:: びっくり日記

MOTORWORKS 2nd LAUNCH

2014.06.07

開演時刻から15分ほど過ぎてメンバーがステージに現れたわけですが、
向かって左側にベース田村、右側にギター石田。んー?当時と立ち位置は逆ですかねこれは。

それはともかく、どこからどう見てもドラムはホリくんではありません。
よーく目を凝らしてみると、え?もしかしてウルフルズのサンコンJr.?
毎週「ムジカ・ピッコリーノ」観てるから見間違うわけがないんです。マジすか、なんでここにいるんすか。

オープニングナンバーは「The Chicken」。曲名は終演後に石田氏オフィシャルサイトで判明したんですが、
これ聴いてるとき、僕はなぜかずっと Led Zeppelin の「Moby dick」だと思っていて。
ま、後から冷静に考えてみたら、ボンゾのあの長いドラムソロがないし、全然違うんですけどね…。
曲の途中で石田氏が「ドラム、サンコンJr.!」と紹介し、本人であることが確定。
ともかく肩慣らしと言うにはあまりにかっこよすぎるジャムっぷりだったし、各ソロパートがひとつの流れの中で調和していて、
どこか懐かしく、まるで「記憶」から聞こえてくる音に身を委ねているような、不思議な感覚をしばし味わいました。

鋭いギターの音が衝撃的なリフを刻み、空間を切り裂くように「The Slide」へ。
黒沢→石田とボーカルが受け渡されるパートは何度聴いてもしびれるし、余白をグリグリ塗りつぶす田村氏の重低音ベースと、
カロリー満点の生命力に満ち溢れたサンコンJr.氏のドラムの音が、場内の空気を激しく震わせます。MOTORWORKS is BACK!

勢いそのままに「World One Sign」へ。各楽器のサウンドとハーモニーが複雑に絡み合いながら、どこまでもポップに疾走する名曲。
「The Slide」→「World One Sign」はアルバムどおりの曲順ですが、あらためて最高の流れだなぁ、と。
例えば、Judas Priest の「The Hellion」→「Electric Eye」、あるいはベートーヴェン「運命」の第3楽章→第4楽章のように、
ほとんど神がかり的な展開です。

あ、そういえばMCで秘密が明かされたんですが、ライブ当日までドラマーの名前が伏せられていたのは、
ウルフルズ再結成の発表とタイミングがかぶったために、MOTORWORKSサイドで自重したということらしいです。
この業界にも色々な事情があるんですなぁ。なんでも、一昨年の春くらいからサンコンJr.氏には声がかかっていたそうで、
水面下ではMOTORWORKS再始動に向けた動きがあったわけですね。

SANKON Jr.'s BLOGによると、MOTORWORKS加入のきっかけは黒沢秀樹氏(!)らしいのですが、
どんな繋がりなんでしょうか。一緒にライブしてましたっけ?アンクルジャム方面?(たしか銀次さんはウルフルズのプロデュースしてたよね)

ちなみにオリジナルメンバーのホリくんは脱退したわけではないんですが、いまは地元の岡山に帰って事業をしているそうです。
「こんなつまらない用事で呼び出すわけにはいかなかった」と、石田氏。「つまらない」という言葉に敏感に反応してザワザワする観客に対し、
「こんなつまらない用事にたくさん集まっていただきご苦労さんでーす」と鼻ほじりながら毒づいてました(笑)

「最新シングルをやります」と言うから、すわ新曲か!と一瞬思ったけど、2秒後には「現時点の」最新シングルのことだろうと思い直しました。
というわけで案の定(笑)、「1-2-3-4 MOTORWAY」がはじまりました。健一先生は歌いながら頻繁に石田氏とアイコンタクトをとっている様子。

次は僕の大好きな「F・A・T・M・L」。最初の数曲では先生のノドも温まっておらず、特に「World One Sign」あたりではかなりキツそうだったけど、
もうこの曲からは本調子に。「Feeling Alright That's "Your" Life」と歌詞を替えて歌っていたので、今日だけ「F・A・T・Y・L」ですね。

黒沢健一のソロチューン「PALE ALE」が、例のMOTORWORKSバージョンで披露されました。
その素晴らしさの理由を考えてみると、「グルーヴの追求による身体性の獲得」という点に尽きるのではないでしょうか。
躍動するリズム、サビの疾走感と爆発力で、圧倒的に「ノレる」曲として大化け。これぞバンドアレンジの真骨頂です。
だからといって、オリジナルバージョンのあの孤高の芸術性を何ら貶めるものではないということは言うまでもありません。

石田氏と黒沢氏はデビューアルバムが多過ぎる、という田村氏の指摘に、指折り数える両氏。
石田=スパイラル、スクーデリア、MOTORWORKS、ソロ、ニューインディアンデスロック。以上5枚。
黒沢=L⇔R、ソロ、curve509、健'z、Science Ministry、MOTORWORKS、ハンキー・パンキー。以上7枚?
先生はお客さんに教えてもらいながら数えてたんだけど、途中で「・・・もう数え切れないくらいあるよ!」と開き直ってた(笑)
10年前に、ライブのMCで別ユニットの告知ばかりする健一先生に業を煮やし、
「誰とでも寝る女みたいだな!」と言い放った石田氏の懐かしいエピソードも(笑)

初出カバーとなる The Ronettes の「BE MY BABY」は老若男女みんなが知っているいわゆるベタ曲ですが、
MOTORWORKSはカバーについては、あえてマニアックな選曲を避ける傾向がありますよね。そのほうがライブでも盛り上がりますし。
「BE MY BABY」の演奏自体は、原曲に対して献身的な、奇をてらわない正統なものだと思います。
かつて浜田省吾もアルバム「青空の扉」で同曲をカバーしていましたが、雰囲気は近いかも。

石田氏がエレキからガットギターに持ち替えて着席。
「♪ふぁぁあぁぁー、ってやつ?」と2人で歌い出しを発声練習してから「(A Place Where) Love Goes Withered」。
健一先生のソロライブでも演奏される機会の多い曲だけど、やはりこの2人の卓越したハーモニーは格別の味わいです。

もはや彼らの持ち歌と言ってもいい「Good Times Bad Times」「You Really Got Me」と、おなじみのカバー曲が続きます。
「You Really Got Me」は VAN HALEN のカバーも有名ですが、今回はあくまで The Kinks 寄りの演奏を意識したらしいですよ。
健一先生のギターソロについても、「デイヴ・デイヴィスそっくり」と石田氏。たしかサンコンJr.氏も The Kinks 大好きなんですよね。

ここでゲストの鈴木秋則氏(ex-センチメンタル・バス)が登場。
僕は日テレ深夜のオーディション番組「歌スタ!」を毎週欠かさず見ていたので、その審査員としての印象が強いんですが、
よくよく考えてみたら、センチバのプロデューサーは Science Ministry のメンバーであるホッピー神山さんだし、
センチバのドラムはスクーデリアでも叩いていた向山テツさんだし、MOTORWORKSのメンバーとは何かと縁があるような気も。
「レジェンド級の方々と共演できて光栄です」と、先達へのリスペクトを忘れない謙虚な姿勢に好感が持てます。
赤いTシャツがチラリと見えただけで、僕の立ち位置からはその表情や演奏姿が窺えなかったのは残念でしたが、
音を聴く限りではMOTORWORKSの音楽との親和性は高く、むしろゲストじゃなくてフル参加してほしかったと思いました。

作品そのものに物語らせるような自然さの「氷の空」。そのような自然さはときに無味乾燥な演奏に陥ってしまう危険性もあるんだけど、
健一先生の声の濡れた成分と、抑制された石田氏のギターが、楽曲に適度な潤いと奥行きを与えている点を見過ごすことはできません。
それにしても、このような泰然とした曲をサラッと作ってしまうのが、黒沢健一の天才たるゆえんだと思います。
演奏後に思わず「健一が作った曲で一番好きかも」と呟く石田氏に、「えっ?何?」と全然聞いてない先生(笑)

これまたクロサワ節が炸裂する「Missing Piece」を挟んで、いよいよ選手交代。石田リードの傑作「ステレオ・ラヴ」です。
実は僕、この曲でギターとコーラスに専念している先生が当時から好きなんです。「歌」から解放されて自由の身になった安堵感と、
反面どこか居心地の悪さを感じるステージアクションが「カッコかわいい」です。次回この曲が演奏される際には、ぜひ先生にもご注目を、

記念すべきデビューシングル「SPEEDER」ではサンコン効果が絶大。もはや独壇場といっても過言ではなかったと思います。
良い意味で中庸かつバランスの取れたホリくんとはタイプが違い、サンコンJr.氏はどちらかというとパワー型のドラマー。
やや走り気味かつ前のめりのドラミングから、楽曲本来の高揚感とスピード感がより強調され、この日の白眉となりました。

煽りに煽って怒涛の頭サビになだれ込む「SATURDAY NIGHT」。この曲を聴くと、ライブも終わりに近づいてきたなぁ、と少し切なくなります。
黒沢健一というボーカリストの抜群のリズム感が最大限に生かされる楽曲で、この原初的な熱量は、近年の黒沢健一からは感じられなかったもの。
ゲスト参加はこの曲までで、演奏後「また呼んでくださーい!」と叫びながら颯爽とステージを降りるアキノリくん。いいキャラクターだなぁ。

で、ここで先生が「俺たち世代のベタなお約束」として、オーディエンスとのコール&レスポンスについて力説を始めたのであります。
「今日は何曜日だい!?」「サタデー!サタデーナイト!」というようなイントロでの掛け合いがいかにもロックバンドという感じであると。
リハーサルでもその話題で盛り上がったらしいんですが、石田氏いわく「すごくダサくて面白い」(笑)
先生は先ほどの本番でもこのコール&レスポンスを実行しようかどうか本気で迷った挙句やめたそうで、「この曲もう1回やる?」と。

「みんな今日は何曜日だい!?」
「サタデー!」
「みんな今日は何曜日だーい!?」
「サタデー!!」


「サタデー!?」
「ナイっ!」
「サタデー!?」
「ナイっ!!」


で、ホントにそのままフルコーラスでもう一回演奏しちゃたし!
再び「また呼んでくださーい!」と叫びながら颯爽とステージを降りるアキノリくん。わかってるなぁ(笑)

「SUPER MOTORWORKS」としてホリくんとツインドラムを実現させたいというサンコンJr.氏の優しさに涙しつつ、
慰めに満ちた旋律と、澄み切った叙情に覆われた名曲「The End」で本編終了。すぐさまアンコールを求める拍手が鳴り響きます。

5分くらい待ったでしょうか、「やる曲がないのであいさつだけしに来ました」と言いながら、メンバー再登場。
オーディエンスからリクエストの声があがった「Heat Wave」をしっかりと演奏して、さらっとステージを去っていきました。まだまだ拍手。
すると、程なくして「やる曲がないのであいさつだけしに来ました」と言いながら、メンバー再々登場。「I Can't Explain」をしっかりと演奏。

しかし僕はとっくに気付いていました。もちろんオーディエンス全員が気付いていたと思います。「あの曲」が演奏されていないことを。

MOTORWORKSの最高傑作であり、同時にソングライター黒沢健一の2000年代を代表する1曲である「プラスティック・ソング」。
徐々に熱を帯びていき、ボーカルと楽器が渾然一体となってエネルギッシュに盛り上がるアウトロの素晴らしさは言葉にできません。
さらに今回は、幾分余裕を持って演奏全体を見渡すような落ち着いた運びを見せる部分もあって、充実した構成力を聴かせてくれました。

ギターもベースもミスがあったし(1-2-3-4 MOTORWAYでは田村氏も苦笑い)、健一先生は下向いてカンペ見てる時間が長いし(笑)、
正直リハ不足は否めない部分もありましたが、実際そんな些末なことはどうでもいいんです。荒削りなのは一種の腕力の証明なわけで、
理屈抜きで力強く繰り出される律動にただ身を委ねることができる音という視点から、MOTORWORKSの現在を照射した奇跡の一夜でした。
果たしてこれから新生MOTORWORKSはどのような世界と繋がっていくのでしょうか。まずは新しい音源リリースに期待したいところです。
廃盤になっている旧作(CD/DVD)の再発もお願いします。それと、伝説の名水「田村水」をコンビニ限定で発売したらいいと思います。

+ + + + +

2014.6.7(Sat) 新宿ロフト
SETLIST
01. The Chicken / Jazz Standard
02. The Slide
03. World One Sign
04. 1-2-3-4 MOTORWAY
05. F・A・T・M・L
06. PALE ALE / 黒沢健一
07. BE MY BABY / The Ronettesビ
08. (A Place Where) Love Goes Withered
09. Good Times Bad Times / Led Zeppelin
10. You Really Got Me / The Kinks
11. 氷の空
12. Missing Piece
13. ステレオ・ラヴ
14. SPEEDER
15. SATURDAY NIGHT (1st)
16. SATURDAY NIGHT (2nd)
17. The End
EN
18. Heat Wave / Martha & the Vandellas
EN2
19. I Can't Explain / The Who
20. プラスティック・ソング


■ SPEEDER/MOTORWORKS


> びっくり電話さん、新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
> 今年こそはびっくり電話さんとお会いして、お話できたらいいなあと思っております(^_-)-☆
>
> グローブ座には行かれたのですね。参加出来なかった私はというと・・・・
> 29日の夜は、友達と健ちゃんの話をした後、V.S,G,PのCDを聴きながら寝入ったのでした(^?^)
> 夢の中で健ちゃんと会いましたよー。
>
> 扁桃腺を3倍にも腫らされたようで大変でしたね(T_T)
> 1月2月とインフルエンザが猛威を振るう時期ですから、お体には気を付けてくださいね。
>
> では、また、2014年冬のお台場でお会いしましょうね(^o^)丿


お正月にいただいたメッセージに、半年以上経ってからお返事するという・・・すみません。
昨年末のグローブ座!もうなんだかすっかり過去の出来事のような気がしてしまいます。
僕も最近また「V.S.G.P」がお気に入りでよく聴いているんですが、そうですか、先生が夢に出てきますかー。
「Walking on a rainbow」あたりは、もう聴いてるだけで夢の中を漂っているような気持ちになります(笑)
おかげさまでインフルはなんとか回避しましたが、扁桃腺は本当につらかったです。ありがとうございます。

> ひろニクルさん、新年明けましておめでとうございます!
> 昨年から、ネット環境がようやく世間並みになり、遅ればせながら、素敵な「びっくり電話」に仲間入りさせていただきました。
> ひろニクルさんの健ちゃんへの情熱、愛情はもちろん、音楽全般への造詣の深さ、豊かな表現力にすっかり魅せられています。


あけましておめでとうございます!(超いまさらですみません)
過分なるお褒めのお言葉、ありがとうございます。近年こんなに褒められた記憶はありません(笑)
↓続き↓

> それはそうと、グローブ座!!
> 行きたかったなぁ…。仕事上どうしても都合がつかなかったのですが、
> ちょうど公演中は健ちゃんを聴き、この曲、会場で流れてるかな… などと想像力を働かせ、楽しんでおりました。
> セットリストありがとうございます。臨場感あふれるレポも心待ちにしています!
> そして、この方が、この方が牧村さん、なんですね…!
> 今年もひろニクルさんのおかげで、私の音楽の世界は広がっていきそうです!
> またメッセージ送ります。今年もよろしくお願い致します!
>
> サンクスより


カルカル参加で、グローブ座が不参加だったんですよね。お仕事によっては年末は予定空けるの難しいですもんねぇ。
そうです、先生と一緒に写っているあの御方こそが牧村さん(またの名を海野祥年)なのです。リヴィング・レジェンドです。
今年もまもなく折り返しですが、こちらこそどうぞよろしくお願いします。ライブ会場でもお会いできたらいいですね。

> はじめまして!たまちゃんと言います(*゚ー゚*) いつも見させてもらってます。
> 今回のグローブ座で初めて動画を撮ってあたしもUPしーよう♪
> と思ったもののカバー曲のタイトル分からん\(゜□゜)/と思い、でも大丈夫!ここに来れば全て分かる♪と。笑
> 活用させてもらいましたm(u_u)m ほんとありがとうございます。
> 黒沢さんライブ今年から行き出した初心者ですが、ひろニクルさんの過去ライブレポ見て行った気になって楽しんでます。笑
> これからもお世話になります\(^_^)/


たまちゃんさん、はじめまして。
グローブ座のカバー曲ということは、ブライアン・アダムスかビージーズですかね。
お役に立てて良かったです。困ったときはいつでもお気軽にお声がけください(笑)
初心者の方にも、ベテラン(?)ファンの方にも楽しんでいただけるようなサイトを目指しています。
過去のライブレポは今読み返すとあまりに拙くて破り捨てたい衝動に駆られるものもありますが、
まぁ、その当時の自分自身の感情がありのまま投影されているので、あえてそのままにしています。
本当に何もやることがなくて、暇で暇でどうしようもないときに楽しんでいただければ(笑)



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黒沢健一::MOTORWORKS


MOTORWORKS@新宿LOFT

2006.04.14

MOTORWORKS 2006/4/14@新宿LOFT
SET LIST

01. Whole Lotta Love(Led Zeppelin)
02. The Slide
03. 1-2-3-4 MOTORWAY
04. My Mind's Eye(Small Faces)
05. ステレオ・ラヴ
06. SPEEDER
07. SATURDAY NIGHT
08. Heat Wave

+ + + + +

出演バンド3組中、MOTORWORKSはトップで登場しました。
ステージ左から、田村⇔黒沢⇔石田という並び。
あらまぁ、いままでのフォーメーションと両翼が入れ替わりましたね。

ライブはツェッペリンの大名曲からスタート!
先日、みなさまのご協力で「ツェ」の入力方法が判明したおかげで、
僕はいまこうしてスムーズにレポを書けるわけです。ありがとうございます。

それにしてもかっこいいカバーだったなぁ!
躍動感やタイト感よりも、もうちょっとダルな雰囲気でね。
以前“Good Times Bad Times”を1曲目に演奏したこともあったけど、
ツェッペリンはスタートダッシュに最適なのかな。それかジンクスとか?

“The Slide”→“1-2-3-4 MOTORWAY”と、アッパーな曲で畳み掛けます。
いやー、かっこいい!シンプルにロックンロールの快楽原則を楽しむその姿を観ていると、
「あぁ、MOTORWORKSが帰ってきたんだなぁ」と、感慨もひとしお。

“1-2-3-4 MOTORWAY”の「♪君の名を叫ぶんだ」というパートで、
客席の誰かを指差す先生の姿にドッキドキでした(笑)

本日の先生はいつも以上にテンションの高いパフォーマンスで、序盤3曲でかなりの汗量だった様子。
前髪を振り上げる度に飛び散る汗。そのロックな姿態にドッキドキ!

みんな楽しくて仕方ないといった感がひしひしと伝わるMCコーナーでは、
「メンバーの中で僕が一番テレビっ子」「MOTORWORKS、コントやろうよ」等、先生の赤裸々な発言が。
こりゃ近い将来、健'zもMOTORWORKSもコミックバンドに転身だな(笑)
ちなみにショーキチ氏によると「エンタの神様」はつまらないそうだ。

石田:「じゃあ、カバーバンドらしくカバーやります。Small Facesの・・・何だっけ?」
健一:「My Mind's Eye ね」

MOTORWORKSって、ザ・フーよりもスモール・フェイセズの音楽の方が相性いいと思う。個人的には。
よくわからないけど、“1-2-3-4 MOTORWAY”をライブで初めて聴いたときにそう思ったんだよね。

“ステレオ・ラヴ”では途中1フレーズだけ健一先生が歌いましたが、
なんかねぇ、ものすごくボーカルが安定していて落ち着かなかった(笑)
まぁ、ショーキチ氏の細くて不安定な声だからこそ伝わる妙味もあるということで。

後半は“SPEEDER”→“SATURDAY NIGHT”→“Heat Wave”の激烈3連コンボ!
はひーっ!もうスタミナ切れですー!

今回はイベント出演ということで、ロック色がかなり強めのタフなセットリストでしたね。
“氷の空”“Missing Piece”“The End”あたりのバラード系は無し。
これに“プラスティック・ソング”と“World One Sign”が追加されたら、
ある意味、最強かもしれない。観る方も体力的にかなりキツいだろうけど(笑)

ブランクを感じさせず、これだけ剛直で硬質なグルーヴを見せつけられると、
やっぱりねぇ、期待しちゃいますよね、新曲。こればっかりはわかりませんが。
あと“1-2-3-4 MOTORWAY”のPVも観たことないので、いずれ発売してほしいなぁ。

それにしても、田村さんはなんであんなに楽しそうにベース弾くんだろう。
観てるだけで幸せな気持ちになりますね。

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▽MOTORWORKSライブレポ過去ログ
2004/12/18 SHIBUYA-AX
2004/12/15 Shibuya CHELSEA HOTEL(Secret!!)
2004/12/12 Shibuya O-Crest
2004/10/17 LIQUID ROOM ebisu
2004/08/16 LIQUID ROOM ebisu(VINTAGE 2004)


■ 1-2-3-4 MOTORWAY/MOTORWORKS



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黒沢健一::MOTORWORKS


MOTORWORKSライブ決定

2006.02.01

先生のオフィシャルサイトより。

MOTORWORKS “LOFT 30TH ANNIVERSARY”に出演決定!

SHINJUKU LOFT 30TH ANNIVERSARY “ROCK OF AGES 2006”
【公演日】4月14日(金)
【場所】新宿LOFT
【出演】THE COLLECTORS/THE GROOVERS/MOTORWORKS
【時間】18:00 OPEN 19:00 START
【料金】ADV3,800yen( drink) DOOR4,300円( drink)
【発売日】2/12(日): ぴあ ( 0570-02-9999)
ローソン(0570-084-003)
LOFT(03-5272-0382)にて発売
【コード】未定 *決まり次第お伝えします。
【問い合わせ】新宿LOFT(03-5272-0382)
【主催】新宿LOFT


対バン、すごっ!

ロフトのページにも情報ありました。
http://www.loft-prj.co.jp/LOFT/30th/event.html

こちらには健一先生のメッセージも。
http://www.loft-prj.co.jp/LOFT/30th/message.html

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MOTORWORKSオフィシャルサイトも更新。
こちらでは、ぴあとローソンのコードも発表されています。

ぴあ:222-116
ローソン:34356

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とかなんとか言ってたら、なんとAIRさんのツアーも決定!

[The Bread Of Life Tour 2006]
2006.4.20 thu.: Kagoshima T-BONE (KAGOSHIMA)
2006.4.22 sat.: Oita T.O.P.S (OITA)
2006.4.25 tue.: Minami-Aoyama MANDARA (TOKYO) and more・・・

[AIR Live Schedule 2006]
2006.5.17 wed.: Space Lab Yellow (Nishi-Azabu_TOKYO)
2006.6.22 thu.: MILK (Ebisu_TOKYO) and more・・・

[AIR CLUB QUATTORO TOUR]
2006.7.14 fri.: Shinsaibashi Club QUATTRO (OSAKA)
2006.7.15 sat.: Nagoya Club QUATTRO (NAGOYA)
2006.7.21 fri.: Shibuya Club QUATTRO (TOKYO)


これはヤバい・・・。


■ 氷の空/MOTORWORKS



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黒沢健一::MOTORWORKS


MOTORWORKS@SHIBUYA-AX

2004.12.18

MOTORWORKS 2004/12/18 at SHIBUYA-AX
SETLIST

01. Good Times Bad Times(LED ZEPPELIN)
02. F・A・T・M・L
03. World One Sign
04. Missing Piece
05. ステレオ・ラヴ
06. 1.2.3.4.5.6.7.8!(新曲)
07. 氷の空
08. プラスティック・ソング
09. My Sharona(THE KNACK)
10. PALE ALE(黒沢健一)
11. DANCE TO GOD(SPIRAL LIFE)
12. SPEEDER
13. The Slide
14. SATURDAY NIGHT
15. Heat Wave(MARTHA & THE VANDELLAS)
16. The End
EN
17. I Can't Explain(THE WHO)
18. You Really Got Me(THE KINKS)
EN2
19. (A Place Where) Love Goes Withered
20. Missing Piece

今日はDVD収録+生中継ということもあってか、かなり気合の入った演奏だったと思います。
13→14→15の流れはやっぱり最強ですね。特に15では日本三大名水のひとつ「田村水」が大量散布され、
石田氏はピート・タウンゼントばりの風車奏法を披露し、健一先生は暴れん坊将軍状態だし、
ステージ上はなんだかわけのわからないものすごいエネルギーが渦巻いておりました。
田村さんのマイクスタンドに挟んであったピックを吹っ飛ばし、汗拭き用のタオルをステージ後方に投げつけ、
石田氏ギターソロの前には、今まで聞いたことのない程の野太い声で、

「イ゛ー!シィー!ダァー!」

と叫ぶ、そんな先生が僕は大好きです(笑)


■ F・A・T・M・L/MOTORWORKS


> えっ?えっ?ピンサロックスのギターは男のコじゃなかったの?
> ギターのまん前にいたのに・・・ドラムしか見てなかったからか?
> 公式HP見たけどドッチかわからんかった・・・。
> っちゅーか女みたいな気がしてきた・・・。くはー、ドッチなのぉー??


女性です、女性です(笑)
ピンサロックスは女性4人組だそうですよ。
僕もギターの目の前にいたんですけど、ドラムしか観てなかった(笑)

> >田村サイド最前にいらっしゃった方ですか?
>
> 残念!O-Crestは師匠-健ちゃん間の二列目で跳ねまくってました(笑)
> 「1.2.3.4.5.6.7.8!」の仕草が、SCUDELIAの『1999』ライブ演奏を思い起こさせて曲の記憶がごっちゃに(汗)
> 普段ものすごく狭い趣味の音楽しか聴いていないのでカバー曲の元ネタとかさっぱりわからず。
> ま、ライブじゃ、音がかっこよければそれだけで十分ですけどね!ほんとAXに期待!


あら、人違いでしたか(笑) 失礼しました。
AX、盛り上がりましたねー!
もうオリジナル曲であれカバー曲であれ、あれだけのテンションで演奏されたらこちらはもうお手上げ。
スクーデリアの「1999」は“123でジャンプアップ”ですけど、今回は何せ“1.2.3.4.5.6.7.8”ですからね。
指もつりますがな(笑)



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黒沢健一::MOTORWORKS


MOTORWORKS@渋谷チェルシーホテル

2004.12.15



行ってきました、シークレットライブ。

昨晩オフィシャルページで石田ショーキチ氏が「渋谷のとあるホテルにて前座で出演」とコメント。
そりゃ、チェルシーホテルしかないでしょ!僕は確信を持って会場に向かいました。
これで東急ホテルとか東武ホテルだったら面白いんだけど(笑)

開演5分前の18時25分頃にメンバー登場。今日のお召し物はすごかったですよー。

・健一先生 → 懐かしのSOUVENIRパーカー
・ショーキチ氏 → Scudelia Electroの「ELECTLOAD」Tシャツ
・田村さん → スピッツのTシャツ
・堀くん → curve509のTシャツ

先生だけ暑そうだった(笑)
ライブは公開ゲネプロのような感じで粛々と進行。
まぁ、前座だからアレコレMCしてる時間もないんだろうけど。
12日のO-Crestでは披露されなかった“World One Sign”や“氷の空”、“The End”等が演奏されました。
前回のセットリストと合わせると、ほぼアルバム全曲ですね。
初出のレッド・ツェッペリンもかっこよかったけど、何と言っても本日のハイライトは新曲「1.2.3.4.5.6.7.8!」でしょう。
スモール・フェイセズあたりのフレーバーを感じさせる、一度聴いたら耳から離れないキャッチーな名曲です。

18時55分。きっかり30分の演奏時間でメンバー退場。

+ + + + +

MOTORWORKS 2004.12.15
Shibuya CHELSEA HOTEL(Secret!)
SETLIST

01. Good Times Bad Times(LED ZEPPELIN)
02. F・A・T・M・L
03. World One Sign
04. 1.2.3.4.5.6.7.8!(新曲)
05. 氷の空
06. プラスティック・ソング
07. The End


■ PALE ALE(TVサイズ)/黒沢健一



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黒沢健一::MOTORWORKS


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