:: びっくり日記

世界のニュース

2007.04.09



きっと売り飛ばしてしまったに違いない。もったいないことをした。でも仕方ない。

と、もうすっかりあきらめていた、曽我部さんのシングル「世界のニュース」が見つかりましたっ!
会社で古い書類を投げ込んだまま放置していたダンボールを整理していたら、
SUPER BUTTER DOGやパーソンズ(笑)のCDと一緒に紛れ込んでいたのです。
見つけたときには思わず「うあっぷ!」と怪しい声を出してしまいました。

「世界のニュース」は一部のライブ会場とオフィシャルサイト等で販売されていた限定CD-Rで、
スタッフが1枚1枚パッケージのシール(歌詞カードも兼ねてます)を貼付して製作していたもの。
僕は下北沢のモナレコードで偶然手に入れました。
「世界のニュース」という曲はいまでもこのCDでしか聴くことができないんだけど、
その後、CDケースが製造中止になってしまい、やむなく廃盤になってしまいました。
詳しい経緯は曽我部さん本人が公式サイトで説明されています。

「なんで売っちまったんだよう。俺のカバカバカバ!」と心の中で悔し涙を流しつつ、
高騰するオークション価格を指を咥えて眺めていただけのひろニクルは、もう過去の人。

ぼかぁ、君を一生離さないぞ!いいだろう?


■ 世界のニュース/曽我部恵一



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音楽::曽我部恵一


メロディーは鳴り響く

2007.02.05



未聴だった曽我部さんのアルバム「Strawberry」を買ってきました。
これは、いい。本当に素晴らしいです。
サニーデイ・サービス時代も含めて、僕はこの作品が一番好きかもしれません。

1st、2ndソロで聴かれたメロウな音を期待して聴くと度肝抜かれます。
もちろん従来の系統の楽曲もきっちり収録されてはいるんだけど、音像はとてもラフ。
序盤3曲のザクザクっ!ガリガリっ!パキパキっ!とした疾走ロックが最高にクールです。
かと思えば、後半の「STARS」という曲は唐突にライブテイク。意味わかんない(笑)
このバージョンが“オリジナル”ということになるのでしょうか。なんかすごい。名曲だけど。

彼の歌には不思議な浸透力があるように思います。
優しく歌い上げるバラード。荒っぽくシャウトするロック。
1枚のアルバムがどんなに散漫で雑然とした内容であっても、
そこからはトータルな曽我部恵一としての調和性が響いてくるのです。
特にこの「Strawberry」における拡散⇔収斂の振り幅は尋常ではありません。

というわけで、まだ聴いていないアルバムは「ラブレター」と「ラブシティー」。
そこにはいったいどんなメロディーが鳴り響いているんでしょうか。

あ、それと。

枚数限定で発売された曽我部さんのCD「東京コンサート」ですが、
発売元のROSE RECORDSはすでに在庫なし、その他のネット通販もみんな品切状態です。
Amazonやオークションを覗いてみると、定価以上の値で売買されていてびっくり。
ディスクユニオン店頭にはまだ在庫ありますよ!(新宿・下北沢店は潤沢)
これ、本格的にプレミア化する前にぜひ押さえておくべき逸品ではないかと。
永遠のマスター・ピース「東京」の全曲再演ライブ。2100円です。


■ ストーミー/曽我部恵一



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音楽::曽我部恵一


CITY COUNTRY CITY

2007.01.28

♪放たれる矢のように~

朝から頭の中で、サニーデイ・サービスの「雨の土曜日」がエンドレスリピート。
今日は雨も降っていないし、そもそも日曜日だというのに。



脳内プレーヤーで延々と再生される「雨の土曜日」に耳を傾けつつ、
半蔵門の書店で曽我部さん表紙の「MUSIC MAGAZINE」2月号をようやく購入。

その後、下北沢に移動してCCCでランチを食べることに。

CCCといっても、TSUTAYAでおなじみのカルチュア・コンビニエンス・クラブではありません。
下北沢でCCCといえば、もちろん CITY COUNTRY CITY のことです。
曽我部さんとそのお友達が昨年オープンさせた、レコードも買えてコーヒーも飲めるお店。
以前から気になっていたものの、実際に入店したのは初めてでした。



ビルの入口でチラシを配っていたスタッフさんに案内され、エレベーターで4階へ。
店内に入ると、まずはレコード売場。曽我部さん直筆の推薦POPがあったりして見飽きない。
「お、曽我部さんってアイアン・メイデンも好きだったのかー」等、新たな発見も。

カフェはレコード売場の奥に併設されています。カウンター6席+テーブル4席=合計10席。
テーブル席では、メイデン好き(推定)の曽我部さんがご家族と一緒にお食事中でした。



ランチタイムのシェフは、ダブルオーテレサや曽我部恵一BANDのギタリスト、上野さん。
いただいたゴルゴンゾーラのペンネは、お世辞抜きにとてつもなく美味しかったです。
男前でギターも弾けて美味しい料理も作れるなんてちょっとずるい(笑)
食後のアップルチーズケーキも絶品。曽我部さんも追加で注文していましたよ。

座席数が少ないから時間帯によっては混雑しちゃうかもしれないけど、
レコード眺めながら時間つぶすこともできるし、下北沢に行ったら毎回立ち寄りたいくらい気に入ってしまいました。
レコード最高。パスタ美味。ケーキ絶品。何よりスタッフの皆さんが親切で居心地最高。やばいです。

あまりにも素晴らしかった先日の弾き語りライブの感動を、
チーズケーキ好き(推定)の曽我部さんに直接伝えることができたのも嬉しかったです。


■ ちょっとまってて/曽我部恵一



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音楽::曽我部恵一


曽我部恵一 独り会2007

2007.01.21

曽我部さんの弾き語りライブに行ってきました。

チケットはもちろん即日完売。バンド出演よりも弾き語りのほうが圧倒的に激戦なんですよね。
ありがたいことにTAKE-Cくんからお誘いいただきまして、ライブ初めは最高の夜になりました。ありがとー!

しかしある程度予想していたこととはいえ、なんと3部構成で合計4時間、50曲!
普段から曽我部ファンを自称する僕ですが、ライブを観るのは久しぶり。
Charaと一緒に出演した逗子イベント(2005年8月)以来です。
あのときもかなり長時間のライブだったけど、さすがに4時間はやらなかった(笑)

ステージ上の曽我部さんと僕らの席(2列目でした)の間はわずか3mほどで、
ギターを弾きながらリズムを取っている足踏みの音が聞こえるほど。

弾き語りというスタイルであらためて気付かされる声量。これはすごかったです。
そしてギタープレイもなかなか味わいんですよね。無骨でゴリゴリしてて男っぽい。
「あじさい」ではあまりの猛々しいプレイに、ギターが壊れるかと思いました。

実は曽我部さんのソロアルバム、すべて聴いているわけではありません。
タイミングが合わなかったのか、「STRAWBERRY」「ラブレター」あたりは抜けてます。
だから今日初めて聴く曲も多かったんだけど、何の違和感もなく心から楽しめました。
「シモーヌ」と「吉祥寺」にはやられた!本当に良い曲。CD買おう。
サニーデイ&曽我部さん特集の「ミュージック・マガジン」2月号も買おう。

「曲が出来て出来てしょうがない。いつか止まるかと思ったけど止まらない」というMCも。
安打量産といえば巨人の篠塚と広島の正田耕三ですが(古すぎ?)、
まさに曽我部さんはいま名曲の量産体制に入っているわけですね。

本日のハイライトはなんといっても第2部でした。
1997年にリリースされたサニーデイ・サービスの名盤、「愛と笑いの夜」の完全再現ライブ!
去年、同じくサニーデイの「東京」が発売10周年ということで再現ライブがあったんだけど、
いやーまさかこんな年頭から「愛と笑いの夜」再現を目撃できるとは思いませんでした。

サニーデイの最高傑作といえば一般的には「東京」が挙げられることが多いけど、
僕にとってのベスト・アルバムは、ずーっと変わらず「愛と笑いの夜」なのです。
装飾を極限まで削ぎ落とした弾き語りというスタイルだからこそ、
サニーデイ・サービス然とした「半径5mの日常感」がストレートに伝わってきたように思います。

それにしてもサニーデイ時代の曲をこれだけ惜しげもなく披露されると、
ROCK IN JAPAN FES 2002 で曽我部さんが「サマー・ソルジャー」を歌い始めた瞬間の、
あの「うおぉぉぉぉー!」といった感動はさすがになくなってくるけど(笑)

名曲とはいつになっても新鮮だし、常に現在進行形の優れた音楽性を持っているものだけど、
ときに作者が「命」を吹き込んであげることも必要ではないかなぁと思ったりします。
サニーデイ時代の傑作をいま再演することに、果たして曽我部さんは何を思い実践したのでしょう。

ブライアン・ウィルソンはビーチ・ボーイズの曲をどんどんやったらいいし、
黒沢健一はL⇔Rの曲を、曽我部恵一はサニーデイの曲をガンガン歌えばいい。
誰がなんと言おうと、それらの楽曲を生み出したのは紛れもなくあなた方なのです。
僕たちリスナーはときにわがままで、通り過ぎた残像の中に理想を求めてしまいがちです。
しかしそれはあくまで聴き手側の問題であって、作り手側の問題ではありません。
作者本人に歌い続けてもらえる名曲は本当に幸せだなぁ、とライブを観ながら僕は思ったのでした。

本日の「曽我部恵一 独り会2007」は、個人的に100点満点のライブだったのですが、
一番好きなソロ曲「真昼のできごと」を演奏してくれたので、もう350点くらいあげちゃうね(笑)

で、ふと思ったんだけど、発売10周年という区切りで順次再現ライブを行うということであれば、
今年中に「サニーデイ・サービス」アルバムも全曲演奏される可能性あり?やばいよやばいよー。

+ + + + +

◇当日の曽我部さん日記
http://www.sokabekeiichi.com/s_diary/?mon=200701&day=22
◇LOFTプラスワンブログ
http://shinjukuloft.com/blog/lpo/archives/200701/21-2317.php


■ 週末/サニーデイ・サービス


> >・Whenever You're On My Mind → LIME LIGHT
>
> おおお!!本当ですね!!(感激)
> マーシャル・クレンショーのベスト盤欲しいです。情報ありがとうございます♪
>
> あ。以前「Sights & Sounds of Summer」ネタでコメントした者です。ご無沙汰してました~。
> お役に立てたようで、嬉しいです(^^)


ご無沙汰しております。その節は大変お世話になりました。
マーシャル・クレンショウのベストは黒沢ミュージックとの関連性を抜きにしても、
とてつもなく純度の高いPOPSがめいっぱい収録されているので、心からおすすめです。
「Whenever You're On My Mind」と「Our Town」は、特に黒沢健一度が高いですね。・・・あれ?逆?(笑)
「LIME LIGHT」と「FAR EAST NETWORK」は、特にマーシャル・クレンショウ度が高いですね。



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音楽::曽我部恵一


曽我部恵一と鳩三郎

2005.08.23

曽我部恵一+CHARAのライブへ行ってきました。

会場は逗子。いやはや逗子を訪れるのは何年ぶりだろう。
以前、TAKE-Cとウクレレのイベントに参加したとき以来?

湘南新宿ラインに乗って片道1時間半の小旅行気分です。逗子駅から商店街を10分ほど歩いて砂浜へ。
会場となった海音(カノン)はライブハウスというよりも、おしゃれな海の家の片隅にステージ作りましたという印象。
もちろん足元は砂浜そのまんまです。そして演奏中でも、ザプーンと波が打ち寄せる音が聴こえるの。

まずは曽我部さんが30分ほど、次にCHARAが1時間、最後に再び曽我部さんが1時間ちょいというタイムテーブル。

曽我部さんのライブは「ふたり」からスタート。
「夏」や、サニーデイ・サービス時代の「彼岸行き」など、海や夏をテーマにした名曲を惜しみなく連発。
そしてそして、まさかの「サマー・ソルジャー」が!魔法のようなメロディーと歌声、そこに重なる波の音。
こんなに贅沢なシチュエーションなんてないですよ。

後半で圧巻だったのは「7月の宇宙遊泳」。
下北沢限定で発売された「sketch of shimokitazawa」に収録されている20分超の長尺曲で、生で聴くのは初めて。
いやー。もはやとんでもないことになってますよ。徐々に熱を帯びていく歌と演奏に鳥肌立ちっぱなしでした。
他にも「恋はいつも」、1stソロシングル「ギター」、大好きな「テレフォン・ラブ」あたりが聴けたのも嬉しかったなぁ。

当日の曽我部さん日記はこちら




鳩サブレーと、鳩三郎ですよ。
鳩三郎とは、豊島屋本店のみで限定発売されているキーホルダー。
本物そっくりで思わず食べてしまいたくなりそう。かわいい!
これを買うためにわざわざ鎌倉駅で途中下車した甲斐がありました。


■ おとなになんかならないで/曽我部恵一


> AIR兄さん、無事当選してました。とりあえず安心。。。

激戦だったクアトロも確保されたんですか?おめでとうございまーす!
僕はリキッドのみの参加になりますがラウド炸裂に備えて着替え持参で臨みたいと思います(笑)

> あはは、日本クロケン話ってなにー!?しかも再放送って。英語でクロケンとか(笑)
> 意味わかんないー!
> 健一さんお誕生日おめでとうございますですー。 37歳にはとても見えない若々しい外見・・・。
> いつまでもステキな歌声を届けて欲しいなぁ。


「渡る世間はクロケンばかり」も必見ですよ。
てか、いったいどんな世間だっつーの(笑)
たしかに先生は年々若返ってるような気がします。

> Inter FMで「黒沢健一さん、お誕生日おめでとうございます」
> というメッセージを読んでもらっちゃいましたよ~!
> 全国のリスナーに我らが黒沢健一先生のお誕生日をアピールしてしまった・・・。
> だって、音楽史上重要な日ですもんねー!?


おぉ、それは素晴らしいアピールでしたね。
小泉首相も郵政民営化に骨折る暇があるのなら、
いますぐ8月11日を国民の祝日にするべきだと思います(真顔)

> カブキの必殺技はトレースではなくトラースキック!
> しかも廻し蹴り系ではない!空手の横蹴りと同じ直線運動だ。しっかりしてや!
> ちなみに同じ技をショーン・マイケルズが行うと「スウィート・チン・ミュージック」と名称が変更する。
> プロレス好きの先輩より


あら、「トラース」でしたっけ?すみません、勘違いです。
ポーンと足を突き上げる動きは、たしかに直線運動・・・。
ご指摘ありがとうございました。カブキは奥が深い!(違)
それにしても、甘いアゴ音楽(直訳しすぎ)とは、いかにもアメリカ的な絶妙の言い回しですねぇ。



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音楽::曽我部恵一


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