:: びっくり日記

羽生善治、名人復位

2008.06.18

:: 羽生善治、十九世名人の資格を獲得(日本将棋連盟)
:: 羽生二冠が名人位奪取、永世名人の資格獲得(asahi.com)
:: 羽生「最強」時代、再び 執念で永世名人に(asahi.com)
:: 羽生新名人、強さの秘密は何か 関係者に聞く(毎日jp)

というわけで、我が家の昨夜の会話。

僕ニクル: 「羽生先生が名人になったよ!」
妻ニクル: 「え、もともと名人じゃないの?」

将棋界には7つのタイトルがあって、「名人」もそのなかの1タイトルに過ぎないわけですが、
将棋ファン以外にはほとんどそんなことは認知されておらず、将棋の強い人=名人という感じですよね。
プロ棋士は名人への挑戦権を得るために1年間かけて、順位戦(総当りリーグ戦)を戦っているのです。
また、羽生先生は1996年の7冠独占時のイメージが非常に強いために、
名人位を保持していない期間であっても常に「羽生名人」と呼ばれることが多いと聞きます。

これで獲得タイトルは名人5期、竜王6期、棋聖6期、王位12期、王座16期、棋王13期、王将11期の計69期。
1991年から一度も、ただの一度も無冠になったことはありません。常に第一線。まさに不世出の天才。
そして永世称号(野球における永久欠番のようなものでその肩書きは消えません)も、
永世名人・永世棋聖・永世王位・名誉王座・永世棋王・永世王将と軒並み獲得。残るは永世竜王のみです。
「羽生7冠」という次元ではなくもはや「羽生永世7冠」も目前。通算成績は1028勝384敗(勝率7割2分8厘)。

人間じゃないでしょこれは・・・。


■ RADIO L⇔R/L⇔R


> SHM-CDってそんなに音が良くなるもんじゃないの?
> ガンズとモトリ―クルーの新譜がSHM-CDだから期待してたんだけど・・・。


少なくとも「悪くなることはない」ですから、実際に購入して聴き比べてみて下さい(笑)
ただ、メーカーの宣伝文句のようにドラスティックに音質が変化することはないんじゃないかと。
もちろん感じ方に個人差はあると思いますが、SHM-CDか通常CDかというよりも、
元々のリマスタリングがどれだけ効果的に施されているかのほうが重要でしょう。

オリジナル音源(なんか音がモコモコ、録音レベルも低くて迫力不足)
  ↓
  ↓ ※ここの変化は「劇的」
  ↓
デジタルリマスタリング(鮮明なサウンド、音圧アップ)
  ↓
  ↓ ※ここの変化は「微妙」
  ↓
SHM-CD(CDの素材変更、音質向上してる・・・かも?)



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趣味::将棋


谷川浩司トークライブ&サイン会

2008.01.20

今日は憧れの谷川浩司先生のイベントに行ってきました。

が。

・・・チケットを忘れたことに気がついたのは会場に到着する3分前でした。
昼休みにわざわざ会社を抜け出して前売券を買いに行った僕の苦労はいったい(泣)

会場の紀伊国屋サザンシアターに着いたのが開場20分くらい前。
高島屋との連絡通路にはすでに入場待ちの列ができていました。僕も当日券買って慌てて並ぶ。
サイン会に参加できるのは会場でDVDを購入した先着100名のみなので、
当落ギリギリのラインかもしれないと心中穏やかではありませんでしたが、
ロビーで無事にDVD購入を購入した際に渡された整理券を見ると、整理番号50番!やった!

客層の男女比は92.5%が男性ではないかと思いました。シルバー925並みの純度。
年齢層は幅広い印象でしたが、僕と同年代の「谷川世代」がやはり多かったように思います。

第1部はトークライブ。
聞き手は、棋界きっての美人棋士であるお二人、矢内理絵子女流名人と鈴木環那女流初段。
初めてお会いする谷川先生は佇まいが素晴らしい。さすがは永世名人としての風格があります。
やはり聞き手が女性ということもあるのでしょうか、
「まずは奥様のお話から・・・」という切り口に、「どどどどどーしてそこから!?」とのけぞる先生(笑)
棋士シリーズDVD第1弾に選ばれたことについては、公式見解として「名誉なことです」と言いながらも、
「実験台にされたかな?(笑)」と。今回のDVDの売上次第でシリーズの今後は大きく左右されそうです。
また、将棋は厳しい勝負の世界なので勝敗にこだわるのは当然のこととして、
美しい棋譜を後世に残していきたいという思いがいまでは強くなったとのこと。
そして「ライバルを一人挙げるとすれば誰ですか?」という問いには、
最近は自分がだらしないので名前を挙げるのはいささか憚られるのですが...と前置きした上で、
やはり現時点で155局もの激闘を繰り広げ(信じられん)、数多くの名局を残してきた羽生さんの名前。

第2部は谷川先生の講演「将棋から学んだもの」。
第1部が終わって矢内・鈴木ファンがごっそりいなくなるのでは、と先生は心配されたそうです(笑)
「引き出し」「3つの顔」「買い物」「醍醐味」という4つのテーマで、とてもわかりやすい講演内容でした。

1. 将棋研究のために様々な「引き出し」を用意することで毎日勉強を続けることができる。
2. 棋士は勝負師、研究者、芸術家という「3つの顔」をバランス良く保持すべき。
3. 最善手を見つけるための思考は、デパートでスーツの「買い物」をする行為によく似ている。
4. 常識外の一手を発見するのが将棋の「醍醐味」である。 ←谷川先生の棋譜へのこだわり

3の「買い物」の話題は、さらに交通トラブルに直面した際の比喩へと派生しました。

どうしても東京から大阪まで帰らなくてはいけない。
しかし車両トラブルが起きて新幹線は全線ストップ、さらに大阪行きの飛行機も全便満席である。
さて、どうしたらいいだろうか。・・・ここでパニックになる人は一流の棋士にはなれないとのこと。
羽田→岡山空港→電車というルートは?羽田→徳島空港→バスというルートは?
たとえ本筋でなくとも、冷静にいくつかの最善手を探して判断する能力が棋士には求められる、と。
将棋の対局でも1年に1度くらいはこういった例えがあてはまる難しい局面があるらしい。

講演の後は、予定外のフォトセッション。ステージ上に並んだ3名を自由に撮影可。
もちろん僕も撮りまくり。こんなことならちゃんとデジカメ持ってくれば良かった(チケット忘れた男)

数分間のフォトセッションが終わり、いよいよ第3部は谷川先生のサイン会です。
あらかじめ用意されているDVDパッケージに先生が目の前でサイン。さらに握手まで!
結局、「よろしくお願いします」と「ありがとうございました」しか言えなかった(笑)
まぁ、子供の頃からずーっと憧れているカリスマですからね・・・めちゃめちゃ緊張したのです。

見よ!これが天才・谷川のサインだ!

谷川浩司サイン 谷川浩司サイン拡大

神戸大使の名刺もいただきました。

谷川浩司名刺

谷川浩司名刺裏

裏面には詰将棋が(笑)


■ Love is real? (version)/L⇔R


> yuiyuiです、こんにちは。
> 着々と健一先生の活動や関連事項が報告されていて、サイトに遊びに来る度、幸せを感じます。
> 今年はもっとって、期待していいですよね!?
> 2月1日のライブの日程があと5日、いや、せめて3日遅かったなら参戦可能だっただけに、
> 私はやはり、年明け早々。。。(涙)ですが。
>
> とりあえず強化月間は頑張っていますよ、ありがとうございます。
> ひろ二クルさんもお忙しいようですが、頑張ってくださいね!!


yuiyuiさん、こんにちは。今年の先生には期待していいと思います!根拠はありませんが(笑)
あ、サニーロックライブは参加できないのですか。残念です。では張り切ってレポ書きますね。
僕の強化月間は相変わらず健一先生と、まもなく新作が発表されるデフ・レパードです。

> 永作をネタにするな(笑)

そういえば永作さんも茨城県出身ですよね!(さりげなく話題をそらす)
黒沢兄弟、宮内タカユキ、石井竜也、堂島くん、キタキマユ、KATSUMI。
そして、もはや誰も覚えていないであろう「美少女仮面ポワトリン」の花島優子。
才能あふれる人材を数多く輩出している茨城県はすごい!
うちの祖母も茨城なので、僕の身体にもイバラキの血が脈々と流れております。



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趣味::将棋


森田将棋を語る

2008.01.10

AI将棋

将棋から完全に離れてしまったブランクが長過ぎてすっかり腕がなまってしまいました。
そこで将棋の基礎をおさらいしながら、強かった時分の勘を取り戻したいという思いで、
将棋ファンの間でもなかなか評判の良いPC用ソフト「AI将棋」をAmazonにて購入。
いやー強い強い。10級から3段までレベル設定できるんですが、8級に勝つのがやっとです(笑)

森田将棋

ファミコン黎明期の唯一の将棋ソフトは「本将棋 内藤九段将棋秘伝」だったのですが、
内藤國男先生ご本人の足元にも及ばぬ思考ルーチンの貧弱さでした(バグも多かったですね)
そんな折、史上最強という触れ込みで登場した本格派の将棋ソフトが「森田将棋」。
ちなみにファミコンで初めてバッテリーバックアップを採用した記念碑的ソフトでもあります。
将棋好きの僕が「森田将棋」を買ってもらったのは小学校高学年の頃だったでしょうか。

なにぶん昔のことで記憶が曖昧なのですが、たしかコンピューターの強さは3段階から選べて、
レベル2相手だとかろうじて辛勝。レベル3だとかなり、というか猛烈に手ごわかった覚えがあります。
しかし所詮はファミコンの非力な8ビットCPU。次の一手を考えるのに、とにかく時間がかかるのです。

学校に行く前に僕がまずは一手指すと(朝からファミコンやってる時点でダメ小学生疑惑)、
コンピューターは「思考中です」というメッセージを表示して、そのままダンマリと長考を始めます。
仕方がないのでファミコンの電源は入れっ放しにして、テレビだけを消して登校したことがありました。
そして無意味で退屈な授業を終え(尾崎みたいなこと言ってる時点でダメ小学生確定)、夕方に帰宅。
テレビの電源を入れてみると、なんといまだに「思考中です」の文字。いつまで考えりゃ気が済むんじゃあ!
しかしそんなのんびりコンピューターが相手でも、辛抱強く対局終了まで指しました。しんどかった・・・。
一手指すのに半日以上もかかるようなゲームとよく付き合っていたもんだ、と当時を思い出しては感心する次第。

大人になると日常の些細なことでついイライラしてしまうことも多いわけですが、
そんなときにはファミコン版「森田将棋」の大らかさを思い出せば、大抵のことはどうでも良くなってきます(笑)
精神衛生上とても好ましいソフトなのです。


■ 勝利だ!アクマイザー3/水木一郎


> どうも。BBSで書き込みしたことのあるBerryです。
> リニューアルして自己紹介の文章を読ませていただいたのですが、
> 私も国語と英語しかない東京の某大学に滑り込み入学した経歴があります。
> さらに小手指のことを「小手先」だと思っていた時期があります。
> 似ているところがあり親近感が湧きました。今年もよろしくお願いします!


Berryさんこんにちは。あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
先日はびっくりBBSにFM PORTレポを書き込みいただきありがとうございました。
あらららら、ひょっとして同じ出身大学ではないですか?(笑)
僕の場合は社会科の成績が壊滅的だったので、もう他に道が残されていなかったのです。
いいですねー、急行「小手先」ゆき。軽~いな響きですけど(笑)

> FM愛知のラジオ電話で聴けますね。089-941-8100で!
> 健一先生の出演は何時頃でしょうかね?楽しみです!


調べてみたらテレホンサービスを実施しているのはFM「愛媛」のようですね。
愛知と愛媛は字面がパッと見よく似ているので、僕も混同してしまうことがあります(笑)
「ムーンドッグ・アワー」は90分番組ですが、いっそ最初から最後まで先生出てたらいいのに。
というわけで、びっくり電話では番組を聴いた方からのご報告を心よりお待ちしております!



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趣味::将棋


加藤一二三先生

2008.01.09

加藤一二三先生

現役最古参棋士、加藤一二三(ひふみ)先生が監修した「将棋入門」をブックオフで購入。

加藤先生は14歳でプロデビューした史上初の中学生棋士で、神武以来の天才と呼ばれました。
(ちなみに史上2人目の中学生棋士は谷川浩司、3人目は羽生善治、4人目は渡辺明)
また数々の奇行が伝説化されていて、「加藤一二三九段伝説」なる素敵サイトまであります。

そんな加藤先生が子供向けに監修されたのがこの「将棋入門」。
さぁ、みんなもさっそく将棋の勉強をはじめましょう。

将棋入門 表紙 表紙です。

将棋入門 扉絵 扉絵です。

放送事故すれすれ 色々な意味でちょっとコワイです。


■ 1-2-3-4 Motorway/MOTORWORKS


> あけましておめでとうございます!
> 今年もひろニクルさんのHPにお世話になると思いますが宜しくお願いします♪
> 12/29ライブレポの
>
> >「歌うから微笑んで」と言われたから微笑まなくちゃいけないのです。
>
> に素晴しくウケました。こういうのがあるからひろニクルさんの文、好きなんですよね(笑)
> 私は初めて遠山さんを拝見したのですが、健一さんをじーっと見て音を合わせてる姿が印象的でした。
> まるで健一さんの女房だと思いました。
> Lazy~とBye Bye~、皆で合唱したのがとても楽しかったです。今年も楽しみですね!


あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
また、過分なるお褒めの言葉をいただきありがとうございます。
名曲の陰に遠山裕あり。おっしゃるとおり遠山さんは女房役でしょう。そしてときどき通訳(笑)
天才のアウトプットを絶妙にすくい上げて成形する達人であり、これまでの貢献度は計り知れませんよね。
Lazy Popsicle(ひとまとめにしてみた)で会場が一体となった場面は、当日のハイライトのひとつでした。
どちらの曲だったか忘れましたが、個人的には健一先生の「伝説の指差し」が生で見られて嬉しかったです。
そう、EQUINOXツアーのビデオを観ると「Motion Picture」あたりで客席に向かって連発している、あれです。

> 秀樹くんHPで健一先生のことが載ってました。
> 11/30 ありがとうございました。の文です。
> http://ameblo.jp/hideki-kurosawa


情報ありがとうございます。・・・他人行儀(笑)
「あんなに鳴り止まない熱烈なアンコールを受けたら、きっとまたライブをやろうと思うはずです」
という一文はとても秀樹くんっぽくて良いですね。

> いつのまにやらりにゅーあるしてる(笑)

きぶんてんかんです(笑)



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趣味::将棋


谷川浩司先生

2008.01.08

中学のとき、校内で開催された囲碁・将棋大会で優勝したひろニクルです。こんにちは。

優勝者には囲碁・将棋サークルの顧問の先生と対戦できるという全然嬉しくない権利が与えられ、
当時はそれなりに腕前に自信があった僕も、穴熊囲いを攻略できず先生に完敗してしまいました。
先生には負けたけど、きっといまの自分があのときの自分と対局しても絶対に勝てないと思います。

谷川浩司

僕の世代のカリスマ棋士といえば、羽生じゃなくて、絶対的に谷川浩司なんですよね。
谷川先生は21歳で最年少名人となり、以降通算5期名人位を獲得して十七世名人の権利を得ました。
羽生善治vs谷川浩司という天才同士の対局は泣く子も黙るゴールデンカードです。
ここ数年の戦績を見る限り、羽生が圧倒的に優位であることは否定できません(羽生の強さは異常)
でも谷川先生の中盤から終盤にかけての華麗な手筋(光速の寄せ)はまだまだ衰えていないし、
これからもきっと将棋ファンを魅了する名勝負を生み出してくれると確信しています。祈・名人復位!

一方「鈍足の寄せ」で名を馳せた僕は、そもそも体系的に将棋を勉強したことがなく、
祖父から初めてルールを教えてもらって以降、完全に独学で将棋を楽しんでいましたが、
高校入学を境に将棋への興味を失い、それ以来まったく駒と盤に触れることはありませんでした。

それがなぜか、この歳になって自分内に第2次将棋ブームが到来(笑)

しかも、絶好のタイミングで谷川先生のDVD発売記念トークライブがあるという情報を知り、
昼休みに紀伊国屋サザンシアターまで行ってチケットを買ってきました。サイン会もあるらしい。
憧れの先生とお話できる機会がこんなにすぐ訪れるとは、なんたる幸運!今月20日が楽しみです。

谷川浩司トークライブチケット


■ SEVENTEEN/L⇔R


> レポありがとうございます!お疲れさまです!
> その場の空気がよみがえってきますよ・・・楽しいライブでしたねぇ。うっとり。
> また2008年の活動も楽しみですね!


ありがとうございます。楽しいライブでしたね。29日は文句なしに昨年のベストライブでした。
本当は会場の熱気を真空パックでお届けできればいいんでしょうけど、僕の力ではそうもいかず。
今年もたくさん先生の歌声を聴きたいですね。とりあえずメモカ眺めて思い出に浸ります(笑)

> あけましておめでとうございます!山形の者です。
> 今年もこっそりのぞかせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします(笑)
> どうぞ、すばらしい年でありますように…。
> いやー。『年末歌い納め』、すごく豪華なセットリストですねぇ!さっすが歌い納め。
> あたしも健一さん弾き語りの「Younger Than Yesterday」聞きたかったっす(泣)
> 毎回レポートしてくださるひろりんさんに、感謝感激&脱帽です。


山形の者さん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
そろそろ「ひろりんさん」という響きにある種の郷愁すら感じるようになってきました(笑)
「Younger Than Yesterday」は凄かったです。どう凄かったのか言葉ではうまく説明できないのがもどかしいです。
歌い続けるということは、それまで創作してきた既成のものと積極的にバッティングせざるをえない構造になるので、
オリジナルバージョンとは異質の「リアリティ」をそこに生み出すことが要求されるんじゃないかと思うんです。
そういった意味では、この日披露された「Younger Than Yesterday」や「ブルーを撃ち抜いて」「Bye Bye Popsicle」などは、
現在の黒沢健一だからこそ可能な表現の奥行き、宇宙を感じさせる名演だったと断言できます。思い出してはうっとり。



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趣味::将棋


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