという表情を見せる先生。もう進行グダグダです(笑)
というわけで、その「Aのやつ」と呼ばれる「Stage Fright」で仕切りなおし。
ライブで聴いたのは初めてだったんだけど、こんなに化ける曲だとは思いませんでした。

「Stage Fright」が終わり、「じゃ、じゃあセカンドアルバムから!」となぜかおふざけ怒り口調の先生(笑)
そして、あらためて「遠くまで」。これは泣く。ホントに。もうメモを取る手も完全に止まってしまいました。
あっというまに最後の曲。優しく優しく歌われた「リトル・ソング」。まだ早いBye Bye。
このライブにおける黒沢健一の達成はこの一語に集約されるのかもしれません。

開場前に並んでいるとき、やたら通行人に「何があるんですか?」と尋ねられるから、
次にまた「何があるんですか?」と訊かれたら「夢のような出来事があるんです」って答えよう、
なんて妻ニクルと冗談を言い合っていたんだけど、それ、全然ウソじゃなかったじゃんか。

うん、全然ウソじゃなかった。


■ DAY BY DAY/L⇔R


> 言葉が足りませんでした。すみません。ファンの間では人気のようなのですが、
> iTunes Storeの人気を見ると(これって購入された数なのでしょうか?)
> 健一さんがプロデュースした曲が段違いに少ないのです。。。
> 何となく思ったのは、黒沢健一の生粋のファンは健一さん色が濃い曲が好きで
> 一般の人はそうじゃない方が好みなのかなと。。。
> 私の中では世間とのギャップを受け止めきれず、何でだー!と怒りのあまり胃が痛くなりました。
> ちなみに、健一さんを知らない人に曲を聴かせた所、「Feel it」を気に入ってました。
> 健一さんの曲を今風にするとこうなんだと、新たな面を発見したような新鮮味を感じました。
> もっと多くの人に健一さんの曲を聴いてもらいたいです。


あ、そういうことでしたか。こちらこそ理解不足ですみませんでした。
あのiTunes Storeの楽曲タイトル横に表示されている棒グラフのことですよね。
僕なんかは無条件に2曲1組で購入してしまうわけですが、
「なにか1曲ダウンロードしてみようかなー」というライトなファン層が、
とりあえずリードトラック(1曲目ですね)を購入しているということでしょうか。
配信だと曲単位でダウンロード可能なので、「とりあえず」の心理が強く作用するのでしょう。
「POP SONG」も「Love Hurts」も聴いてもらえば、もっと世界が広がると思うんですけどね。



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黒沢健一::黒沢健一


ご機嫌ナナメ?

2007.12.23

傾くfirst 傾くfirst(サイドビュー)

棚に飾っていた健一先生の「first」アナログ盤が、突然ナナメに傾きました。
果たして先生はどんなメッセージを僕に伝えようとしているのでしょうか…。

以上、自宅待機中のねじまき鳥ひろニクルがお伝えしました。


■ Oh Why/黒沢健一


> スギキヨを語るならまかせてくれ!
> 杉山清貴&クールファイブの時代はあまり知らないが、
> ソロになってからの1st、2ndアルバムはメチャクチャ聴きこんだ。
> 「さよならのオーシャン」「最後のHoly Night」は名曲。
> 俺がキョンキョンの曲の中で一番好きな「木枯らしに抱かれて」は、
> 「最後のHoly Night」のおかげでずっとチャート2位だった。
> 個人的には一番好きなクリスマスソングでもある。ヤマタツよりスギタカ!


まず、スギキヨなのかスギタカなのか統一して下さい(笑)
そして、杉山清貴&クールファイブというボケは非常にわかりにくいと思います(笑)
ソロ初期の「さよならのオッサン」あたりはちゃんと聴いたことがないんですよー。
キョンキョンよりも杉山清貴が支持されていたなんて、そんな古の時代があったのですね。



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A Little Book For Christmas 雑感

2007.12.19

黒沢健一の音楽は、ブライアン・ウィルソンの系譜に連なる末裔の必然的帰結である。

「Our Prayer」風の荘厳なイントロを聴いた瞬間、僕はほとんど直感的にそう確信した。けれどもこの曲を、ブライアン的と一言で称するのはたぶん不当だ。単一の運動方向を失い無重力の状態で中空に浮かびあがる音世界から透けて見えるのは、ブライアン・ウィルソンの遺伝子だけではなく、黒沢健一自身のシルエットである。貪欲に音楽性の領域を広げようとするあまり、不必要なものまで取り込んでしまうミュージシャンが多い中、彼はもっとも「活かせる」部分を選んで吸収するという選択眼とバランス感覚を持ち得ている。だから、どの曲を聴いても雑味がない。この「A Little Book For Christmas」も例外ではなく、自らに刻印付けされたあらゆる必要要素を相互嵌入させて有機的統一性を構築している。また、緊迫した声を孕む言葉、噴きこぼれてくる言葉をあえてラララという響きに置換するスタイルは、2007年版「DREAM ON」とも言えるノスタルジックさを秘めているが、コーラスワークは一層複雑であり、複雑である以上に美しく繊細である。

今回Video Podcastという形で配信された2曲に関しては、外的状況が要求するものから解放され、よりコアで実験的なアプローチを実践しているように思える。攻めるレコーディングとでも言おうか。アイデアの断片からむくむくと楽曲の形が立ち上がっていく様をリスナーに空想させる魅力に満ちていて、もちろんそれらは本来、僕たちには知り得ぬ不可知の領域ではあるけれど、生の現実に近いものが実現へと移り進みながら深化していく「めざましさ」がありありと伝わってくる。


■ A Little Book For Christmas/黒沢健一



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Scene39 / Love Hurts 雑感

2007.12.19

▽Scene39
今月配信された新曲4曲(+Podcast2曲)の中で、この「Scene39」がもっとも明快なポップスらしいポップスであるという印象を受けた。イントロのアレンジなどは俗化するぎりぎり手前の危うさを抱えているという気もするが、全体的にはいい意味でルーズというか、リラックスした作風になっていて、肩の力を抜いて気楽に聴ける。しかし何度も繰り返し聴くうちに、軽やかに弾む豊かなメロディが時間の節目を解きほぐし、揉みほぐし、過去も現在(まさにScene39)も呑み込んで消化して、ひとつの柔らかい流動物となって流れ出てくることに気付かされる。そして、そこにも黒沢健一の迷宮が存在していることを知り狼狽してしまう。つまり、ポップスに対峙するとき、またポップスを「実現」しようとしているときの彼の眼差しは(それがたとえ無意識下にあったとしても)意図的であり、方法的であり、野心的なのであろう。黒沢健一の作り出す音楽は、もちろん表現・手法・技術の関係が何重にも畳み込まれたものではあるが、一方ではすでにテクニックからは解放され、自由になっている。そうでなければ迷宮なんて作り得ない。余人との風格の違いを見せつけるそのセンスは高く評価されてしかるべきであると思うが、実は黒沢健一の才能をもっとも過小評価しているのは黒沢健一本人なのではないか。Scene39というステージを迎えて、彼の活動は新章に突入したといえるだろう。

▽Love Hurts
名曲。本人がすでに「DI:GA」2007年12月号のインタビュー記事で言及しているとおり、メロディの性格は多分にヨーロッパ(英国)志向であり、ギルバート・オサリバンのような、ときにポール・マッカートニーのような佇まいを見せる。もちろんそこには黒沢健一というキャリアの集積や身体性も反映されていて(TOO LONELY TO SEE!)純然たるオリジナリティーの輝きを見せている。そもそも洋楽的なスタイルをベースとして、そこに時に応じて様々な音楽要素を溶け込ませてゆくのが彼の特長であり、今作もまた「黒沢健一の正攻法」に乗っ取った黒沢健一らしい楽曲と言えるだろう。ロック・クラシックス、または過去の自作曲とある一定の距離を取りつつ、しかしそれら名曲の呼吸を「確実に」現在の息づかいとする。そして断片と断片をつきあわせ、照応させて、そこに断片を超える別の物語を複層的に沸き上がらせる。こんな芸当は黒沢健一にしかできない。


■ Scene39/黒沢健一



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黒沢健一::黒沢健一


久しぶりの地上波だー

2007.12.14



帰宅が遅くなる場合は録画予約をお忘れなく。


■ バラード/黒沢健一


> やっぱり歌詞ついてないのですね・・
> 自分で入力?とはうすうす気付いていたのですが。。かなり空耳アワーですね。
> 健一さんのHPに歌詞を送って添削してもらえたら面白いかも。合格点の人にはプレゼントがあるとか。


進研ゼミのように赤ペンで添削されて、さらに励ましのメッセージまで書いてあったりして。
もしそんな素敵な応募企画があったら、リスニング音痴の僕もぜひ参加したいところです。
もちろん、赤ペン先生=健一先生。

> 確かに、「POP SONG」L⇔Rっぽいですよね。健一さんだ~って感じ。ギター実は秀樹くんかも!?

そしてベースはあの人かもしれませんよ(笑)

> 「DI:GA」早く読みたいです♪
> どんな経緯で配信になったのか?どんなグッズか?&締め切りが気になってしまいまいた(笑)
> CASTは表紙で巻頭50P!!


12月号の配布期間が今月いっぱいなので、プレゼント応募締め切りは年明けです。
表紙&巻頭大特集、きっとcastならやってくれるでしょう。期待してます。
これまでの先生のインタビューを一冊にまとめたコンプリート大全がcast増刊として発売される日を、
僕は息を潜めてひそかにひそかに待ち望んでいます。そうとう高額でも買うと思います(笑)



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黒沢健一::黒沢健一


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