:: びっくり日記

健'z SONG LIST 更新

2008.10.29

びっくりコンテンツの「健'z SONG LIST」を更新しました。

1. 廃盤・在庫切れ商品のリンク先を変更
2. 紹介文の一部を修正

「古きを学び、健'zを知る。」というコンセプトのもと、入魂のコンテンツを公開してから早3年。
健'zがカバーするマニアックな楽曲の収録作品はいつのまにか廃盤になってるし、
逆に歴史的名盤は品番変えて何度も再発するし、いずれにしてもリンク先の修正は必要で、
そのうちやらなきゃ・・・とは思っていたんですが、ここに来てようやく着手することができました。

リンク先(Amazon等)を確認して「廃盤」「在庫なし」の場合は、まず再発の有無を調べ、
同タイトルの再発盤がなければ、該当曲が収録されている他のアルバムを探して置き換え。
どうしても代替作品が見つからないときのみ、リンク先はそのままにしてあります。

いつまたライブやらリリースやらで健一先生周辺が慌ただしくなるかわからないし、
そうなるとびっくりNEWSの更新だけでも忙しくなってあれこれ手が回らなくなるだろうし、
静的コンテンツを整備するなら、平穏な(?)今しかないと思った次第です。意外と疲れた・・・。

それはそうと、今回の更新作業のためにAmazonで色々なミュージシャンの名前を打ち込み、
いったいどんな作品が現在流通してるのかなぁ、とチェックすることになったわけですが、
誰もが知ってる有名バンド、有名ミュージシャンの作品も意外と廃盤が多いことにびっくり。
あのマンフレッドマンでさえ、一部ベスト盤を除いて、ほとんど世界的に廃盤状態ですよ。
何年か前に東芝EMIが一連のオリジナル・アルバムを紙ジャケ復刻させたとき、
ちょっと悩んだけど思い切って全作品揃えちゃって本当に良かったと思う。廃盤ありえない。


■ I've Just Seen A Face/健'z


> Tって誰だったのかな?その他の方のお名前は分かるんですけど(笑)
> しかしお付き合いのお相手のルックスまでは分かりませんけどね。
> あ。もしかしてTさんて今年の春にAさんになられた方ですか?(笑)


あ、「話せればええやん」とボヤいていたTさんは人違いです(笑)
近日中にルックスをご紹介する予定なので、ぜひ答え合わせしてみて下さいね。

> 私がご結婚直前?直後?の頃のひろニクル夫妻をお見かけした141は、
> 11月に三越が増床してリニュアルされるようですよ。


おぉ、パルコオープンを待たずして陥落した141は、やっぱり三越に吸収ですかー。
3254+141=3395。もうちょっとで4000だったのに!(まったく意味不明ですみません)
そろそろまた仙台に行きたいなぁ。郊外に2連発オープンしたアウトレットも気になります!

> 私も「ノッキン~」聴きました!偉いぞ、スーパーサッカー!!ナイスなセレクトです。
> 90年代の音楽特集みたいな番組は欠かさず見るようにしてますが、
> こういった普通の番組で聴けるとかなり嬉しいです^^ テンション上がるわ~!
> あ、シャ乱Qのライブ告知CMも見た!名前出てましたね~。それだけでテンション上がる(笑)
>
> これだけでも幸せを感じる ちゃんちゃこりんでした☆


ちゃんちゃこりんさん、ありがとうございます。「スーパーサッカー」はびっくりしましたねー。
各年のヒット曲をBGMにそれぞれの年のスーパープレイを振り返るような映像でしたっけ?
1995年はヒット曲量産の年ですが、まぁたしかに普通はH Jungleあたりが使われるかも(笑)
ライブCMもご覧になりましたか。名前が出るのはほんの一瞬ですが妙に興奮しちゃいますよね。



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僕の恋愛遍歴

2008.10.22

最初に付き合った女性は、マンボウのような体型でいつも真っ青な顔をしていたTだった。
とにかく口数が少なかった。彼女が12文字以上の長さで話している姿は記憶にない。会話は要点だけ。
その頃、裕木奈江と緒形拳の不倫ドラマが話題になっていた。主題歌はクニタケマリとかいってたかな。
マンボウのような体型でいつも真っ青な顔をしていたTと僕は、そのドラマを毎週欠かさず標準モードで録画して、
間違って上書きしてしまわないよう、テープのツメを折って「永久保存版」という小さなステッカーを丁寧に貼った。

+ + + + +

20歳を過ぎる頃、僕はJと知り合った。出逢いは運命的だった。革命が起きたと思った。
受身がちなTとは違い、Jはコミュニケーションに積極的で、紙飛行機を飛ばすことが誰よりも上手だった。
僕はビデオテープのツメ穴をセロテープで塞いで、Jと付き合いはじめた。すべてはうまくいっていた。
三流ライター山田美保子の執拗なバッシングで裕木奈江は消え、代わりに藤原紀香がCMで作り笑いしていた。
少しずつ撒き散らされるノイズが僕たちの周りにあったことに気付いたとき、Jは僕に別れを告げて去っていった。

「わたし、結婚して名字がVに変わるの。さよなら」

+ + + + +

Jと別れて自暴自棄になっていた僕は、吉祥寺サンロード商店街の奥の奥、
五日市街道とぶつかりそうなくらい奥の辺りでWとすれ違った。一目惚れ。革命が起きたと思った。
僕たちは朝起きてから夜寝るまでの間、延々と喋り続けた。財布には1000円2枚と100円玉9枚だけ。
早いものでWとの交際期間は3年を越えた。すべてはうまくいっていた。

+ + + + +

こういうのを世間ではマンネリとか倦怠期とか言うんだろうな。
Wとこのままの関係を続けていていいのか悩みはじめた頃、ラダトームの城でAちゃんとDちゃんに出逢った。
Aちゃんはおしゃれでかわいいけれど、その洗練されたセンスゆえに僕の貧しい心と共鳴しあうことはなかった。
Dちゃんはスリムで頭も良くて一見キャリアウーマン風だけど、時折「コドモ」のようなあどけない表情を見せる。
その瞬間にこぼれ落ちる爛漫な魅力の前では、あらゆる物語が静かに揺れ動き、大きく解体していく。
僕はDちゃんに関するあらゆる情報を収集することに熱中した。新聞、パンフレット、Google、代々木駅東口。
しかし、なぜかDちゃんのことを知りたいと思えば思うほど、徐々に混乱が忍び寄ってくるのである。
まるで謎解きを逆走するような展開に、僕は「わかりあえない」と思った。「アンサー」なんてどこにもないんだ。

+ + + + +

2008年10月某日。下北沢。晴れ。このままWと一緒にいようと決心した。

+ + + + +

ちなみに、「わたし、結婚して名字がVに変わるの。さよなら」と告げて去っていったかつての恋人Jは、
その後あっというまに離婚し、あっというまに大富豪と再婚して、いまではSという姓を名乗っているそうだ。
「空気が読めない若者だ」とSについて顔をしかめる大人も周囲にいるらしいが、まぁ、人生いろいろである。


■ TELEPHONE CRAZE/L⇔R



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シャープさんフラットさん(ホワイトチーム)

2008.10.18



下北沢・本多劇場にてナイロン100℃「シャープさんフラットさん」を観劇。
先週観たブラックチームに続き、今日はホワイトチームです。ダブルキャスト2本立て。
ホワイトチームの出演者は、三宅弘城、松永玲子、村岡希美、佐藤江梨子、六角慎司、河原雅彦、他。

ストーリーや設定も微妙に異なる2本の作品を観たわけですが、僕はブラックチームが断然好きでした。
ブラックチームでは絶妙に配されていた伏線も、ホワイトでは最後まで繋がらないまま放置されたり、
結末を導く過程にあまり必然性を感じないというか、全体的にブラックよりもギクシャクしていた印象。
どうもブラックチームの台本が先に完成して、そこから手入れしてホワイトチーム用にしたんじゃないかなぁ。

ブラックチーム主演の大倉さんは、もうそこで「演じている」だけで泣けてくるというか・・・。
世間と「ずれている」芸術家の小さな狂気、静かな狂気が余すところなく表現されていました。
もちろんホワイトチーム主演の三宅さんも卓抜した素晴らしい役者さんだとは思いますが、
今回の役どころを演じるにはあまりにも「真っ直ぐ」すぎるような気がしました。

もちろんこれは僕の好みもあるし、ブラックを先に観てしまったということも影響しているかもしれません。


■ Black and White/pre-school



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本日のお散歩写真

2008.10.13



妻ニクルのおだんご頭。
塀の上でひなたぼっこ中の猫。

魂のフォトグラファー、ひろニクルの大胆な構図をお楽しみ下さい(笑)


■ Hang My Picture Straight/Andrew Gold


> 7年目突入おめでとうございます!
> 「ニクル論」私も信じています。
> ほんの小さな行動が、いずれ質量を持って表れると信じて
> 定期的にオフィシャルへ、過去のL⇔R未発表ライブ音源の配信
> 及びライブDVDリリース熱望のメールを送っています(笑)
> みんなでこの「小さな行動」を起こせば・・・!?
>
> ところで、オフィシャルのfeature更新されましたね。
> 「ただいま順調にソロ4thアルバムのレコーディング中です。」!!!
> とこれまた嬉しいニュースが♪


メッセージありがとうございます。7年目もひっそりこっそり応援していきます!
要望を「ファンの声」としてきちんと先方に届けることは大切なことだと思いますが、
未発表ライブ音源&DVD、っていうのはちょっとハードル高いかもしれません(笑)
あ、いや、でもL⇔R時代の素材は倉庫(または岡井氏の秘密部屋)に眠っているでしょうし、
おっしゃるとおり「配信」というリリース形態もいまはありますから、可能性は充分あるかもですね。
実際に多くのファンの声がリリースを実現させた例は枚挙にいとまがありませんし。
また、廃盤になっている全オリジナル・アルバムのリマスタリング再発も重要だと思います。
わずか数枚のベスト盤にL⇔Rという世界の変遷を追ったところで、いったい何がわかるのでしょう。
残念ながら今回のポリスターの再発ラインナップにエル・アールは予定されていませんが、
「仕方ない」と思いつつ、やはり何やらはっきりとしないものが僕の中に存在しているのです。
エル・アールはエル・アールとして、とりあえずいまは先生の最新アルバムを座して待ちましょう!



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シャープさんフラットさん(ブラックチーム)

2008.10.11



ナイロン100℃の最新公演「シャープさんフラットさん」を観るため下北沢へ。
今回のお芝居はなんとキャスト二本立て興行で、同一演目・同一セット。
でもストーリーはそれぞれ少しずつ違うらしいです。本日は「ブラックチーム」。
キャストは大倉孝二、犬山イヌコ、小池栄子、坂井真紀、住田隆、マギーなどなど。
「ホワイトチーム」は一週間後のマチネに観ます(※オフィスで切符をやぶかないように)

劇作家の小さな狂気。周囲の無理解。孤独。逃避行。独り相撲。喪失感。
自らが生み出した愛おしい登場人物たちとの握手。つかのまの救済。降り止まぬ雨。
天才というのはどこまでも世間とは乖離した孤絶の存在なのか。シャープさんフラットさん。

もちろんケラさんらしく「笑える」要素も多いんだけど(『日体大の先生』には笑い死ぬかと思った)、
僕はもうただただ、ずーっと切なくて、何かが変節していく過程が切なくて、終始泣きそうでした。

成熟していくことへの意味を鋭く問いかける傑作。


■ 再生/Salyu


> エアさんどさくさに紛れて新しいベスト盤も出すよ。よく見てみな(笑)

あ、ホントだ!「BEST 2002~2008」ってなんじゃいそりゃ(笑)
東芝以降の音源もポリスターがコンパイルするの?しかしベスト盤が多いのう。



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