:: びっくり日記

ハンキー・パンキー

2008.07.16



ライブ当日は健一先生と秀樹くんのパンダのコスプレが観られるかも(笑)
詳細はびっくりニュースにて随時お知らせ。

また、関連パブリシティはびっくりコンテンツのWEB CLIPに時系列でまとめていきます。

こんなときこそ冷静に、粛々と、着実に、地味なサイト更新作業を黙々と・・・。


■ 上を向いて歩こう/ハンキー・パンキー


> 「レモンキャンディ」聞いちゃいなよべイベ!

作曲・岡村靖幸!良い曲ですね。もちろん岡村ちゃんの「パラシュート★ガール」も最高。
そして岡村ちゃんとは関係ないけど、YEN TOWN BANDの「上海ベイベ」も好きですベイベ。

> JCBホール?またネーミングライツかい?どこの会場だろう?
> Charaの予習するならYEN TOWN BANDもおさえねば。名曲ぞろいです。
>
> そう、今思えば夏休みは大事だった。
> 俺はライバルに大きく差をつけられた方。夏休みはひたすら遊んでた。
> 高2の夏休み明けから急速に成績が落ちていった。結局入試までその差は埋まる事はなかった。
> 夏休みの重要性にもっと早く気づけば人生変わってたろうに。
> 気づかなかった俺が馬鹿だった。キリギリスだった・・・。


JCBホールは東京ドームの近くにできた新しいライブハウスですよー。評判は上々。
「Swallowtail Butterfly」や「上海ベイベ」はCharaのアルバムにも入ってるんですけど、
YEN TOWN BANDのアルバムは持ってないんですよね。近いうちに買わねばなりません。
他にも、CHARA+YUKIやMean Machineも押さえないといけないんでしょうか・・・。うがー。
なつやすみは遠きにありて思ふもの、そして悲しくうたふもの。キリギリスだっていいんです。
僕の高校はいわゆる進学校ではなかったので、夏休みに猛勉強した記憶はほとんどありません。
一度だけ勉強合宿に参加しましたが、ウォークマンでずっと角松敏生を聴いていました(笑)
いま思い返せば、日本史16点、世界史4点という歴史的快挙も納得です。



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黒沢健一::黒沢健一


細かすぎて伝わらないクロサワ選手権

2008.07.07

その1。



「LIVE without electricity」に収録された「Bye Bye Popsicle」の2分35秒あたり、

♪歌うから微笑んで

の直後、さりげない「ありがとう」がたまらなく好きだ。


その2。



「LIVE without electricity」に収録された「Lazy Girl」の3分31秒あたり、

♪オーオーオーオー オーオーオーオー

の合唱途中、少しかすれ声の「ヘーイ」がたまらなく好きだ。


その3。



「LIVE without electricity」に収録された「PALE ALE」の2分1秒あたり、

♪ペールエールを飲んで

の、「を飲」がたまらなく好きだ。


■ Feel it/黒沢健一


> ひろニクルさんこんにちは。埼玉県のアケサトです。
> 妄想パルコジョイントライブのゲストの中に全国の逸見さんってあーた。
> 個人的には逸見さんといえば、故・逸見政孝さんです。カムバーック!
> いっそイタコかユタでも使ってあの世から呼び出しちゃいたい気分。
> やや現実的な路線に戻すならば、逸見晴恵さん(故・逸見政孝夫人)にオファーするとか。
> あぁもう既に趣旨に関係ない話です。失礼。


こんにちは、管理人の山城新伍です。
たしか逸見政孝さんは「it's me」とか呼ばれていたんですよね。
Zepp Sendaiからさらに北上して恐山に会場変更・・・。
↓続き↓

> そういえばこないだのインストアで思い出したこと。……遠山さんの胸元が気になりました(爆)
> 昨年末のDUOの時にも思ったんですが、遠山さんって無駄に胸元はだける格好が多かったりしません?
> えーと…、実は私、男の人の胸元フェチだったりします(苦笑)
> だから遠山さんみたいな男の人が胸元はだける格好すると、ちょっとドキドキしちゃうのです。
> あぁ、つくづくバカだと自分でも思います…。


ほうほう、アケサトさんは胸元フェチなんですかー。
なんというか、男の色気だったりセックスアピールのようなものを感じるんでしょうか。
加山雄三のように豊潤な胸毛はOKなのでしょうか。フェチは奥が深いですからねぇ。
たしかに遠山さんは"胸元はだけ度数"が若干高めのような気がします・・・。
いつも他のヴィヴィッドなお召し物に目が行ってしまうのであまり気が付きませんが(笑)

> 全国の逸見さんはコーラス担当でしょうか(笑)
> 先日、いつも聞いてる地方ラジオで「HELLO IT'S ME」をリクエストしてオンエアしてもらったところです。
> ベースの音もよく聞こえたので、一人ほくそえんでおりました(笑)


全国の逸見さんはコーラスとダンス担当です。ハモりまくります!踊りまくります!
「HELLO, IT'S ME」をオンエアしてくれるとは、なんて素敵なラジオ局なのでしょうか。
しかもきーちゃんのベースも明瞭に聴こえるほどのサウンドクオリティ。
そう、かつて健'zとクリスマスで先生が「やくざなベース」と評していた、あのベース!



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黒沢健一::黒沢健一


黒沢健一レコ発インストア&握手会

2008.06.28

16時15分くらいにタワーレコード新宿店の7階まで上がると、
おやおや、ステージ上では先生と遠山さんがリハーサル中ではないですか。
エヴァリー・ブラザーズを歌い終え、ステージ前の観客から自然と拍手が起きると、
「サウンドチェックなのにありがとうございます(笑)」と恐縮する先生なのでした。
このとき演奏された曲は以下のとおりです。

01. All I Have To Do Is Dream
02. We Can Work It Out
03. DAY BY DAY
04. Blue Suede Shoes
05. PALE ALE(イントロのみ)


そして、16時30分すぎにリハ終了。
僕たちは整理番号順に階段に整列、17時の開演を待ちます。

+ + + + +

00. BYE(頭サビのみ)
01. 遠くまで
02. BYE
03. アイネ・クライネ・ナハト・ミュージック
04. BABY BACK
05. WIND OF CHANGE
06. Lazy Girl
07. PALE ALE


「こんにちは、黒沢です!」という先生の挨拶と遠山さんの紹介、
パーカッションがないのでよかったらみなさん手拍子で参加して下さいというMCの後、
TOUR without electricity と同様に「BYE」からライブスタートです。
ビートに乗せて頭サビを歌い上げたのも束の間、Aメロでハプニング発生。

「♪考え#$%&#$%&・・・トゥルトゥルトゥルトゥル・・・」

演奏ストーーップ!!ツアー番外編でもやってくれました、歌詞ど忘れ。
あまりの事態にさすがの遠山さんも「先生・・・」と絶句するのみ(笑)
いつもなら多少の歌詞間違いでも強引に歌い切ってしまう先生ですが、
さすがに今回はトゥルトゥルで誤魔化しきれなかった模様です。
そして半ば自嘲気味にギターをかき鳴らして歌い出されたのはなぜか「遠くまで」。
きっと大丈夫さ、すぐにうまくいくよ。・・・先生は自分自身を励ましていたのかも(笑)

名誉挽回の「BYE」。
先生のフェイク混じりの咆哮、遠山さんの自由自在なピアノにあらためてホレボレ。
ハプニングを動力に変換して、より強靭なドライブ感を獲得した印象がありましたね。

先生はタワレコの店内BGMで知ってる曲が流れていると思わず歌いたくなってしまうそうで、
こんな場所で大声で歌ってみたいなぁとかねがね思っていたらしいです(職業病?)
そして「握手会のプロ」である遠山さんは、「雑念を捨てろ」と握手会の極意を先生に伝授。
しかし「今日はMCないんじゃ?」という遠山プロの発言に対して、
先生は「いいの。別に」と、どこまでもマイペースです(笑)

めちゃめちゃかっこいい「アイネ・クライネ・ナハト・ミュージック」に続いて、
まさかまさかの名曲「BABY BACK」。もちろんソロになってからは初出。
最後に演奏されたのは、1993年のクリスマスイブ@PARCO劇場です。じゅっ、15年ぶり!

そして、先日のツアーでは仙台・名古屋で演奏されたcurve509の名曲「WIND OF CHANGE」。
すごく新鮮なアレンジとコード感で、ちょっぴり「渋い」バージョンに生まれ変わっていました。
「♪何か↑わ↑すれていた言葉の中」というサビのフェイクを聴くと、なんだかすごく懐かしい気持ちに。

イントロの「♪オーオーオーオー」をみんなで練習してから、超高速の「Lazy Girl」!
タワレコ7Fフロアに響き渡る「♪オーオーオーオー」の合唱。まるでワンマンライブの様相です(笑)
そうそう、「アイネ」のときにも思ったんですが、今日は全体的に曲のテンポが早かった気がします。
時間がなかったのかもしれないし、ステージとフロアの高揚感がそうさせていたのかもしれません。
ラストは「PALE ALE」。全体としてアッパーで勢い重視のセットリストでしたね。最高でした。

汗だくの先生はいったんステージ裏に下がり、衣装を着替えてから再び登場。
握手会スタートです。この日だけのオリジナルグッズ(ポストカード2枚+バッジ)付。
それにしてもあれだけの人数と握手するのは、かなり重労働だったはずです。
健一先生、スタッフのみなさん、参加されたみなさん、本当におつかれさまでした!




■ BABY BACK/L⇔R



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黒沢健一::黒沢健一


bayfm 「MOZAIKU NIGHT ~NO.1 MUSIC FACTORY~」

2008.06.13

昨夜のbayfm、布団の中で寝ぼけながら聴きました。
告知されたのが放送の数時間前だったので聴き逃してしまった方も多いかもしれませんね。
さすがに翌日も仕事の身ですから、そんな深夜まで起きているわけにもいかず、
78.0MHzにチューニング済のラジオを枕元に置いて、妻ニクルの携帯アラームをセットして就寝。

次に気が付いたときには、頭上から健一先生の声が聴こえていました。
テンションが高くて早口で、一瞬、誰の声なのかわかりませんでしたが、たしかに先生の声です。
僕も妻ニクルもコメント冒頭は聴いた記憶がありませんが、登場はおそらく27時(深夜3時)くらい?
あらかじめ収録されたコメントでの出演で、中村貴子さんとのトークやインタビュー等はありませんでした。
今月の番組のお題が「○○なのに××」といったもので、コメントもそれに準じた内容。

スタッフだけじゃなくてファンの人たちにまで"のんびり屋"だと思われることが多いんだけど、
実際そんなことはなく、きちんと時間は守ります。「絶対」とは言わないけど遅刻はしない。

簡単にまとめればそんな感じだったと思います。
本当はしっかり者「な・の・に」ルーズに思われている節があることを嘆いておられました。
コメント中のBGMにはなぜか「CHEWING GUM」。寝ぼけていたので幻聴かもしれません(笑)
そして、本人による曲紹介があってライブ盤から「ブルーを撃ち抜いて」がオンエアされました。
午前3時というシチュエーションなので「Bye Bye Popsicle」でも良かったのかもしれませんが、
あいにく午前3時のバスルームではなく、午前3時のベッドルームにおりましたので、
たとえどの曲がかかろうとも、溶けかかった氷みたいな僕の意識は眠りの底へ落ちていったことでしょう。

曲が終わって、中村貴子さん。
ラジオで久しぶりに先生の声を聴いた、と。
また、時間にルーズな印象は全然ないですけどねぇ、とも。

半分寝ながら聴いていたので記憶があいまいですみません。
明瞭な意識で聴かれた方、録音された方などいらっしゃいましたら、ぜひ補足をお願いします。

その昔、姉が通信販売で怪しげな「睡眠学習セット」を買って何度か使っているのを見たことがあるけれど、
(枕にスピーカーが埋め込まれていて、睡眠中に英単語等を吹き込んだテープがエンドレス再生される)
これだけ番組内容の記憶があやふやなところをみると、きっと僕には睡眠学習は不向きなのでしょう。


■ Bye Bye Popsicle/黒沢健一


> ひろニクルさん、こんにちは。
> 私も「魔法の水着LR」・・・おーいっ、新聞でネットでテレビで、目が変になりそうなほど凝視してしまいました。
> LRLRLR。LZRと略している場合もあるようですね。


これだけLだのRだのメディアに注目されたのは、LとRのコロコロアクション「LocoRoco」以来かもしれません。
言うまでもありませんが、レーザー・レーサーは魔法の水着で、エル・アールは魔法のポップスですね。
↓続き↓

> 今月末のインストアイベント。
> 私は左利きなので、できたら健一先生に左手で握手してほしいかなと思っているのですが、
> 握手会的にはどうなんでしょう?しかし、そんな大それたことは言えないかも。
> 楽しみしつつも、正直今からうろたえています。ちゃんとお顔を拝めるかしら。
>
> 神奈川県横浜市 らいむ


お、らいむさんはレフティーなんですか。僕は左利きに漠然とした憧れがあります。
なかには左手と左手の握手はマナー違反だとまで言う人もいるようですが、
少なくともここ日本においては、それも単に「風習」でしかないんじゃないかと思いますけどね。
先生も断ることはないはずです。しっかりとお顔を拝みながら、ぜひ左利きの真実を探ってみて下さい。
万が一、右とか左とかどうしたらいいのかわからなくなってしまったときの解決法としては両手で握手(笑)
両手を同時に差し出せば、優しい健一先生はちゃんと両手で握手してくれるでしょう。
アシュラマンが6本の腕を同時に差し出せば、健一先生は6本の腕と握手してくれるでしょう。

> 栗山さんがレビュー読んで泣いて喜んでるよ。

いやー、あまりにもクドくて暑苦しい文章にドン引きしてるんじゃないかと(笑)

> こんにちは☆ メモカを思い切って全部注文した、チエです。
>
> 最近健一さんのラジオ出演が続きますが、長野県では聞けないものばかり~。
> 聞きたーい!!可愛い「キャキャハ」笑いが聞きたいです!
> あぁ、実家の富山県でもゲスト出演があるのに…。帰省しようかな(笑)
>
> 健一さんの動画コメント、素敵でした(´∀`人)
> またニヤニヤしちゃいますね~☆ ヤバイです。では!


わわっ、メモカ大人買いってすごいですね(笑)
まだ僕は注文してません。横浜以外の分はどうしようか悩み中・・・。むむむ。
ラジオ出演、相次いでますね。東京でも聴けませーん。802聴きたーい!(bayfmは聴けたけど)
チエさんのご実家は富山ですか。ご家族かお知り合いにFMとやまの録音をお願いしてみましょう。
それが無理なら、なんとかがんばってテレパシーで聴くしか!(笑)
・・・て思ってたら、Podcastでも聴けるみたいです。さっそく聴いてます。

あ、チエさんのメール読まれた(笑)



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黒沢健一::黒沢健一


LIVE without electricity 雑感

2008.06.11

LIVE without electricity

シングル「PALE ALE」のカップリングに、「Rock'n Roll」「Round Wound」のライブ音源が収録されたことはあったが、アルバム単位としてはソロ初のライブ作品である。2007年12月29日に渋谷DUO MUSIC EXCHANGEで行なわれた「ソロライブ2007『年末歌い納め』~*配信はじめました。~」から厳選された16曲を収録。L⇔R時代に発表された4枚組CD「LIVE RECORDINGS」は、様々な時代、様々な会場の名演を集積した"ライブ・コンピレーション"であった。つまり、L⇔Rの歴史を振り返りながらそれまでの活動を総括するというヒストリカルな要素が大きく、今回リリースされた「LIVE without electricity」とは大きくコンセプトが異なる。「LIVE without electricity」はあくまで"あの日あの場所あの時間"をそのまま封じ込めた一回性の「ドキュメンタリー」であり、それは単に作品世界に統一感をもたらすといった以上の意味を持つ。

One Time, One Place.

同日収録ゆえ、ただそこに連続するものがパッケージされているのみで、それ以外の属性は一切ない。もちろんこの作品に刻み込まれているのは黒沢健一の一部に過ぎないのだが、それでいて全部かもしれない。もし時間がそこで止まってしまったとしたら、ここから聴こえてくる音が黒沢健一のすべてなのである。そして、必ずしも名演が名盤になるとは限らない。ライブ盤は恐ろしい。果たして「LIVE without electricity」は、オーティス・レディング「Live In Europe」のような高揚感と、ローリング・ストーンズ「Get Yer Ya-Ya's Out!」のような緊張感を併せ持つ、稀代の名盤となった。

「アコースティック?黒沢健一も随分おとなしくなっちゃったね」と嘲笑混じりに語る人がいるかもしれない。とりあえず「SOCIETY'S LOVE」と「PALE ALE」を聴いてみてほしい。その鬼気迫るドライブ感と咆哮を聴けば、この日のライブがいわゆる「弾き語り」「アンプラグド」とは全く別種のアプローチであり、レイドバックなんて都合のいい言葉で語られるような枯淡の境地とは相容れぬ世界であることは明白だ。アコースティックを標榜していながら、生々しいピアノ&ギターと力強い歌声が渾然一体となって生み出されるスリリングさは充分に先鋭的であって、リスナーの既成概念に激しく挑戦する瞬間を秘めている。一方で、「This Song」ではジョージ・ハリスンに似たコード進行が顕わになり、「Lazy Girl」イントロのギターには、あらためてトミー・ロウ的要素が顔を覗かせるなど、楽曲の骨格がわかりやすい形で伝わるのは、ピアノとギターというシンプルな楽器編成ゆえの発見であろう。

「Scene39」の爽快な躍動感、「Love Hurts」の艶かしさ。どこまでも鮮烈な「Younger Than Yesterday」、エモーショナルで感動的な絶唱「ブルーを撃ち抜いて」。聴きどころは多い。なかでも僕が「SOCIETY'S LOVE」「Bye Bye Popsicle」「Lazy Girl」等、オーディエンス参加型の楽曲に強く心惹かれるのは、あの夜の奇跡が"大勢の聴衆"とともにあったことを再確認しているからに他ならない。掛け値なしの素晴らしいライブ・テイクである。可能な限り収録されたMCの存在にも注目したい。どこか「ライブ盤」というより、古き良き時代の「実況盤」といった言葉のほうがしっくりくるような雰囲気が全体に漂っているのは、MCが残されていることが大きい。楽曲と楽曲とを繋ぐブリッジとしての役割だけではなく、会場の空気感、磁場をリアルに伝える重要なファクターになっているのだ。

また、特筆すべきはこのアルバム独特の臨場感だ。エンジニアノートに記されているような専門的な手法については、門外漢の僕にはほとんど理解の及ばない領域であるが、この作品には厳然とした「空間」が作られているように思う。リスナーの前後左右に「空間」があるのだ。どこまでも広がっていくような開放感とは違う。どちらかというと室内楽的な、ノーブルな、外界とは峻別されたリアルな臨場感。「まるで本人が目の前で歌っているようだ」という表現はよく用いられるが、単純にオーディエンスとミュージシャンとの"直線距離"だけでは説明できない立体的な音場がそこには存在している。それがミキシングやマスタリングの効果なのかどうかは不明であるが。

さて、あらためてブックレットに記されたトラックリストを見てほしい。L⇔R名義の曲なのか、ソロ名義の曲なのか一切明記されていないことに気付くはずである。これは制作者側の不親切でもなければ怠慢でもない。仮にMOTORWORKSやcurve509、Science Ministryの曲がそこに並んでいたとしても状況は変わらないであろう。現在の黒沢健一にとっては、もはやすべての楽曲が純然たる「黒沢健一」でしかなく、あらゆるレッテルが不必要であることを物語っているに過ぎない。黒沢健一はちょうど10年前の1998年6月3日、シングル「WONDERING」でソロデビューを果たした。そして、この「LIVE without electricity」のリリース日が11年目のキャリアの第一歩を標す2008年6月4日であるという事実は、偶然の産物というにはあまりに暗示的ではないだろうか。

これからがはじまりであるという気がしている。


■ God Only Knows/黒沢健一



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黒沢健一::黒沢健一


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