:: びっくり日記

マイク・スミス死去

2008.02.29



DAVE CLARK FIVEのボーカル、マイク・スミスが亡くなりました。
http://www.bounce.com/news/daily.php/13205/

サックスのデニス・ペイトンに続き、またひとりDC5のメンバーが逝ってしまいました。
ロックチューンの騒々しさはマイクのソウルフルかつ荒削りなボーカルあってこそだったわけで、
同時にまた、ミディアムバラードの切なさや哀感も、やはりマイクのナイーブな歌声あってこそでした。

ご冥福をお祈りします。


■ Hurting Inside/DAVE CLARK FIVE


> ひろニクルさん、寒いですがお元気ですか?
> 東京でも雪が降ったりしているそうですね。ここ静岡では、雪はもう何年も降っていません。
>
> NHKのFMで、一発目で先生に質問に答えてもらえてうれしかったです。
> ただ、私的には「509」=ファイブオーナインと読んで欲しかったので、
> 「ゴーマルキュー」は、ガクッとしてしまいました。109かっ!先生もがっかりしたことでしょう・・・。
> でも、ひたすら石畳の話で、黒沢ワールド炸裂でおもしろかったです。
> 部屋も石畳風なんですか?と言うようなことを質問されて、
> これまた「そーゆーことじゃないだろ!」とラジオの前で突っ込みいれてしまいました。
> 文化とか、歴史とか、雰囲気とか、すべて含めてお好きなんでしょうね。
> 行った事ないですが。いつか行ってみたいものです。
>
> メモカぴあ、小さいサイズで注文したら、当たり前だけど小さかった・・・。
> 大きいサイズにすればよかったと後悔。フミ509でした。


フミ509さん、メッセージありがとうございます。
静岡は雪が降らないのですか?衝撃の事実です。そういう風土なのでしょうね。
近所の商店街のスピーカーからは、音の割れたSPEEDの「White Love」が流れています。
僕はHITOE'S 57 MOVEの再始動を心待ちにしているのですが、いまだ願いは叶いません。
NHK-FM、フミ509さんのお名前が読まれた瞬間におもわずピクッと反応してしまいました。
さすがにクロケン上級者でもなければ「ファイブオーナイン」とはなかなか読んでくれないと思います(笑)
メモカぴあ、僕は2サイズ注文しましたが、たしかに小サイズだと物足りないかもしれませんね。
また次の機会があるかもしれないので、そのときにはぜひ思い切ってデカデカサイズを注文しましょう。



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音楽::British Beat


ブランディン出張イベント DC5特集!

2007.09.23

前回来たのがいつだったかよく覚えていないほど久しぶりに武蔵小山へ。

駅前にあった中古レコードショップ「也(nari)」はすでに閉店していて、
いまはリフォーム会社になっていました。結構お気に入りだったので残念です。

アゲイン アゲイン

さて、本日の目的地はLive Cafe Again
新装開店したペットサウンズレコードの地下にあるカフェです。
なんと、DAVE CLARK FIVE(以下、DC5)を真っ昼間から爆音で聴くという、
我々ニクル夫妻にぴったりな素敵すぎるDJイベントが開催されるというではないですか!
ハリー堀田さんからメールで教えていただきました。本当にありがとうございます。

入店して、まずは初めてお会いするハリー堀田さんとお友達の方にご挨拶と簡単な自己紹介。
着席すると、手書きのリクエストカードとDC5の米国シングル一覧表が店員さんから配られました。
品番、タイトル(A面B面)、チャートポジションがわかりやすくまとめられています。嬉しい。
こういった有意義な資料を提供して下さるあたり、さすがペットサウンズレコードのお膝元(?)です。

店内壁面には10cc、デイヴ・メンスン等がかつて来日した際のチケット半券がたくさん飾られていて、
それらを眺めているだけでもめちゃめちゃ楽しくて時間を忘れてしまいそうです。
料理は、お肉を使わないカレーやオムライスなどのヘルシーメニューが中心。
僕たちはシフォンケーキとチーズケーキをオーダー。なんと各200円。安すぎ(笑)
しかも、イベント入場料の1500円は1ドリンク込みのお値段。とっても良心的です。

今回はブランディン出張イベントということで、ゲストにはCRTでもおなじみの宮治淳一さん、平本肇さん。
そしてここ数日、徹夜続きでフラフラというカフェオーナーの石川さんが司会進行です。
ちなみに石川さんは、あの「バートン・クレーン作品集」を自費制作された偉い人。

3連休ど真ん中の、それも真っ昼間にDC5を爆音で聴きまくるという、
こんなコアなイベントに集まってる皆さんはどこか宗教じみている、と笑う宮治さん。
いやいや、そのニッチなイベント性が逆にDC5ファンのテンションをあげるのです(笑)

うーん、やっぱり7インチ盤は音が太い!CDだとなんかスカスカだもんなぁ。DC5はアナログで聴くのが良い。

僕たちの近くの席に座っていたペットサウンズレコードの森店長が、
お知り合いの方と「L⇔Rの黒沢くんが・・・」と話しているのがふと聞こえてきまして、
ひじょーに話の内容が気になったんですけど、DC5の爆音にかき消されてしまいました(笑)

15分のトイレ休憩を挟んで、第2部はリクエスト大会です。

僕がリクエストしたのは「Remember, It's Me」と、「I Can't Stand It」のUKバージョン。
ちなみにL⇔Rがカバーしたのは、USバージョンの「I Can't Stand It」ですね。
UKバージョンの方が粗暴で性急でやかましい。僕はこっちのほうがDC5らしいと思う。

結局、「I Can't Stand It」は見送られてしまいましたが「Remember, It's Me」を流していただきました。

石川さん:「これはまた渋い曲ですねぇ。レコード探しちゃいましたよ」
宮治さん:「プロの選曲ですよ」

プロどころかまるっきり素人の僕ですが、お褒めいただきありがとうございます(笑)
別にDC5通を気取ってマニアックな選曲をしてやろうと思ったわけではなくて、
単純に一番好きな曲をリクエストさせていただいただけです。至高の名曲ですね。

「Glad All Over」の各国盤聴き比べも楽しかったなぁ。
◇日本盤・・・どうにもこうにも音がモコモコしてる。なんとなく遠くで演奏しているような感じ。
◇米盤・・・音のヌケが素晴らしい。でも高音がやや不自然で耳障りに思える場面も。
◇英盤・・・すごい生々しい音質。音圧もあるし、バランスが良くて聴きやすい。僕は一番好き。

曲出しの度に、タイトルコールせずに「爆音!」と言う宮治さんがチャーミングでした(笑)

楽しい時間はあっというまに過ぎてしまうもので(常套句)、いよいよ終演時間です。
「Any Way You Want It」、「Catch Us If You Can」あたりを除けば、
代表曲はほとんど聴いたかなぁと思っていたら、ペットサウンズレコード森さんからアンコール。
「聴き忘れた曲を・・・」といって、なんと「Any Way You Want It」をリクエストされました(笑)
やはりこの曲を聴かないと締まらないですもんね。さらにWアンコールで「Catch Us If You Can」(笑)
結局、代表曲はほとんど網羅してしまった大充実のイベントになったのでした。心底楽しかった。

次回の出張ブランディンは、11月10日。キャロル・キングとのことです。

お店の出口付近でオーナーの石川さんにバッタリ。
「すごく楽しかったです」と一言だけお礼を言うつもりだったのに、
いつのまにか世界中のDC5マニアが羨むような貴重なお話まで・・・(笑)
僕が黒沢健一ファンサイトの管理人をしていることを話したところ、
「L⇔Rは若い世代にDC5の音楽を広めてくれた」と。いや、嬉しいじゃないですか。
そして石川さんは、ルラルの大ファンでもあるらしいです。
ライブを観るために、彼女たちの故郷である石川県まで行ったというから半端じゃない。

DC5への愛があふれる石川さんの個人サイトへのリンク許可もいただきました。
http://www.jah.ne.jp/~ishikawa/(ホーム)
http://www.jah.ne.jp/~ishikawa/dc55.html(DC5のページ)

DC5ページ下部の「私が選ぶDC5 BEST10」のコーナーは、一応BEST10と銘打ってはいるけれども、
4ジャンルに分けて選んでらっしゃるので合計40曲もあるという(笑)
好きな曲が多すぎて、とても10曲なんかには絞れないという石川さんの気持ちが伝わってきますね。


■ Remember, It's Me/The Dave Clark Five


> 石原の小説は何冊か持ってるから読みたいなら貸すよ。
> ただし、あまり面白くないけど。


たしかに、ときとして色も匂いもない粗略単調な作品もありますね(笑)
でも「わが人生の時の~」シリーズは掛け値なしの傑作だと思いますよ。



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音楽::British Beat


DC5のCD

2007.08.25

DAVE CLARK FIVE

本日のディスクユニオン吉祥寺店でのお話。

妻ニクルが新入荷の棚でDAVE CLARK FIVE(以下、DC5)を見つけました。
5~6年前にドイツのRock-In-Beatというとっても怪しいレーベルから発売された、
「I LIKE IT LIKE THAT / TRY TOO HARD」の2in1CDです。

いまやDC5のCDは世界的にも廃盤なので、収録曲を見て買うか買わぬか決めるというより、
とにかくなんでも「見つけたら即買い」という次元であろうと思います。
今回のCDは定価2,000円ですが、販売価格は2,300円。廃盤なのでプレミアがついています。
しかし彼らのCDに限って言えば、300円くらいはプレミアのうちに入らないでしょう。

今回の「I LIKE IT LIKE THAT / TRY TOO HARD」は僕がすでに持っているので、購入見送り。
でも、発見者の妻ニクルはCDを手にしたまま名残惜しそうにしばらく店内を徘徊してました(笑)
最近はあまり中古で見かけなくなったし、お互いDC5好きとしてその気持ちは充分にわかるけどね。

ドイツのRock-In-Beatというとっても怪しいレーベルによる一連のDC5再発の折、
迷うことなく全タイトル揃えておいて良かったなぁ、と今になってつくづく思います。
アナログ盤からのコピー(針飛びしている箇所があるので間違いない)とはいえ、
安易な選曲のベスト盤ではなく、オリジナル盤のフォーマットで彼らの音楽を楽しめる上、
ボーナストラックにはバージョン違いや未収録曲などの貴重音源が盛り沢山なのです。

ちなみに僕の一番好きなオリジナルアルバムは「WEEKEND IN LONDON」。
いわゆるブリティッシュ・ビートからは少し距離を置いた作風だけど、バラード名曲多し。

あ、そうそう。
「I LIKE IT LIKE THAT / TRY TOO HARD」には、「Pumping」という曲が収録されています。
L⇔Rの「Pumping '92」と聴き比べるとなかなか楽しいですよ。
右から読んでもDC5CD、左から読んでもDC5CD。
DC5を聴きはじめようかなぁと考えている方は、売り切れる前にディスクユニオン吉祥寺店へ急行!


■ 電話でサヨナラ/The Dave Clark Five


> 感想ありがとうございます!
> 私としては、今回の曲「健一先生はもっといけるはずだ!」と思ってしまいました。
> 確かに、アレンジの仕方によって曲が変わって聴こえますよね。
> 詳しく分からない私にも、その違いは何となく分かります。
> もっと黒沢健一の曲を活かして欲しい。健一先生Fight~!!
> ちなみに、立体感のあるアレンジってどんな感じなのでしょうか?


僕はプロのアレンジャーでもなく、聴いて何かを感じるというセンスも人並み以下なので、
抽象的、感覚的なものとして「立体感のあるアレンジ」という言葉を使います。
つまり、明快な言葉で定義することはできません。なんとなくイメージで捉えて下さい(笑)
「猿の記憶」は立体的なアレンジだなぁ、と感じます。多層的で空間の広がりを感じさせる音。
逆に、「Let me Roll it!」や「curve509」といったアルバムは、シンプルで平面的なアレンジです。
「Knockin'~」や「GAME」のシングルバージョンと聴き比べるととてもわかりやすいのですが、
アルバムでは各楽器の音が一塊となってますよね(これはアレンジというより音質の領域かも)
もちろんどちらが良い悪いという話ではなく、それは100パーセント聴き手の好みの問題です。
色々書きましたが、今回の徳山曲の物足りなさの要因としては、アレンジうんぬんだけではなく、
「健一先生のコーラスがない」ということも大きいんじゃないかと個人的には思っております。



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音楽::British Beat


デイヴ・クラーク&フレンズ

2005.10.10

風邪が治りません!
この三連休はあまりに寒かったので、押入れからハロゲンヒーターを出しました。



三軒茶屋フラップノーツの新入荷コーナーで、「デイヴ・クラーク&フレンズ」発見!
DC5解散後に、デイヴ・クラークとマイク・スミスによってこっそり発表された幻のアルバムです。
3年前にインディーズのウルトラ・ヴァイブから国内盤CDが発売されて、
そのうち買おう買おうと思いつつ後回しにしていたら、店頭からきれいさっぱり消えてしまったという代物。
あまり中古では流通しないのにほぼ半額で入手です。ライナーに岡井さんやL⇔Rの文字を発見。嬉しい。

でも内容は、やっぱり60年代のDC5とはちょっと別物という感じかなぁ。
いや、もちろん楽曲そのもののレベルは一定水準以上だとは思うんだけど、
妙に洗練された小洒落アレンジのせいで、DC5特有のロック的カタルシスが欠落してしまっている。

それでもやっぱりマイク・スミスのボーカルは格別です。青い目をしたファッツ・ドミノ。英国の宝でしょう。
そのマイク・スミスと、マイク・ダボの2人によるデュオ、スミス&ダボのアルバムにも興味津々。
近いうちにCD探して聴いてみましょうか。


■ 3406/DAVE CLARK FIVE


> そろそろ「sunset」も再購入するタイミングなのでは?(笑)
> ちゅーか、ほんとに兄さん大好きっ子に生まれ変わっちゃったよね。リキッド恐るべし。
> ツアーも東京公演全部おいでよー。絶対満足すると思うよ。
> ほら・・・来年になったら兄さん何やり出すかわかんないし(笑)


「sunset」はね、僕が売り飛ばした分がずっと棚に残ってたんだけど、
先日お店に行ってみたらすでに誰かに拾われておりました(笑)
新しい土地で大切に可愛がられていることを願っています。
ぴあに行ってみたら、東京公演はAX以外はソールドアウト!

> 1回目が大事MANだったんですね。僕も年に一度は友達とこのバンドの話で盛り上がりますよ。

なんといっても「草加のサザンオールスターズ」ですからね(笑)
年に一度と言わず、月イチくらいで盛り上がってみて下さい。

> 3周年おめでとうございます!
> 色々苦痛なこともあるかもしれませんが、どうかマイペースに無理せず続けて下さいね。


ありがとうございます。4年目もびっくり日記のスタンスは何ら変わらず、
ダラダラとこんな調子で続いていくと思いますので、どうぞよろしくお願いしますです。

> 3周年おめでとうございます!これからも楽しませてもらいます☆ がんばってくださいー。

ありがとうございます。
今年は秘境温泉のような存在を目指したいと思います(謎)



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音楽::British Beat


DC5ファンのマストアイテム!

2005.02.20

昨年インディーメーカーからひっそりと発売されるも、あっというまに店頭から姿を消し、
入手困難となっていた、デイヴ・クラーク・ファイヴ(DC5)の「BEST OF TRUE STEREO」。
ダメもとで@TOWERに注文してみたら・・・

DC5の「BEST OF TRUE STEREO」

届いちゃったよ。すごいよ@TOWER。

3週間かかったけど、そりゃあもうめちゃめちゃ嬉しかった!
これ、なにがすごいってステレオ音源だというところ。しかも擬似ステレオじゃなくてトゥルー・ステレオ。
今まで彼らのトゥルー・ステレオは、2枚のアナログ盤(激レア!)でしか聴くことができなかったんです。
今回のCDはもちろんデジタル・リマスタリングされていて、
モノラルではわかりにくかった各楽器の音が、とてつもなくクリアに聴き取れるんです!興奮!
初期のゴリゴリとした“押しの強い”楽曲に関しては、正直モノラル音源のほうが迫力があるとは思うんだけど、
DC5のもうひとつの魅力であるメランコリックなバラード群は、ステレオで聴いて一層好きになりましたね。
ファンにとっては最高の1枚です。
さらに盤面はピクチャーレーベルになっているんだけど、これがまた気絶するほどかっこいい!!


右上のメンバーのウルトラマンポーズが気になる・・・。

DC5過小評価の原因は明らかに現行流通しているCDの少なさにあるわけで、
いつでも気軽に彼らの音源が入手できる環境を、何とか整えられないものなのでしょうか。
リーダーのデイヴ・クラークが全音源を管理している以上、権利関係の問題で難しいんだろうなぁ。


■ Pumping/The Dave Clark Five



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