:: びっくり日記

SEAT AND MUSIC spin-off 木下裕晴×徳山秀典アコースティックライブ

2019.07.19

黒沢健一先生には多数の優れた提供曲がありますが、
意外と知られていない、聴かれていない名曲があるのも事実です。

提供曲用のストックから採用されたことが言及されているハンキー・パンキー「FOR THE STARS」や、
『Banding Together in Dreams』収録の「I'm In Love」を聴くまでもなく、提供曲=ボツ曲ではありません。
後にセルフカバーした湯川潮音ちゃんの「霧の夜」のような例もあるし、単に良い悪いという話ではなく、
何らかの判断基準や直感をもって、健一先生はその「区別」をしていたのだということなんですよね。

リスナーを幻惑するような、まるで迷宮のような初期L⇔Rの手触りではなく、
提供曲にはどちらかといえばストレートな作風のものが多いと感じています。
その分、黒沢健一の音楽の一部を構成するイノセンスな要素が色濃く出る傾向があるかもしれません。

そのイノセンスの極北といえるのは、今夜の「SEAT AND MUSIC spin-off」の主役である徳山秀典くん。
黒沢健一プロデュースによるアルバム『One 17th』(2000)と、『REAL TIME』(2001)をリリースしています。
健一先生とはプライベートでも親交を深めた仲であることは、お互いのファンには周知の事実ですね。

ステージに登場した3名は、向かって左から、木下きーちゃん→トッキー徳山くん→助っ人フジタユウスケくん。
まずは昨年末のトークイベントをきっかけに今回のライブが実現するまでの経緯を、きーちゃんが説明します。
そして、徳山くんの楽曲がいかに素晴らしいかをいきなり熱く語る。リハでも良い曲ばかりであることを再確認。
「しかし、その良さを今夜みなさんに伝えられるかどうかは俺たちにかかっている!なぁ、徳山!ユウスケ!」と
気合十分でありながら出演者にプレッシャーをかけまくっているのは、さすが鬼軍曹の面目躍如といったところ。

会場全員で乾杯し、1stアルバムのオープニングナンバー「Spinning Wheel」からライブスタートです。
徳山くんの力強いボーカル。原曲ではベースを弾いていたきーちゃんもキレッキレにギターをかき鳴らします。
そして、ユウスケくんの美麗コーラスが完璧すぎる。ユウスケくん初めて見たけど歌も演奏もめちゃうまいのね。

無事に1曲歌い終えたものの、「まだ10分しか経ってない。事件です」とひとりごちる徳山くん。曲短いもんなー。
どうやらこのペースでやるとライブが30分で終わるらしい。それはそれで潔いと思うけどさすがにダメか(笑)
というわけで、曲間はトークでつながなくてはいけないので、徳山少年が堀越高校の制服着てたとか、
初対面のときのきーちゃんが不愛想で怖かったとか、色々なエピソードが披露されることとなりました。
そして、1stアルバム制作当時、健一先生が徳山くんにこんなことを言っていたらしいです。

「10~20年経ったときにバッチリはまる曲を作っといた。何なら海外持っていっても評価されるから」

そんな天才のシビれる発言を受けて始まったのは、名曲中の名曲「Close To Me」じゃないですか!
これは徳山くんに限らず、健一先生の全提供曲の中でも指折りの傑作。永遠のマイ・フェイバリットです。
先生は自分のライブでもときどき徳山曲を演奏していたけど、「Close To Me」は正式にセルフカバーしていません。
でも、2009年3月の「Focus」レコ発インストア(@タワレコ新宿)のリハーサルで、ワンコーラス歌っているんですよね。
きーちゃんもまた「良い曲だよなぁ」としみじみ。でも徳山くんへの提供曲は例外なくみんな良い曲なので、
この後、曲紹介するたびに毎回毎回「良い曲だ」と言わなきゃいけないのか、と自問自答してました(笑)

僕は近年の徳山くんのボーカルについて、少し骨太になったんじゃないかと思っていたんだけど、
本人いわく、当時と声質とか全然変わっていないらしい。意識して表現の仕方を変えているとのこと。
そこからきーちゃんが役者の凄さを語るモードに。「命削ってるよね?」「セリフってどうやって覚えるの?」
「舞台稽古ってセリフ話さないときも立ち位置とか動きがあるよね。あれも覚えるの?情報量多すぎ」とか。
そんなきーちゃんですが、徳山くんの舞台観劇中に客席で普通に水を飲んで係員に注意されたそうで。

さて、いよいよ3曲目、きーちゃんが本業たるベースを抱えます。
徳山くんと客席でコール&レスポンスの応酬(練習)がありました。

徳「ぼくとー?」 客「わたしとー!」
徳「ぼくとー?」 客「わたしとー!」
徳「ウィーーズ、ユーー!」

そのまま「WITH YOU!」に突入!…するはずでしたが、徳山くんがカウントを忘れてしまって演奏入れず。
「WITH YOU!」は、今夜のライブで唯一『One 17th』『REAL TIME』に収録されていない徳山曲でした。
2007年のミニアルバム『score BeAt』に収録されている提供曲。Aメロは「GAME」っぽいよね。

「次の曲はライブの定番で、いつも"Please Make Me Run!"と盛り上がる曲です」と紹介するも、
なぜかステージ上に流れる沈黙と微妙な空気…。なんかきーちゃんも反応できずに固まってるし。
実はこれ、徳山くんが進行をミスって次にやる曲を「Throw Away」と勘違いしたっぽいです。
きーちゃんも思わず「ビビったぁ」。徳山くんもきーちゃんの反応が妙に冷たいと感じたらしい(笑)

仕切り直し。ライブでやりたかったけどなかなかできなかった難曲という「No, Say Good-Bye」を。
徳山くんきっかけで始まる曲なのに、ギター弾くのを忘れてしまう。まだ動揺が残っていたのかな?
でも徳山くんのギターの腕前には、きーちゃんもフジタユウスケくんもびっくりしたとのこと。
初ライブでクラプトンの「Tears In Heaven」を弾き語りしたと聞いて、きーちゃんは「枯れてるねぇ」と。
徳山くんがあの印象的なフレーズをポロポロ弾き出すと、それにすぐ反応するユウスケくんさすがです。

続いてしっとり聴かせる「Love Letter」。
伏し目がちな表情や、ときどき眉をクイッと上げて歌うところが、どことなく健一先生を思わせます。

前半ラストは、「それ(他人に)あげちゃうの?」「16歳にあげるには大人っぽすぎない?」と、
当時きーちゃんも思ったらしい「Lover's Kitchen」。徳山くんも正直恥ずかしかったとのこと。
3人ともスタンディングで見事なアンサンブルを聞かせてくれました。



あ、ちなみに本日の物販で、この「Lover's Kitchen」のロゴ入りカフェエプロンが販売されました。
僕も無事にひとつ確保!ロゴは徳山くん、イラストはもちろん黒沢健一画伯のコラボ商品です。

後半は、なんと健一先生の秘蔵映像からスタート。
会場後方からの固定カメラで、先生の表情等はほとんどわからない画質。記録用です。
アンコールでひとりステージに戻ってきた先生。ほとんど叫び声に近いオーディエンスの歓声。
「アンコール用意してない」と言いながらも、「友達のために作った曲です」という紹介に続けて、
徳山くんの「Happy Birthday」がギター1本で歌われました。完全に異次元レベルのボーカルです。

ライブ後、「びっくりコンテンツ」で過去ライブのセットリストを確認(我ながら便利なページだなー)。
この映像は、2001年6月の心斎橋クラブクアトロ「B-Meツアー」のダブルアンコールであることが判明。
記録用とはいえ、B-Meツアーの映像とかあったんですね…。いやぁ、これは本当に貴重です。

素晴らしい演奏が終わり、健一先生の「どうもありがとうございましたおやすみなさい」という、
あのおなじみのあいさつに温かい気持ちになりました。深々とお辞儀。ずっと変わってないよね。
VTRの中の観客の拍手と、それを観ているカルカルの観客の拍手が、18年の歳月を超えて重なります。
後半開始早々、完全にハードル上げ過ぎた感のあるステージ上の3人ですが、きーちゃんはピアニカ、
ユウスケくんはマンドリンという特別編成によるアレンジで、「Happy Birthday」を聴かせてくれました。

健一先生の名曲「リトル・ソング」「遠くまで」が演奏されるときには、
なぜ先生はあんなに速いテンポで演奏したかったのだろうかという話題もあり。

いよいよライブも最終コーナーをまわり、最後の加速です。
「原曲でベース弾いてる」「めちゃ好きな曲」というきーちゃんの言葉から、「Sleepless Night」きたー!
きーちゃんは曲中ずっと口を大きく開けてめっちゃ歌ってる。本当にこの曲が大好きなんだろうなぁ。

そして、前半でまさかのネタバレをかました「Throw Away」へ。きーちゃんのベースがウネリまくり。
この曲も原曲のベース弾いてるのはきーちゃんで、いわく「GAME」から連なる系譜らしいんですよ。
レゲエスカ要素を意識して弾いており、自信満々でオラオラのベースラインが特徴とのこと(笑)
きーちゃんのオラオラベースについては先生もよく言及してましたよね。「HELLO, IT'S ME」とか。

まさかこの曲をアコースティックで?という「For Real」が超盛り上がる熱いアレンジで壮絶でした。
その指先から鮮血が噴き出すんじゃないかと思えるほどの激しいスラップベースと超絶ソロパート。
その鬼プレイ、神プレイに演奏後も拍手が止みません。間違いなく本日のハイライトのひとつでしょう。
「こんなに喜んでもらえるなんて…」と謙遜しながらも、ちょっぴりうれしそうなきーちゃんでした。

本編ラストは代表曲(といってもいいよね?)の「BLUE」で締め。
まだギターが弾けなかった徳山くんのために、先生は簡単なコードで構成されたこの曲を書いたらしい。
歌いながら時折見せるどこか遠くを見つめるような眼差しに、やはり黒沢DNAを感じずにいられません。

アンコールを求める拍手に応え、ほどなく3人がステージに戻ってきました。
しかし、登壇するなり「今回の出演者の中で一番チビである」というきーちゃんのびっくり発言。
「ステージで自分が一番小さいという経験はあまりない」とのこと。まぁ、ほら、L⇔Rは、ねぇ(笑)
ちなみに、きーちゃん173cm、徳山くん178cm、フジタユウスケくん179cmとのこと。
そして、笑顔で帰っていただけたらという思いでアンコールは「いつもそばに」。

ライブの途中できーちゃんも触れていたんだけど、黒沢健一が徳山くんに提供した楽曲群と、
他のアーティストに提供した曲と何が違うのかというと、「先生本人が歌っても良い」という点。
ただし、本人が歌うには「ちょっと若い」とのこと。それは衆目の一致するところだと思います。

 

徳山くんへの提供曲、特に初期2作『One 17th』『REAL TIME』には、
数ある黒沢健一提供曲の中でも、おそらく最高レベルの楽曲が多数収録されているし、
個人的には徳山くんに仮託された「黒沢健一のオリジナルアルバム」ではないかとさえ思っています。
もし前述の2枚を未聴の方がいましたら、ぜひ聴いてみてください。どうしようもなく「黒沢健一」な名盤です。

2時間以上に渡り、純正な黒沢メロディーを身体と心に沁み込ませることができて生き返りました。
そして、その時間と空間に黒沢健一の「歌」がはっきりと存在していたことが何よりうれしかったです。
もちろん先生の代わりはいないので、徳山くんが仮想的な役割を果たしていたとまでは言いませんが、
黒沢健一×徳山秀典という2人の音楽的親和性を再認識するに十分なライブだったと思います。
徳山くんからもきーちゃんからも「また次回やりましょう!」という力強い発言もありました。楽しみですね。

というわけで、4年4ヶ月ぶりのライブレポでした。
読んでいただきありがとうございました。

では、また。

+ + + + +

2019.7.19(Fri) 東京カルチャーカルチャー
SEAT AND MUSIC spin-off
SETLIST

01. Spinning Wheel
02. Close To Me
03. WITH YOU!
04. No, Say Good-Bye
05. Love Letter
06. Lover’s Kitchen
07. Happy Birthday
08. リトル・ソング
09. 遠くまで
10. Sleepless Night
11. Throw Away
12. For Real
13. BLUE
EN
14. いつもそばに


■ Crazy 完全な大人/℃-ute



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黒沢健一::黒沢健一


プロモ盤コンテンツ公開しました

2018.07.18

お久しぶりです。ひろニクルです。

プロモ盤のコレクションをびっくりコンテンツにまとめておきたい、と長年考えていました。
忙しかったりヤル気がなかったりで未着手でしたが、一念発起して作成しました。疲れた…。

【びっくりコンテンツ PROMO】
:: L⇔R | POLYSTAR years
:: L⇔R | PONY CANYON years
:: 黒沢健一 | MOTORWORKS

「Last Roll」「Looking Back」連動キャンペーンの8cmCD(ビートルズのカバー『Across The Universe』収録)とか、
「Let me Roll it!」のボーダージャケとか、未所持のプロモ盤もあるので、残念ながらコンプリートではないんですけどね。
メンバーとスタッフの遊び心(マニア魂)が見事に反映された傑作プロダクツの数々を、ぜひじっくりと眺めてみてください。

+ + + + +

公式サイトの feature が本日更新されましたが、
L⇔Rのアナログ盤カッティングに立ち会ったという当時の担当ディレクターF氏のメモが、一部公開されています。

・健一から 10inch ジャケットの紙質チェック(厚めにしたい)
・中袋にディスコグラフィー


上記メモの内容から察するに、おそらくこのアナログ盤は、非売品の「Singles & Vol.2」ではないかと!
健一先生のキャリアで、"10inch盤"は「Singles & Vol.2」だけだし、内袋にディスコグラフィー印刷されてるし。
詳しくは、プロモ盤コンテンツ(ポニーキャニオン編)で確認してみてください。



でも、一般販売されないプロモ盤のカッティングにメンバーがわざわざ立ち会うかな…っていう気もするし。真相はいかに。


■ Return To Love/黒沢健一


> 今晩は。悩みましたが11日に行く事にします。
> ニクルさんは家族で参加しますか?
>
> 大穴以外は参加していました。出来れば鳥肌もののグローブ座のアカペラを希望ですね。
> 黒沢健一のボーカリストとしての声力が一番伝わると思うんです。聞いた時に素敵過ぎて涙が溢れましたし。
> よーく考えたらソロ活動を始めてから来年で20周年ですから大作を期待しています。
>
> raindrop


raindropさん、お返事が大変遅くなり申し訳ありません。
こちらのメッセージをいただいたのが昨年8月ですから、約1年も経ってしまいました。
2017年8月11日は、タワレコでDoubtツアーのDVD先行上映会が開催された日でしたね。
僕は参加しませんでした。やはり気持ちの整理がつかず…。購入したDVDもいまだ未開封のままです。

さて、前回のエントリ(って1年前かよ)で予想した「黒沢健一のソロライブDVD」ですが、本命的中しました!
raindoropさんも挙げた、ノーマイク・ノースピーカーの「God Only Knows」。2009年のグローブ座でしたね。
実はこのDVDも、購入後は未開封のまま一度も視聴できていないんです。いつか観れる日が来るのかな…。

> ニクルさんにしかわからない事なので質問です。
> 2回聞いた記憶があるのですが「LOVE SONG」というタイトルだったか、
> 新曲を演奏していたと思うのですが、別タイトルで発売されましたっけ?
> 教えて頂けると嬉しいです。


2011年のグローブ座公演(NEW DIRECTION)で初めて披露され、
2011~2012年にかけて集中的にライブで演奏された「LOVE SONG」ですが、
2013年リリースのアルバム「BANDING TOGETHER in Dreams」には収録されませんでした。
そして、同年のカルカル公演以降は演奏されておらず、残念ながら未リリースのままです。



メッセージはお気軽にどうぞ。

黒沢健一::L⇔R


DVD化される黒沢健一のソロライブをこっそり予想する日記

2017.07.24

:: 洋楽カバーを収録すると、、、 | 黒沢健一オフィシャルサイト : feature

やはり気になるのは、いったいどのライブが映像化されるのか、ということでしょう。
手掛かりは、「ビーチボーイズの曲を1曲使用許可申請中」という feature の一文です。
以下の公演が候補として挙げられるかと思います。みなさんの予想はどうですか?

◎本命
:: TOUR without electricity 2009 ~弦カルspecial THEATER version~ reprise
:: 2009.12.5 (ライブレポ)
ダブルアンコールでビーチ・ボーイズの「God Only Knows」が演奏されている。
ノーマイク・ノースピーカーの衝撃の名演。いまでも眼前にはっきりとその光景を再現することができる。

○対抗1
:: TOUR without electricity 2008 @横浜赤レンガ倉庫
:: 2008.5.26 (ライブレポ)
この日が初披露となった名曲「Rock'n Roll Band」、ピアノ弾き語りの「君虹」等、重要なライブのひとつ。
アンコールでビーチ・ボーイズの「God Only Knows」が演奏されている。

○対抗2
:: LIVE TOUR 2001 "SOUVENIR"
:: 2001.12.24-12.29 (セットリスト)
本編でビーチ・ボーイズの「God Only Knows」が演奏されている。
ツアー最終日では、ダブルアンコールでBB5以外の「Long Tall Sally」が演奏されているため、
最終公演のフルサイズ収録といったケースでは、また別な権利処理が発生するという懸念点も。
管理人が初めて黒沢健一の音楽に生で触れた思い出のライブだが、映像は残っているのだろうか。

○対抗3
:: ソロライブ2007 "年末歌い納め" ~*配信はじめました。~
:: 2007.12.29 (ライブレポ)
伝説の復活ライブ。アンコールでビーチ・ボーイズの「God Only Knows」が演奏されている。
すでに「LIVE without electricity」としてCD化されている公演だが、完全版DVDリリースなるか。
しかし、「Alison」「Blue Suede Shoes」といったBB5以外の曲も演奏されているため、
フルサイズ収録となった場合には、また別な権利処理が発生するという懸念点もある。

×大穴
:: ツアー気分2007 "SEAT AND MUSIC"
:: 2007.12.27 (ライブレポ)
記念すべきカルカル初ライブ。アンコールでビーチ・ボーイズの「God Only Knows」が演奏されている。
年末歌い納めライブと同様、「Alison」「Blue Suede Shoes」とBB5以外の曲が演奏されているため、
別な権利処理が発生するという懸念点もあるが、そもそもカルカルライブ自体が映像化は困難か。


いや、まぁ、正直なところ、もうどのライブでもいいんです。早い話が全部観たいのです(笑)


■ God Only Knows/黒沢健一


> ひろニクルさん
> お久しぶりです。raindropです。
> お元気ですか?8月18日にdoubt tourのDVD発売も
> 決定しました。これを機に誕生記念祭して欲しいですね。


ご無沙汰しております。色々ありますが僕はボチボチやってます。
いやー、DoubtツアーのDVDリリース、raindropさんの予言(?)どおり、
本当にタワレコで「誕生記念祭」決まっちゃいましたね…。すごいなぁ。
今後ファン同士が集まる機会は(寂しいですけど)減ってしまうでしょうから、
そういった意味でも、今回の上映会は貴重なイベントになるかもしれません。



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黒沢健一::黒沢健一


武道館ライブの『GAME』を比較検証する

2017.02.03



「PV+」では『GAME』の武道館ライブ映像がカットされると聞き、いてもたってもいられず、
「PV」と「Live at Budokan」の『GAME』を、それぞれTVとPCで同時再生して比較検証しました。

まぁ、映像素材としては先日リリースされた「Live at Budokan」と同一テイクなので、
あえて今回リリースされる「PV+」に収録する必要がないといえばないんですけども、
「PV」と「Live at Budokan」では編集(カット割)がかなり違います。当然、印象も異なります。

つまり、「PV+」と「Live at Budokan」を所有していたとしても、
従来の「PV」の価値が皆無になることはありません。
「PV」バージョンの『GAME』は、「PV」でしか観ることができないからです。

もちろん「編集」という行為には必ず作り手の主観が流れ込むもので、
そういった意味では「Live at Budokan」は全編通じて、制作側のメッセージ性が強く、
2017年の「いま」リリースすることの意味が前面に押し出された編集だと感じました。

どちらの『GAME』が映像として優れているかという優劣の話ではなく、あとは好みでしょう。
例えば、イントロ後のきーちゃんジャンプ(…信じられないくらい跳んでますよねあれ)、
遠山さんの華麗なターン等を堪能するなら、「Live at Budokan」より「PV」がおすすめです。


■ GAME/L⇔R



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黒沢健一::L⇔R


黒沢健一を偲ぶ献花の会

2017.01.24



 「はろーいっつみー」が 一ばんすきだよ。
 ライブにいってみたいから、げんきになってね。

と、お見舞いのメッセージを送った娘ですが、
記帳を済ませ会場に入ると、ちょうど流れてきたのは「HELLO, IT'S ME」。
もちろん偶然だとはわかっていても、なんだか不思議な気持ちになりました。
関係者の皆様、本当に素晴らしい機会を作っていただきありがとうございました。

唯一心残りだったのは、半ば意識が朦朧としていたことと、「立ち止まらずにお進みくださーい」という
スタッフさんの誘導が重なったこともあり、楽器や衣装、CD・レコード、写真やイラスト等の展示物を
しっかり見ることができなかったことです。会場の外に出てから、ほとんど記憶がないことに愕然・・・。
しかし、公式サイトで会場の様子が早速アップされ、失われた記憶を少し取り戻すことができました。
シゲさんもブログを更新されています。ありがとうございます。

+ + + + +

あの日から僕は、今を乗り切るためにいったい何ができるのかを考え続けていました。
そして、「黒沢健一の音楽を聴くより他に道はない」というシンプルな結論に達しました。
その音楽遺産に含まれる意味の大きさ、重さに途方に暮れてしまうことがあっても、
何度も聴くことが、その音楽を好きだということの実践に他ならないからです。

通常、伝説とは歴史のある一点で静止するものですが、
黒沢健一の産み落とした音楽は今もなお未来に向かって伸びていると僕は確信しています。
だから「終わらない」んです。これからも意味を生産し、更新され続ける音楽なんです。

でも正直やっぱり・・・

寂しい。
悲しい。
切ない。
心細い。

音楽の神さまが早熟に寄り添ったことは誰の目にも明らかですが、
もう少し晩成に付き合ってくれてもよかったのではないかという思いは消えません。
僕たちは、未来の名曲をどれだけ失ったのでしょうか。



メッセージはお気軽にどうぞ。

黒沢健一::黒沢健一


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